ワイトモ・ケーブ旅行記(ブログ) 一覧に戻る
<2005年6月24日(金)><br /><br /> 今日が、実質的に今回の旅行の最終日です。この日は楽しみにしていたワイトモの土蛍見学もあります。早朝から夜まで、目一杯のスケジュールです。<br /><br /><早朝の出発、ワイトモへ><br /> 初日にHISの係りの方からお聞きしていたワイトモ・ロトルアの1日観光の出発時間は7時10分でした。昨晩、遅くまで飲みましたから、朝の時間に余裕が無く、少し慌てました。それでも約束の時間には準備が出来、7時8分にはホテルを出発できました。エレベータを降りて、ロビーに歩いて行く途中で、ガイドさんと合流出来ました。<br /> そのガイドさんは、皇室のさる方に良く似た風貌と、おっとりした話しぶりの方でした。どんな字を当てるのか分かりませんが、ハエダさんとお聞きしました。宮崎県出身の25歳の独身の方です。聞くまでも無く、自分から自己紹介されました。運転手さんはモーランさんでした。厳つい顔ですが、もの静かなマオリ族の方です。<br /> この後、2箇所のホテルを回ってワイトモへの道を急ぎました。7時半を回りましたので、高速道路は、そろそろ通勤ラッシュに差し掛かる時間でした。観光客6名、ガイドさん達を含めても総員8名のこじんまりしたツアーでした。<br /><br /><ニュージーランドの社会事情等><br /> ハエダさんが車の中で話してくれたニュー人ランド事情を少し紹介しておきます。最初はニュージーランドの列車事情です。結論だけ先に言いますと、非常に不便で、時間もかかるようです。平均時速が50〜60kmで、最高時速も80kmですから、高速道路を走る車に比べても、かなり時間がかかるようです。そして、何より運行本数が少ないようです。<br /> 次に車の方です。運転免許は15歳から取得できるそうですが、3年以上の運転経験者が助手席に同乗する限定付の免許です。免許試験の車は自分の所有車でよく、試験官を横に乗せて、30分ほどの路上試験があるようです。その上の中間クラスの免許と最上級のフリークラス免許がありますが、フリークラスを取得するには、やはり日本と同じように18歳位になるようです。1時間の同乗試験と筆記試験があります。<br /> 話は変わって、経済や税金のことです。小学校は5年、中学が2年、高校が5年制の12年ですが、高校3年までが義務教育です。18歳になると、一旦社会に出て、働いた上で、自分の進路を決定するのが、一般的なようです。大学の費用は、国が肩代わりしてくれ、社会人になった後は、計画的に返済されるようです。<br /> 消費税は12.5%で、老後の年金制度はきちんと整備されています。給料は週払いで、貯蓄の習慣はありません。所得税は20〜30%です。国の財政状況は良く、税率引き下げ論議が出ているようです。<br /> 他にも、ワイタンギ条約、エリザベス女王と6代目のマオリ族の女王のことなど、面白い話をお聞きしましたが、もうワイトモに到着しました。<br /><br /><土蛍見学><br /> ワイトモでの見学地は、グローワームと呼ばれる鍾乳洞での土蛍見学です。ボートに乗っての見学でした。今回の旅行で、一番印象に残った幻想的な光景でした。天井に群生して青白い光を放つ土蛍の光景は、まるで天の川か、プラネタリュームで覗く、満天の星空のようでした。<br /> 土蛍は音と光に敏感ですから、写真撮影は厳禁です。しかし、写真にしてみても、現実に見た光景が、うまく再現できるとは思えない、神々しい光の演出でした。私語も禁止でした。静寂な中で、天井から滴り落ちる水滴の残響が微かに洞窟に響き、その音は今も耳に残っています。<br /> ニュージーランドへの旅行の機会があったら、ロトルアの土蛍の見学だけはお勧めします。これ以上の説明は止めておきます。付録に土蛍に関する簡単な説明を添えておきました。<br /><br /><ロトルアへ、レストランはゴンドラに乗って><br /> 土蛍の見学の後は、ロトルアへの移動です。2時間ほどの行程です。途中、ニュージーランド最長のワイカト川を渡りました。橋を渡る時、運転手さんが徐行してくれましたから、車から写真撮影が出来ました。<br /> 予定通りに13時前には、ワイトモに到着しました。見学の前に昼食です。レストランは、ゴンドラに乗って昇った場所です。晴れた日ですと、後ろに聳えるマウント・ノンゴタハの山頂と、ロトルア湖が一望出来るようです。雨はほとんど上がりましたが、霧が立ち込めていました。<br /> レストランはバイキング方式でした。海産物ではムール貝やキングサーモンなど、肉類では子羊肉、ラムや、各種のハムなどが用意されていました。野菜も種類豊富でした。<br /> 折角の馳走ですから、魚介類に白ワイン、ラムに赤ワインを合わせることにして、同時にグラスワインを注文しました。銘柄は分かりません。いずれもハウスワインでした。1杯6ドル50セント、合計13ドルです。十分に、山の中腹でのランチを堪能しました。<br /><br /><動植物園見学><br /> 最初にキーウィバードのことをお話ししておきます。