江南の嘉興市・呉鎮古鎮・莫氏荘園

2009/07/15 - 2009/07/15

莫氏荘園
建設は光緒23年（1897年）に始まったが、3年の後に完工し、合計10万両の白銀を費やした。荘園の敷地は7ムー（ムー：土地面積の単位。1ムーは667平方メートル）であり、建物の面積は2,600平方メートルである。建物には70室あまりの部屋があり、主な構成は南北方向の建物三棟、東西方向の建物四棟からなっている。入り口、祖先を祭る御霊屋、帳場、仏堂、厨房、客間、書斎、寝室など一連の設備を備えている。よく保存された建築や、典型的な風格や、豊かな建造物などを持っているこの荘園は、江南では無二の荘園と言ってもよく、人々の注目を浴びている。1989年、浙江省の重点文物保護単位と嘉興市の観光名所に指定された。莫氏荘園はその建築の特徴を国内外の観光客に賞賛され、その独特な芸術的情緒は映画テレビ界を魅了した。1981年になってから、『紅楼夢』、『少林小子』、『家』、『春』、『秋』、『原野』を始めとする100セット以上の映画やドラマに映画撮影のロケーション地として選ばれた。
詳しくは「中国の風景１３０」をご覧下さい。
http://members3.jcom.home.ne.jp/masa-aze3377/htm/azemi130.htm

エリア 中国

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

八枚の竹の絵が並べられている。

西塘の近くにあります。

よく保存された建築や、典型的な風格や、豊かな建造物などを持っているこの荘園は、江南では無二の荘園と言ってもよく、人々の注目を浴びている。

荘園の敷地は7ムー（ムー：土地面積の単位。1ムーは667平方メートル）であり、建物の面積は2,600平方メートルである。高い塀で囲まれている。

何所までも続く高い塀で囲まれている。

建物には70室あまりの部屋があり、主な構成は南北方向の建物三棟、東西方向の建物四棟からなっている。入り口、祖先を祭る御霊屋、帳場、仏堂、厨房、客間、書斎、寝室など一連の設備を備えている。

寝室

雲浦草堂

中庭

東花園

厨房

祈堂

正堂

轎室

春暉堂

寝室

後花園

呉鎮（1280-1354）、浙江嘉興魏塘鎮の人。字は呉圭、号は梅花道人、または梅沙弥と自署した。詩文を著し草書を善くした。水墨画は山水と墨竹を得意とした。黄公望、倪瓚、王蒙と合わせて元四大家と称される。

仕官することなく、また元末四大家の他の三家と交わることも無く、一生を魏塘鎮で売画自給に費やした。隣家は職業画家･盛懋であったといい、その影響を想定する説もある。

「画山水は巨然を師とし、その臨摸と合作とは絶佳」と評せられ(夏文彦『図絵宝鑑』1365)、滋潤な水墨技法を駆使して空間･大気･光などのアトモスフィアの描写に優れ、江南山水画の最善の一面を継承した。また、墨竹を善くす。

地元の生んだ偉大な書家。

当時の嘉善県の城壁に囲まれた街。

元 呉鎮 　　双松図　　軸　絹本墨画　縦180cm　横111.4cm
二本の松の木が天を貫くかのように聳え立ち、その後ろにうねうねと後方に流れ行く渓流、幾つかの家屋が岸辺に散在し、奥行きのある空間が表現されている。画題は「双松図」だが、木の幹の様子から考えるに、呉鎮が描いたのは檜であろうと思われる。複雑に絡まる檜の枝に、李成、郭煕の趣が残されている。樹皮は披麻皴法により表現され、その筆法は董源、巨然によく似ている。斜面になった岸辺には「礬頭（水墨画に見られる結晶のような岩石）」が多く、これもまた董巨山水画の重要な特色の一つである。全体に筆力が強く墨色にも重みがあり、どこか明快で平淡な韻致がある。

早年は北宋名家の山水画をよく臨模し、50歳以降、しだいに画風が成熟した。左の款題に「泰定五年（1328）春二月清明節，為雷所尊師。呉鎮。」とあることから、呉鎮49歳の作品であることがわかり、伝世品中、年款が最も古い作品である。

号は梅花道人、または梅沙弥と自署した。

号は梅花道人、または梅沙弥と自署した。