Sapa -中国西南の旅-

2008/10/13 - 2008/10/14

国境の街、河口までの道のりは長かった。途中で交通事故を起こした車が道を塞いでいたり、車が故障して修理に時間をとったりというアクシデントもあった。バスは56元だったが、座席が固定されずに飛び跳ねたり、ゴキブリが住んでいたりで大変だった。エンジンを修理する前に、まずはバルサンを炊くべきだろう。

建水11:00～（屏辺15:30）～河口19:15

河口は南国の雰囲気のある川沿いの街。川の向こうはヴェトナムである。人民路の西側に宿屋が連なっており、「玉龍客房二部」に20元で泊まった。

翌日ヴェトナム側のゲートの出口に早速男達が待ち構えていた。
「ハーイ、ウェアアーユーカムフローム」
「ジャパーン！ベリーグー！！」
お馴染みの、しかし中国とはギャップのあるこの世界。「どこへ行く？」と聞かれたので行き先を教えてはお終いだと思い、まずは食事、と答えた。わたしがフォー屋で腰を下ろすと数人の男が囲んでお茶を飲み始めた。ここでは、「100CNY = 205,000D」で両替し、サパ行きのバイクは断っておいた。（翌日、入国早々に凄い勢いでお腹に当った。原因はこの食事しか考えられない･･･なぜなら、サパで一緒に食事をした日本人は当っていなかったから。）

ヴェトナムに入ったので街歩きがしたかったが、ラオカイは見るべき所もないし、何よりサパ行きのミニバスの客引きが多過ぎた。サパ行きのバスは、まずそれぞれのバスが客席が満員になるまで町中をぐるぐると周り、満員にならないと出発しない。あと一人で出発できるバスが10台あったら、10台とも最後の一人を探し続け、一台も出発しないのである。そんな事情とはいざ知らず、誰も乗っていないミニバスにうっかり40,000Dで乗ってしまった。

ミニバスはこちらの身柄を拘束したまま、街を巡回して学校らしき場所で停まった。そこで木の棒を骨組みに紙を張った物を車上に縛り付ける作業をしている。街中とは違った静寂の中に、子供の声と笛の音だけが響く。いつしか、長閑で溶けるような東南アジアの時間。ヴェトナムは効率とか能率、時間を大切にするという考え方からは、遠い国に違いない。早く効率よく行こうとさえしなければ、実はこれで良いのかもしれない。

ラオカイ8:00頃?サパ11:00頃

サパに到着しバスを降りた途端、落ち着いた佇まいの「Son Ha」ゲストハウスの女主人から声をかけられた。そこに$6で宿泊し、3日滞在するなら、と2日分のツアーを薦められ、$22で予約した。

一日目は、滝と、ザオ族の村の訪問だった。村は、広大なライステラスに囲まれ、舗装されていない一本の道が遠くまで続き、様々な動物と人が共存する世界だった。

エリア サパ(ベトナム)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 2.0

• 交通手段: 高速・路線バス

事故処理が済み道路が開通した直後、対向車線には車両の列ができていた

乗客の女性がしきりに咳をしていたが、谷一帯を覆っているのは霧ではなく煙であることに気づいた。また野焼きか・・・と思っていたら、一瞬車窓から見えた物に目を疑った。バナナの果樹園が広がり人もいる土地になぜこのような煙を吐き出す施設が？

バナナ。上半身裸の男が驢馬で運んでいた

←河口　↑老范寨

ゴミだらけの山奥でバスの修理を待つ

「玉龍客房2部」向かいの四川料理屋で炸醤麺を食べた

中国から対岸のヴェトナムを望む

中国とヴェトナムの中間地帯

ヴェトナムに入国

ラオカイから今朝までいた河口を眺める

サパに到着、市場入り口付近

お金稼ぎに精を出す少数民族の子供達

カウマイ通り 散歩・街歩き

教会前広場

サパ教会

サパ教会 寺院・教会

豚肉のレモングラス炒め

バイクツアーに出発、まずは北西にあるバック滝（銀滝）

山の景色もすばらしい

ザオ族の村へ

頭に赤いものをかぶっているのがザオ族で、黒いものをかぶっているのが黒モン族らしい。ちなみにザオ族は中国では瑶（ヤオ）族という

ザオ族の家に招待された

夕食は串焼き

教会前広場にて