2017/05/18 - 2017/05/29
550位(同エリア984件中)
ラブラーさん
5月23日(火):6日目
午前中は、成都市内の諸葛孔明ゆかりの地を観光(万里大橋、武侯詞)を見学後、午後は、綿陽へ移動。途中、羅江にて、諸葛孔明と並ぶ軍師・龍統の墓を見学後、金牛古道を歩く。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
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ホテル(芙蓉麗庭酒店)から、成都市内を望む。
下の赤い屋根は市場であった。 -
建設中のビルも多い。
以前は、ビル建設などで、足場は竹で組まれていたが、最近は鉄パイプになっていた。 -
別の角度から市内を望む。
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イチオシ
9時にホテルを出発し、成都観光に行く。
最初は、諸葛孔明の部下の費偉を呉に派遣した時に光明が彼を見送った場所、万里大橋を見学。
現在は、石の橋で上部には高速道路も作られていた。 -
川の水も濁り、あまり面影がありません。
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イチオシ
万里橋の由来が書いてあります。
「万里の道もこの橋より始まる」ことが橋の名の由来だそうです。 -
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すぐそばには船形をしたビルが建っています。
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三国聖地
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イチオシ
諸葛孔明を祀る武侯祠です。
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入場するのにだいぶ時間がかかっています。
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参拝者も多いようです。
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待ち時間に、この方(中国人)のグループの写真を撮ってほしいと私に言ってきました。言葉は分かりませんでしたが、写真を撮ってあげました。多分、同じニコンのカメラを持っていたので私に声をかけたのだと思います。美人なので、代わりに写真を撮らせていただきました。
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武侯祠の説明文。
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「明良千古」
ガイドさんが説明してくれましたが、意味を忘れました。 -
成都の武侯祠は、唐の詩人・杜甫の作った「蜀相」の詩の中に見られる。
静かな参道を進みます。 -
手前の堂には、関羽の像
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劉備玄徳の像が見られます。
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1番奥の祠堂には、中央に諸葛孔明、左に息子の贍(せん)、右に孫の尚(しょう)が並んでいる。
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左右の回廊には、左側に蜀の文人、右側に蜀の武将の像が14人ずつ並んでいた。
境内は混雑しており、現在でも諸葛孔明の人気のほどが伺える。 -
境内を出て、劉備玄徳のお墓(恵陵)に向う。
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皇帝の墓とあります。
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劉備玄徳のお墓です。
丸い形をして盛り土し、上には木が植わっている。
他のお墓も同じようでした。
劉備玄徳のお墓はあまり大きくはありませんでした。 -
錦里というショッピング街です。
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中は、沢山のお土産屋さんや食堂、屋台が出ています。
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結構にぎわっています。
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飴細工のお店。
日本にもありますね。 -
日本ではあまり見かけなくなりましたが、しんこ餅で動物等を作っています。 -
ここで、三国志演義と老子語録のトランプを買いました。
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この後、成都から約1時間半バスに揺られ、羅江に向う。
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諸葛孔明と並ぶ軍師・龍統(ほうとう)の墓を見学
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イチオシ
龍統(ほうとう)祠墓
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石畳の参道を歩いてお堂に向う。
ここは、参拝客がほとんどおらず、ひっそりとしていた。 -
途中、秦蜀金牛古道という石碑がありました。
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お堂
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イチオシ
龍統(ほうとう)祠墓
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三国志古戦場の地図。
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龍統(ほうとう)祠墓の反対側。
入口からはすぐの所にあるが、参拝するには、ぐるっと遠回りするようです。 -
金牛古道を歩いて、落鳳坡(らくほうは)まで約2kmを歩く。
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昔の金牛古道が整備されており、銅像などが建っている。
ここは、北伐する際に軍隊と物資を運んだ道です。 -
石畳の上を一輪車で移動したようです。
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石の上にその轍が残っています。
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イチオシ
轍が保存されています。
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当時の軍の移動状態が再現されているようです。
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途中、三国志とは関係ない、毛沢東革命の宣伝がありました。
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これは、紅衛兵が毛沢東の思想を強化するために幹部を収容した施設だそうです。
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成都からはこのバスで移動しています。
しかし、後で、トラブルに会ってしまいます。 -
写真の本は、下の資料の1、3、8.
