今日もまずまずのお天気。でもピレネーの山のほうはちょっと雲がかかっています。<br /><br />晴天ならオルデサ国立公園（東部）へハイキングに行こうと思っていましたが、連日のハイキングはちょっとハードだし、せっかく行くならできるだけ天気のいいときがいいので、今日は国立公園周辺をドライブすることにして、ハイキングは明日することにしました。<br /><br /><br /><br /><br />《旅程》<br />□6/05　ケルン・ボン ⇒（ミュンヘン経由）⇒ トゥールーズ（レンタカー・ピックアップ）⇒ ルルド　⇒ ボーサン　〔ボーサン泊〕<br />□6/06　ゴーブ湖ハイキング　〔ボーサン泊〕<br />□6/07　ガヴァルニー・ハイキング　〔ボーサン泊〕<br />□6/08　ドッソー経由・プルタレ峠を越えてスペイン・ピレネーへ　〔アインサ近郊泊〕<br />□6/09　トルラ・ハイキング（オルデサ国立公園・西部） ⇒ アインサ散策　〔アインサ近郊泊〕<br />■6/10　オルデサ国立公園周辺をドライブ ⇒ アインサ散策　〔アインサ近郊泊〕<br />□6/11　ビエルサ近郊ハイキング（オルデサ国立公園・東部）⇒ アインサ散策　〔アインサ近郊泊〕<br />□6/12　ボイ渓谷（タウイ） ⇒ アルティエス　〔アルティエス泊〕<br />□6/13　アラン谷ハイキング　〔アルティエス泊〕<br />□6/14　ホテル ⇒ トゥールーズ（レンタカー返却）⇒（ミュンヘン経由）⇒ ケルン・ボン

へなちょこハイカー　ピレネーをゆく（９）～ヴィオ谷＆カンブラス峡谷ドライブ

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2009/06/10 - 2009/06/10

63位(同エリア128件中)

#ドライブ・ツーリング

ショコラさん

今日もまずまずのお天気。でもピレネーの山のほうはちょっと雲がかかっています。

晴天ならオルデサ国立公園（東部）へハイキングに行こうと思っていましたが、連日のハイキングはちょっとハードだし、せっかく行くならできるだけ天気のいいときがいいので、今日は国立公園周辺をドライブすることにして、ハイキングは明日することにしました。

《旅程》
□6/05　ケルン・ボン ⇒（ミュンヘン経由）⇒ トゥールーズ（レンタカー・ピックアップ）⇒ ルルド　⇒ ボーサン　〔ボーサン泊〕
□6/06　ゴーブ湖ハイキング　〔ボーサン泊〕
□6/07　ガヴァルニー・ハイキング　〔ボーサン泊〕
□6/08　ドッソー経由・プルタレ峠を越えてスペイン・ピレネーへ　〔アインサ近郊泊〕
□6/09　トルラ・ハイキング（オルデサ国立公園・西部） ⇒ アインサ散策　〔アインサ近郊泊〕
■6/10　オルデサ国立公園周辺をドライブ ⇒ アインサ散策　〔アインサ近郊泊〕
□6/11　ビエルサ近郊ハイキング（オルデサ国立公園・東部）⇒ アインサ散策　〔アインサ近郊泊〕
□6/12　ボイ渓谷（タウイ） ⇒ アルティエス　〔アルティエス泊〕
□6/13　アラン谷ハイキング　〔アルティエス泊〕
□6/14　ホテル ⇒ トゥールーズ（レンタカー返却）⇒（ミュンヘン経由）⇒ ケルン・ボン

エリア

スペイン

同行者: カップル・夫婦

交通手段: レンタカー

オルデサ国立公園内は一般車両は入ることができません。道路は国立公園の周辺を取り巻くように走っています。

国立公園周辺には、見たこともないような形の山々や、深く切れ込んだ谷や渓谷があちこちにあり、独特の景観をつくりだしています。

国立公園の南側にあるヴィオ谷（Valle de Vio）もそのひとつです。

←ヴィオ谷の案内板
案内板が立っていた付近の風景。
谷へ向かう道路をさらに進んでいくと、奇怪な形をした山々が見えてきました。
ヴィオ谷のビュー･ポイントに着きました。

