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20歳のときに韓国、21歳で中国、22歳でインド、次第にはまり込んでいき、それ以降、さまざまな国を訪ね歩いた若かりし日々。しかし、若い頃はアジア・アフリカを中心に旅してきたので、ヨーロッパも北中南米もほとんど経験がありません。中央アジアや北アフリカもまだ。まだまだ行ってみたい場所は山のように残っています。60歳を迎え、若い頃の続きを始めようと思っています。これから、年に4回程度、7~8年かけて、全30回ほどで、まだ行っていない場所を少しずつ訪ね歩いていく予定です。第2回目は、中国の雲南省、四川省です。<br />雲南省西北部のデチェンチベット族自治州、四川省西部のカンゼチベット族自治州、アバチベット族チャン族自治州などは東チベットとも呼ばれ、インドプレートがユーラシアプレートに強く押し込まれることで形成された険しい山と谷が連続しています。それ故に手つかずの自然が残され、また、チベット族をはじめ、独自の文化を持った少数民族も数多く暮らしています。30年前にこの地を訪れた私は、この地の魅力にすっかり魅了され、今回、30年ぶりの再訪となりました。<br />今回の旅行では、高速鉄道をはじめ、現在の中国をより広範に見たいという目的から、<br />・まずは航空機で上海に入り、そこから高速鉄道(復興号)で雲南省の省都、昆明まで一気に行く<br />・昆明から北西方向に向かって、上記の東チベット地域を北上し、成都に向かう ※ここがメイン<br />・成都郊外を回る<br />・高速鉄道(復興号)で一気に上海に戻り、そのまま帰国<br />というルートを取りました。<br /><br />日程は以下です。<br /> 7/1:関空→上海・浦東<br /> 7/2:上海虹橋→昆明南(復興号)<br /> 7/3: (昆明市内観光)<br /> 7/4: (石林へ日帰り)<br /> 7/5: (昆明市内観光)<br /> 7/6:昆明→麗江(城際鉄道)<br /> 7/7: (虎跳峡へ日帰り)<br /> 7/8: (玉龍雪山へ日帰り)<br /> 7/9: (麗江市内観光)<br /> 7/10: (束河古鎮へ日帰り)<br /> 7/11:麗江→香格里拉(シャングリラ)(城際鉄道)<br /> 7/12: (香格里拉市内観光)<br /> 7/13: (巴拉格宗(バラグソン)香格里拉大峡谷へ日帰り)<br />★7/14:香格里拉→亜丁(バス)<br />★7/15: (亜丁自然保護区トレッキング)<br />★7/16:亜丁→理塘(バス)<br />★7/17:理塘→成都(バス)<br /> 7/18: (成都市内観光)<br /> 7/19:成都東→峨眉山(城際鉄道)、峨眉山トレッキング<br /> 7/20:峨眉山トレッキング、峨眉山→成都東(城際鉄道)<br /> 7/21: (都江堰へ日帰り)<br /> 7/22: (四姑娘山へ日帰り)<br /> 7/23: (成都市内観光)<br /> 7/24:成都東→黄龍九寨(城際鉄道)、黄龍トレッキング<br /> 7/25: (九寨溝トレッキング)<br /> 7/26:黄龍九寨→成都東(城際鉄道)<br /> 7/27: (成都市内観光)<br /> 7/28:成都東→上海虹橋(復興号)<br /> 7/29:上海・浦東→関空<br /><br />香格里拉からはさらに北上して、いよいよ四川省を目指します。最初の目的地は四川省の南西部、カンゼチベット族自治州稲城県の亜丁自然保護区です。チェンレースィ、チャナドルジェ、ジャンペーヤンという6000m級の聖なる三つの山を臨む標高4000mの高山地帯です。行くのは大変ですが、保護区内は遊歩道が整備されており、驚くほど多くの観光客がこの地を訪れています。この旅行記では、7/14に香格里拉を出発し、亜丁自然保護区を巡り、7/17に成都に辿り着くまでを記します。

60歳から始める世界旅行全30回・<2>中国1回目・雲南・四川編(その7):香格里拉から亜丁自然保護区へ、そしてバスで成都へ

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2026/07/14 - 2026/07/17

833位(同エリア859件中)