ニッポニア・ニッポンの学術名を持つ、日本では絶滅した朱鷺と同じような運命を辿り始めています。日本の場合は、中国の支援を受けて繁殖に成功し、数年後の自然繁殖を目指すようですが、ニュージーランドの国鳥、キーウィバードは、この地以外、地球上のどこにも生息していません。<br /> そのキーウィバード、ハエダさんは3回目で始めて動いているところを見学できたそうです。薄明かりの中で忙しく動き回り、長い嘴を使って、餌のミミズ等を探していました。<br />ハエダさんからはロトルア湖に面した公園で見かけた、キーウィバードと同じように飛べない鳥、「プケコ」と「タカヘ」の話も聞きました。名前が面白い鳥ですが、こちらも良く生き残ってきたものです。<br /> 植物園では巨大なシダ類、大きな葉のウラジロなどが印象に残りました。鳥類ではインコや白鳥類がケージに飼われていましたが、ロトルア湖で見かけた野性の鳥、プケコとタカヘのほか、黒鳥等も印象的でした。<br /> 動植物園は自然湧水の公園内にあり、各種の鱒科の魚、とりわけ、突然変異した青色の鱒には始めてお目にかかりました。<br /><br /><牧羊犬、羊の毛刈ショー><br /> 羊の毛刈ショーがロトルア名物の1つです。スプリングファームがその会場でした。毛刈ショーに先立って牧羊犬による羊コントロールのショーがありました。時間を競う公式の競技種目にもなっているようです。吠えたり、睨みを利かせて、所定の場所を通過させたり、追い込んだりする競技です。吠える犬と、睨みを利かせる犬とは別種です。残念ながら、この日は時間内にはコントロールできませんでした。<br /> ショーに先立って、視界の人が出身国を居巣で尋ねていましたが、地元の人、ニュージーランドの遠くから来た人、オーストラリア、イギリス、イギリス以外のヨーロッパの人等、多様でした。一番多かったのが、何組かのツアーで参加した日本人でした。<br /> 毛刈ショーの羊は、狭い通路に群れを誘い込んでから、選り分けられました。台の上に上げられた羊は、最初は嫌がっていましたが、急に大人しくなって、まるで催眠術にかけられているようでした。日本には「まな板の鯉」という諺がありますが、「毛刈の羊」がぴったりの光景でした。<br /> 電気バリカンを使って、アッと言う間に刈上げられて、丸裸になって仕舞いました。この後は、早く体力を回復させ、毛が生えるよう、沢山の青草が与えられるようです。<br /> この日、一番驚いた話しは、羊の値段のことでした。聞き間違えでなければ、1頭の値段が50ドル、日本円で4千円余りということでした。吃驚する安い値段でした。<br /><br /><間欠泉、伝統技術訓練所見学><br /> 日本とニュージーランドの温泉事情は大きく異なります。このロトレアでは、間欠泉が枯渇しないよう、温泉の汲み上げが法律で規制されているようです。温泉に入る習慣の日本と違い、専ら目で見る方の、観光を優先させているようです。<br /> 最初に見学したのが蛙に因んだ名前が付いた温泉でした。昔見たことがある、別府温泉の地獄温泉に似た泥沼のような温泉です。泡が弾けて泥飛び跳ねる様が、蛙に似ています。<br /> 小雨が降り続く天候でしたが、その雨雲に向かって、白い噴煙が高く上がっていました。間欠泉は、1日に8回ほどは噴煙を上げているとガイドブックに記載されていました。<br /> 最後にマオリ族の伝統技術である、彫刻を教える訓練校を見学しました。10名余りの人が、大きな丸太や厚い板に向かって、彫刻技術の伝承に真剣に取り組んでいました。<br /><br /><最後の夜も、お寿司の店で><br /> ロトルアからオークランドの帰路は約3時間のコースです。一度トイレ休憩を取っただけで、順調に高速道路を走りました。予定では、17時にロトルアを出発して、20時にオークランド帰着でした。<br /> 道路が混雑してきたのは、オークランドが近づいた時でした。脇道が無いようですから、流れに従う以外は無いようです。右前方にスカイタワーが見え始めた頃からは、高速道を降りる車も増えて、次第に混雑が緩和されました。結局、予定通りの20時頃にスカイタワーの前のホテルに到着しました。町の中心部に近いので、他の乗客の人も、何人かこの場所で降りました。<br /> 私はホテルの部屋には戻らず、そのまま、お寿司屋さんのニッコーに向かいました。閉店の10時までには十分な時間がありました。この日も、スモールサイズの刺身と握りを注文しました。韓国、全州出身の厳さんとは、メールアドレスを交換し、再会を楽しみにお別れしました。本当に美味しい魚を頂戴しました。<br /><br /><br />  ワイトモ鍾乳洞で<br /> 満天の空と見紛う天井の青き光に極る神秘<br /><br /> 息潜め暗き洞窟進む時滴る音の暫し尾を引く<br /><br />  間欠泉で<br /> 空覆う雲を吐き出すロトルアの白き噴煙谷間に満つる<br /><br />  絶滅危惧種キーウィバードに寄せて<br /> 朱鷺に似て絶滅辿る飛べぬ鳥息吹き返せ国鳥故に<br /><br /> 暗闇に忙(せわ)しく餌を探しおり落葉を漁る長き嘴

