2011/05/21 - 2011/05/21
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ドクターキムルさん
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鎌倉市山ノ内にある建長寺塔頭回春院(かいしゅんいん)は第二十一世玉山徳旋(ぎょくさんとくせん)(旋には王ヘンが付く)(1255年〜1334年)の塔所であり、幽谷山回春院という。建長寺を開いた蘭渓道隆(大覚禅師)の語録に「深山幽谷の面々は春に廻る」とあり、そこから回春院となった。大本山建長寺塔頭回春院を名乗っている。本尊は文殊菩薩坐像(室町時代の雲渓の作)である。開祖像のほか木造韋駄天像を安置する。
250万円からの永代使用料で墓地を分譲している。門前の墓地には紅枝垂れ桜が植えられた大島渚監督のお墓がある。
本堂前の「大覚池」は昔から大亀が住んでいるといわれている。こうした池には大きくなって捨てられたミドリガメがいるものだが、池の泥を浚渫中であり、亀は見かけなかった。
創建時には奥にあったが、近世・江戸時代になって、大覚池の淵に移ってきた。朱垂木やぐらから下りてくると広大な杉林の平地が回春院跡である。
住職は愛煙家である。喫煙するお坊さんは初めてお目にかかった。半僧坊参道から天園ハイキングコースあたりまでが回春院の寺領なのだろう。山道の各々の別れ道にはベニア板にマジックで手書きされた「危険につき地主、管理者の許可なく立ち入りを禁ず」の看板があるが、この住職が立てたものであろう。鎌倉の世界遺産には興味を示さなかったが、Webを見ると世界遺産登録を推進しているようにも見受けられる。建長寺地区のやぐらとして朱垂木やぐらを始めとする50余りのやぐら群があるようだ。
(表紙写真は建長寺塔頭回春院本堂)
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大島渚監督の墓(生前墓)と紅枝垂れ桜。5、6年前に京都から紅枝垂れ桜が運ばれて植えられたのだそうだ。平安神宮の桜と同種だそうだ。
平成25年(2013年)1月15日没。享年80歳。 -
大島渚監督の墓(生前墓)。
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紅枝垂れ桜。
建長寺創建750周年事業でも枝垂れ桜は9本程度しか植えられなかった。しかし、このように塔頭の墓にも枝垂れ桜は植えられている。 -
石段と山門。
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石段左手の四方竹。建長寺塔頭には四方竹が多いようだ。
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大覚池からの流れ。大覚池の水門は鎌倉石を削ってあった。鎌倉石の岩盤で堤になっているようだ。現在は浚渫工事中だ。750年前からの池というが、地形的に元々沼地であったのだろう。
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山門。
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山門。
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山門に設けられた大覚池復興賽銭箱。
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大覚池堤の枝垂れ桜。
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大覚池堤のお稲荷さん。
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山門横の木立。
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山門と横の木立。
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境内左手にある石祠。
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回春院本堂。
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回春院本堂。
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回春院本堂。
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回春院本堂。
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庫理。
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回春院本堂。
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庫理。
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回春院本堂横の庭。
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回春院奥の山道。
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