2017/01/04 - 2017/01/04
400位(同エリア8626件中)
キートンさん
そろそろ行っとかないとな・・・ アンコール遺跡群。
年末年始を利用してやって来たシェムリアップ。
今日3日目は早くも観光最終日。
今日はツアーに頼らずレンタサイクルを使って自力で観光する計画です。
朝一番は必見といわれるアンコール・ワットの日の出を観賞。
朝食後に「タ・プローム」を重点的に、小回りコースの遺跡をさらっと見てアンコール・ワットへと向かいます。
しかし自力での観光はリスクが付きもの。
やはり試練は待っていました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 自転車
- 航空会社
- 中国東方航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
マントラ・アンコール・ブティツク・ヴィラのフロントは24時間オープン(夜中はスタッフがソファーやハンモックで寝ている)ということで、5:00前に自転車を借りて待ち合わせしたI氏と共にアンコール・ワット西側にやってきた。
-
西塔門を抜けしばらく進むと両側に「聖池」が現れる。
北側の聖池が人気で混み合うが、I氏は左側の工事櫓があまり気にならなくてすいている南側の聖池で日の出を待つという。 -
しかし南側の聖池からでは太陽が昇る方向が5つの塔の方向とずれてしまう。
北側の聖池が人気なのは5つの塔と太陽が昇る方向が同じだからだ。
ただ北側の聖池はI氏が言う通り、最も左の塔のすぐ横にある工事櫓が目障りだ。 -
池辺の特等席はすでに埋まっていて、やや出遅れ感があった。
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イチオシ
上空の雲が赤く染まってきた。
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できるだけ高い位置から撮影を試みるが、最前列にひとりだけ突っ立ってる人の頭がどうしてもじゃまだった。
なんとか人を入れずに撮ったが、池をこれぐらい入れるのがやっとだった。 -
アンコール・ワットの塔のシルエットが水面に映る。
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塔の背後が晴れ渡っていてちょっと平凡な感じが否めない。
赤く染まった雲がいくらかあった方がドラマチックな光景にる気がする。 -
聖池にはハスと思われる花が咲いている。
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7:00前、塔の右側がにわかに明るさを増してきた。
いよいよ太陽が顔を出しそうだ。 -
7:00、くっきりとしたシルエットの一部がにじんできた。
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7:05頃、太陽が顔を出した。
天候に恵まれた割には何か物足りない感じの日の出だった。
写真の出来がイマイチなのはカメラマンの腕のせいともいえるが・・・ -
こちらは南側の聖池から見たアンコール・ワット。
場所を選べば工事櫓は気にならないように撮ることができる。
ただ、太陽は遥か右の方だが。 -
聖池の西側にある「経蔵」が朝日に照らされていた。
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7:15頃、明るくなったアンコール・ワットを後にした。
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朝日に照らされた西塔門をくぐり、一旦宿に戻り朝食を摂った。
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朝食後、荷作りをしてチェックアウト。
大きな荷物はフロントに預け、身軽になってレンタサイクルで9:20頃宿を出発した。
ただ借りれた自転車はペダルが少し曲がっていてややこぎにくいものだったので違う自転車に替えてもらいたかったが、今日はこれしかないという。 -
先日見学したバイヨンを左に見ながら走る。
-
ここではゾウも移動の手段となるらしい。
移動の手段というより、ゾウに乗ること自体がアトラクションといえる。
そんな機会そうそうあるもんじゃないし。 -
「象のテラス」の隣にある「ライ王のテラス」。
12世紀末、ジャヤヴァルマン七世によって創建された。
作家三島由紀夫は、1965年にタイからカンボジアを旅行した際、アンコール・ワットとアンコール・トムを見学し、1969年に戯曲「癩王のテラス」を完成させた。
外観だけ見て「こんなもんか」と思ったが、内側のレリーフがみどころだと後になって知った。
惜しいことをした。 -
10:00過ぎ、「勝利の門」をくぐり小回りコースをたどる。
-
「勝利の門」からほどなくして南側に「チャウ・サイ・テボーダ」が現れる。
12世紀初頭、スールヤヴァルマン二世によって創建されたヒンズー教の寺院。 -
道路を挟んで「チャウ・サイ・テボーダ」の北側には「トマノン」がある。
こちらも12世紀初頭、スールヤヴァルマン二世によって創建されたヒンズー教の寺院。 -
さらに少し走ると「タ・ケウ」が現れる。
11世紀初頭、ジャヤヴァルマン五世によって創建されたヒンズー教の寺院。 -
ジャヤヴァルマン五世の急死により、石材を積み上げた状態で未完成のまま放置されたという。
ここまではじっくり見学せずに外観を見ただけでさらっと流した。 -
10:30頃、「タ・プローム」の西塔門に到着。
ここは自転車を停めてじっくり見学しよう。 -
「地球の歩き方」によると「大蛇のように見える木」だそうだ。
樹齢300~400年だという。
安全確保のためか支保工が設置されていた。 -
エコーが響くお堂付近。
西洋人、中国人共に多し。
ダメな時間帯に来てしまったようだ。
昨日の遺跡見学が良い時間帯だったことを改めて思い知る。 -
「大蛇のように見える木」の反対側かな?