2005夏、ニュージーランド旅行記(12):6月24日(1)ワイトモ・グローワームの土蛍

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2005/06/20 - 2005/06/25

24位(同エリア37件中)

旅人のくまさん

旅人のくまさんさん

<2005年6月24日(金)>

 今日が、実質的に今回の旅行の最終日です。この日は楽しみにしていたワイトモの土蛍見学もあります。早朝から夜まで、目一杯のスケジュールです。

<早朝の出発、ワイトモへ>
 初日にHISの係りの方からお聞きしていたワイトモ・ロトルアの1日観光の出発時間は7時10分でした。昨晩、遅くまで飲みましたから、朝の時間に余裕が無く、少し慌てました。それでも約束の時間には準備が出来、7時8分にはホテルを出発できました。エレベータを降りて、ロビーに歩いて行く途中で、ガイドさんと合流出来ました。
 そのガイドさんは、皇室のさる方に良く似た風貌と、おっとりした話しぶりの方でした。どんな字を当てるのか分かりませんが、ハエダさんとお聞きしました。宮崎県出身の25歳の独身の方です。聞くまでも無く、自分から自己紹介されました。運転手さんはモーランさんでした。厳つい顔ですが、もの静かなマオリ族の方です。
 この後、2箇所のホテルを回ってワイトモへの道を急ぎました。7時半を回りましたので、高速道路は、そろそろ通勤ラッシュに差し掛かる時間でした。観光客6名、ガイドさん達を含めても総員8名のこじんまりしたツアーでした。

