2000/10/06 - 2000/10/13
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<2000年10月12日(木) >
いよいよ今日が帰国の日になりました。フライトは17時20分発なので、午前中は、まだミラノ市内見物や、買い物ができました。泊まったレオナルド・ダ・ビンチホテルからミラノ市内までは距離がありますので、前日、渡辺さんが交渉してバスをチャーターしてくれていました。
<交通ストライキ>
バスのチャーターは、出かける人が大勢だったためだけではありません。実は交通ストライキで、渋滞や、タクシー確保が難しいことが予測されたためです。それで急遽渡辺さんが、バスの運転手さんと昨日交渉してもらった結果です。空港まで我々を送る予定の運転手さんが、ついでに面倒を見てくれる事になりました。片道500円相当位だったが、よくは覚えていません。いずれにしても、お値打ちで便利なので、Mさんと昨日から予約しておきました。
時々、公共バスと行き交いました。無人のバスも、乗客が乗ったバスも見かけました。交通ストライキが回避されたのか、終了の後の準備なのかは、はっきりとは分かりませんでした。渋滞がひどいのは予想された通りでした。自家用車で会社に出かけた人たちが多い事などの影響のようでした。
<ミラノのブランド店>
バスはドゥオモの東側のフォンターナ広場に到着しました。此処がホテルに帰る時の待ち合わせ場所にもなりました。小さな噴水のある余り大きくない公園のような場所です。
Mさんとミラノ市内見学を兼ねて、ブランド店を訪ね歩きました。私はトンと興味がありませんが、Mさんはブランドに中々詳しいので感心させられました。グッチ、ルイ・ビトン、フェラガモ、シャネルの店など、その度にたくさんの買い物をされていました。留守番の奥さんや嫁がれた娘さん、お孫さん達へのプレゼントのようでした。
ブランドでも感心させられたのは、グッチの犬用の首輪でした。昨日の買い物の時です。偶然、同じ店で出会ったとき、三重県から見えた若い女性の方がこの首輪を探し出し、サイズなどで思案されていました。Mさんの方が気に入って、この首輪を先に買われました。この女性の方は、最初は買うのを諦められていましたが、諦めきれず、結局、今日買い求めましたと話されていました。グリーンと赤色も混じった可愛らしい首輪でした。ワンちゃんへのお土産なのか、散歩に連れて行く人へのお土産なのかは難しいところですが、毎日の散歩が楽しいものになるのは疑いありません。
<ミラノの街路樹>
バスの中から見た街路樹や店先の鉢植え、庭木などは次のものが目に付きました。私が全く知らない草木もあったかも知れませんが、ほとんどは日本でもよく見かける植物でした。
名前だけ挙げますと、桐、花の木、白樺、泰山木(たいさんぼく)、紫陽花(あじさい)、金木犀(きんもくせい)、楓、這松(はいまつ)、珊瑚樹(さんごじゅ)、龍舌蘭(りゅうぜつらん)等でした。
<出国>
イタリアへ入国の時は、パスポートの確認さえありませんでした。さすがに出国の時はスタンプを押してくれました。ミラノ郊外のマルペンサ空港です。国際空港なのに設備はそれ程整っていませんでした。それで、2時間あまりの時間を潰すのに骨が折れました。スナックのような店は閉めたばかりでしたし、自販機も故障中でした。
この時、昼食用に買っておいた壜ビールが役に立ちました。栓抜きが無かったので、バッグに入れたままにしていましたが、何も飲み物が無い時には、オアシスに出会ったようなものです。
<日本へ向かう機内で>
ミラノのマルペンサ空港からは、北東方向に進みました。往きと同じようにシベリア中空を飛びました。夕食が出た後は、ライトが落とされたので、少し残ったオールドパーを飲みながら短歌の続きを詠みました。
往きと違って、今度は眠った方が時差ぼけになりにくいと考え、その後はうつらうつらと時を過ごしました。
ミラノの空港にて
免税の申告も無き旅土産記念写真と想い出をのみ
日本へ向かう機中にて
夕食の終て機内の灯の落ぬ微な寝息に旅は終われる
あしびきの山鳥の尾のしだり尾の夜の長きに歌口ずさむ
若き日の眠れぬ夜に酒を酌み歌を詠みたる日も又ありき
モスクワを過ぎて北へと針路変え丑三時の静けき機内
満月の翼に光照り返し何時しか見えじ針路変えたり
- 同行者
- その他
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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ミラノの昼食のお店です。同じオレンジジュースでも、赤っぽいのから黄色まで、様々でした。味は変わらないとの皆さんの感想でした。
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その店にはゴーギャンの絵が架かっていましたが、勿論複製です。メニューはリゾットとミラノ風カツレツです。勿論ワインを注文しました。
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これもドゥオモのステンドグラスです。真っ黒な写真でした、パソコン処理をしましたら、何とか絵が浮かび上がってきました。
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ドゥオモのステンドグラスです。暗くて、少し見難いですが、実に様々なデザインの絵がびっしりと嵌め込まれています。
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ドゥオモの中に、ひっそりと祭壇のようなものが設えてありました。細かい説明プレートがあるようです。
