太平 Taiping -マレー半島の旅-

2010/04/22 - 2010/04/23

イポーと並ぶ華人の町、タイピン。

1862年、吉利包 Kliang Pau と呼ばれていたこの町で、広東人の義興党と客家の海山党の間に錫の鉱区をめぐる激しい械闘（中国人の部族間の衝突）が行われ、やっと終結した1874年に平和を願って「太平」という名がつけられたという。公園にあるいくつかの湖は、かつての錫の採掘跡らしい。

華人の町に行きたいならイポーだけでも十分楽しめるし、両方に行くのは少し欲張りだったかもしれないが、街はもちろんイポーの延長ではなく、独自の表情をもっている。
イポーでは沙河粉が名物だったが、こちらでは炒粿條の屋台が多い。
バスターミナルのある Kamunting Raya は街の中心から遠いので、そこから赤いローカルバスに乗って行くしかない。

ところでこのタイピン、マレーシアでも最も多い降雨量ということで雨城という別名があるらしく...

エリア その他の都市(マレーシア)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 3.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: ユナイテッド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

太平徳教会紫平閣

Taiping Chinese Methodist Church

Taiping Clock Tower

霹靂嘉應會館

タイピン市役所

中心部にあるフードコート。こちらはいたって中国人の屋台街。

同じ通りを逆側から見ると、マレー人の屋台街に見える。

Ais Kacang
これはもうすごい。

龍眼水

炒粿條
見た目よりははるかに美味しい。

北京酒店

Pejabat Daerah dan Tanah Larut, Matang dan Selama

もう注文した時点で雲行きが怪しい

焼汁鶏肉飯

雨が降ってきたので退散

この地の「スコール」に関して、おそらく日本の「どしゃ降り」は何の参考にもならない。
強い雨に家の軒先で動けなくなり、せめて向かいのカフェまで行こうと一歩目を踏み出したとたん足首がとっぷりと浸かり、向かいに辿り着くまでの僅か数秒でカフェに入るどころではないほど全身ずぶ濡れに。
雨が弱まり再び宿を目指すと、高い建物がない住宅地で周囲に雷が落ち始め、命の危険を感じて中腰のまま逃げ回った。

Masjid Melayu

Taiping Tamil school

タイピン駅。本数も少なく駅員も見当たらないので再びバスで行くことにした。