はちの父さんのクチコミ(6ページ)全515件

ハイデルベルク城の入場券売り場で、ガイドイヤホンと日本語案内図を借りました、セットで4ユーロでした。ラミネート処理された案内図の番号をインプットすると、その場所の説明が日本語で聴くことができます。じっくり見て、聴いていると結構時間がかかります。ハイデルベルク城は13世紀にプファルツ伯の居城として建てられましたが、戦争や火事で破壊され一部再建されてはいますがほとんどは廃墟のままです。ロンデルという半円形に張り出したテラスからの見晴らしが良く、ネッカー川に架かるカール・テオドール橋（アルテ橋）、ハイデルベルク旧市街などすばらしい景色がながめられます。

マルクト広場からコルンマルクト広場を抜けたところにケーブルカー乗り場があります。城までのケーブルカー往復運賃と入城料込みで６ユーロと良心的な値段です。ケーブルカーの中は階段状になっていてます。ケーブルは急勾配を２分で上がり、トンネルを抜けるとすぐお城の駅に到着です。ケーブルはもっと先にある駅まで行くので、お城の駅で交差します。

ハイデルベルク中央駅駅舎を出たところ、前衛的な巨大なオブジュ「３本足の馬」の前に観光案内所があります。市内地図をもらいたかったのですが、朝9時半で早すぎたのかまだ開いていませんでした。市内地図はハイデルベルク城に登るケーブルカーのチケット売り場で乗車券と一緒に無料でもらえました。

ハイデルベルクはニュルンベルク、ローテンブルクとともに古城街道の街ですが、中央駅はそれほど大きくありません。駅前広場にはトラムやバス乗り場があり、ハイデルベルク城や市庁舎のある旧市街までは33番バスで5分ほどです。観光案内所の前には前衛的な巨大なオブジュ「３本足の馬」があり、良く目立っていました。

カールスシュタット、マイツァイル、ガレリア・カウホーフ・・と大型デパートをはしごして、ガレリア・カウホーフの屋上から下のハウフトヴァッヘを見下ろしたら、目の前にあったのがこの教会です。広場の真ん中にあって暖かい色使いの教会で、こじんまりしていますが存在感があります。買い物やお散歩がてら見に行くにはおすすめです。後で気が付いたのですが、地下鉄のハウフトヴァッヘ駅から地上に出る階段のところにありました。

ハウフトヴァッヘはフランクフルトの中心で、歩行者天国は賑やかなショッピングストリートです。フランクフルト中央駅からぶらぶら歩いて15分ほどで、カタリーナ教会やデパートのガレリア・カウフホーフに着きます。

ガレリア・カウフホーフの最上階にセルフレストランがあります、値段が安くて眺めが良くお勧めです。早めの夕食を食べましたが、なかなか素敵な店内です。屋内の席は空いていましたが屋外のテーブルは満席でした、ドイツの人は屋外が好きなようです。ドイツの秋ならではの飲み物リンゴ酒、アプフェルワインをようやく見つけ飲みました。温野菜のサラダは盛り放題で安いです。なんといってもレストランからの眺めが最高で、カタリーナ教会、高層ビルもよく見えます。

駅からまっすぐ歩いて来れば7，8分でクラインマルクトハレ(屋内市場)に着きます。二階建ての広い建物の中に、ありとあらゆる食料品のお店がズラッと並んでいて、見て歩くだけでも楽しいです。八百屋、果物屋、肉屋、ソーセージ屋、花屋、総菜屋、ジャム、パン、お菓子・・とにかく種類が豊富で何でもありです。2階は食材を買って食べることのできるお店が集まっています。

ケルンフィルのコンサートの後、1511年創業のケルシュ（ケルンビール）の名店ブラウハウス・ジオンで遅い夕食を食べました。自家製のケルシュビールは0.2L（1.7ユーロ）と小ぶりです。夜更けでも人がいっぱい、屋外のテーブルを囲んで立ち飲みです。店員はクランツというケルッシュ専用の盆を持って客席を回り、空になったグラスをどんどん新しいものに取り換えて行きます。もう飲まないと決めたら、飲み終わったグラスにすぐコースターで蓋をしないと、店員がサッと新しいグラスに取り替えてしまいます。ロールキャベツとベーコン(10.8ユーロ)を食べました、二人で17.4ユーロと安かったです。

旧市庁舎へ行きました。傍で見るとなかなか立派な建物ですが、周りの道路は掘り返し中でした。地面より下がった部分からローマ時代の遺跡がまだまだ出てくるようです。受付も何もなく自由に入れます。小さな中庭があり、ぐるっと回廊が取り囲んでいます。大聖堂にある絵画と似ていますが、部分的に違っている絵が飾ってありました。この地方では結婚式を市庁舎で行うことが多いようで、この日も一室に人が集まっていました。

ホーエンツォレルン橋は長さ410mありますが、長いフェンス全体に取り付けられた南京錠で見物客を呼んでいます。色とりどりの南京錠もここまでぎっしりと埋め尽くされるときれいです。鉄橋の片側を人が歩けるようになっています。