TKG

TKGさん

20歳のときに韓国、21歳で中国、22歳でインド、次第にはまり込んでいき、それ以降、さまざまな国を訪ね歩いた若かりし日々。しかし、若い頃はアジア・アフリカを中心に旅してきたので、ヨーロッパも北中南米もほとんど経験がありません。中央アジアや北アフリカもまだ。まだまだ行ってみたい場所は山のように残っています。60歳を迎え、若い頃の続きを始めようと思っています。これから、年に4回程度、7~8年かけて、全30回ほどで、まだ行っていない場所を少しずつ訪ね歩いていく予定です。第2回目は、中国の雲南省、四川省です。
雲南省西北部のデチェンチベット族自治州、四川省西部のカンゼチベット族自治州、アバチベット族チャン族自治州などは東チベットとも呼ばれ、インドプレートがユーラシアプレートに強く押し込まれることで形成された険しい山と谷が連続しています。それ故に手つかずの自然が残され、また、チベット族をはじめ、独自の文化を持った少数民族も数多く暮らしています。30年前にこの地を訪れた私は、この地の魅力にすっかり魅了され、今回、30年ぶりの再訪となりました。
今回の旅行では、高速鉄道をはじめ、現在の中国をより広範に見たいという目的から、
・まずは航空機で上海に入り、そこから高速鉄道(復興号)で雲南省の省都、昆明まで一気に行く
・昆明から北西方向に向かって、上記の東チベット地域を北上し、成都に向かう ※ここがメイン
・成都郊外を回る
・高速鉄道(復興号)で一気に上海に戻り、そのまま帰国
というルートを取りました。

日程は以下です。
 7/1:関空→上海・浦東
 7/2:上海虹橋→昆明南(復興号)
 7/3: (昆明市内観光)
 7/4: (石林へ日帰り)
 7/5: (昆明市内観光)
 7/6:昆明→麗江(城際鉄道)
 7/7: (虎跳峡へ日帰り)
 7/8: (玉龍雪山へ日帰り)
 7/9: (麗江市内観光)
 7/10: (束河古鎮へ日帰り)
 7/11:麗江→香格里拉(シャングリラ)(城際鉄道)
 7/12: (香格里拉市内観光)
 7/13: (巴拉格宗(バラグソン)香格里拉大峡谷へ日帰り)
★7/14:香格里拉→亜丁(バス)
★7/15: (亜丁自然保護区トレッキング)
★7/16:亜丁→理塘(バス)
★7/17:理塘→成都(バス)
 7/18: (成都市内観光)
 7/19:成都東→峨眉山(城際鉄道)、峨眉山トレッキング
 7/20:峨眉山トレッキング、峨眉山→成都東(城際鉄道)
 7/21: (都江堰へ日帰り)
 7/22: (四姑娘山へ日帰り)
 7/23: (成都市内観光)
 7/24:成都東→黄龍九寨(城際鉄道)、黄龍トレッキング
 7/25: (九寨溝トレッキング)
 7/26:黄龍九寨→成都東(城際鉄道)
 7/27: (成都市内観光)
 7/28:成都東→上海虹橋(復興号)
 7/29:上海・浦東→関空

香格里拉からはさらに北上して、いよいよ四川省を目指します。最初の目的地は四川省の南西部、カンゼチベット族自治州稲城県の亜丁自然保護区です。チェンレースィ、チャナドルジェ、ジャンペーヤンという6000m級の聖なる三つの山を臨む標高4000mの高山地帯です。行くのは大変ですが、保護区内は遊歩道が整備されており、驚くほど多くの観光客がこの地を訪れています。この旅行記では、7/14に香格里拉を出発し、亜丁自然保護区を巡り、7/17に成都に辿り着くまでを記します。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
5.0
交通
4.5
同行者
一人旅
一人あたり費用
30万円 - 50万円
交通手段
高速・路線バス 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • 香格里拉までは鉄道に乗ってスムーズに移動できましたが、ここからはバスです。時間もかかります。香格里拉から亜丁までは乗り換えなども含めて8時間以上、亜丁から近くの小都市・理塘までは約5時間、理塘から成都までは約11時間かかりました。<br />・7/14:香格里拉から亜丁までバスで移動<br />・7/15:亜丁自然保護区を1日かけてトレッキング<br />・7/16:亜丁から理塘までバスで移動<br />・7/17:理塘から成都までバスで移動<br />とかく移動の多い日々となりました。しかし、それだけ苦労してでも行く価値が、亜丁自然保護区にはあります。(それだけ苦労して行っても悪天候で何も見れない可能性も多分にありますが……)

    香格里拉までは鉄道に乗ってスムーズに移動できましたが、ここからはバスです。時間もかかります。香格里拉から亜丁までは乗り換えなども含めて8時間以上、亜丁から近くの小都市・理塘までは約5時間、理塘から成都までは約11時間かかりました。
    ・7/14:香格里拉から亜丁までバスで移動
    ・7/15:亜丁自然保護区を1日かけてトレッキング
    ・7/16:亜丁から理塘までバスで移動
    ・7/17:理塘から成都までバスで移動
    とかく移動の多い日々となりました。しかし、それだけ苦労してでも行く価値が、亜丁自然保護区にはあります。(それだけ苦労して行っても悪天候で何も見れない可能性も多分にありますが……)

  • (1)7/14:香格里拉発・亜丁行きのバス<br />7/14、8:30発のバスに乗るべく、8時頃に香格里拉のバスターミナルに向かいました。さすがにここまで来ると、いかにも田舎のバスターミナルという感じですが、ここでもゲートを通過するには身分証明証を示す必要があります。

