2010/12/05 - 2010/12/05
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ドクターキムルさん
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鎌倉市大町松葉が谷にある妙法寺は日蓮宗のお寺で楞厳山妙法寺という。厳山妙法寺は「鎌倉の苔寺」と呼ばれている。建長5年(1253年)に安房から鎌倉に入った日蓮上人がここ松葉が谷に来て初めて草庵を結んだ所の一つと言われている。はじめ松葉谷御小庵と称しのち法華堂と号した。
裏山山頂に大塔官護良親王の墓があるのは、御子の日叡上人が寺に入られ、延文2年(1357年)に松葉谷御小庵の跡に堂塔伽藍を復興し、山頂に、父宮母宮の墓を建てその冥福を祈ったからである。この後は法華堂と号した。護良親王墓は近世になって鎌倉宮から奥に入った山の長い階段を上った山頂に営まれている。
妙法寺は雨天時には公開されず、三脚・一脚の使用が禁じられている。鎌倉の寺でも訪れる人は少なく、日に数人、多くても50人は越えないくらいだろうか。何時いっても静寂を保っている。鎌倉では一番落ち着いた寺かも知れない。
そんなお寺にも災害が襲う。先日の師走の嵐で屋根が飛ばされたのだ。読売新聞のonlineに捲れた屋根の写真が載り、鎌倉市の寺上空からとしか記されてはいなかったがすぐに分かった。鎌倉の寺で屋根に赤錆が出ているのはここ妙法寺だけだからだ。果たして、妙法寺は公開中止になっていた。心配して訪れる人が多くいた。近くの新築の家の屋根瓦もやられている。また、民家の立派は防風林もその役目を果たして何本も倒れていた。
春3月の嵐での鶴岡八幡宮のご神木の大銀杏の木の倒木といい、師走のこの竜巻といい、古都鎌倉も災難続きの一年だった。
(表紙写真は妙法寺本堂の屋根)
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