波型の屋根に特徴のある建物がケルン・フィルハーモニーのコンサートホールです。今まで訪れてきたクラシックな歌劇場と比べると、すり鉢状とでも形容しましょうか斬新ですばらしい。オーケストラの後ろの席以外はほぼ観客で埋まっていました。ニールセンのフルート協奏曲、レスピーギの『交響詩ローマの噴水』『ローマの松』を聴きました。ステージに向かって左の上の席でしたが、音響は素晴らしいです。二人で€39.2、一人2600円位でした。

大聖堂の南東に建っているのがルートヴィヒ美術館です。20世紀美術のコレクションが充実していて入場料は€10。入ってすぐにキャサリン・アンドリュースの大型ポスターが迎えてくれます。ピカソが絵画、彫像ともに多数展示されていて感激しました。ダリ、マグリット、ココシュカ、キルヒナーも見応えあります。　　　
壁一面にウォーホルの絵があり、四角の枠から鑑賞している女性がいました。ここから鑑賞するのがお勧めなのかなと思って待っていたのですが、いつまでたってもどいてくれないのです。微動だにしないので、おかしいと思ってよくよく見ると人形です。 これも作品でした。ハンソン作「WOMAN」、気味の悪いくらい人間そっくりです。

駅前から伸びるメインストリートがホーエ通り。ローマ時代からの街道でホーエというのは高いという意味ですが、今はあまりホーエでない食品やおみやげ物も売っています。通りのあちこちに水色の香水「４７１１」ショップがあり、ドイツの名品「ヘンケルス」のお店、アイスクリーム屋やパン屋なども並んでいて、庶民的な感じがしました。

駅前にこれだけ大きな大聖堂が建っているというのも珍しいです。1248年に着工し1880年に完成したカトリック教会で、縦幅144ｍ、横幅86mもありゴシック様式の建築物としては世界最大です。ゴシック建築特有の針葉樹森のような外観が見応えありますが、いつもどこかの部分を修復しているようで、綺麗に写真が撮れません。
堂内の十字架の形に交叉している手前身廊の右側に、バイエルン王ルートヴィヒ1世が奉納した「バイエルン窓」と呼ばれている5枚のステンドグラスがあり綺麗です、いつまで見ていても見飽きません。

ナポレオンに愛された香水店でナポレオン占領下の住居表示番号をそのまま店名にしており、朝から晩まで観光客がひっきりなしに出入りしています。香りはレトロとしか言いようがないけれど、香水の箱の水色と瓶デザインが独特で目立ちます。本店だけにある蛇口から流れ出るオーデコロンや、2階にミニ香水博物館などもあり面白いです。

ケルンはフランス語でコローニュ。オーデコロンとはケルンの水（オー・デ・コローニュ）という意味の香水のことで、18世紀にここで誕生しました。ですからケルン中央駅駅舎にも大きくオーデコロンで有名な店の名前＜4711＞が出ていて、列車を降りるともうケルン色たっぷり。駅舎は駅構内からケルン大聖堂が見えるように一面ガラス張りで、駅舎を出る前から大聖堂の存在感に圧倒されてしまいます。でも古い駅舎のなごりが見つかり、歴史も感じる駅です。

ボッパルトの駅から徒歩で5分ほどの所に観光チェアリフトの乗り場があります。屋根もついていないし、もし雨でも降りだしたらびしょぬれになってしまうリフトですが、リフトの上から眺めるライン川の景色は素晴らしいです。ライン川が360度大蛇行している場所の山の上にある「ゲデオンスエッ展望台」カフェテラスからは、ライン川沿いを走る列車がおもちゃのように見えます。

マイン川南岸に面して建つシュテーデル美術館に行きました。入場料金は週末に安いミュンヘン（１ユーロ）とは逆に、土日は平日より２ユーロ高くなり、一人14ユーロ（1900円）でした。
ここは銀行家シュテーデルの寄付によって設立された美術館で19世紀後半の建物です。レンブラントの「サムソンとデリラ」など見応えのある絵画がたくさん並んでいました。ェルメールの「地理学者」は、日本への貸し出しを終え元の場所に収まって安心したかのようです。

レーマ広場から入った路地にカイザーザールの入り口があります。壁にはめ込まれた自動販売機で入場券を買い螺旋の外階段を上ると、2階部分に広々としたカイザーザール(皇帝の広間）があります。神聖ローマ帝国皇帝の戴冠式後の祝宴がここで開かれました。木製の天井は豪華ではありませんがシンプルなカーブが美しい。広間の四方の壁を、神聖ローマ帝国皇帝52人の等身大の肖像画が飾っています。カール大帝以後ドイツ出身の皇帝が52人もいたとはびっくりです。ちょうど訪れた時にドイツ人の団体がレクチャーを受けていました。旧市庁舎(レーマー)は、第二次世界大戦の爆撃で大破したため外観とここだけが元通りに修復されたそうです。