2009/06/11 - 2009/06/11
29位(同エリア128件中)
ショコラさん
やった~! 予定を一日ずらした甲斐がありました。とってもいいお天気です♪
ということで、今日はオルデサ国立公園の東部をハイキング!
ハイキングをする国立公園東部のピネタ谷(Valle de Pineta)はホテルから50キロほど。アインサから北上してビエルサ(Bielsa)まで行き、そこから今度は西へ山を分け入っていくとハイキング・パスの入り口があります。そこは国立公園の東の入り口で、それ以上は車は入れません。
《旅程》
□6/05 ケルン・ボン ⇒(ミュンヘン経由)⇒ トゥールーズ(レンタカー・ピックアップ)⇒ ルルド ⇒ ボーサン 〔ボーサン泊〕
□6/06 ゴーブ湖ハイキング 〔ボーサン泊〕
□6/07 ガヴァルニー・ハイキング 〔ボーサン泊〕
□6/08 ドッソー経由・プルタレ峠を越えてスペイン・ピレネーへ 〔アインサ近郊泊〕
□6/09 トルラ・ハイキング(オルデサ国立公園・西部) ⇒ アインサ散策 〔アインサ近郊泊〕
□6/10 オルデサ国立公園周辺をドライブ ⇒ アインサ散策 〔アインサ近郊泊〕
■6/11 ビエルサ近郊ハイキング(オルデサ国立公園・東部)⇒ アインサ散策 〔アインサ近郊泊〕
□6/12 ボイ渓谷(タウイ) ⇒ アルティエス 〔アルティエス泊〕
□6/13 アラン谷ハイキング 〔アルティエス泊〕
□6/14 ホテル ⇒ トゥールーズ(レンタカー返却)⇒(ミュンヘン経由)⇒ ケルン・ボン
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー
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ビエルサを通って西へ山を分け入っていくと、だんだんピレネーの山々に近づいてきました。
もうこのあたりはピネタ谷です。
青い空にそびえる山を撮りたくて、ここでちょっと写真タイム。 -
ハイキング・パスの入り口に到着!
この景色を見ただけで、すでに感動してるわたしたち。
パスの入り口には広い駐車場があるけれど、売店などはまったくありません。トイレすらない。あるのはレンジャー小屋だけ。ハイキングに出発する前に行っておきたかったんだけどなぁ。。。 -
トイレに行けないまま、ハイキング開始〜。
-
入り口にはパスの案内板がありました。
わたしたちが向かうのは、右列の看板の上から2番目に書かれている《Llanos de La Larri》。所要時間は片道1時間半。ハイキングガイドによると、距離は4km、高低差は300mの初級者向けコースです。 -
←《オルデサ&ペルディード山(Ordesa y Monte Perdido)》の看板。
つまり、ここから向こうは世界遺産ということか。 -
←ハイキング・マップの案内板。
右端の「P」が今いる場所で、ピンク色のパスがこれからわたしたちが歩くパスです。
あ〜、ワクワクしてきた♪ -
この川のせせらぎを渡り、向こうに見える山に向かって歩きます。
-
う〜ん、気持ちいいっ♪ -
緑のアーチをゆくハイカー。
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堂々たる山々。美しい〜。
でも、どれがペルディード山かわからず。。。 -
振り返るとこんな感じ。
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このU字になっているのがピネタ谷です。
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山と滝。
聞こえるのは、ゴーゴーと流れる水音と、鳥の声だけ。 -
滝はピネタ谷の谷底へ向かって流れていきます。
透き通ったきれいな水。 -
パスのそばに咲いていた花。
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花の名はわからず。。。
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しばらくいくと、またまた激しい音をたてて流れている滝がありました。
-
パスはこの滝を横切って走っています。
すごいしぶきで、これじゃパスの端っこを歩かないと濡れちゃう。 -
-
滝の上方はこんな感じ。
すごい水量〜。 -
水はゴォゴォと音をたてならが、谷の下へ流れていきます。
水と緑と青い空。
あ〜、空気がおいしい♪ -
〔追記〕
どの山がペルディード山なのかわからない、とつぶやいていたら、トラベラーのカヌ太郎さんが教えてくださいました〜!
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左からSum de Ramand
真ん中がMonte Perdido
右がCilindro deMarbore
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だそうです。
あ〜、これですっきり♪
てことは、このパスはずっとペルディード山を見ながら歩ける、まさしくペルディード・パスってことなのね〜。
>カヌ太郎さん、教えてくださってありがとうございました! -
ハイキング・パスは行きは登りです。
でも、へなちょこハイカーのわたしたちでも楽に歩けるくらいのゆるやかな登りで、途中途中に平坦な箇所もあるので、きつくはありません。
パスは整備されていて、ポイントごとに案内板もあるので、迷うことはないです。
景色があまりによくて、立ち止まっては写真を撮りまくっているので、これじゃ目的地まで1時間半ではとても着きそうにない。。。 -
おっ、これはゼンマイ?
