分離壁について
はじめまして。
私も3月にパレスチナ自治区の多くの都市を周りました。
というのも、私はパレスチナの子ども達の支援をする団体のボランティアをしたり、パレスチナ問題に関して勉強し続けているからです。
前回のパレスチナ訪問は膨大な写真を撮り、本当に貴重な経験を数多くしました。
ぜひ載せたいのですが、帰国直後に就職してしまって、写真のアップなどの時間が取れず、今に至っています。
また、パレスチナ自治区という地域か項目をつけて欲しいと4Travelに問い合わせたところ、快い返事を下さったのですが、時間がかかるとのことで、出来るまで載せるのを躊躇していました。
でもそろそろとりあえず載せたいと思います。
壁について、簡単に少し説明させて頂くと、あれは実はパレスチナ自治区を大きく食い込んで作られていて、さらにパレスチナの地下水に沿って作られているのです。
もし完成してしまうと、パレスチナの地には水資源のない人が住めない土地と化してしまうのです。
ここ数年間で建て始められ、壁の内側となってしまった地域にあるパレスチナ人の家々や畑は、毎日ブルドーザーやダイナマイト、戦車で破壊され、抵抗する人々は撃たれています。
壁は、エルサレムにも食い込み、近くにあるパレスチナ人の大学の敷地内にも嫌がらせで建設されてしまいました。
私はそこの大学にも行き、写真を撮りましたので、ぜひ載せたいです。
メディアは決してこうした人権侵害の占領政策について報道しません。なぜなら、メディアのトップ(CNNなどの大手メディア)はユダヤ系、もしくはシオニストであり、日本もその情報を直輸入しているからです。
詳しいことは詳細を説明しなくてはならなくなり、それが私の旅行記UPを遅らせているのですが、もうそろそろ書いてしまおうかと思っています。
とりあえず、情報源だけでも紹介させていただきたいと思います。
長文になってしまいすみません。
パレスチナ情報センター
http://palestine-heiwa.org/ パレスチナとイスラエルに関する総合情報サイト。「アーカイブス」のコーナーでは、ネット上の日本語による主な関連文書をアーカイブしている。主要サイトへのリンクもほぼ網羅。
P-navi info
http://0000000000.net/p-navi/info/ パレスチナとイスラエルに関する話題を中心にしたブログ。速報性も高い。下の「パレスチナ・ナビ/ナブルス通信」のブログ版。
パレスチナ・ナビ/ナブルス通信
http://www.onweb.to/palestine/ パレスチナとイスラエルに関するメールマガジン「ナブルス通信」のサイト。メールマガジンは、翻訳記事を中心に不定期発行。読者も募集中(左記サイトが重い場合は、こちらへ → 購読登録)
(リンク先は、別のウインドウで開きます)
パレスチナの平和を考える会
http://palestine-forum.org/ イスラエルによるパレスチナの地下水収奪についての海外の学術論文等の情報が満載。
『ルート181―パレスチナ〜イスラエル旅の断章―』 解説サイト
http://palestine-forum.org/route181/info/index.html 2002年夏、パレスチナ人のクレイフィとイスラエル人のシヴァンの両監督は二人が生まれた故郷をともに映像でたどる旅に出る。二人がたどったのは、〈ルート181〉と名付けた架空の道だった。それは1947年、パレスチナの地を二分するために国連決議181号で定められた分割線を意味し、実際には境界になることがなかったルートである。
1948年、イスラエル建国によってパレスチナ住民の多くは追放され、このルートの大半はイスラエルの土地となった。さらに1967年、イスラエルは西岸・ガザを占領し、パレスチナ全土を手中に収めた。
分割決議案から55年後、イスラエル軍によるパレスチナへの侵攻と過酷な軍事占領が続くさなか、二人の監督はこのルートに沿って北上し、この地に住む人々の声と表情を拾っていく。そこであらわになる様々な〈境界〉に取り囲まれた生の現実と、歴史の襞が織り込まれた記憶は、今を鋭く問いかける。
全くのプロパガンダなしのため、出てくる証言の背後にある様々な過去の事件に関する説明がない。それを補うのがこのサイトです。
■ パレスチナの子ども達を支援しているNPOのページ
☆日本パレスチナ医療協会
http://www1.ttcn.ne.jp/~jpma/top/top_right.html イスラエルによるパレスチナ内の無数の検問所で、多くのパレスチナ人は病院に行くことさえはばかられ、さらに
国際社会の課している経済制裁により、パレスチナの医療機関は危機的な状況にあります。こうした状況を改善するための活動です。
☆JVC(日本国際ボランティアセンター)パレスチナ事業
http://www.ngo-jvc.net/jp/projects/palestine/index.html イスラエルによる外出禁止令、無数の検問所の封鎖、軍事侵攻による物資の移動の制限などにより、パレスチナの子ども達の多くが栄養失調になっています。
今回の国際社会の経済制裁により子ども達の栄養失調がさらに深刻化しています。
JVCはパレスチナの子ども達の栄養改善事業や医療支援を行っています。
☆パレスチナ子どもの里親運動
http://www5e.biglobe.ne.jp/~JCCP/ レバノン南部にある最も劣悪な環境下におかれ続けているパレスチナ難民の子ども達を支援する里親制度です。
1984年、シャロンがイスラエル軍の撤退宣言の後、世界各国のメディアが帰国したのを見計らってパレスチナ難民を大虐殺した後、フォトジャーナリスト広河隆一さんがたまたま通りがかり、親を亡くした大勢の子ども達の里親を募ったことが始まりです。
☆パレスチナ子どものキャンペーン
http://www32.ocn.ne.jp/~ccp/contents/cont2.html 活動開始以来、国境や宗教・民族にとらわれず、子どもたちの人権と生活を守るための活動を続けています。
フォトジャーナリスト広河隆一さんの創設したNPOです。
ガザでの耳の不自由な子ども達のための学校や、2002年のイスラエル軍による大虐殺のあったジェニンで母と子の心理療法などを行っています。
☆パレスチナ・オリーブ
http://www5a.biglobe.ne.jp/~polive/top.html 産業がいつもイスラエルによって破壊される中、乾燥に強いオリーブはパレスチナで唯一の収入源となっています。
ところがイスラエル軍は嫌がらせでオリーブ畑を戦車やブルドーザーで破壊し何万本ものオリーブを根こそぎ破壊したり、微妙な出荷時期で品質が変わるオリーブを運び出す時期にわざと検問所を封鎖したり道路を破壊したりに土砂を積み出荷出来なくしたりしています。
そんな苦難の中作られるオリーブ製品を、フェアートレードで販売することでパレスチナ人の生計を助けようと出来た団体です。