2011/06/12 - 2011/06/12
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ドクターキムルさん
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鎌倉七口の一つ大仏坂切通は3年間の長きに亘って通行止めになっていたが、この春から再開された。大仏切通の史料上の初出は江戸時代初期であり、掘削年代は不明である。鎌倉七口は江戸期の命名である。一部が昭和52年(1977年)8月10日に国の史跡に指定されている。
現在見られる姿は、実際には明治12年(1879年)から翌年にかけて開削工事されたもので、このとき5丁(約545 m)の山道を3丈(約9 m)切り下げて人力車が通れるようにした、と切通の鎌倉側入口にある石碑に記されている。
大仏隧道から山を登って分け入った。かつては通行禁止になっていた木柵の階段を登って山道を進んでいく。下に新道を通る車の音が聞こえる。単に大仏隧道をバイパスするだけのような山道でらしさがない。途中に三叉路があり、道標が建っている。「高徳院(大仏)」と「火の見下」だけで「住友常盤住宅」の表示はない。三叉路で2方向だけの道案内が鎌倉らしい。火の見下方面を下って行くと切通があった。これが明治に掘削されたものであろう。しかし、とても人力車が通れるとは思われない。道もぬかるんでおり、今回の再開にあたっては何も整備をしていないことは明らかだ。短い切通を右に曲がると開けた場所があり、高い崖にやぐらが見える。落石注意の看板があり、どうやらこのあたりが落石していたようだ。この下の道には水が流れ、杉林の向こうに民家が見える。民家の間の曲がりくねった道は川を暗渠にした川跡のようにも思える。バス通りに出たところが火の見下バス停である。
住友常盤住宅のある谷戸奥の東側には大仏ハイキングコースからの山道があり、西側には大仏坂切通に続く山道が残っており、これが古くからある道であろう。大仏隧道から山を登って行く大仏坂切通に続く山道も大仏ハイキングコースもどうもしっくりとはこないからだ。大仏隧道を越えて極楽寺に続く道もトンネルが掘られる前は何処か別の場所を通っていたのだろう。
鎌倉時代の掘削であるとは断定できない大仏坂切通は短い距離であり、史跡とは名ばかりのぬかるんで歩けないようなどうしようもないところである。
(表紙写真は大仏坂切通)
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大仏隧道の手前には旧県営水道ポンプ場の古い建物(旧大仏坂体育館)がある。
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大仏隧道。
「大仏坂切通」に代わる新道として、明治40年(1907年)頃には素掘りの隧道が掘られ、大正10年(1921年)にはレンガ積みの覆工が行われた。昭和32年(1957年)には、コンクリート張りの新大仏隧道(南側)が開通したとある。2009年3月には改修。 -
大仏隧道手前の階段を登っていく。
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紫陽花の山道を登る。
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道標と「葛原岡・大仏ハイキングコース」案内板。
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「葛原岡・大仏ハイキングコース」案内板。
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葛原岡・大仏ハイキングコースからの分かれ道。
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大仏坂切通への階段。
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葛原岡・大仏ハイキングコースの階段。
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大仏坂切通への階段。
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大仏坂切通への山道。
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大仏坂切通への山道。
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大仏坂切通への下りの階段。
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大仏坂切通への山道。
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大仏坂切通への山道。
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崖のネット。
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崖のネット。
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大仏坂切通への山道。
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大仏坂切通への山道。
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大仏坂切通への山道。
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大仏坂切通への山道。
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大仏坂切通への山道。
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三叉路の道標。
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三叉路の道標。
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住友常盤住宅・仲ノ坂方面
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住友常盤住宅・仲ノ坂方面からの山道。10m程度で住宅だ。
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火の見下方面。
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TVアンテナ。倒れている。
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大仏坂切通へ下る山道。
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大仏坂切通へ下る山道。
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大仏坂切通へ下る山道。
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大仏坂切通へ下る山道。
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大仏坂切通へ下る山道。
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大仏坂切通へ下る山道。
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切通らしくなってくる。
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大仏坂切通。
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大仏坂切通。
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大仏坂切通。
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大仏坂切通の坂。
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大仏坂切通。
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大仏坂切通。
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大仏坂切通。
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大仏坂切通。
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大仏坂切通。
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大仏坂切通。
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大仏坂切通。
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大仏坂切通。
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大仏坂切通の下の谷。
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大仏坂切通の下の谷。やぐらが見える。
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やぐら。
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大仏坂切通の坂。
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「国指定史跡 大仏坂切通」。
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火の見下出口。
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向こうにはやぐら。
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杉の木には「落石注意」の立て札が。
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やぐら。
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やぐら。
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やぐら。
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やぐら。
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やぐら。2段になっている。
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やぐらのある崖。
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やぐら。
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やぐらの前に石。
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火の見下出口。
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火の見下出口。
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火の見下出口。
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火の見下出口。川のようだ。
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火の見下出口の民家の塀に「←大仏切通」。
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火の見下出口。民家の軒下にある。
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火の見下出口。紫陽花が咲いている。
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火の見下出口。紫陽花が咲いている。
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火の見下出口。民家の角を曲がる。
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火の見下出口。バス通り。
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火の見下出口。バス通りに出ると火の見下バス停だ。
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火の見下出口。バス通りからの入口。
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火の見下バス停の欅の木。
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