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真ん中あたりにトカゲがいるの、わかりますか?
完璧な保護色! -
左のほうの山がペルディード山?(←自信なし)
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〔追記〕
カヌ太郎さんからいただいた情報で、左から2番目の山がペルディード山と判明。 -
向こうからやってくる子どもたちは遠足できているようです。こういう場所に遠足で来られるとは、なんて幸せな子ともたち!
-
-
案内パネルがありました。
「ペルディード山氷河(El Glaciar del Monte Perdido)」とあります。
てことは、やっぱりあの左の山はペルディード山なのかな?
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〔追記〕
カヌ太郎さんからいただいた情報で、この写真左の半分切れかかっこぶの右隣りがペルディード山と判明。 -
-
このあたりから、パスはペルディード山方面から右へカーブしていきます。
なんて美しい景色なの〜〜。 -
子どもたちも楽しそうに歩いています。
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しばらくいくと、視界がぱーっと広がりました。
す、すごい、すごーい!!!!!
この椀状の谷は、まさしくハイキング・ガイドの写真で見た《Llanos de La Larri》です。 -
実際に見ると、ガイドの写真よりさらにさらに素晴らしいっ!
パスはまだ先まで続いていますが、ちょっと小腹が減ったので、ここでバナナを食べて小休止。 -
向こうに見える建物は、Llanos de La Larri の山小屋のようです。
子どもたちはここでランチ・タイムらしい。
この広大な草原は、ランチをするのにまさにうってつけです。わたしたちもお弁当をもってくればよかったなぁ。片道1時間半だとお昼にはちょっと早すぎるから、麓のパラドールでランチをするつもりで、おやつのバナナしか持って来なかった。。。 -
おなかが落ち着いたので、向こうまでパスをもうちょっと歩いてみます。
広いお椀の底を歩いているみたい♪ -
振り返るとこんな感じ。
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花もたくさん咲いています。
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山の上には青く広がる空と白い雲。
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お椀のつきあたりには、牛たちがいっぱい!
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馬もいた〜。
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丘の上に馬が1頭。
ちょっと映画のワンシーンみたい? -
おっ、ここにも馬が。
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このお椀の谷の周囲にはいく筋もの滝が流れています。
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これもそのひとつ。
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まだまだここにいたいけど、おなかもすいてきたし、それに――ちょっとトイレにも行きたくなってきた。。。
遠足の子どもたちはランチを終え、もうしばらくここで遊んでいくみたいです。 -
帰りは下りなので楽チン♪
帰りも同じパスだけど、向きが違うと風景もちがって見えます。行きは氷河を抱いた山々を見ながら、帰りはピネタ谷を見ながら歩きます。 -
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Llanos de La Larri をもう一度振り返って。
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パスのそばにぽつんと咲いていた花。
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あの轟音の滝のところに牛が1頭いました。
どうしてここに?
Llanos de La Larri にいた牛と同じ群れの子だったら、相当離れてしまっています。迷子になっちゃったんでしょうか? 牛に尋ねるわけにもいかないし。。。
ちゃんと群れにもどれるだろうか?
わたしたちの心配をよそに、牛くんはのんきに草を食べています。 -
オルデサ国立公園の西側と東側では、ほんとに風景がまったく違うな〜。それだけこの国立公園のスケールがデッカイってことかな。
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菜の花に似た花。
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パスの入り口までもどってきました。
ほんとにすばらしいハイキング・コースでした〜〜。
ところで、時間はすでに午後2時を過ぎ、おなかがもうペコペコ。で、この近くにあるパラドールへ直行。この付近では食事ができる場所はパラドールのレストランだけなのです。というのも、ここから15kmのビエルサへもどるまで、レストランも売店もなーんにもないんです。
←写真の右端に写っている建物がそのパラドール。 -
こちらがその《パラドール・モンテ・ペルディード Parador Monte Perdido》。
世界遺産の山を目の前にした、素晴らしいロケーション!
ここはオルデサ国立公園内にある、たぶん唯一のホテルです。
ちなみに、パラドールとは、城や修道院などの歴史的建物や貴族の館などをホテルに改修した、スペインの国営ホテルです。
★Parador Monte Perdido
URL:
http://www.parador.es/en/tratarFichaParadorCabecera.do;jsessionid=BCAEB1412CE8D87F3E7E86E671058440?parador=018&LANG=en&SM=true&fechaDesde=&fechaHasta= -
石壁に真っ赤なバラがからまっていて、建物に彩りを添えています。
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レストランは2階のようです。
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レストラン内部。
時間はもう午後2時半。倒れそうなくらいペコペコだ。。。
それにしてもレストランのスタッフ、あんまり感じよくない。。。 -
前菜のスープ。
たしかベーコンや玉ねぎの入ったコンソメ・スープだったと思う。なかなかおいしい。 -
ベーコン・ビッツの入ったパン。
ウマ〜。 -
メインのパイ仕立ての野菜のグラタン(わたし)。
これは当たり! ウマウマ♪ -
メインのお魚料理(夫)。
これはハズレだったらしい。。。 -
満腹。サービスはちょっと問題ありだったけど、食事はおいしかった。
←パラドールの1階はアーケードみたいになってました。 -
アーチから見える風景もなかなか♪
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帰る途中、前方にヒツジの大群が〜!
