2011/04/10 - 2011/04/10
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ドクターキムルさん
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鎌倉市山ノ内にある雲頂庵は臨済宗円覚寺派のお寺で円覚寺塔頭である。山号は大機山である。開創は文永年間から安正年間で1270年〜1300年頃とされる。開山は空山円印(大覚禪師蘭渓道隆の直弟)である。
雲頂菴はもと大覚派の寺、諸山長勝寺の開山塔頭であった。鎌倉幕府滅亡(1333年)後、政権を握った後醍醐天皇は、鎌倉の社寺の保護に努め、それまで所有して来た領地を安堵したので、雲頂菴も安泰であった。
室町時代に入り、長勝寺は次第に衰え やがて廃絶した。一方、雲頂菴は永亨の乱(1430年)前後には衰退しながらも命脈を保っていたところ、文明年間頃(1460年前後)から、主の関東管領上杉氏を抑えて台頭してきた長尾尾張守忠景(中興開基)、顕忠父子等の長尾氏がこれを再興し、大覚派の拠点として勢いを得た。円覚寺中にあった同じ大覚派の法珠院、龍隠庵と共に、円覚寺において中心的な役割を果たした。
雲頂庵は非公開の寺である。JR北鎌倉駅に近いが訪れる人もいない。しかし、桜の頃になると迷い込むように人足があるが、山門までで止まる。北鎌倉では平成になってから枝垂れ桜が植えられ、ここ雲頂庵と明月院は紅枝垂れ桜を楽しめるまでになった。円覚寺の馬道界隈にも最近になって枝垂れ桜が植えられたが、楽しめるようになるのは10数年後であろうか。
(表紙写真は雲頂庵本堂)
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「雲頂禅庵」の寺号標石と「慈母観世音菩薩」。線路沿いの三叉路にある。
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石段脇の紅枝垂れ桜。
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石段脇の紅枝垂れ桜。
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石段脇の紅枝垂れ桜。
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石段脇の紅枝垂れ桜。
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石段脇の紅枝垂れ桜。
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石段脇の紅枝垂れ桜。
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石段脇の紅枝垂れ桜。
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石段途中のトンネル。やぐらのようだ。
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石段途中のトンネル。
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トンネル内のやぐら。3つある。
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トンネル内のやぐら。
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トンネル内のやぐら。
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随道出口。八雲神社が見える。
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山門。鎌倉では珍しい檜皮葺きだ。
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山門の掛かる「大機山」の扁額。
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境内裏にも紅枝垂れ桜が見える。
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観音さま。
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裏山の紅枝垂れ桜。
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庫裡。
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玄関。
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裏山の紅枝垂れ桜。
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本堂。
「建長寺開山大覚禅師 蘭溪道隆の法の流れを汲む僧を大覚派の僧といい、大覚派の僧が開山となっている寺を大覚派の寺という。」とある。
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