<ニュージーランドの社会事情等>
 ハエダさんが車の中で話してくれたニュー人ランド事情を少し紹介しておきます。最初はニュージーランドの列車事情です。結論だけ先に言いますと、非常に不便で、時間もかかるようです。平均時速が50〜60kmで、最高時速も80kmですから、高速道路を走る車に比べても、かなり時間がかかるようです。そして、何より運行本数が少ないようです。
 次に車の方です。運転免許は15歳から取得できるそうですが、3年以上の運転経験者が助手席に同乗する限定付の免許です。免許試験の車は自分の所有車でよく、試験官を横に乗せて、30分ほどの路上試験があるようです。その上の中間クラスの免許と最上級のフリークラス免許がありますが、フリークラスを取得するには、やはり日本と同じように18歳位になるようです。1時間の同乗試験と筆記試験があります。
 話は変わって、経済や税金のことです。小学校は5年、中学が2年、高校が5年制の12年ですが、高校3年までが義務教育です。18歳になると、一旦社会に出て、働いた上で、自分の進路を決定するのが、一般的なようです。大学の費用は、国が肩代わりしてくれ、社会人になった後は、計画的に返済されるようです。
 消費税は12.5%で、老後の年金制度はきちんと整備されています。給料は週払いで、貯蓄の習慣はありません。所得税は20〜30%です。国の財政状況は良く、税率引き下げ論議が出ているようです。
 他にも、ワイタンギ条約、エリザベス女王と6代目のマオリ族の女王のことなど、面白い話をお聞きしましたが、もうワイトモに到着しました。

<土蛍見学>
 ワイトモでの見学地は、グローワームと呼ばれる鍾乳洞での土蛍見学です。ボートに乗っての見学でした。今回の旅行で、一番印象に残った幻想的な光景でした。天井に群生して青白い光を放つ土蛍の光景は、まるで天の川か、プラネタリュームで覗く、満天の星空のようでした。
 土蛍は音と光に敏感ですから、写真撮影は厳禁です。しかし、写真にしてみても、現実に見た光景が、うまく再現できるとは思えない、神々しい光の演出でした。私語も禁止でした。静寂な中で、天井から滴り落ちる水滴の残響が微かに洞窟に響き、その音は今も耳に残っています。
 ニュージーランドへの旅行の機会があったら、ロトルアの土蛍の見学だけはお勧めします。これ以上の説明は止めておきます。付録に土蛍に関する簡単な説明を添えておきました。

<ロトルアへ、レストランはゴンドラに乗って>
 土蛍の見学の後は、ロトルアへの移動です。2時間ほどの行程です。途中、ニュージーランド最長のワイカト川を渡りました。橋を渡る時、運転手さんが徐行してくれましたから、車から写真撮影が出来ました。
 予定通りに13時前には、ワイトモに到着しました。見学の前に昼食です。レストランは、ゴンドラに乗って昇った場所です。晴れた日ですと、後ろに聳えるマウント・ノンゴタハの山頂と、ロトルア湖が一望出来るようです。雨はほとんど上がりましたが、霧が立ち込めていました。
 レストランはバイキング方式でした。海産物ではムール貝やキングサーモンなど、肉類では子羊肉、ラムや、各種のハムなどが用意されていました。野菜も種類豊富でした。
 折角の馳走ですから、魚介類に白ワイン、ラムに赤ワインを合わせることにして、同時にグラスワインを注文しました。銘柄は分かりません。いずれもハウスワインでした。1杯6ドル50セント、合計13ドルです。十分に、山の中腹でのランチを堪能しました。

<動植物園見学>
 最初にキーウィバードのことをお話ししておきます。ニッポニア・ニッポンの学術名を持つ、日本では絶滅した朱鷺と同じような運命を辿り始めています。日本の場合は、中国の支援を受けて繁殖に成功し、数年後の自然繁殖を目指すようですが、ニュージーランドの国鳥、キーウィバードは、この地以外、地球上のどこにも生息していません。
 そのキーウィバード、ハエダさんは3回目で始めて動いているところを見学できたそうです。薄明かりの中で忙しく動き回り、長い嘴を使って、餌のミミズ等を探していました。
ハエダさんからはロトルア湖に面した公園で見かけた、キーウィバードと同じように飛べない鳥、「プケコ」と「タカヘ」の話も聞きました。名前が面白い鳥ですが、こちらも良く生き残ってきたものです。
 植物園では巨大なシダ類、大きな葉のウラジロなどが印象に残りました。鳥類ではインコや白鳥類がケージに飼われていましたが、ロトルア湖で見かけた野性の鳥、プケコとタカヘのほか、黒鳥等も印象的でした。
 動植物園は自然湧水の公園内にあり、各種の鱒科の魚、とりわけ、突然変異した青色の鱒には始めてお目にかかりました。

