2009/11/15 - 2009/11/15
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旅人のくまさんさん
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尾張徳川家時代の四観音は次の四つです。その内の笠寺観音の紹介です。いずれのお寺も、開基から千数百年以上を経た古刹です。徳川家康が名古屋城の築城に際し、城から見て鬼門の方角にある四寺を鎮護として定めたのが始まりとされます。
なお、大須観音も有名ですが、江戸時代初期に家康の命により美濃から現在地に移転した比較的新しい寺であり、四観音には列しません。尾張四観音プラスαの旅行記の一覧を記しておきます。
○笠寺観音(名古屋市南区):この旅行記です。
http://4travel.jp/traveler/tabitonokumasan/album/10400293/
○荒子観音(名古屋市中川区)
http://4travel.jp/traveler/tabitonokumasan/album/10400345/
○甚目寺観音(海部郡甚目寺町)
http://4travel.jp/traveler/tabitonokumasan/album/10400360/
○龍泉寺観音(名古屋市守山区)
http://4travel.jp/traveler/tabitonokumasan/album/10401817/
○プラスα:大須観音(名古屋市中区)
http://4travel.jp/traveler/tabitonokumasan/album/10400339/
- 交通手段
- 私鉄
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笠寺観音の最寄駅は名鉄か座で羅駅化、地下鉄の桜本町駅です。往きは地下鉄にしました。八事駅で乗り換え、到着した桜本町駅です。この地図には笠寺観音は記されていません。
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地下鉄の桜本町駅の構内です。笠寺観音まではバスが出ていることを確認していましたので、バス停を探すことにしました。
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八事駅から桜本町駅までは桜通り線を利用し、新瑞橋駅で乗り換えました。新瑞橋駅からは、一つ目の駅でした。
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最寄りのバス停龍署です。運行ルートとダイヤが記されていました。本数が1時間に1本でしたから、歩くことにしました。1キロほどの距離です。
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こちらは歩き始めてから、途中で見かけた案内標識です。左向きの矢印で笠寺観音がありました。
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環状線と呼ばれている通りの街角光景です。交差点の植樹帯を利用したモニュメントがありました。
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笠寺商店街の光景です。地元の方には申し訳ない表現ですが、江戸時代か戦前までは賑わったことでしょうが、今は寂れた町になりました。
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こちらは南側に回り込んで仁王門がある入口です。通称、笠寺観音の正式名称『天林山笠覆寺』の文字が刻まれた大きな石標がありました。
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イチオシ
山門の光景です。池に架かる橋を渡った場所に仁王門がありました。こちらは後ほど紹介します。
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前方に笠寺観音の西の門が見えてきました。紋の入口には、笠寺観のシンボルマークの笠が染め抜かれた赤い暖簾がありました。
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イチオシ
何本も立っていた笠寺観世音の石標です。右は四国札所の文字が上にあるようです。
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同じく、門前の石碑の光景です。一番右の石碑には『尾張四観音之一』の文字があります。
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『六道救生・六地蔵』の石碑がありました。西側の入口を入った右手、すぐの場所です。
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イチオシ
六地蔵様のアップ光景です。六角柱の各面にレリーフで彫り込まれたお地蔵様でした。六道とは、地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間道と天道です。六地蔵とは、それぞれに現れて、衆生の苦しみを救う六体の地蔵菩薩とされます。
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笠寺・役行者の新しい石碑が建てられた古いお堂です。役行者は役小角とも呼ばれ、『続日本紀』に記された実在の呪術者のようです。しかし、後代多くの伝説が付加されたようです。修験道の開祖とも称されます。
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笠寺観音の中の東西の通りです。石畳になっていました。
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西側の入口から入って右手にあった多宝塔です。その相輪のズームアップ光景です。
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同じく多宝塔のアップ光景です。創建は天平5年(733年)、善光上人による開基とされます。
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多宝塔の中間部分のズームアップ光景です。円筒形の部分は、鳥害を防ぐためでしょうか、緑のネットで覆われていました。
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多宝塔の一階部分のアップ光景です。立入ることは出来ませんでした。
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『春雨塚・芭蕉』の真新しい石碑が傍らにありました。『笠寺やもらぬ岩屋も春の雨』の芭蕉句碑です。下里知足の依頼で書き送った笠寺奉納の句とされます。
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数多くの文字が刻まれていますが、判読できないほどに風化しています。連歌の句碑でしょうか。
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二句が刻まれた句碑です。文字の判読には時間がかかりそうです。左の句は『大・の初年めでて・・雨』らしい文字が拾い読みできます。
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『巴山碑』とだけ刻まれた石碑です。巴山は、三河地方や中国四川省にもある山ですが、この碑との関係は分かりません。
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文字らしいものは全く見えません。もしかしたら裏側を撮影しました。石碑ではなく地蔵尊だったかも知れません。
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文字らしい物がいくつか見えますが、判読は全く出来ません。?落するように風化した石碑です。
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右の列から読んで、『死生仏家、若有応随、阿鼻地獄、若於此塔』らしい16文字です。
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句碑の近くに建っていた石灯篭です。左手に小さな巴山碑が見えます。
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斜め前から見上げた多宝塔の光景です。芭蕉の句碑は、この多宝塔の脇に建っていました。
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芭蕉句碑等が建っていた一角の光景です。土台部分を作り直して修復されたようです。
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