デンマークの正義とテレジン収容所（砂布巾のＬＷ　第７章２）＋コペンハーゲン（チボリほか），オーデンセーの風景

2014/06/11 - 2023/10/20

＊砂布巾注　世界三大ガッカリの１つ、人魚姫像

デンマークの正義とテレジン収容所（ユダヤ人、デンマーク）
　ここでは大塚信氏が1996年11月12日付朝日新聞に寄稿されている記事を参考に、昔からユダヤ人に寛容だったデンマークに関して紹介する。だったデンマークに関して紹介する。

（このページを訪問してくださった方へ）
　ご訪問有難うございます。
　もし読者の方が根本的間違い、編集の際に発生したと思われる不整合、文法上の誤りなどを発見されたり、何か目新しい情報をお持ちの方、ご意見がおありの場合は、ご遠慮なく掲示板でもメールでも、ご一報くだされば幸いです。

　心からの感謝を込めて　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　砂布巾

エリア その他の観光地(デンマーク)

　デンマークでは1940年４月のナチス占領中も選挙が行われ、宗教も保障されていた。
　ヴァンぜー会議の計画が前年９月に伝えられると、救出作戦を実行した。夜のうちに漁船や貨物船を使って７千人のユダヤ人を隣の中立国スウェーデンに移すことになり、多くの人々が協力して海岸沿いの民家や農場に隠し、10月２日から船による救出が始まった。

＊チボリ遊園地
　不運にも464人のユダヤ人がチェコのテレジン収容所（子どもたちが密かに描いた絵が残されていた）に送られたが、政府は抗議を繰り返し、物資を送ったり赤十字などを通して視察を行った。45年４月、突然、白塗りのトラック35台が生き残った423人を救出するため収容所に向かい、彼らを連れ帰った。差別のマークを着用することなく、帰還したユダヤ人たちにすべての家財が返還された。
　デンマークはホロコーストの苦難を受けた30カ国の中で、唯一、だれ一人としてアウシュビッツに行くことのなかった国である。

チボリ公園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

＊オーデンセーにあるアンデルセン博物館

アンデルセン博物館 博物館・美術館・ギャラリー

　そのほかユダヤ人を守った国をマイケル・ベーレンバウム著「ホロコースト全史」（創元社）を参考に紹介する。
　フィンランドは、1942年にヒムラーから最終解決の実行を迫られた時、「わが国にユダヤ人問題はない」と突っぱね、８人を除くユダヤ人はスウェーデンに避難した。ブルガリアでも国民の世論を背景に、国外の絶滅収容所に送られたユダヤ人はいなかった。
　意外にもヒトラーの同盟者ムッソリーニがイタリアを支配していた間（後のドイツの傀儡期間は除く）、１人のユダヤ人も移送されなかった。イタリアでは元々ユダヤ人の割合が0.1％と少数で、反ユダヤ的風潮がなかった、またイタリア人の「法律を無視する性向」が多くの人を救った。

＊福山ホロコースト博物館にて　マイケル・ベーレンバウムの名前が

もくじへ　http://4travel.jp/travelogue/10681693
関連項目
「ユダヤ人問題の最終解決～ヴァンゼー会議」　http://4travel.jp/travelogue/10200560
福山ホロコースト博物館訪問記　http://4travel.jp/travelogue/10270451