(三国志の資料)
<三国志について>
三国志は、約1800年前の中国の時代のことで、紅巾の乱が起こった西暦184年から晋が天下を統一し魏・呉・蜀時代が終了した280年までの約100年間を指す場合と、魏・呉・蜀が成立した221年からの約60年間を指す場合がある。
三国志には、3世紀の西晋の陳寿が書いた歴史書、「正史三国志」と14世紀に羅貫中が書いた歴史小説、「三国志演義」がある。日本では、江戸時代に書かれた湖南文山訳の「通俗三国志」と初和の時代に書かれた吉川英治著の「三国志」があるが、これらは、「三国志演義」を土台にしたものである。
<三国志のあらすじ>
西暦180年頃、豪族の土地占有や飢餓などで、農民たちの生活は苦しい状況であった。そのような時、184年に張角が新興宗教・太平道を創設し、信者を集め「蒼天すでに死す、黄天まさに立つべし」というスローガンを立て、漢に宣戦布告し、信者は黄色い頭布を巻いて暴徒化し、いわゆる黄巾の乱が起こった。漢は、反乱軍の鎮圧に討伐軍を結成し、後の三国志に登場する曹操や劉備もこの討伐軍に参加した。185年に張角が病死すると、反乱は鎮圧され、漢の時代から軍雄割拠の時代へと移って行った。
紅巾の乱の後、董卓は首都洛陽に入り、幼い献帝を擁立した。これに反対する袁招や袁術らは、反董卓の連合軍を作ると、190年に董卓は洛陽に火を放ち、長安(現在の西安)に遷都した。
191年に董卓軍と反董卓軍は虎牢関で戦い、192年に、王允と呂布は董卓を殺害した(連環の計)。董卓が殺害されると、連合軍は解散し、群雄割拠となる。
198年、呂布が刑死し、199年、袁術病死、200年に曹操と袁招の官渡の戦いが有り、少数の曹操が大勝利を挙げる。202年、袁招が死亡し、袁氏一族は滅亡した。
この間、紅巾の乱が起こった時、劉備は、関羽、張飛と出あい、「桃園の契り」を結び、義兄弟となり、これからの三国志を面白くしていくことになる。しかし、劉備らは、根拠地を持たないため、いろいろな武将の下で働くが、成功せず、劉張のいる荊州(現在の湖北省、襄樊市)に落ちのびた。207年、荊州の隆中には、諸葛孔明や龍統(ほうとう)士元らがおり、劉備は三顧の礼を尽くして、諸葛孔明を部下として迎えた。この時、孔明は、「天下三分策」を説いたとされる。
208年、劉表が病死し、後継ぎの劉宗は曹操に降伏し、劉備は長阪の戦いで大敗する。劉備は、孔明及び孫権の武将、周瑜・魯粛(ろしゅく)の策によって、劉備と孫権の同盟が成功する。華北を統一した曹操は、天下統一を夢見て大軍を率いて南下するが、赤壁の戦いで大敗し、魏に逃げ帰る。この時、関羽の軍に見つかってしまうが、関羽は一時曹操の下で庇護を受けていたため、見逃してしまう。209年に、劉備は、孫権の妹と結婚する。210年、呉の将軍、周瑜が若くして病死する。214年に劉備の軍師、龍統(ほうとう)が劉備の身代わりで戦死し、劉備は益州(蜀)を制圧した。216年に、曹操は魏王になり、219年、劉備は漢中王と称し、221年に蜀漢を建国した。また、219年には、関羽が荊州で、曹仁、呂蒙らとの戦いで負け、殺されてしまう。その時の首が魏の曹操に送られたが、曹操は、非常に悲しみ手厚く葬ったそうである。
220年に曹操が病死し、曹丕(そうひ)が劉協(献帝)から禅譲され、魏帝国を建国した。221年に孫権が呉王になり、これで、「天下三分策」の三国が成立した。
この年、張飛は、部下に暗殺されてしまう。222年、関羽を殺された劉備は、孔明から忠言を聞かず、「桃園の契り」を守り、関羽の敵を討つため、呉に出兵し孫権の陸遜と戦う(夷陵の戦い)が大敗し、白帝城に戻るが、223年に劉備は病死し、息子の劉禅が即位する。
225年、魏を攻める前に、南の蛮族を制圧するために諸葛孔明は南征を行う。
227年、蜀の諸葛孔明は第一次北伐を行う。228年第二次北伐(街亭の戦い)、229年第三次北伐、超雲病死、231年第四次北伐、234年第五次北伐(五丈原の戦い)で、諸葛孔明急死、238年、日本の卑弥呼が、魏に朝貢(魏志倭人伝)、247年蜀、北伐を再開、255年蜀、北伐、257年蜀、北伐、263年、蜀漢滅亡、265年、曹奐(元帝)、司馬炎に禅譲。晋帝国建国。280年、呉の孫皓が晋に降伏。晋が天下を統一し、三国時代が終わる。
<三国志のビデオ及び参考書>
<ビデオ・DVD>
1. 守屋 洋監修:三国志演技(ビデオ)、中国中央電視台製作
2. 三国志ノーカット版84集(上記のノーカット版):東京カルチャーセンター
3. 三国志、DVD&データファイル:講談社
4. 横山光輝:三国志(漫画)、㈱光プロダクション、販売元:紀伊国屋書店
5.ジョン・ウー版:レッドクリフ(講談社)⇒映画
<本>
1. 人物 中国の歴史5、三国志の世界:集英社、1981年
2. 渡辺精一:三国志人物事典、講談社、1989年
3. 庄威著、岡田陽一訳:三国志、三一書房、1990年
4. 殷占堂編書、施勝辰画:三国志(中国伝説の中の英傑):岩崎美術社、1999年
5. 桐野作人:破・三国志(1)、学習研究社、1995年
6. 桐野作人:破・三国志(2)、学習研究社、1995年
7. 桐野作人:破・三国志(3)、学習研究社、1995年
8. 三好 徹著、村上 豊画:興亡三国志(1)集英社、1989年
9. 別冊宝島編集部編:あらすじで読む三国志、宝島社、2008年
10. 加来耕三著、横山光輝画:三国志裏読み人間学、実業之日本社、1994年
11. 渡辺精一監修:1冊でわかる イラストでわかる図解 三国志、成美堂出版、2010年
12.歴史人別冊:三国志の真実、KKベストシリーズ、2011年
13.原 虎彦著、横山光輝画:超意訳三国志、宝島社、2015年
14.狩野直禎:60分で名著解読 三国志:日本経済新聞社、2016年
15.井波律子:史記・三国志英雄列伝、潮出版社、2015年
16.守屋 洋:三国志の英雄実説 諸葛孔明、PHP研究所、1991年
17.寺尾善雄:諸葛孔明の生涯、旺文社、1983年
18.中村 愿:三国志曹操伝、新人物往来社、2007年
19.坂口和澄:三国志検定、青春出版社、2006年
20.内田重久:それからの三国志(上)、文芸社文庫、2011年
21. 内田重久:それからの三国志(下)、文芸社文庫、2011年
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