北鎌倉東慶寺－2009年末

2009/12/30 - 2009/12/30

　北鎌倉にある縁切り寺として知られる松岡山東慶寺に、さざれ石があるというので確認に出かけてみた。確かにある。しかし、地べたにじかに置かれ、どことはなしにみすぼらしい。これでは気付かないはずだ。それでも銅版のプレートが取り付けてある。Webを見ると東慶寺境内図があり、14までの番号が付けられた中に、「⑫さざれ石」と記載されている。銅版のプレートの設置や境内の図への記載などから、寺ではさざれ石を大切にしているようである。しかし、地べたにじかに置かれているのは無造作過ぎだろう。
　年の瀬だというのにまだ紅葉した葉が木に付いている。東慶寺の墓地をゆっくり散策することにした。豊臣秀頼の娘天秀尼の墓を探したが分からなかった。墓参りに来ていた家族連れに聞いても分からない。寺の住職に聞いてきてあげると庫裡に向かう。私はもう一度立派はお墓の墓石を見て確認した。大きな墓石を見ると「当山和尚者豊国神社之嫡子 正二位右宰相 秀頼公之息女也由 ‥‥。」慌てて「ありました。」と叫んで呼び止めた。
　北条時宗の妻（覚山尼）や皇女（用堂尼）や秀吉の孫（天秀尼）、多くの文化人が眠る東慶寺の墓地であった。
（表紙写真は東慶寺）

エリア 鎌倉(神奈川)

道標。

参道の奥の石段を登ったところに萱葺き屋根の山門が見える。

夏目漱石参禅百年記念碑説明プレート。

「夏目漱石参禅百年記念碑」。

石段を登ると萱葺き屋根の山門が。

田村俊子記念碑。

萱葺き屋根の鐘楼。

萱葺き屋根の鐘楼。

庭の千両。

参道。

参道。

金仏。

四賀光子歌碑。「東慶寺開山覚山尼賛歌 流らふる 大慈の海に よばふこゑ 時をへだてて なほたしかなり 四賀光子」。

本堂。

書院。

釈迦如来。

松ヶ岡宝蔵。

松ヶ岡宝蔵。

松ヶ岡宝蔵。

松ヶ岡宝蔵前のさざれ石。

松ヶ岡宝蔵前のさざれ石に後に立つプレート。

さざれ石の向かいにある庭石。さざれ石と同じ置き方だ。

庭の花。

庭のみつまた。

庭の水仙。

石仏。

安宅弥吉（安宅産業株式会社の創設者）の頌徳碑。

墓地入り口崖のお地蔵さま。

「後醍醐天皇 皇女 用堂女王募」石碑。用堂尼のお墓への登り口。

用堂尼の墓前の大木。

用堂尼のお墓。

用堂尼のお墓。

覚山尼のお墓。

墓前には「北條時宗公夫人 開山覚山尼墓」の立て札。

墓地の金銅仏。

金銅仏後の石塔。

金銅仏後にはお墓が。

歌碑。

柵で閉じられたやぐら。

金銅仏、墓石、石塔。

金銅仏。

天秀尼の墓。

天秀尼の墓石。「当山和尚者豊国神社之嫡子 正二位右宰相 秀頼公之息女也由 ‥‥」と彫ってある。

天秀尼の墓石。正保2年2月7日の建られた。

歴代住職の墓。

歴代住職の墓。

金銅仏のある段。

五輪塔。

狐の石像。お稲荷さん？

野田卯太郎墓誌。野田家墓地。

野田家墓地。

野田家墓地。

比較的新しい五輪塔。

石仏。

やぐらに墓石。

向陵塚。旧制第一高等学校を記念して昭和53年（向陵塚由来から昭和52年では？）に建てられた。生前に希望した旧制一高卒業生本人や、その親類縁者の氏名が死後に銅板に刻まれて納められている（。Web:http://homepage2.nifty.com/kozu5/tabi/09.05.15.itikou.htmの記載文が要領を得ないため大幅に加筆してある）。しかし、どうやら、旧制一高本郷向が岡（向陵）学生寮の寮生関係者故人の塚（供養塔）のようだ。

「向陵塚由来」。本郷向が丘（向陵と呼んでいた）の寄宿舎云々とあり、旧制一高本郷向が丘（向陵）寮生だった者の名前を死後に刻んでいる塚のようだ。Webにはこの事は記載されてはいない。

東慶寺墓地の遅い紅葉。

東慶寺墓地の遅い紅葉。

東慶寺墓地の遅い紅葉。

西郷墓。四方竹が見える。

石仏。

石仏。西郷家の墓石は石仏が彫られているようだ。

杉の木の前にも石仏が。

西郷墓の四方竹。

西郷墓の四方竹。

十三重塔。

五輪塔の墓石。

東慶寺の遅い紅葉。

石碑。観音さまが彫られている。

石燈篭。

墓地の裏山。

新しく分譲中の墓地。

松ヶ岡宝蔵。

松ヶ岡宝蔵。

東慶寺裏山の遅い紅葉。

東慶寺裏山の遅い紅葉。

長谷川峻家の墓地。

東慶寺裏山の遅い紅葉。

東慶寺裏山の遅い紅葉。

東慶寺裏山の遅い紅葉。

境内参道。

東慶寺の伽藍。

金仏の後姿。

茶室「寒雲亭」の門。

書院の屋根。

書院の屋根。