鎌倉松巌寺跡

2010/12/09 - 2010/12/09

　泉谷山浄光明寺のある谷（やつ）はその山号の示すように泉谷である。この谷には鎌倉十井の「泉の井」があるが、この谷の名前の由来にもなっている。泉谷を下りてくるとやぐらが見える。そのやぐらの入り口は狭いがやぐらの中は広い。谷側には穴が開いており、光が入る。この立派なやぐらの直ぐ近くに「泉の井」があり、その向かいの角には松巌寺跡を示す石碑が建っている。このやぐらは松巌寺境内にあったやぐらのようだ。
　鎌倉にはかつては多くの寺があり、現在はその1/3程度が残っているといわれる。この松巌寺跡は、浄光明寺で出会った寺巡りの一行から貰った廃寺跡まで記載されている地図のコピーには記載されてはいないが、角に建つ石碑から松巌寺跡と思う。あのような廃寺跡まで記載されている鎌倉の地図があれば鎌倉巡りがもっと楽しくなろう。あの地図を探そう。
（表紙写真は松巌寺跡やぐらの横穴）

エリア 鎌倉(神奈川)

やぐらが見える。

入り口が立派なやぐら。

やぐらの中は非常に広く、右側には穴が開いて光が入る。

立派なやぐらの入り口。

角の大木。

松巌寺跡裏山の紅葉。

松巌寺跡向かいにある泉の井。鎌倉十井の1つだ。

雨の後で泉の井の水は澄んでいた。

松巌寺跡。

松巌寺跡。庭園になっており、池があり、山裾にはやぐらがある。このうちの1つが先ほどの立派なやぐらと穴で通じているのであろう。

松巌寺境内跡。庭手前側には手水鉢がある。

松巌寺谷。