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ドゥオモの暗い中で撮ったレリーフです。人物像などが描かれているようです。
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上の方に三連のステンドグラスがみ余すが、少しバ刈カメラの光量不足になりました。その下には彫刻が何体か見えます。
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高い点所ウン一番高いところに明り取りの窓がありますので、ほとんど真っ暗な写真になってしまいました。正面にはステンドグラスが見えます。
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床に描かれた文様です。足元は明るく証明してありましたから、くっきりと花の文様が写りました。
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ドゥオモは、1386年にジャン・ガレアッツォ・ヴィスコンティにより着工、建築材料にはミラノ西北のマッジョーレ湖の薄灰色と薄ピンクの大理石が使われました。完成は19世紀中頃です。
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現地の説明では、130年程前に作られたアーケードとお聞きしました。改めてガイドブックで調べてみましたら1867年建設とありました。
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ミラノスカラ座。時間に余裕があれば、ゆっくりとオペラを楽しみたいところです。併設のスカラ座博物館の方を見学しました。
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どの建物の中庭を写したのか分からなくなりました。スフォルチェスコ城内の彫刻美術館のような気がします。雨がまた降ってきました。
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壁に這った蔦が、紅葉を始めていました。芝生はまだ濃い緑です。一寸した風情を感じました。
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今度は少し前面に回りこんでの撮影です。雨が止んでいませんから、写真もすっきりはしません。窓がほとんど蔦で覆われてしまっています。
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ベネチアでもガラス製造工場を見学し、展示即売がありました。このお店で扱っていたものも、ベネチアングラス製品でした。
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ミラノのレオナルド・ダ・ビンチホテルの部屋です。夜冷え込みそうでしたから、スキー用の薄いズボン下を穿きました。それで、寒さは凌げました。「寒くて寝付かれなかった」との話を、翌朝、何人かの人からお聞きしました。
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設備は4つ星クラスにしては少し実用的な趣でしたが、取り立てて不可もありません。何よりちゃんとお湯が出たので助かりました。
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泊まったホテルはミラの郊外に位置し、道路が混みますと、市街地までは1時間余りかかりました。ホテルと言うより、外観は大規模なマンションといった感じでした。
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泊まった棟以外の棟の写真です。全部で三棟のマンモスホテルでした。
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ホテルからミラノ市内に向かうバスの中から撮った写真です。学校らしく、壁中が落書きだらけでした。
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バスは非番の運転手さんと渡辺さんが交渉して頂き、1人500円程で市街地まで送って貰うことになりました。
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ローマから北上を続けて、色んな街を訪れましたが、それぞれに昔の雰囲気を漂わせた所が多くありました。しかし、ミラノはそれとは違った近代都市への様変わり部分が多く見られました。
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ホテルから送って頂いたバスとお別れして、ミラノ市内の散策です。ドゥオモの見学の他、いくつかのブランド品のお店巡りでした。こちらは毛受さんの買い物です。
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これもバスの中から撮ったミラノの市内風景です。正面左の赤い表示の右側の数字は、気温12度Cを示しているようです。
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沢山の尖塔が並んだドゥオモの威容です。イタリアのゴシック建築の最高傑作と言われます。
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