上海日本租界の慰安所址・大一沙龍

2015/09/12 - 2015/09/12

韓国から始まった慰安婦問題が中国へ飛び火し、「抗日戦争勝利７０周年」の中、上海における慰安所の数を「中国慰安婦問題研究センターが６月３０日、戦時中の慰安所の場所を記した上海の古地図を公開した。慰安所の数は１６６カ所に上ったという」記事があった。その慰安所の筆頭が「日本租界の大一沙龍」です。上海市文物局は上海抗戦史迹に「大一沙龍」を認定し建物を保護して行くと発表した。入手した「上海抗戦史迹導覧図」にも記載されています。

百度の記事は虹口区東宝興路の125号、123号の‘大一サロン’の旧跡を作って、日本海軍が開いた特別慰安所の中の一つを指定する。その存在期間は1931年から1945年まで、日本が投降するまでの14年間も続いた。それは日本軍のアジアで設立した1番目の慰安所、世界で最も長い期間、日本軍慰安所が存在したのです。だから、虹口区はすでにそれを上海抗戦史迹に認定し、虹口区の文化局同計画部門、文化財部門と、共に研究して行き、不動産管理の部門も家屋の破損している場所に対して修繕するでしょう。本気かどうか不明だが世界文化遺産にも登録したい等の噂もあります。

エリア 上海(中国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 航空会社: 春秋航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

上海市文物局が発行した上海抗戦史蹟導覧図。
八字橋、大一沙龍、天通庵駅、日本海軍特別陸戦隊本部、共同租界の境界線が載っています。

場所は四川北路と東宝興路の交差点から東宝興路を東へ進み、精武大楼の駐車場入口脇です。
歴ガ　 大一沙龍　　　ダンスホール　　　　東宝興路125弄１号　
東宝興路125弄１号の住所表示があります。　

大一沙龍は民間のダンスホールでした。慰安所は売春宿など民間の施設をそのまま慰安所にしたそうです。ダンスホールの入口の階段が残っています。

ダンスホールだった建物を慰安所とした。現在は多くの住民の住む家です。

ダンスホールの入口の階段脇の花壇。

ダンスホールの入口の床のタイル。

許可を得て室内を覗いて見ました。

暗くて良く見えませんが障子窓のようです。

1軒の建物にこれだけの電気メーターが設置されています。

これも当時の階段でしょうか？

電気メーターの下の床のタイル。

１階の窓の前、小さく小割した１間の部屋なので生活用品が外に並んでいます。

１階の窓

１階の窓の形が懐かしい。日本にもこんな窓が残っていたような。

ダンスホールの入口の階段脇の花壇。

ダンスホールの入口の石畳。

シミの着いた天井。

２階へ上がって見ました。大広間をベニア板で仕切って部屋割りしてます

２階の廊下、現在は多くの住民が住んでいますので部屋の中までは見れません。

２階の廊下、現在は多くの住民が住んでいますので部屋の中までは見れません。

２階の部屋の入口の扉。

２階の共同炊事場。

２階の共同炊事場。

２階の板張りの廊下。この他富士山えお模った欄間、大一の文字の入った扉があったそうですが、奥の建物までは入る勇気は有りません。