←展望台にあった、ヴィオ谷の詳細地図。

横に走っているのがヴィオ谷で、上下に走っているのがアニスクロ渓谷（Garganta de Anisclo）。
なんともすごい風景。
こんな景観が自然にできたとは、ほんとにオドロキです。

左右の山の深い切れ込みがアニスクロ渓谷。
山が裂けたとしか思えない。。。
はるか向こうには、雪をかぶったピレネーの峰々が見えます。
この山の裂け目はすごく深くて、しかもめちゃくちゃ狭いっ！
展望台から車でさらにゆくと駐車場があり、けっこう車が停まっていました。

←その駐車場にあった案内板。

ここはハイキング・パスの入り口になっていました。
ヴィオ谷とアニスクロ渓谷が交差する、この深い山の裂け目を歩くことができるらしい。
向こうを見ると、たしかにパスがあります。
下を見ると、さらに深い切れ込みが。
エメラルド色をした細い川も見えます。
さっき見えていた奇怪な岩山もすぐそこに。
この山の裂け目にはサン･ウルベツ（San Urbez）という名の教会があるそう。

その教会の案内板がこれ。
岩をくりぬいて造られているらしい。

ここからけっこう近いように見えるけど、そこまで40分くらいのよう。

行ってみたいけど、明日のハイキングに備えて体を休める必要もあるしなぁ……
で、ここは裂け目の反対側から写真を撮るだけにしました。
これが渓谷の反対側から見たサン・ウルベツ教会。

あの隙間のあいた岩の中に教会があるらしい。
なんであんなところに？
知らなかったら、あそこに教会があるとはまったくわからないなぁ。

展望台からうねうねと続く坂道をどんどこ下っていくとカンブラス峡谷（Desfiladero de las Cambras）に出ました。

峡谷の途中にビュー･ポイントのマークがあり、駐車場もあったので、ここで写真タイム。
このトンネルの向こうが眺めがいいみたいなので行ってみます。

それにしてもこのトンネル、岩山をくりぬいて造られているけど、ほんとにくりぬいただけ。コンクリートで固めたりなんてまったくされていません。今にも天井部分から岩が落ちてきそうで怖い〜。
トンネルを抜けると、峡谷の様子がよく見えました。

切り立った崖と底を流れる川。

そんな荒々しい場所に緑の木々がたくましく茂っています。
振り返ると、さっき通ってきたトンネルが見えます。

この峡谷、ほんと狭いっ！
すれ違った人が「この先までいくともっと眺めがいいよ」と教えてくれたので、もうちょっと行ってみました。

たしかに眺めよし♪
山と山の裂け目に沿って川と道路が走ってる。
川の水はきらきら輝くエメラルド色。
再び車に乗り、カンブラス峡谷をアインサ方面に向かって走りました。

で、でも、この道、狭すぎ。。。
一方通行ならわかるけど、そうじゃないらしい。
向こうから車が来たら、これじゃすれ違えないよぉ〜。
どうか車が来ませんように〜と祈りながら先へ進みます。

ちなみに、左側は谷底。。。
祈りはむなしく、前から１台、また１台と車がきます。

こういう場合、山側を走っている車（つまりわたしたち）が右の岩肌に思いっきり車を寄せて、対向車を行かせなければなりません。

でも、どんなに寄せても互いに擦ってしまうほど道が狭いのです。で、わたしたちはドアミラーの両方を倒し、さらに岩肌に車を寄せました。

こうして、やっと対向車は通り過ぎていきました。ふぅ〜っ。わたしにはぜったいこの道の運転はムリだわ。。。
峡谷の難所を通り抜けたその先に、あの岩山、Pena Montanesa がどっしりとそびえ立っているのが見えました。

無事にもどってこられてよかった〜。

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