2008/09/15 - 2008/09/15
44位(同エリア415件中)
キートンさん
12日目の後編では、これまた世界遺産のマテーラと翌日のフライトをお届けします。
石器時代から人が住み着いていたという、渓谷の斜面に築かれたサッシ(洞窟住居)群の街、マテーラ。
明るい感じのアルベルベッロとは対照的に、重く長い歴史が染み込んだような街でした。
そして数々のシーンを乗せて旅もフィナーレへ・・・のおまけ付のお疲れ様編です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 鉄道
-
バーリ・ノルド駅から私鉄AppuloLucane線でマテーラに行きます。
-
北海道の富良野や美瑛を感じさせるような、広大な丘陵地を走ります。
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マテーラ中央駅は地下駅。
地上に上がると意外に大きな都市でした。 -
どうもこちらの方向っぽい。
どうでもいいことですが、一方通行の標識が異様に長くないですか? -
ヴィットリオ・ヴェネト広場。
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ヴィットリオ・ヴェネト広場から東方向。
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こちらの方をのぞいてみましょう。
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なんだか展望台っぽい。
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マテーラに来て最初に目にする旧市街がこの光景です。
正面にドゥオーモが見えます。 -
旧市街の案内図。
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ここをくぐり旧市街へ。
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この街独特の雰囲気を感じます。
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建物の隙間から。
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かなり高低差のある街のようです。
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複雑に入り組んだ路地。
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石畳の階段。
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時々自然の岩が露出しています。
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街のそばに谷があるようで、向こう岸が見えてきました。
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道は複雑で、もはや地図上でどこを歩いているかは不明です。
もっぱら感をたよりに歩いています。 -
とても立体感のある街です。
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色彩の乏しい街です。
この街が背負ってきた歴史の重みが漂ってくるようです。
雲行きさえ怪しくなってきました。 -
急斜面に住居がびっしりです。
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名前はわかりませんが、教会のようです。
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イチオシ
車道が見えます。
旧市街の地形は急峻なので、車が通行できる道は限られています。 -
深い谷が現れました。
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ドゥオーモがひときわ高くそびえています。
構造的にとても面白い街です。 -
サン・アゴスティーノ教会。
ここで地元のおっちゃんに声をかけられました。
英語が話せないらしく、イタリア語なのでわかりにくいのですが、谷の向こうにサッシ(洞窟住居)群と谷を見渡せるパノラマビューポイントがあり、そこに車で連れて行くというのです。
そのポイントはここから3kmあり、メル・ギブソンとかパッションとか言っていたので、どうやらメル・ギブソンのパッションという映画のロケが行われたのかもしれません。
マテーラのガイドの冊子と地図(ともに日本語の解説付)もサービスするという。
この旅行も今日が最終日で、財布には20ユーロ札2枚と硬貨のみだったので、20ユーロしか出せないと告げました。 -
20ユーロで話が決まり(10ユーロ札を持っていたらそこから交渉していたのですが・・・)、早速車でビューポイントへ向かいます。
途中の道路からも、このような洞窟が見られます。 -
10分近く車を走らせると(とても3kmどころではなかった)、谷の対岸の旧市街が見渡せるポイントに来ました。
おっちゃんは駐車場で待ってると言うので、何分待てるか聞くと20分とのこと。早速周辺を歩いてみることに。 -
これは谷の方向。
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サッシ(洞窟住居)群の方向。
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中央に人が立っています。あそこまで行ってみましょう。
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サッシ(洞窟住居)群はかなり谷に沿って続いていて、とても1枚の写真には納まりきりません。
ということで3枚に分けたその1。 -
3枚に分けたその2。
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3枚に分けたその3。
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ズームアップしてみましょう。
-
ドゥオーモの方向。
実は帰国してから、気になってメル・ギブソンの「パッション」を見てしまいました。
確かにここ(マテーラ)でロケをしたんだろうなと思われるシーンはいくつかありましたが、確信までは持てませんでした。
