2016/08/05 - 2016/08/07
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PHOPHOCHANGさん
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タイトル通り、本来の目的は心臓の手術で入院中の友達のお見舞いに姫路まで遠征しました。お見舞いに来ても良いよって日は、もう具合が良くなってる日=退院間近でしたから、翌週同じ方向へ出かけてく事が決まってるにも関わらず、やっぱり飛び出してしまいました。
お見舞いだけなら日帰りも余裕でしたが、懐具合には余裕無く、行きは夜行バス、1泊して、帰りは青春18きっぷと言う、いつもながらの時間はかけても金はかけない旅となりました。
そのお蔭で、ゆっくり姫路城を見て来る時間が取れました。
にしても、この夏の関西地方の猛暑は半端無かったです(;^-^A
姫路城について詳しくは、こちらをご覧ください。
http://www.city.himeji.lg.jp/guide/castle/
ちなみに概算ですが、
新幹線の往復の場合:32320円(のぞみ号利用なら片道3時間ちょっと)
夜行バス(新宿バスタ~姫路駅):9200円
青春18きっぷ:2370円
宿泊費(縁楽堂):2500円
これらの合計:14070円
半額以下で済みました、勿論時間は3倍以上かかりましたけど
天守閣にたどり着くまでの旅行記はこちらです。
http://4travel.jp/travelogue/11169483
引き続き、天守閣内もガイドさんに案内していただきます。
以前(高校の同級生とクラス会旅行で)訪れた時の姫路城は、何だか随分武具掛けが多いなぁって印象でした。
そしてそれが今回間違っていなかったと判明。
ホント徹底して戦に備えてたんですね。
にしても天守閣内は混雑してて、屋内とは言え暑かった★見学しながら水分を補給したのって今回が初めてです
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
姫路城に使われる瓦は約8万枚。そのうち池田輝政の紋(揚羽)が刻まれた瓦は多数見られます。通常ならば羽を上にしている揚羽紋ですが、今回の平成の大修理で羽を下にして取り付けられている瓦が二枚見つかりました。取り付けられていたのは大天守最上層と二層の三角屋根の端(ケラバ)。「昭和35年度」製作の刻印がありますが、なぜ逆さに付けられたかは不明。日光東照宮陽明門では柱12本のうち1本が逆さに取り付けられた上、「魔除けの柱」と呼ばれていることから、姫路城でも泰平を願ってあえて逆さまに取り付けたのではないか、と推測されています。
それが、これ -
軸組構造模型(1/20)。
軸組って言われてもピンと来ないけど、Framework(フレームワーク)って方が理解しやすいよね。
って事で、詳しい説明は次の写真の案内でどうぞ -
実際の骨組みってこんなだったの?
柱が凄く多いよね -
これこれっ!
PHOの記憶に有った姫路城ってこれです、壁一面の武具掛け -
この組み立て方を見ると、さっきの軸組はさもありなんって思うよね。
六葉釘隠し。
葉と葉の間に猪目って呼ばれるハート形の隙間が有るなんて、帰って来てから調べて判った事なんだよね。もっとアップで撮れば良かった -
開く窓と開かない窓
-
駅前通りと言うか、大手門通り。
正面突き当りが姫路駅。さっき姫路駅からこっちを見てたんだよね(1つ前の旅行記に写真有り) -
武具庫。
生活感無く、ホント戦闘用に備えてた場所だった事が判る -
東大柱。
東大柱は姫路城大天守を支える2本の大柱のうち東側の柱で、大天守の5階まで一本柱で通されています。地階の根元部分だけは腐って取り替えられたそうですが、それ以外は当時の物がそのままです。
此処は2階部分 -
こっちは3階部分
-
今までの経過から鑑みて、この階段の在るスペースは、窓からの攻撃の為って思ったんですが?
-
こんな窓(隙間?)も在ります
-
いたずら書きじゃないよね?
