黒い森・アルザスの旅8 カーヴ・ド・テュルクハイム

2009/05/01 - 2009/05/01

2009.5.1（金）カーヴ・ド・テュルクハイム

だるくて、お腹がシクシク…。観光をあきらめて、体を休めることにしました。

昼頃になったら、少し元気回復。天気はよいし、部屋に入るのがもったいない。村の外にある、ワイン・カーヴ“カーヴ・ド・テュルクハイム”に出かけました。

そこはワインのディスカウントショップって感じでしたが、気軽に試飲ができる店。いろいろ試した結果、ピノ・グリの小さいボトルを買って満足！

ちょっとのワインで脚は重くなったものの、心軽くホテルに戻りました。

（旅行期間：2009年4月24日〜5月5日）

エリア テュルクアイム(フランス)

• 交通手段: 徒歩

朝になっても、胃が重苦しく、お腹がシクシクする。背中が痛くて、だるい。食欲はまったくナシ。

ダメだ、疲れてる…。

とりあえず、朝ご飯を食べないことを言っておこう。

下に降りると、セリーヌさんの姿はなく、ご主人のメディさんに、胃の調子が悪いことを伝える。セリーヌさんほど英語ができない彼だが、わかってくれた様子。

朝から青空が広がる、気持ちのよい天気の日で、部屋にいるのがもったいな〜い！！

でも、観光する元気はない…。今日は我慢して体を休めよう。

抵抗力が落ちた体で飛行機に乗って、豚インフルに感染なんて絶対イヤだ。

10時半、ベッドからおきあがって、コウノトリを観察する。

バスルームの窓から裏を見たら、セリーヌさんと彼女のご両親がなにやら作業していた。

ランチのためのテラス席を準備しているようだ。

11時半、少しお腹が空いてきた。

デニッシュなら食べられるかもしれない。パン屋さんに行こうと思い立つ。

厨房脇の扉を押して外に出ると、どこからか名前を呼ばれたような…。しかも、男の人の声で。

メディさんが厨房から声をかけてくれてくれたのだった。

「具合はどう？デジュネは？」と聞かれる。デジュネって、確か…「ランチ？」聞き返すと、「そう、フォアグラとか…。」

お腹が空いていないか心配している様子。

裏庭のテーブル準備をしていたセリーヌさんも、気づいてやってきた。二人とも優しい。

「たぶん疲れのせい。今日は、胃を休めます。」答える。ご心配ありがとう！

祝日でパン屋さんは閉まっていたが、お花屋さん、お肉屋さん、土産物屋さんは開いていた。

教会前のスペースでは、小規模なイベントも行われていた。

ホテルの斜向かいのお菓子屋に小さいクグロフがあったので、それを買って部屋に戻った。

お昼の時間になり、裏のテラス席にお客さんの姿が現れる。

あ〜ぁ、あそこでランチしたかったなぁ…。

お腹のシクシクはとれず、ランチどころか、買ってきたクグロフでさえ、ちょっとしかノドを通らなかった。

またベッドに潜り込む。

午後になって、少し元気が出てきた。

テュルクハイムの観光局のパンフレットで見つけた、ワイン・カーヴくらいは行ってみたい。

14時半、ホテルを出る。

重たい足でメインストリートを歩き、ミュンスター門を出る。

カーヴ・ド・テュルクハイムの矢印の前を過ぎ、

少し坂になった道を行くと、

丘のふもとに大きな建物が現れた。

そこが、ワイン・カーヴだった。

この日はメーデー。祝日にあたり、15時開店のようだ。

入口近くに置かれた、ブドウを集めるカゴや樽を見ながら時間を潰す。

開店時間が近くになると、車が次々駐車場に入ってきた。

15時、扉が開く。

店内にはワインが入った箱がたくさん積まれ、酒のディスカウントショップみたいな雰囲気。

アルザスワインの説明のDVDを見たり、置かれているワインの値段をチェックしてから、試飲コーナーへ。

カウンターのオネエサンに、フランス語ができないこと、小さいボトルを買いたいことを伝えると、ワインリストを見せながら、小さいボトルのあるワインを教えてくれた。

ミュスカ、ピノ・グリ、ゲヴェルツトラミネール、ピノ・ノワールの軽めとちょっと重めを試飲。

これができるもの“ワイン街道ツアー”で、テイスティングを体験したおかげ。

試飲中、ドイツ語も聞こえてくる。

ワインを買いに来るのは、フランス人だけではないようだ。

6本買うと安くなるため、まとめ買いをしている人も多かった。

リクヴィルでゲヴェルツトラミネールを買ったから、今日は甘めのピノ・グリにしよう。

2007年ものの、ハーフボトルを購入。

ちょっとのワインで、一層、足は重くなったけれど、気持ちはルンルン！

16時半、ホテルに戻る。

18時半、馬の蹄の音に、窓から通りを見下ろすと、3頭の馬が、ミュンスター門方向に向かっていた。

男女が乗った2頭と荷物を積んだ1頭。

キャンプしながら旅してるのかな？不思議〜！

19時、部屋でお粥と味噌汁の夕飯。

今度は食べられた。

フリーズドライのお粥はヨーロッパの水が合わず、ふっくら戻らないのが、ちと残念。

20時、眠くてたまらず就寝