スウェーデンの中立と十万人を救った人(砂布巾のＬＷ　第７章１２）＋ストリートパフォーマー、ハンガリーの風景、鉄門

2014/06/21 - 2023/03/13

スウェーデンの中立と十万人を救った人（スウェーデン）
　戦争では中立を貫いたスウェーデンは、欧州各国の首脳を集めてホロコーストと教育に関する初の国際会議を前に、ナチス・ドイツ寄りの「中立」であったことを認めた。

＊砂布巾注　写真はストックホルム市役所、毎年ノーベル賞が授与される場所、確か

（このページを訪問してくださった方へ）
　ご訪問有難うございます。
　もし読者の方が根本的間違い、編集の際に発生したと思われる不整合、文法上の誤りなどを発見されたり、何か目新しい情報をお持ちの方、ご意見がおありの場合は、ご遠慮なく掲示板でもメールでも、ご一報くだされば幸いです。

　心からの感謝を込めて　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　砂布巾

エリア ストックホルム(スウェーデン)

　　＊ストックホルムにて

　ドイツ軍がフィンランドやノルウェーに侵入した際に通過を許しただけでなく、ドイツの軍需工場のために鉄鉱石を売却し、ユダヤ人の所有だったとみられる37.3トンの金塊をドイツから譲り受けていたことなどを明らかにし、ペーション首相は「戦争中にスウェーデンで起きたことに政治的、道義的責任を負わなければならない」と述べた。

　会議に先立ち、スウェーデン人外交官ワレンバーグ（記事中はヴァレンベリィ）の功績を讃える式典が行われた。　　　　　　　　　　　（参考　2000年１月25日付産経新聞）

　＊誰も聴いていない
　「最も多くの命を救った人」としてギネスブックに紹介されているワレンバーグ（ユダヤの血が1/16流れていた）を主に1994年５月に放送された「知ってるつもり!?」から紹介する。武器を使うことなく彼が救った人々は10万人と言われる。

＊ワレンバーグの活躍の舞台、ドナウの真珠とも言われるハンガリー、ブダペストの景色をどうぞ　世界一美しいといわれるブダペストの国会議事堂
　
　1944年６月、アメリカ大使館員からユダヤ人救出を求められた。７月には仕事で滞在したことがあったブダペストへ戻って来た。ドイツ人が書類に弱いのを知っていたので、スウェーデン政府の保護下にあることを意味するSchutz-Pass（シュッツ・パス）を発行した。国際法上は無意味だったが、ドイツ兵には恐るべき効果を発揮した。

王宮の丘 旧市街・古い町並み

＊漁夫の砦から前の写真を撮った
　10月15日にハンガリー・ナチス、矢十字党の新政府はシュッツ・パス無効を宣言した。２日後には一時追われていたアイヒマンが帰ってきた。12月末にソ連軍が迫ると、ゲットーに住む７万人のユダヤ人を殺す命令が下った。親衛隊長に手紙を送り、計画を中止させた。同時に身の危険を感じるようになり、２日と同じ場所で休むことはなかった。

漁夫の砦 建造物

　　＊マチャーシュ教会
　解放後はソ連に接近し、1945年１月17日に「ソ連とユダヤ人の今後について相談してくる」の言葉を最後に行方不明になった。1957年にソ連政府は逮捕し、1947年に死亡したことを明らかにした。スターリンにとって伝説の人は邪魔以外の何ものでもなかった。

マーチャーシュ教会 寺院・教会

　戦後アルゼンチンに逃れていたアイヒマンは、情報機関モサドが極秘作戦で1960年に逮捕し、秘密裏にイスラエルへ移送。２年後に処刑された。裁判では「自分は命令に従っただけ」と繰り返し、人々は彼が「小役人的な凡人」であったことに驚いたという。ナチス党員はこういった人々の集まりだったのかもしれない。ドイツ人の実直さ、勤勉さが禍した面もあったのだろう。研究テーマとしても興味深い。

国会議事堂 (ブダペスト) 現代・近代建築

＊ブダペスト一美しいといわれるくさり橋

セーチェニー鎖橋 建造物

＊大作曲家リスト　ハンガリー狂詩曲の特に第二番、愛の夢、ラ・カンパネラ、そして何といっても「ため息」

もくじへ　http://4travel.jp/travelogue/10681693

＊近郊のセンテンドレ　かわいらしい街

センテンドレ 散歩・街歩き

＊ヴィシェグラード　地図を見るとハンガリー中部でドナウ川が直角にカーブしている　正にその場所

ヴィシェグラード 散歩・街歩き

＊頂上から写真を撮った

＊ついでと言っては何ですが、ルーマニアとユーゴの国境辺りにあった「鉄門」も気になっていた　まさにその場所　　
http://4travel.jp/travelogue/10201030