2009/09/21 - 2009/09/23
45位(同エリア85件中)
mingさん
世界最高地点を通る青蔵鉄道の起点として西寧の街に立ち寄った。タール寺や駅の待合室では、それまでの中国とは異なるチベットという独自の文化が存在していることを実感した。
【生活費】16万円
【飛行機】14万円
【通貨単位】1元=15円
【英語通用度】8人に1人
【旅程】10日間
9/18北京
9/19北京
9/20北京→天津
9/21北京→西寧
9/22西寧→青蔵鉄道
9/23青蔵鉄道→ラサ
9/24ラサ
9/25ラサ
9/26ラサ→成都→北京
9/27帰国
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- 中国国際航空
-
(1)『西寧に到着』
9/21 18:30西寧曹家堡空港に到着した。宿泊するホテルは西寧駅の近くという情報をもとにリムジンバス(21元=315円)で市街地へと向かった。
車内のアナウンスは当然のごとく中国語オンリーであった。地図を見て七十一路が西寧駅の近くであったので、景色とだいたいの感覚でとりあえずバスを降ることにした。降り際、運転手に覚えたての中国語で「シーニン・ター(西寧駅の近くか)?」と尋ねると、
「そうだ。」との返答であったので、そこから徒歩でホテルを探すことにした。 -
(2)『建国賓館』
西寧まで来ると道端ではほとんど英語が通じなかった。困った末、大きなホテルのフロントなら英語が通じると思い、「Jianguo International Hotel Qinghaiはどこですか?」と尋ねると、
「この住所は斜め前のホテルではないか?」との返答でようやくホテルに辿り着いた。
結局、建国賓館(青海汒通建国酒店)であったが、1泊443元(=6630円)のとは思えないほど豪華な部屋であった。 -
(3)『馬忠飯店』
20:00に夕食を食べに、繁華街の西大街へとタクシーで向かった。さすがに夜遅いため、店はほとんど閉まっていた。南大街の通りにあった馬忠飯店で夕食をとることにした。
馬忠飯店も例に漏れず、英語が通じなかった。紙とペンを出し、「推薦鍋?」と筆談で店員に尋ねた。
その返答は「清淡?微辣?」と辛いか辛くないか?であったので、店員の薦めで、コンソメの薄味っぽい紅夢卜炖牛肉28元(=420円)と菊の花が入った菊花茶2元(=30円)と米飯2元(=30円)を注文した。
注文だけで10分ほどかかったが、清淡味だけあってあっさりした味で食べやすかった。 -
(4)『朝食バイキング』
9/22 8:00に起床し、朝食を食べに行った。朝食はバイキングで、思った以上に豪華で驚いた。小龍包、中国粥、クラゲと中国なので当たり前ではあるが、中華料理のオンパレードであった。 -
(5)『タール寺に到着』
9/21 10:00にタクシーでホテルを出発した。値段交渉の末、行きは70元(=1050円)であったが、帰りは複数の運転手を値切り50元(=750円)であった。
30分かかり、ターアルスー(タール寺)のある湟中に到着した。
タール寺は、チベット仏教の約9割の信者を持つゲルク派の開祖ツォンカパの生地に建てられた寺院であった。熱心なゲルク派の信者と観光客で、タール寺と小さな街は賑わっていた。 -
(6)『大経堂』
入場料80元(=1200円)を払い、入口から中央の通路に沿って寺を散策した。
大経堂では初めて見る五体投地に、チベット仏教の信者の熱心さと同時に日本と同じ仏教であることに少々戸惑った。 -
(7)『酥油花館』
一番奥にある酥油花館には、タール寺で一番有名なバター彫刻が縦3メートル×横5メートルあるケースいっぱいに展示されていた。 -
(8)『王府井百貨店』
14:00に西寧に戻り、チベット行きの鉄道チケットと入域許可証を受け取るため銀龍飯店に向かった。ロビーで待っていると、1人の中国人が声をかけてきた。
パスポートを見せると、入域許可証のFAXと「蘭州→拉薩」の鉄道チケットを渡された。
「鉄道の乗車区間は、西寧→拉薩だがこのチケットで大丈夫か?」と尋ねると、怪しげな中国人は携帯電話を出し、日本人スタッフと話した後ようやく納得してチケットを受け取った。
近くの王府井百貨店で、電車で食べるカップラーメンと月餅を買い、発車時間まで西大街を散策することにした。 -
(9)『巴蜀人家』
