2009/08/23 - 2009/08/23
34位(同エリア128件中)
カヌ太郎さん
ウエスカのタクシー
アーモンドおやじの運転で、
ロアーレ城にやってきました。
スペインでも1、2位を争う美しい城と
言われています。
優雅という言葉はあてはまりません。
戦うロマネスクの城なのです。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- タクシー
-
ロアーレ城の駐車場に着きました。一歩外に出ると、強い日差しでクラクラします。
1000mを超える高地なのに、なんでこんなに暑いんだろう。運転手さん(以下、アーモンドおやじ)は、
ジェスチャーで【ここにいても何にもすることがないから一緒にいくよ〜】と言っています。
じゃあ、皆でいきましょうか。
5分歩くとお城に向いてあるくと、小さな建物があり、中にカフェがあります。
このカフェの左手で入場券を販売しています。
アーモンドおやじが係員に何か説明してくれています。係のオネエさんは一人3ユーロ、2人で6ユーロと言っています。ん?おっちゃん行かないの?それともタダではいるの?
3人でいくよ、とジェスチャーすると係員がレシートを示します。9ユーロでした。
アーモンドおやじ、ホントはどうしたいの?
どうなっているのかよくわかりませんが、ま・いいか。9ユーロを払います。
おっちゃんは、機嫌良く付いてきます。もしかしてカフェで待ったりするつもりだったのでしょうか?ま・いいか。 -
城壁の前でキップ切りのおじさんにレシートを見せて、3人で中に入ります。
目の前に城塞がそびえます。すごい、巨大だ。 -
なにやらイベントのポスターが
はられていますね。
キャラクターは中世の戦士
そういえは
この城でKingdom of Heaven という
映画が撮影されたそうです。 -
目の前に城塞がそびえます。すごい、巨大だ。
-
入口に向かう坂道をのしのし登っていきます。
左手にはアラゴンの乾いた平原が広がるのが見えます。アーモンド畑がまばらに、果てしなく広がり、やがて白い靄の中に吸い込まれていっています。地平線も霞んでいます。 -
平原のすべてがセピア色、いや、黄土色。集落もその中でまるで保護色をまとったようになじんでいます。
じりじりとした日の光、ほんの少し頬に感じる風の冷たさに、ここの標高が高いことを感じます。1000mより高いところにいるのです。 -
お城の入口の装飾はたいへん立派。
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美しいアーチ
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美しい彫刻の柱頭。。。
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入口を入ると、階段があり、
その右手は教会になっています。 -
先ほどんチケットを買った際もらった英語版のリーフレットによると、ここはSt.ペーター教会。内部はとても広く、天井がとても高いです。修復がされたのでしょうか、とてもきれいです。
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教会内部にある柱頭の装飾も非常に繊細なもので、これを作らせた人の財力と、石工さんの技術の高さが伺い知れます。
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ストロボをたくと。。。。
ダメですねぇ。 -
こちらの柱頭もすばらしいです。
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こちらのイコンにも歴史を感じます。
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羽目殺しのガラスのようなものは透明性のある石でしょうか?それともガラス?