<牧羊犬、羊の毛刈ショー>
 羊の毛刈ショーがロトルア名物の1つです。スプリングファームがその会場でした。毛刈ショーに先立って牧羊犬による羊コントロールのショーがありました。時間を競う公式の競技種目にもなっているようです。吠えたり、睨みを利かせて、所定の場所を通過させたり、追い込んだりする競技です。吠える犬と、睨みを利かせる犬とは別種です。残念ながら、この日は時間内にはコントロールできませんでした。
 ショーに先立って、視界の人が出身国を居巣で尋ねていましたが、地元の人、ニュージーランドの遠くから来た人、オーストラリア、イギリス、イギリス以外のヨーロッパの人等、多様でした。一番多かったのが、何組かのツアーで参加した日本人でした。
 毛刈ショーの羊は、狭い通路に群れを誘い込んでから、選り分けられました。台の上に上げられた羊は、最初は嫌がっていましたが、急に大人しくなって、まるで催眠術にかけられているようでした。日本には「まな板の鯉」という諺がありますが、「毛刈の羊」がぴったりの光景でした。
 電気バリカンを使って、アッと言う間に刈上げられて、丸裸になって仕舞いました。この後は、早く体力を回復させ、毛が生えるよう、沢山の青草が与えられるようです。
 この日、一番驚いた話しは、羊の値段のことでした。聞き間違えでなければ、1頭の値段が50ドル、日本円で4千円余りということでした。吃驚する安い値段でした。

<間欠泉、伝統技術訓練所見学>
 日本とニュージーランドの温泉事情は大きく異なります。このロトレアでは、間欠泉が枯渇しないよう、温泉の汲み上げが法律で規制されているようです。温泉に入る習慣の日本と違い、専ら目で見る方の、観光を優先させているようです。
 最初に見学したのが蛙に因んだ名前が付いた温泉でした。昔見たことがある、別府温泉の地獄温泉に似た泥沼のような温泉です。泡が弾けて泥飛び跳ねる様が、蛙に似ています。
 小雨が降り続く天候でしたが、その雨雲に向かって、白い噴煙が高く上がっていました。間欠泉は、1日に8回ほどは噴煙を上げているとガイドブックに記載されていました。
 最後にマオリ族の伝統技術である、彫刻を教える訓練校を見学しました。10名余りの人が、大きな丸太や厚い板に向かって、彫刻技術の伝承に真剣に取り組んでいました。

<最後の夜も、お寿司の店で>
 ロトルアからオークランドの帰路は約3時間のコースです。一度トイレ休憩を取っただけで、順調に高速道路を走りました。予定では、17時にロトルアを出発して、20時にオークランド帰着でした。
 道路が混雑してきたのは、オークランドが近づいた時でした。脇道が無いようですから、流れに従う以外は無いようです。右前方にスカイタワーが見え始めた頃からは、高速道を降りる車も増えて、次第に混雑が緩和されました。結局、予定通りの20時頃にスカイタワーの前のホテルに到着しました。町の中心部に近いので、他の乗客の人も、何人かこの場所で降りました。
 私はホテルの部屋には戻らず、そのまま、お寿司屋さんのニッコーに向かいました。閉店の10時までには十分な時間がありました。この日も、スモールサイズの刺身と握りを注文しました。韓国、全州出身の厳さんとは、メールアドレスを交換し、再会を楽しみにお別れしました。本当に美味しい魚を頂戴しました。


  ワイトモ鍾乳洞で
 満天の空と見紛う天井の青き光に極る神秘

 息潜め暗き洞窟進む時滴る音の暫し尾を引く

  間欠泉で
 空覆う雲を吐き出すロトルアの白き噴煙谷間に満つる

  絶滅危惧種キーウィバードに寄せて
 朱鷺に似て絶滅辿る飛べぬ鳥息吹き返せ国鳥故に

 暗闇に忙(せわ)しく餌を探しおり落葉を漁る長き嘴

同行者
一人旅
交通手段
観光バス タクシー
  • 7時10分にホテル出発の、忙しいオプショナルツアーです。ワイトモの土蛍を見学した後、ロトルアの見学に回る13時間コースです。