スポアン(榕樹)の生命力は恐ろしいものがある。 -
これは「血管のようにからまる木」だという。
スポアンの根の上に、別の植物の根が張り巡らされ、毛細血管のように見える。 -
記念撮影の観光客が次から次へと前に立つので、これ1枚撮るのに5分以上を要した。
「タ・プローム」では「ベン・メリア」と同様に荒廃した神秘的雰囲気を感じたいところだが、にぎやかな人混みの中でそれを感じるのは困難だ。 -
「タ・プローム」は、ジャヤヴァルマン七世が母のために造った仏教僧院であったが、後にヒンズー教寺院に改造されたとみられる。
1186年に創建され、仏教色の濃いレリーフが多い。
東西約1000m、南北約700mのラテライトの壁に囲まれ、建立当時は5000人の僧侶と615人の踊り子が住んでいたと伝えられる。 -
多くのデバター(女神)像が見られる。
タ・プロームはどうしてもスポアン(榕樹)のイメージが強いので写真もスポアンがメインのものが多くなり、レリーフなどの注目がおろそかになりがちだ。 -
イチオシ
「最も有名な巨大木」だそうだ。
中央祠堂の南西側の回廊上から太い根がいくつも垂れ下がっている。 -
こんな力強い根っこを見るのはさすがに初めてだな。
-
ロケ地巡り好き映画「トゥーム・レイダー」のロケ場所を見てみたかったが、どうやら工事で見学を避けた東門付近だったようだ。
好きな映画というわけではないので、特にこだわりはないが・・・ -
「塔に食い込む木」。
完全に根が石材の隙間に食い込んでいる。
遺跡破壊のメカニズムが見えるようだ。 -
イチオシ
西側の塔門まで戻って11:20頃タ・プロームの見学を終えた。
タ・プロームは自然の脅威を感じられる個性的な遺跡だが、人混みの多さが独特の雰囲気を損ねていた。
ここは朝一番か夕刻近くに見学するのが良いのかもしれない。 -
タ・プロームの次は「バンテアイ・クディ」もちょっと見学したいところだが、後のスケジュールを考えパスした。
しかし問題は時間的余裕があるなしというとは別のところで、じわじわと現れてきた。
12:00前にアンコール・ワットの外堀東側まで来たのだが、実はこの時すでに深刻な事態におちいっていた。 -
バンテアイ・クディを過ぎたあたりから前輪が舗装の粗さを拾うようになり、アンコール・ワットの外堀が見える前にエアーが完全に抜けてしまったのだ。
-
通常の7割くらいのスピードなら走行は可能だった。
アンコール・ワットの西側入口まで3km弱の距離を約15分かけてなんとかたどり着いた。 -
12:10過ぎにアンコール・ワットの西側入口にたどり着いた。
このあたりには多くの出店が出ている。
お昼時なのでとりあえず簡単にでも食事と水分補給をしたい。 -
半ば強引な客引きに屈してココナツ(ヤシの実)ジュースを飲むはめになった。
1個2ドル。
さっぱりしているが意外に果汁が多く、1リットルはあろうかというぐらい。
飲み干すのがちょっとしんどかった。 -
ココナツジュースでお腹が膨れたためか、食欲が落ちたが昼食はここで摂ることにした。
-
選んだのはポテト。
カンボジアに来てポテトとは、なんともローカル色のないチョイス。
食より観光優先、気を取り直して次はいよいよクメール建築の最高傑作「アンコール・ワット」を攻めるのだ。
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