他にも何ヶ所か在るようですよ -
西の丸方向。
中央の屋根の在るところが百閒廊下と呼ばれる西の丸長局 -
「刑部大神(おさかべたいしん・刑部神社・長壁神社)」は、
現在は大天守の最上階(6階)に祀られ、 様々な伝説などとともに語り継がれている社です。
「刑部神社」は姫路城が姫山に築かれる以前より、姫山にあった「小刑部(おさかべ)宮」という地元の人たちの信仰の対象となっていた地主神を祀ったものと言われています。
それが現在の姫路城の大天守最上階に祭られるようになった経緯には、様々な説があり、伝説となって語り継がれています。
最も有力なものが「池田輝政への呪い」の伝説です。
慶長14(1609)年、城が完成して間も無い12月12日の日付で、輝政に充てた不気味な手紙が届きました。それには輝政と夫人に天神(天狗)が取り憑いて、呪いをかけようとしている。その呪いを解いて欲しいのなら、城の鬼門に急いで八天塔を建てて、大八天神を祀れ」と書いてありました。
これらは、秀吉が城を築く時に姫山から総社に移した刑部神社のたたりだと人々は噂しました。
そこで輝政はさっそく刑部神社を城内のとの三門内にお迎えし、祀る事にしました。
ところが、それからも悪い事が続きます。慶長16(1611)年には輝政がついに重い病気に倒れました。
そこで今度は、呪いの手紙に書いてある通りに、呪文を解く護摩祈祷を行い、八天塔を刑部神社の横に建てると、輝政の病状は回復したのでした。
その喜びもつかの間、慶長18(1613)年、輝政はあっけなく亡くなり、その子供たちも次々に若死していきました。
やはり、刑部大神のたたりに違いない。
「だれもいないはずの天守閣に夜な夜な怪しい灯りがともり、おおぜいの人が泣きわめく声が聞こえる」
噂はその後も消えなかったのです。
でもね、今は姫路城を守る会による案内には以下のように記されています。
御祭神
姫路長壁大神
播磨富姫神
姫路刑部大神は延喜式に、富姫神は播磨国大小明神社記に記され、古代より姫山に鎮座された由緒ある地主神である。
城主池田輝政が、城内「との三門」の高台に祀り歴代城主は手篤く崇敬する。寛延元年(一七四八)城主に松平明矩のとき、長壁大神と改める。
明治十五年城内備前門屋敷の火災、昭和二十年七月三日(一九四五)大空襲には、奇跡的に炎上を免れた。
姫路城の守護神であり、火災・災害等にご霊験あらたかで、人々の信仰が篤い。
毎年六月二十日、ゆかた祭りとしてご神徳をたたえる。
姫路城を守る会 -
幻の窓。
姫路城は約400年前の築城当初、城下を360度見渡す大パノラマの窓をつくろうとしていた――。
って日経新聞の記事が詳しいので、以下に載せます。
兵庫県姫路市は2011年11月18日、「平成の修理」が進む姫路城で、大天守の最上層にある四隅の外壁の中に敷居と鴨居(かもい)が計8組見つかったと発表した。
敷居とは、引き戸などをはめ込む為に、窓の下部に設けた溝付きの横木の事。
鴨居とは、窓の上部に渡した横木を指す。
実際に建てられた大天守の最上層の四隅に窓はなく、壁になっている。
大天守の最上層は現在、南北面の中央に各5カ所、東西面の中央に各3カ所の窓がある。東西南北いずれの面も、窓の両端は壁となっている。
姫路城の保存修理工事を担当する鹿島などが2011年8月、両端の壁の表面に塗られたしっくいや内部の土壁などを撤去したところ、すべての個所から敷居と鴨居が現れた。
市は新たに見つかった敷居などが、築城時に窓枠として取り付けられたものと推測している。築城当時の古い木材が使われているほか、隣接する既存の窓の敷居などと同じ2本の溝が掘られていたからだ。溝の幅や深さも一致する。
既存の窓の大きさは、幅が1.6mで高さが1.5m。新たに見つかった敷居と鴨居で構成する窓枠も同じ大きさで、既存の窓の板戸をはめ込んでみると、きれいに納まった。
もし四隅がすべて窓になっていれば、大天守の最上層の全周が窓で囲まれたことになる。市では「死角をつくらずに全方位が見えるようにする事で、城の守備力を高めたり、城を訪れた客に権力を誇示しようと考えたりしたのではないか」とみている -
下へ向かう階段は急なので、皆ゆっくりと下りています。だもんで渋滞中
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大天守の最上部は海抜90mの高さです
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これは何を写そうとしたんだろ?葉っぱの刻印のようなもの??
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再び東大柱、今度は1階部分(西大柱の写真が無い!)
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わりと暗いのですよ
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出て来ちゃいました、お疲れ様でした。
それにしても美しい☆
5層7階の華麗な大天守と東、西、乾(北西)の3つの小天守が渡櫓(わたりやぐら)で連立式に組み合わされた壮大な天守閣を中心に、幾重にも重なる千鳥破風(ちどりはふ)や唐破風(からはふ)の屋根が、白漆喰総塗籠造(しろしっくいそうぬりごめつくり)の城壁と相まって、鮮やかな構成美を創り出しています -
この角度だと玩具っぽい
-
イチオシ
何だ、この変に整った石は?
お棺なんだって!
