三国志の許昌春秋楼

2010/03/03 - 2010/03/03

呂布の進行で徐州から追い出された劉備は、曹操を頼り、客人として許に滞在した。劉備はその後、曹操を裏切り袁紹の元へ逃げるのだが、徐州の留守を預けた関羽を置き去りにする事になる。関羽は劉備の夫人を守る為に曹操に投降し、許の軍営に移送されて春秋楼に住まわされた。

エリア 中国

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

許昌火車站の前にあり鄭州との交通には便利です。
鄭州中心汽車站から高速経由で来たが鄭州駅の周りが交通渋滞で３０分掛かる一時間半を要した。一時間に一本と本数が少ない。

朝鄭州行き（高速）は始発が７時半まで無し、下道が６時半なのでそれに乗ったが道々客を拾うので二時間掛かった。着いた所も郊外の汽車站。鄭州は汽車站が２０ヶ所以上有り、それも郊外で乗り換えには不便です。

朝一番の鄭州行きのキップを取りに行ったが、小正月が軟座、硬座無座なんでも良い、前後の便でも良いと言ったが、何も無いと冷たかった。列車は５０分ととても早い、新幹線なら３０分（１日１便）

十数年前に建替えられたそうで新たに設けられた基壇の上に建つ春秋楼は、以前に比べると間口がやや広くなっています。関羽は毎晩外院で「春秋左氏伝」を読んだため建物は春秋楼と呼ばれる。

もちろん中には五経の「春秋」を手にした関羽像が祭られている。「春秋」を手に持つ関羽像は「春秋楼」の名前の由来です。

春秋楼の壁には覇陵橋の絵が描かれています。曹操が関羽に餞別を贈る場面です。

春秋楼の壁には関羽が曹操から赤兎馬を贈られて喜ぶ場面が描かれています。

春秋楼の裏手には、高さ３０ｍあまり、敷地面積７００ｍ2におよぶ関聖殿が建ち、いまや許昌を象徴する建物になっている。関聖殿は関羽の寝室だったと言われてます。

関羽にまつわる石碑が並べられている。

関聖殿の西側にある建物には、関羽のトレードマークの青龍偃月刀が飾られている。

関聖殿の東側にある建物には、曹操に授けられた印綬を残して関羽が曹操軍営を去った故事にちなむ。飾られているのは巨大な印綬。

関聖殿には金色の像が五体並んでいるが、真ん中の関羽像はバカデカです。高さ１３ｍもある黄金の関羽像は壮観です。

関羽の補佐官として終始行動をともにした。麦城の守りに付いたが関羽の首を見て、城の櫓から身をなげて自害した。

関聖殿には関羽像より小振りの武将像が並んでいる。関羽の養子。

黄巾賊から関羽に最後まで従った。

寥化は黄巾族の残党、関羽が五関を突破した時に知り合う。関羽が麦城に立てこもった時、孟達に救援を頼みに行く。関羽亡き後、孔明の北伐、姜維の北伐など蜀が滅びるまで６０年以上戦った。

関聖殿には三国志にちなんだ絵が描かれている。献帝の前に曹操に連れられ拝謁する関羽。漢寿亭侯の印を授かる。(私の想像）

関聖殿には三国志にちなんだ絵が描かれている。呉に捕らわれ首を切られ亡くなった関羽、関平、周倉が天に昇った図。(私の想像）

絵を見ると二人の夫人は仲が良さそうです。

絵を見ると二人の夫人は仲が良さそうです。

絵を見ると二人の夫人は仲が良さそうです。

内院の昭烈皇后祠。関羽は一人で住むのを遠慮し、邸宅を二つに分け、内院に甘、麋二夫人を住まわせ、自分は外院に住んだと言う。

武の神様が関羽で、文の神様は孔子です。

孔子を祭っている。

創建は1614年（万暦42）。１３層で高さ５２ｍの、八角柱の塔身を持つ壮麗な塔です。中に関羽の像があり、許昌博物館の中にある。今日は雪が降って来たので博物館ならと思い来たのに、雪の為閉館になった。そんなのあるの！
郊外の曹魏古城に行きたかったが足元を考え中止した。明日は鄭州経由で虎牢関へ行こう。雪や霙で寒かった。

許昌の駅から歩いても行ける距離です。
１２元。　　　　　　左が関聖殿。　　　　右が春秋楼