    7時10分にホテル出発の、忙しいオプショナルツアーです。ワイトモの土蛍を見学した後、ロトルアの見学に回る13時間コースです。

  • 最初は電車でのワイトモ行きも考えましたが、実に不便で、時間もかかりそうでした。それで、バスツアーに変更しました。稀に見るのは貨車です。

    最初は電車でのワイトモ行きも考えましたが、実に不便で、時間もかかりそうでした。それで、バスツアーに変更しました。稀に見るのは貨車です。

  • 総勢8名のこじんまりとしたオプショナルツアーでしたから、見学者にとっては有難い条件です。途中の休憩所です。

    総勢8名のこじんまりとしたオプショナルツアーでしたから、見学者にとっては有難い条件です。途中の休憩所です。

  • オークランド市内を通過する時に通勤ラッシュがありましたが、、その後は順調な走りでした。予定通りの時間にワイトモに到着しました。

    オークランド市内を通過する時に通勤ラッシュがありましたが、、その後は順調な走りでした。予定通りの時間にワイトモに到着しました。

  • ホテルを出発して、3時間弱がワイトモ鍾乳洞までの予定時間でした。休憩所兼お土産店です。

    ホテルを出発して、3時間弱がワイトモ鍾乳洞までの予定時間でした。休憩所兼お土産店です。

  • ワイトモで土蛍が生息しているのは、グローワームと呼ばれる鍾乳洞です。その案内表示です。アラヌイ鍾乳洞も案内してあります。

    ワイトモで土蛍が生息しているのは、グローワームと呼ばれる鍾乳洞です。その案内表示です。アラヌイ鍾乳洞も案内してあります。

  • 日本人の現地ガイドさんにお聞きしたところでは、この大木は北米産の杉と言うことでした。成長が早いことが見て取れましたが、日本なら千年はかかる大木です。

    日本人の現地ガイドさんにお聞きしたところでは、この大木は北米産の杉と言うことでした。成長が早いことが見て取れましたが、日本なら千年はかかる大木です。

  • 環境が悪化したため、暫くの間は国営だった鍾乳洞です。その後、整備された上で発見者一族の個人管理に戻されたようです。

    環境が悪化したため、暫くの間は国営だった鍾乳洞です。その後、整備された上で発見者一族の個人管理に戻されたようです。

  • 赤い敷石を使って綺麗に整備された歩道です。観光地として力が籠められているようでした。

    赤い敷石を使って綺麗に整備された歩道です。観光地として力が籠められているようでした。

  • 途中の道は、鬱蒼とした樹木に空を覆われています。所々に明かりが点されていました。大いに期待が膨らむ土蛍見学です。

    途中の道は、鬱蒼とした樹木に空を覆われています。所々に明かりが点されていました。大いに期待が膨らむ土蛍見学です。

  • ここがグローワーム鍾乳洞の入口になっています。普段は施錠された自動扉を開けてもらっての入場です。

    ここがグローワーム鍾乳洞の入口になっています。普段は施錠された自動扉を開けてもらっての入場です。

  • 土蛍見学が終了の出口です。マオリ族の女性現地ガイドさんから、撮影OKの英語アナウンスがありました。皆さん、一斉に写真を撮りました。

    土蛍見学が終了の出口です。マオリ族の女性現地ガイドさんから、撮影OKの英語アナウンスがありました。皆さん、一斉に写真を撮りました。

  • 立っている大柄の女性の方が、現地ガイドさんです。天井に張られたロープを頼りに狭い洞窟を進んできました。

    立っている大柄の女性の方が、現地ガイドさんです。天井に張られたロープを頼りに狭い洞窟を進んできました。

  • 天井から滴り落ちる水滴を避けるために、フード付の服を準備されている人もいました。

    天井から滴り落ちる水滴を避けるために、フード付の服を準備されている人もいました。

  • 漆黒の中を進んできたのはこの金属製のボートです。全員降りた後、女性ガイドさんが出発地点まで逆戻りしていきました。

    漆黒の中を進んできたのはこの金属製のボートです。全員降りた後、女性ガイドさんが出発地点まで逆戻りしていきました。