-
す、すごい数のヒツジたち。。。
こんなに大群で押し寄せて来られると、けっこうコワイ。
前に進めず、ヒツジたちが通り過ぎるのを見送ることに。
ヒツジくんたち、みんな毛を刈られてハンコ(?)が押されてる。 -
道くさ中のヒツジ。
-
ふうっ。やっとヒツジ軍団の最後尾が見えました。
しんがりをつとめるのは、もちろんシープ・ドッグ。
ご苦労さま〜。
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この旅行記へのコメント (7)
-
- ippuniさん 2009/11/17 23:43:01
- 美味しい空気♪
- ショコラさん
こんにちは!
青空と山の風景に釣られてやってまいりました^^
それにしても快晴で景色を見ているだけでも癒されます。
あの水辺に馬の群れがいるところ、素敵ですね♪
大好きな牛の群れや、道路いっぱいに広がる羊の群れにも
癒されっぱなしでした。
初心者コースということで、ゆるやかで景色も素晴らしくて
とても楽しめるコースですね!
ホント、お弁当持って行きたい感じです^^
また続きにお邪魔しますね!
ippuni
- ショコラさん からの返信 2009/11/18 16:01:27
- RE: 美味しい空気♪
- ippuniさん、
旅行記を見てくださってありがとうございます〜。
このハイキング・パスは、ほんとにめちゃくちゃよかったです。
天気はよくて、緑は綺麗で、山は美しくて、水は澄んでて。いろんな動物たちとの遭遇も楽しかったし。ハイキング中、テンション上がりっぱなしでした。
あんな美しい場所で放牧されている牛や馬たちは幸せだなぁとつくづく思いました。もし自分の来世が牛か馬だったら、ぜったいあそこで暮らしたいと思いました(笑)
ショコラ
-
- カヌ太郎さん 2009/11/14 08:35:06
- はい、
- ショコラさん
左からSum de Ramand
真ん中がMonte Perdido
右がCilindro deMarbore です。
反対側からみると
こんな感じです
http://4travel.jp/traveler/kanutaro/pict/17101092/
真ん中がペルディドですね。。。
カヌ太郎
- ショコラさん からの返信 2009/11/14 11:18:36
- RE: はい、
- カヌ太郎さん、
きゃ〜、ありがとうございます!
そうか、真ん中がペルディードだったんですね。
目の前まで行きながら、どれがその山なのかわからず情けない思いをしてました。
あ〜、これですっきりしました♪
旅行記に追記させていただきますね。
> 反対側からみると
> こんな感じです
> http://4travel.jp/traveler/kanutaro/pict/17101092/
> 真ん中がペルディドですね。。。
え〜、こちらも真ん中がそうだったんですか!
わたしが行ったときは、ちょうどそのあたりに雲がかかっていたのですが、そうか、反対側からはこういうふうに見えるんですね。
あ〜、つかえがとれました。晴れ晴れ〜〜。
ショコラ
> カヌ太郎
-
- カヌ太郎さん 2009/11/14 08:34:52
- はい、
- ショコラさん
左からSum de Ramand
真ん中がMonte Perdido
右がCilindro deMarbore です。
反対側からみると
こんな感じです
http://4travel.jp/traveler/kanutaro/pict/17101092/
真ん中がペルディドですね。。。
カヌ太郎
-
- カヌ太郎さん 2009/11/09 21:36:24
- Pineta
- ショコラさん
さすが定評のあるPineta谷です。
風光明媚という言葉が
ぴったりですね。
明るく広い谷と豊かな水は
他のどの谷にも引けを取らない
美しさがあります。
パラドールがあるのも納得です。
残念ながらビエルサにいく
バスはないので(アインサからタクシーのみ)
私は断念。
いつかは行きたいです。
カヌ太郎
- ショコラさん からの返信 2009/11/10 20:14:17
- RE: Pineta
- カヌ太郎さん、
写真だけでピネタ谷とわかられるなんて、さすがカヌ太郎さんだ〜。
本当にこの谷の美しさには感動しました。おっしゃるように、風光明媚という言葉がぴったり! 我が家のようなビギナー・ハイカーでも歩けるパスというのもありがたい。
でも、たしかにここ、不便な場所にありますよね。そもそもピレネー自体がアクセスしにくいし。。。それでもフランス側とスペイン側の両方をあちこち廻られたカヌ太郎さんのパワーと行動力はすごいです。
ショコラ
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