2000秋、イタリア旅行記(5)：10月7日（3）ローマ・コロッセオ、スペイン広場、トレビの泉

2000/10/06 - 2000/10/13

10月7日の旅行写真の続きです。ローマ市内で、コロッセオ、スペイン広場、トレビの泉などを見学しました。夜はディナーショウでした。

エリア ローマ(イタリア)

• 同行者: その他
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

ローマのシンボルの1つ、コロッセオの外観です。古代ローマ時代のネロ帝の黄金宮殿（ドムス・アウレア）の庭園にあった人工池の跡地に建設されました。

コロッセオは、競技場の意味です。ウェスパシアヌス治世の75年に工事が始まり、ティトゥス治世の80年から使用されるようになりました。完成したのはドミティアヌスの治世中とされます。

コロッセオの名前の由来は、ネロ帝の巨大な像（コロッスス）が傍らに立っていたためと言われています。

コロッセオの見学は、暫く自由時間となりました。見学の前に、まずは毛受さんの記念撮影です。暑いくらいの最高の天気に恵まれました。

コロッセオの建物規模です。長径188m、短径156mの楕円形で、高さは48mあります。45,000人が収容出来たとされます。

コロッセオへ登る階段途中の石畳です。すべり止めを兼ねたのでしょうか、美しい幾何学模様に配置してありました。

観光用の通路のように見えて、中に立ち入る事はできませんでした。遺蹟発掘中なのか、補修作業中なのかも分かりませんでした。

天井部分は開放されていますが、日除用に布を張る設備がありました。皇帝席には一日中直射日光が当たらないよう、また一般観客席も一日に20分以上、日光が当たらないよう設計されていたとされますから驚きです。

アーチへと続くレンガの石組みです。こんなところにも野草が生えていました。

土の欠片も見当たらない中層階で、野草が黄色い可憐な花を咲かせていました。健気なことです。

コロッセオの中段でのMさんの記念撮影です。上着を着ていますと、汗ばむほどの陽気になりました。

コロッセオは、現代風に例えればドーム競技場といったところでしょうか。地震被害に遭いましたが、修復されたようです。

コロッセオの中段から眺めた遠景です。周囲には、結構、緑が生い茂っていました。

コロッセオの周りを、観光用の馬車が行き交っていました。周囲は、格好の散策路のようです。

ネロ皇帝時代の衣装でしょうか、アルバイト風の人が記念写真に収まって、稼いでいました。手前の人が邪魔でしたが、何となく撮影が憚れて、こんな写真になりました。

カメオの店?立ち寄りました。日本人スタッフばかりでした。お店で見せて戴いた年代物のカメオは、相当の値がするようでした。

カメオの店で撮った写真です。カメオの材料である巻貝を使った電気スタンドです。巻貝を丸ごと使った意匠になっていました。

カメオの店の脇にあったエンジュに似た感じの街路樹です。エンジュのように豆科の植物なら、一杯の実を付けているのが納得できます。

遅めの朝食を摂ったピザの店で、最初に出た料理です。ニンニクをたっぷり使ったトーストに、完熟トマトを載せたものです。なかなか美味でした。

昼食の後は、自由時間になりました。スペイン広場を見下ろした場所です。この時間帯は、生憎の雨模様でした。

スペイン広場の泉水です。船を象った容器で二重構造になっていました､解説書によれば､バロックの巨匠ベルニーニの父ピエトロの作です。

スペイン広場を見下ろす教会の塔です。解説書によれば、トリニタ・デイ・モンテイ教会とありました。ヘプバーンの「ローマの休日」で有名な広場です。

中々、洒落た街灯がありましたので、これを写しました。一時は雷も鳴っていましたが、雨はほとんど上がりました。

解説書によれば､トラヤヌスの記念柱とありました。レリーフはカルタゴとポエニの戦争を描いています。113年に完成しました。

街路に並んだ屋台のような店です。整然と並び､こざっぱりとしていました。

少しばかり、迷い道をしながら探し当てたトレビの泉です。立派な彫刻群が泉を引立てていました。さすがにコインが一杯入っていました。

トレビの泉で毛受さんの記念撮影です。雨もすっかり上がりました。逆光での撮影ですみません。

トレビの泉の背後の彫刻です。ローマの建築家ニッコロ・サルヴィの設計で改造、彼の没後の1762年に完成しました。中央の像は、ネプチューンです。

ローマの二日目の夜は、カンツォーネの夕べを楽しみました。私には白ワインが飲み放題だったのが、殊に気に入りました。

舞台は、左からバリトン、ソプラノ、バス、テノールの皆さん達です｡ソプラノの方が司会を兼ねていました。