  • 名残が尽きないワイトモの鍾乳洞です。振り返って出口の撮影です。私はその方も含めて撮影です。

    名残が尽きないワイトモの鍾乳洞です。振り返って出口の撮影です。私はその方も含めて撮影です。

  • 天井の土蛍は、想像以上に幻想的でした。見学地としては今回最大のハイライトでした。カメラ撮影は勿論、私語も禁止されました。

    天井の土蛍は、想像以上に幻想的でした。見学地としては今回最大のハイライトでした。カメラ撮影は勿論、私語も禁止されました。

  • 歩きながらの撮影です。ニュージーランドの土地は肥沃ですから、植物がよく育つようです。殊にこの北島は平均気温も高く、植物の宝庫のようです。

    歩きながらの撮影です。ニュージーランドの土地は肥沃ですから、植物がよく育つようです。殊にこの北島は平均気温も高く、植物の宝庫のようです。

  • 洞窟の中は、緩い川の流れがあったようです。出口の場所からは、登り勾配の帰り道となりました。

    洞窟の中は、緩い川の流れがあったようです。出口の場所からは、登り勾配の帰り道となりました。

  • 洞窟は一方通行の見学でしたから、往きとは別の道を通っての戻りです。この階段も始めて通りました。

    洞窟は一方通行の見学でしたから、往きとは別の道を通っての戻りです。この階段も始めて通りました。

  • 出発地点の休憩所兼お土産店に戻ってきました。小休止の後、次の見学地へ向けて出発です。

    出発地点の休憩所兼お土産店に戻ってきました。小休止の後、次の見学地へ向けて出発です。

  • 遠くに3、4本の細長い樹が見えました。ポプラの木のようです。牧場などに似合う樹です。

    遠くに3、4本の細長い樹が見えました。ポプラの木のようです。牧場などに似合う樹です。

  • ワイトモの見学の後は、定番コースのロトルア見学です。朝早い時間に出発して、夜に帰着する、見所たっぷりのツアーコースです。

    ワイトモの見学の後は、定番コースのロトルア見学です。朝早い時間に出発して、夜に帰着する、見所たっぷりのツアーコースです。

  • 暫く車の中からの撮影が続きます。オークランド市外を抜けますと、田舎の風景に変わってきました。

    暫く車の中からの撮影が続きます。オークランド市外を抜けますと、田舎の風景に変わってきました。

  • 日本で一番長い信濃川より、更に長いワイカト川です。運転手さんがスピードを緩めてくれて、車内からゆっくり見学することが出来ました。

    日本で一番長い信濃川より、更に長いワイカト川です。運転手さんがスピードを緩めてくれて、車内からゆっくり見学することが出来ました。

  • ワイカト川の光景の続きです。余り高くはありませんが、そそり立った岩がありました。

    ワイカト川の光景の続きです。余り高くはありませんが、そそり立った岩がありました。

  • 日本と余り変わらない国土に、人口は400万人少しです。人口密度では比較にならない国です。その分、緑と自然が残されています。

    日本と余り変わらない国土に、人口は400万人少しです。人口密度では比較にならない国です。その分、緑と自然が残されています。

  • ザ・ナショナル・バンクの文字があります。銀行と言っても、2階建ての簡素な建物です。

    ザ・ナショナル・バンクの文字があります。銀行と言っても、2階建ての簡素な建物です。

  • 家の数が数えられるような小さな町です。農業用機械と思われる赤い車が、目の前を牽引されて行きました。

    家の数が数えられるような小さな町です。農業用機械と思われる赤い車が、目の前を牽引されて行きました。

  • J.J.NORMAN LTDの看板がある三角屋根の建物です。想像ですが、旅行代理店当たりの事務所でしょうか。

    J.J.NORMAN LTDの看板がある三角屋根の建物です。想像ですが、旅行代理店当たりの事務所でしょうか。

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