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教会の壁は城の下にある岩と一体になっています。
山城ならでは。
細かいところを見ていくと、見どころたくさんの教会です。 -
教会からテラスに出てみます。
乾いたアラゴンの大地が広がっています。
11世紀、この城にいた人たちは
目を凝らして、ムスリムの襲撃がないか
見ていたんですね。 -
ズームして見えるのは、
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麓にあるロアーレの村です。
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教会を後にしてあちこちにある部屋を見て回ります。それぞれの部屋がどんな役割をしているのか、アーモンドおやじがいろいろ説明してくれるのですが、さっぱりわかりません。。。。。まあ、いいか。
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テラスのようなとこに出ました。
乾いた山肌と松のような木が茂るシエラ・デ・ロアーレがすぐそこに見えます。
パラグライダーがふわふわ浮いているのが見えます。山裾から吹き上げてくる風が心地いいです。 -
こちらは井戸です。
地下深くに溜まっているのでなく、
浅い井戸に水をためて使っているようです。 -
こちらはチャペルです。
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こちらは竈の後です。
おっちゃん、一生懸命おさんどんの
ジェスチャーをして見せてくれます。
薄暗い地下の部屋はさすがにその雰囲気、
アーモンドおやじの表情で直感的にわかりました。
処刑場です。 -
張り出し通路がつけられています。
結構高いです。
下が透けています。 -
上から見下ろすと、'Ruin'という言葉がぴったり
当てはまります。 -
屋根がヌケていますねぇ
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見張り台の塔がいくつかあります。アーモンドおやじは登ろうと手招きします。
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木造の階段を上がると、スリットのようになった窓がいくつも設けられています。
ここから弓を射ったんですよね。 -
城壁の上には見張り台でしょうか。。
ふとみるとアーモンドおやじは、はあはあと息切れしています。
ちょっとはメタボ体形を改善しないと(笑) -
こちらのほうからも外が見えます。
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スリットが幅広です。
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ある部屋に入ると、天井がありません。
作られた当時、屋根や梁は木造で、
朽ちてしまったのでしょうか。
石のアーチだけが私たちを見下ろしています。 -
迷路のように部屋が複雑に配置されていた城内をゆっくり歩いて、およそ1時間、十分楽しみました。
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この城が作られたのは11世紀、おりしもイスラム勢力がスペインを支配していた時代。このような巨大で複雑な要塞をつくるなんて、当時のスペイン人は決死の覚悟で臨んでいたんだなぁ、と思いを馳せました。
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ああ、アーモンドです。
なぜか目に付いてしまいます。 -
ここはスペインでは超有名な観光地。
みなさん興味津々のようです。 -
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最後に振り返っても一枚、カシャ
このような岩山の上に、人の手で
このようにでっかいものを建てたのは
本当に想像もつかない話です。 -
城壁をでると。いきなりTVクルーがいます。
なにやらインタビューしているようです。 -
何か変なのがいますねぇ
-
仮装した【彼】と【彼女】は
なんのキャラクターなのでしょうか???? -
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おじさん、散歩の後の犬のように、はあはあ言っています。
カフェでお茶でもしましょう。
私たちはアクエリアス、アーモンドおやじはダイエットコーラ、お互い正しい選択をして
氷を入れたコップにそそいで、ぐびぐび。
日蔭のテラスに座り一休み。時計を見るとすでに12時をすこし過ぎています。
おやじ、昼飯はどうすんの?あんまりここでほっこりしていても申し訳ない。
さっさと切り上げて、出発しましょう。
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この旅行記へのコメント (4)
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- あんみつ姫さん 2009/09/16 11:26:59
- すご〜い、お城!
- カヌ太郎さん 、こんにちは。
すごいお城ですね〜
「戦うロマネスクの城」は日本で言うと姫路城とでもいうのでしょうか。
あんみつは飛行機が苦手なので、外国には行けないのですが、
「アラゴン」という、広大な世界を楽しませていただいています。
アーモンドおやじさんのようす、おもしろいです〜。
- カヌ太郎さん からの返信 2009/09/16 20:00:55
- RE: すご〜い、お城!
- あんみつ姫さん
こんにちは〜
私は歴史マニアでも
遺跡マニアでもないのですが
この城にたいへん感動しました。
すばらしい場所が沢山あるんだなぁと
思いました。
おじさん、いい感じでしょ♪
カヌ太郎
-
- フルリーナさん 2009/09/05 23:11:36
- おお〜。美しいロアーレ!!
- 次のお写真楽しみだよん。
はやくはやく〜(←自分はどうした〜)
- カヌ太郎さん からの返信 2009/09/05 23:21:23
- RE: おお〜。美しいロアーレ!!
- しばし待ってください。
今日はもう寝させて〜(笑)
カヌ
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