2014/06/20 - 2021/02/25
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砂布巾さん
「ガス室に消えた画家」(人物、ユダヤ人)
フェリックス・ヌスバウムは、1904年にドイツ北部のオスナブリュックで改革派ユダヤ教徒の家に生まれた。18歳で地元を離れ、ハンブルクなどで絵を学ぶ。この間、後に結婚する妻と出会う。ナチス政権が成立すると、べルギーで亡命生活を送る。ドイツが西欧への攻撃を開始した1940年のその日、敵性外国人として逮捕され収容された。夏にボルドーの収容所から脱走に成功し、ブリュッセルに逃げ帰った。アルシーメド通りの隠れ家で生活していたが、1944年6月20日夜逮捕され、2人は8月2日に死の収容所アウシュビッツへ着いた。
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心からの感謝を込めて 砂布巾
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1969年ヌスバウムの兄ユストゥスの子どもアウグストさんが抱えきれないほどの絵を持参して、オスナブリュック文化史博物館を訪ね、2年後にはヌスバウム展が開催された。「私の絵を人々に見せて」という遺言が27年目に叶った瞬間だった。展覧会は評判を呼び、偶然見た骨董屋が多くの作品を所持しているというおまけまで付いた。これを機に郷土の画家ヌスバウム再評価の動きが、広まった。各地から発見された絵で展示室が一杯になったので、ヌスバウムの博物館建設の気運が盛り上がった。
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*砂布巾注 ボタンを押すと、重苦しいグアーンという音とともにドアが上に開く
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1998年、斬新なデザインで話題になったベルリン・ユダヤ博物館の設計者としても知られるダニエル・リベスキンド設計によるヌスバウム館(写真)が開館した。
本項目は大内田わこ著「母と子でみるシリーズ」(草の根出版会)を参考にした。 -
*ベルリン・ユダヤ博物館 こちらもリベスキンドの設計
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無料航空券で敢行した2005年春、2泊3日の弾丸ツアーで訪れた。1648年に史上初の国際会議としても名高いウェストファリア条約が結ばれた町でもある。ヌスバウム館は18時まで開館していたので助かった。乗り継ぎ列車が遅れ、窓口に問い合わせて紹介してもらった代替列車(ホームで走った!)も遅れた上、美術館を探すまで時間がかかったので、入館できたのは閉館30分前。ロッカーへのコインの入れ方がわからなかったり、館内で迷子になったり、館員の方々には迷惑をかけた。生で見る絵はインパクトがあった。
翌朝は条約に関する展示がある市役所などを見学した。(2005年3月20日訪問) -
*ヌスバウムの生家
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*シナゴーグ跡
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*最初の大規模なユダヤ人迫害 1938年11月9日「水晶の夜」の時にこの地にあったシナゴーグが破壊された
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*Felix Nusbaum の名前が見える
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*おじさんが案内してくれた。結果的に市役所のすぐ近くだったけど
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*ここからはウェストファリア条約の写真です
*史上初の国際会議とも言われる三十年戦争(1618~48)講和条約のための会議は、ヴェストファーレン地方の(英語風に言えばFar West)ミュンスターとこのオスナーブリュック市で開かれました 写真は市役所です -
*入り口の取っ手には「平和」を意味する「Friede」の文字が
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*1階は展示室になっており、会議に参加した人の肖像画がずらり
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*こちらも同様。ほかにも何室かありましたが、写真は2枚だけ
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*展示物の中の1つ
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