それよりも、キリストの最後の12時間を新約聖書に忠実に描いている作品ということですが、キリスト教になじみの少ない一般的な日本人には、痛々しさだけが印象に残りそうな作品でした。 -
サッシ(洞窟住居)群の拡大。
よく見るとサッシ(洞窟住居)にも色々なタイプがあるようです。 -
奥のほうへ行くほど、荒涼としたサッシになっていくようです。
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こちら側には岩窟があります。
これがいつの時期にどのように使われたかは、勉強不足で不明です。 -
20分はあっという間に過ぎて、少し遅れて駐車場に戻ると、おっちゃんは他の観光客にガイドの冊子と地図を売るための営業中・・・だったらもう少しゆっくりすればよかった・・・
もしここに来たら30分はみておいたほうが良さそうです。 -
車で旧市街まで戻って来ました。
車を降りる頃には雨が降っていて、しばらくサン・ピエトロ・カヴォーゾ教会付近で雨宿り。
雨はすぐに小降りになったので、さらに奥の方へ歩きました。 -
谷は結構深いのです。
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さきほどまでいた対岸にはたくさんの岩窟があります。
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典型的な洞窟住居。
正面から。 -
イチオシ
典型的な洞窟住居。
階段から。 -
日本語表記もあります。
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崖っぷちのサッシ群。
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険しく深い谷ですが、ここから見るとサッシ群のあるところは多少緩やかです。
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ドゥオーモの方向。
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S・ルチア・マルヴェ教会。
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S・ルチア・マルヴェ教会は洞窟教会です。
入場料は1教会2.5ユーロですが、3教会5ユーロもあったので、3教会のチケットにしました。
ちなみにどの教会も中は撮影禁止なので写真はありません。 -
S・アントニオ教会の入口。
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S・アントニオ教会も洞窟教会です。
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中は撮影禁止なので、せめて外から。
S・ルチア・マルヴェ教会より中は広かったです。 -
S・アントニオ教会から谷方向を望む。
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教会前は少し広くなってます。
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イチオシ
ドゥオーモの方向。
谷の深さが感じられると思います。 -
対岸に夕日が差し込んできました。
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サン・ピエトロ・カヴォーゾ教会まで戻って来ました。
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サン・ピエトロ・カヴォーゾ教会。
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サン・ピエトロ・カヴォーゾ教会と岩窟群。
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次はあのドゥオーモに向かって歩いて行きましょう。
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ドゥオーモに向かって上ります。
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小さな教会。
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ドゥオーモ。
なにやら工事中で大きなクレーンが立っていました。 -
上部をズーム。
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ユネスコ世界遺産。
ということが書かれているのでしょう・・・ -
マテーラに夕闇がせまります。
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ドゥオーモの近くの広場。
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マテーラの街をあとにします。
マテーラからバーリに帰る列車の中で、日本人旅行客と会いました。親子(母と息子さん)2人組です。
昨日までギリシャを回っていて、船で今朝バーリに着いたとのことで、今日はこのあとバーリから夜行列車に乗ってローマに行くということでした。
息子さんは建築の勉強をしているらしく、旅行も主に建築物を見て回っているようです。
この旅行で団体の日本人は結構見かけましたが、個人旅行らしき日本人は比較的少なかったので、旅行の最後の最後でじっくり話し込んでしまいました。 -
翌日の9月16日はローマ経由で日本に帰ります。
バーリ パレーゼ空港まではバーリ駅前からバスで40分近くかかったでしょうか。料金は1.5ユーロでした。 -
アリタリアの飛行機にはいつごろまで乗れるのでしょうか・・・
少なくとも私は今回が最後でしょう。 -
ティレニア海が見えてきました。
ローマも間近です。 -
ローマ12:00発関空行き。
首都ローマの観光はできずじまいでした。
結局、スロヴェニアもクロアチアも首都のリュブリャーナとザグレブは単に経由しただけで観光はできずじまいでした。
考えてみれば、首都で観光したといえば今までスイスのベルンくらいってちょっと変かも。(10カ国も行ったことはないのですが)
いつもあわただしい旅行をしているからだろうなと、ちょっと反省・・・ -
ローマから12時間近くのフライトを最後に今回の旅行の全工程が終了しました。
今回も比較的好天に恵まれ、生涯に残る旅になったと思います。
この幸運に感謝。
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