2010/08/29 - 2010/08/31
3233位(同エリア12011件中)
mingさん
上海蟹に雑技団、上海万博や体型が変形したドラえもん。濃厚な3日間の中でも強烈なインパクトを残したのは、肉汁が飛び出すあつあつの焼き小龍包だったかもしれない。
【生活費】3万円
【飛行機】7万円
【通貨単位】1元=15円
【英語通用度】8人に1人
【旅程】3日間
8/29上海
8/30上海
8/31上海万博→帰国
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- 中国国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
(1)『リニアで市街地へ』
8/29 10:30上海浦東(プドン)国際空港に到着した。リニアが空港に直結しており(50元=750円)、宿泊する南京東路駅へと向かった。
リニアは最速431km/hに達するとのことであったが、昼のダイヤの混み合った時間帯ではなかったため、330km/h止まりで残念であった。 -
(2)『南京東路に到着』
リニアを龍陽路駅で乗り換え、南京東路駅に到着した。
南京東路はナンジンドンルーと発音する。中国語は微妙に表記も異なり、音読みでも通じないため、英語より厄介であった。
南京東路は歩行者天国となっており、19世紀に開発された上海で最も古い繁華街である。 -
(3)『南京飯店』
11:30 南京東路駅の南京飯店(=ホテル)に到着した。1泊500元(=7500円)は、繁華街に近く交通の便がよいことからリーズナブルな値段であった。 -
(4)『上海蟹ランチ』
13:00 ホテルから10分ほど歩き、成隆行蟹王府でランチをとることにした。大閘蟹(蒸し上海蟹:180元=2700円)と蟹みそ入り豚肉団子(28元=420円)を注文した。
蟹は横に15cmほどあり、蟹みそは味が薄めであったが、ハサミや腕のカニ肉は引き締まってほんのり甘く、「昼から贅沢だな。」と独り言を言いつつ上海蟹を頬張った。 -
(5)『豫園』
16:00 豫園に到着した。池を囲んだ庭園と明・清時代の街並みが残る美しいエリアである。
しばらくすると、小雨が降り始めた。庭園もしっとりとした景色に変わっていった。
雨宿りを兼ねて、小龍包で有名な南翔饅頭店に並ぶことにした。12元(=180円)で小龍包が16個もつく激安人気店であった。
厨房では、大型の蒸し器で500個近くの小龍包を蒸しても、それ以上の行列でいつしか長蛇の列となっていた。 -
(6)『フィギュアショップ』
グルメやショッピングだけでなく、自分そっくりなフィギュアを作る店から怪しいアンティークショップまで、色んなものを飲み込んだ中国らしい街であった。 -
(7)『焼き小龍包の衝撃』
8/30 10:00南京西路駅にある小楊生煎館で朝食をとることにした。4個で5元(=75円)と軽く見ていたが、衝撃とともに中華料理の奥の深さを知ることとなった。焼き小龍包はいちご大福ほどの大きさで、中にはあふれんばかりの肉汁が詰まっていた。
安易に一口噛むと肉汁が飛び出し、「安いからといって甘く見ていたな!」と小龍包がこちらの心を見透かしたように、熱い肉汁を顔にかけてきた。
なぜもっと早く来なかったと後悔しつつ、2日で3回も焼き小龍包を食べに通った。 -
(8)『水郷七宝』
12:00 南京西路から1時間ほどで七宝駅に到着した。
駅から10分ほど歩くと、10世紀の北宋時代へと風景は一変した。ゆったりとした運河の流れのように、とてものんびりとした時間が流れていた。 -
(9)『手漕ぎ舟』
しばらく散歩をした後、小舟(10元=150円)に乗ってみることにした。
70歳ほどのおばあちゃんが、手慣れた様子で舟を漕いでいた。出店で軽食をつまんだり、足浴などでのんびりと2時間ほど過ごした。 -
(10)『雲峰劇院』
19:00 上海雑技を見るため静安寺駅の雲峰劇院に到着した。チケットは200元(=3000円)で前方の右側の席であった。メインのバイク5台が球体の中を同時に走るショーは圧巻であった。 -
(11)『雑技団の団員たち』
中でも印象的だったのが、椅子を斜めに10脚ほど積み、さらにその上で6人が逆立ちするショーでのワンシーンであった。それまで何のためらいも見せなかった団員が、逆立ちを躊躇するシーンがあった。練習によって壁をいくつも超えてきたはずだが、恐怖心という壁がふと現われ、「がんばれ!」と場内に一体感が生まれ、その人間臭さにショー以上のものが見れた気がした。 -
(12)『中国版ドラえもんに遭遇』
8/31 9:30 万博会場に到着した。平日ということもあり、心配していた当日券(160元=2400円)もあっさりと買えた。
万博内を移動していると、中国で進化を遂げた彼に遭遇した。すっかり体型が変わってしまったが、おばさんに背負われ幅広い人気は健在であった。 -
(13)『中国パビリオン』
朝一番であったため中国館にも並ばずに入ることができた。中国館は王冠をイメージしたデザインで、どこにいても美しい外観は際立っていた。 -
(14)『北朝鮮パビリオン』
日本で話題となった北朝鮮パビリオンを発見した。行列もなく、立ち寄ってみることにした。 -
(15)『極秘入国』
パビリオン館内は非常にシンプルな造りで、5分もたたずに通り抜けてしまった。出口で北朝鮮パビリオンのスタンプを自分のパスポートに押し、秘境北朝鮮にひっそりと入国した気分になった。 -
(16)『帰国』
中国館で民族衣装を着た舞のイベントが始まった。中国の弦楽器の音楽に合わせたきれいな舞は大勢の観衆を魅了していた。
4時間の万博滞在の後、帰りの路店でピンクの海宝(ハイパオ)を発見した。青色しか存在しないはずだが、自国のキャラクターさえもパクるバイタリティには笑うしかなった。
濃厚だった上海旅行の主人公は万博でも蟹でも雑技団でもなく、強烈なインパクトを残した焼き小龍包だったかもしれない。
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