15:00に西大街にあった巴蜀人家で昼食をとることにした。遅い時間ということもあり、店員は全員仲良く昼のドラマに見入っていた。
メニューが中国語表記のみであったため、無難にホイコーロー18元(=270円)とチンゲンサイ12元(=180円)とチャーハン16元(=240円)を注文した。
ホイコーローはどこの店でも味が安定しており、メニューに写真がない時の切り札として重宝した。 -
(10)『西寧駅到着』
16:00に旅のクライマックスである青蔵(チンツァン)鉄道のスタート地点に到着した。
青蔵鉄道は06年7月に開通し、西寧からラサまでの全長2000kmを24時間かけて、チベット高原の雄大な景色を楽しめるのも魅力の一つであった。09年の時点でペルー鉄道の4319mを超し、鉄道では世界最高地点の標高5072mを走る鉄道でもあった。 -
(11)『待合室』
18:08の出発時間が近づくにつれ、乗客が次第に集まり始めた。観光の中国人や巡礼のチベット人と目的はいろいろであった。
待合室では、チベットの民族衣装を着た家族連れや故郷に帰る人がたくさんいて、一足先にチベットの雰囲気を味わうことができた。
また、隣に座っていた中国人の姉妹は、226元(=3390円)の硬座(観光バスの座席程度)で24時間かけてラサに行くとのことで、「大変な旅ですね。」と人ごとながら思った。 -
(12)『西寧駅出発』
18:40に30分遅れて電車が出発した。
飛行機も電車もよく遅れたが、「北京西→拉薩」の看板を見て、「まる1日かけて北京から来たのなら仕方ないか。」と広いからか大ざっぱから来るのかわからないが、中国の時間の流れ方にもようやく慣れてきた。 -
(13)『軟座席』
軟座席は2段ベッドが向かい合っているが、思ったよりはきれいな客室で安心した。
遅れて中国人が2人入ってきたが、すぐに寝てしまったため我々も20時頃に寝ることにした。 -
(14)『車窓からの日の出』
日が変わり、9/23 4:30にゴルムド駅で同室の中国人が下車していった。同時に目が覚めてしまい車窓を眺めていると、無数の星が輝いていた。
標高3000m近くあり、手の届きそうな所にあるオリオン座や山の頂上に時々隠れるほど低い位置にあるシリウスなど、横になりながら天然のプラネタリウムを楽しんだ。 -
(15)『食堂車』
8:00に朝食をとることにした。お粥と肉饅頭で10元(=150円)は良心価格であった。
同時に標高4000mを超え、高山病で頭がボーっとしてきたのでバファリンを飲んで部屋でのんびりすることにした。 -
(16)『車窓のパノラマ風景』
飛行機の技術で列車内の気圧を安定に保っているとあったが、トイレの小窓が常時開いており、確実に車内の気圧は低くなっていた。
チベット高原では雲の位置が低く感じられ、飛行機に乗っているような不思議な感覚でった。 -
(17)『タンラ山』
11:30に車内アナウンスが流れ、鉄道最高点の標高5072mを通過した。
ちょうどお腹も空いた頃なので、西寧で調達したカップ麺を食べることにした。本場のラーメンで期待したが、味は至って普通であった。
「中国人が日本に来てラーメンを食べると、その味に皆感動して帰っていく。」という話を思い出したが、その真意がようやくわかった気がした。 -
(18)『ナツォ湖』
14:30にナツォ湖を通過するとのアナウンスが入った。
あふれんばかりの湖は、線路から手の届きそうな所まで迫っていた。
この頃は疲れもあり鼻から酸素を吸引し、意識も朦朧としながら、ナツォ湖を眺めたことを記憶している。 -
(19)『草原の集落』
16:00に当雄駅を過ぎた頃から、ラサに近づくにつれ遊牧生活をしているテントや集落が少しづつ増えてきた。
「こんな人里離れた所でどうやって生活するんだ?」と車窓を眺めながら勝手に想像をしていた。 -
(20)『ラサ駅に到着』
17:50に23時間かけ、高山病でクラクラになりながらやっとの思いでラサ駅に到着した。
駅で日本から手配した中国人のガイドと合流した。このガイド制度は、本によっては「現地のチベット人と外国人が接触しないように行動を監視するための制度」と書かれていたが、担当のガイドは日本語がペラペラで、チベットの文化もかなり勉強しており安心した。
とりあえず、長旅の疲れを癒すためラサのホテルへと直行することにした。
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