2007秋、ギリシャ・エジプト旅行記(36/36：補遺)：ギリシャ国立考古学博物館(5)：青銅器

2007/11/29 - 2007/12/06

ギリシャ国立考古学博物館の展示品紹介の続きです。青銅器時代の展示品等の紹介です。(ウィキペディア、ワールドガイド・エジプト＆ギリシャ・エーゲ海)

エリア アテネ(ギリシャ)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: エジプト航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

Athena Promachosの小彫像
青銅器時代
紀元前5世紀初頭
北東Peloponnesian工房で製作

アテナ神は、ギリシャ神話の知恵と戦いの女神です。ヘーシオドスが著した『神統記』では、アテナはゼウスの頭頂部から鎧を纏った姿で出現したとされます。

長い飾りを付けた兜です。女性像ですから、これもアテナ神でしょうか。ゼウスの娘で、12神の1人に数えられます。

羽根のように曲がった大きな兜を被り、手には剣を持ったアテナ神です。ガラス越で、随分とピンボケ写真になりました。

いくつかをアップして紹介したアテネ神です。小さな青銅像が殆んどでした。

小さな青銅品緒展示状況です。パルテノン神殿はアテナ神を祀っています。アテナ神が多く展示されているのは、そのためでしょうか。

フルート奏者の小彫像
青銅器時代
紀元前525-550年頃
楽器は失われていますが、フルート奏者の彫像です。

Bronze atatute of a youth.
Early Roman period.
紀元前4-3世紀
初期ローマ時代のブロンズ製の青年像です。

グリフィン像も多く展示されていました。ここの年代は確認できませんでしたが、古いものは紀元前7-8世紀、新しいものでも紀元前3-4世紀頃でした。

同じくグリフィン像です。グリフィンは、ライオンの胴体とワシの頭と翼を持ち、犬のようなとがった耳を持つ神話上の動物です。

青銅器時代
紀元前650年頃
グリフィンは、インドを起源とする怪獣で、ギリシャ神話にも登場します。

Gorgons' head,attachiment or device.
Sparta Sanctuary
紀元前6世紀初
ゴルゴンの頭部です。ゴルゴンは、ギリシャ神話に登場する醜い女の魔物です。

Bronze
Sanctuary of Orympia
紀元前7-8世紀
青銅製の牛のようです。　

Bronze sheet
Sanctuary of Orympia
紀元前600年頃
この青銅製の薄板が出土したオリンピアは、オリンピックの名前の由来となった古代ギリシアの都市です。

Bronze tablet
(Oryympic games)
Sanctuary of Orimpia
紀元前300-250年頃
オリンピックゲームに関する記述がある青銅製のタブレットです。

Part of a Seald.
紀元前8世紀頃
青銅製の盾です。

コリント式ヘルメット(1)
青銅器時代
紀元前5-7世紀
赤っぽく見える青銅器製の兜です。

コリント式ヘルメット(2)
青銅器時代
紀元前5-7世紀
青銅器製の兜です。

Picher
青銅器時代
紀元前4-5世紀
ピッチャーは、取手が付いた容器、水差です。

Picher
青銅器時代
紀元前3-5世紀
青銅製のピッチャーです。

Jug-like vases
紀元前3世紀
取っ手はありませんが、水差しの様な形状です。

紀元前5-3世紀の青銅製ピッチャーの数々が展示されていたコーナーです。

青銅製のブレスレットのようです。バネのような構造の、かなりしっかりした造りです。

断面が丸い青銅製のブレスレットです。

飾り金具のようですが、どのように使用されたものでしょうか。青銅製です。

青銅製の装身具の数々です。リング状のネックレスや髪飾りなどです。

Clusters of lead inscribed sling-shots.
紀元前3世紀
Piraeus
ピラエウスは、アテネの港のようです。鉛砲弾の塊のような意匠です。

Bow Fibulae
紀元前8世紀終-7世紀

青銅製の武器か、道具類のようです。それぞれに尖った刃先のようなものがあります。

左下にあるのは釦のような構造です。ばらばらになった鎧のパーツでしょうか。