詳しくは下の説明をお読みください -
古墳破壊したのね
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こっちも
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此処にも。
つか、これ違和感有り過ぎじゃね? -
お菊井戸を覗いてみると・・
播州皿屋敷のヒロインお菊が責め殺されて投げ込まれたといわれる井戸で、もとは釣瓶取(つるべとり)井戸と呼ばれていました。
播州皿屋敷のあらすじは、こちらをどうぞ。
http://tabian.com/tiikibetu/kinki/hyogo/himejijyo/himejijyo3.html -
お菊井戸を覗く兄ちゃん、邪魔だ
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大天守の鯱(平成の7代目)
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6代目昭和の鯱
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5代目明治の鯱
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3代の鯱の説明はこちらをお読みください
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扇の勾配。
上にいくほど反り上がるような美しいカーブを描いた石垣になっており、開いた扇の曲線に似ている事から、この名が付きました。下は緩やかですが上にいくほど急勾配になっていて「、敵に容易によじ登らせない為の工夫と言われています -
ぬの門(右)を抜けて
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別の角度からの扇の勾配
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この辺が二の丸。
此処でお世話になったガイドさんと別れ、PHOは西の丸へと向かいます。
有難うございました、楽しめました! -
この緩やかな石段を上って行きますが、サッと通り過ぎちゃ駄目ですよ
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西の丸南門跡の説明です
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この手前の四角い石がそれ
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武者溜まり。
良く見えなくて申し訳無いですが、柵の向こう側です。
土塀で枡形に囲んでいるのが「武者溜まり」と呼ばれ、出陣する兵士の集合場所であると同時に、人数を素早く数えるための「升」の役割を持った場所でした。武者溜まりは132m2のものが標準といわれ、3.3m2当たり鎧(よろい)武者6人としていますので240人、騎馬なら40騎入ったと言われています。
いざ合戦の時は、この枡形で防備の武者配置計画を合理的かつ、能率的に行ったのでしょう。
菱の門の前方で、石垣を貼り出させたところに在るので、菱の門や西の丸の東側に取り付こうとする敵を攻撃する為の施設とも言われています -
徳川の世が安泰となった時代に築かれて、それも千姫の居た西の丸なので、他とは雰囲気違います
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本多忠政が嫡男・忠刻と千姫がのどかに過ごすために築いたのが西の丸です。しかし、姫路城の唯一ともいえる地形上のウィークポイントをカバーする為、頑丈な塗籠めの窓、石落としのある隅櫓、廊下を区切る木の大扉と過剰なまでに無骨な造りになっています。しかし天守閣の西面が際立って見える庭園は、のどかで明るい広場になっています
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西の丸長局(百閒廊下)。
西の丸の中書院に当たる場所で、御殿を囲むように造られた300mもの廊下に並ぶ部屋には、千姫に仕えた侍女たちが住みました。千姫は毎朝この廊下から男山を拝んでいたと伝えられています -
PHOは真っ直ぐな廊下が延々と続くと思ってたら、成田の第三ターミナルへの通路みたいに、何気にうねうね曲がってるの
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方向感覚の鈍いPHOなので、化粧櫓の位置を地図上で見てはいたのに、その場に居た時は全くそれを実感せず。辛うじて写真を撮ってたので、此処がそうだったのかと判った次第(汗)
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化粧櫓。
櫓とは言え、内部は畳を敷いた御殿のような造りで、西の丸長局より男山を拝んだ千姫が、この櫓を休息所としたので、この櫓を化粧の間、または化粧櫓と呼んでいました。
千姫様のご利用が前提だと、櫓も御殿になるのね -
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化粧櫓から百閒廊下を望む
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一番遠い方から歩いて来たんだから、化粧櫓が西の丸では天守閣に一番近い位置になるって、その理屈が実感出来ず、人形の展示の在った場所を化粧櫓だとは思ってなかったのです。
此処から外へ出ます -
北門跡。
手前(石段最上部)の約50㎝角の四角い石が門の礎石です。
其処の少年、見逃しちゃ駄目だよw -
イチオシ
いや~っ、素晴らしい!
西の丸からの眺めって初めてだけど、正に華麗且つ優美な姿。それでいて堂々たる威厳も感じるし、さすが国宝☆さすが世界遺産 -
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菱の門まで戻って来ました。
丁度此処で11時半。病院に居る友達から「今、何処?何時に来る?」って電話がかかって来ました。
「面会時間は午後からだから、1時過ぎなきゃ行かれないんだよ~。」って説明。
好古園、ちょっと急がなきゃね -
天守の庭。
って何?
築城当時の大天守の礎石を利用して、再現展示しているの -
この真ん中の列に東西の大柱が立っていたのです
-
良く読んでね
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お菊井戸の在る上山里の下の石垣。
貧乏性なモンで、遠目にもこういう説明板が置かれていると、見逃(損)しちゃいけないと思って、ついつい足を延ばしてしまうのでした。
で、何だか凄いジャン☆黒田官兵衛ゆかりの石垣 -
http://himejijo-jpn.info/guide11g.html
姫路城の石垣については、こちらがとっても詳しいと思うので、是非ご覧ください -
また木が生えて来ちゃってる
-
もう入場券売り場の外に出ちゃったところに、横長の小屋と言うか、展示場みたいなのが在りました。
何だろう?と思ったら、旧西大柱でした。
昭和の大修理で2代目にその座を譲ったご隠居の姿です。
詳しい事はこちらをご覧ください。
http://tabiseto.com/himejijyotouzaiohashira.html -
はい、それでは好古園へと移動します。
繰り返しますが、姫路城にお越しの際は姫路城入場料1000円にプラス40円で好古園も見られちゃう共通入場券をお求めになる事を強くお勧めします
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