    (1)7/14:香格里拉発・亜丁行きのバス
    7/14、8:30発のバスに乗るべく、8時頃に香格里拉のバスターミナルに向かいました。さすがにここまで来ると、いかにも田舎のバスターミナルという感じですが、ここでもゲートを通過するには身分証明証を示す必要があります。

  • 北に向けて走り始めたバスは最初のうちは渓谷の道を走っていましたが、四川省に入ると、伸びやかな高原に入っていきました。

    北に向けて走り始めたバスは最初のうちは渓谷の道を走っていましたが、四川省に入ると、伸びやかな高原に入っていきました。

  • バスが亜丁のバスターミナルに着いたのは15時頃のことでした。ここまで香格里拉から6時間以上を要したことになります。しかし、これで終わりではありません。

    バスが亜丁のバスターミナルに着いたのは15時頃のことでした。ここまで香格里拉から6時間以上を要したことになります。しかし、これで終わりではありません。

  • 亜丁村本体は山奥の小さな村で、亜丁自然保護区の景区内にあります。私が予約したホテルもこの亜丁村本体にありました。<br />一方、亜丁バスターミナルがあるのは、亜丁村本体とは少し離れた香格里拉(シャングリラ)鎮というところです。香格里拉(シャングリラ)と言っても、雲南省の香格里拉(シャングリラ)市とは全く別です。この香格里拉鎮は亜丁自然保護区の玄関口のような場所です。亜丁自然保護区の景区外にありますが、集落の外れに亜丁游客中心(亜丁自然保護区の入り口)があり、ここから景区内を走るシャトルバスが出ています。そして、ホテルの多くも香格里拉鎮に集中しています。そんなわけで、亜丁バスターミナルも、亜丁村ではなく、香格里拉鎮に作られているというわけです。<br />※地図は「またたびの杜」のサイトより引用<br /><br />(2)世にも奇妙な香格里拉鎮<br />バスターミナルには、市内バスが停まっており、乗客のうち10人くらいはそのバスに乗り換えました。游客中心に行くバスに違いありません。そして、乗り込んだ乗客たちは自分と同じく亜丁村のホテルに泊まる人たちに違いありません。乗客の一人に地図を示し、「君は亜丁村に行くのか」と英語で聞くと、そうだと答えました。その答えを聞いて安心した私はバスに乗り込みました。

    亜丁村本体は山奥の小さな村で、亜丁自然保護区の景区内にあります。私が予約したホテルもこの亜丁村本体にありました。
    一方、亜丁バスターミナルがあるのは、亜丁村本体とは少し離れた香格里拉(シャングリラ)鎮というところです。香格里拉(シャングリラ)と言っても、雲南省の香格里拉(シャングリラ)市とは全く別です。この香格里拉鎮は亜丁自然保護区の玄関口のような場所です。亜丁自然保護区の景区外にありますが、集落の外れに亜丁游客中心(亜丁自然保護区の入り口)があり、ここから景区内を走るシャトルバスが出ています。そして、ホテルの多くも香格里拉鎮に集中しています。そんなわけで、亜丁バスターミナルも、亜丁村ではなく、香格里拉鎮に作られているというわけです。
    ※地図は「またたびの杜」のサイトより引用

    (2)世にも奇妙な香格里拉鎮
    バスターミナルには、市内バスが停まっており、乗客のうち10人くらいはそのバスに乗り換えました。游客中心に行くバスに違いありません。そして、乗り込んだ乗客たちは自分と同じく亜丁村のホテルに泊まる人たちに違いありません。乗客の一人に地図を示し、「君は亜丁村に行くのか」と英語で聞くと、そうだと答えました。その答えを聞いて安心した私はバスに乗り込みました。

  • その後、10分ほど走って、バスは予想通りに游客中心に到着しました。しかし、ここから世にも奇妙な展開が始まりました。<br />私は乗客たちに、翻訳アプリを使って、「ここでバスを乗り換えるのか」「あの建物の向こうに亜丁に行くバスが待っているのか」と聞きました。この質問はあくまで確認のためのものです。この時点では、私は当然のように、彼らといっしょに游客中心の建物に入り、いっしょにチケットを買い、いっしょにシャトルバスに乗って、いっしょに亜丁村で下りるものとばかり思っていました。<br />しかし、私の質問に対し、相手はみな一様に、きょとんとした表情を浮かべ、互いに顔を合わせるばかりでした。先ほど、「亜丁村に行くのか」という質問にはっきりとそうだと答えたはずなのに、とても同じ人とは思えない態度です。そして、いつの間にか、一人また一人とどこかへと消えていってしまいました。<br />しかし、游客中心の建物でチケットを買い、景区内に入場し、向こう側にシャトルバスが待っているのは、状況から考えて明らかなことです。私は狐につままれたような感覚のまま、一人、游客中心の建物に入っていきました。

    その後、10分ほど走って、バスは予想通りに游客中心に到着しました。しかし、ここから世にも奇妙な展開が始まりました。
    私は乗客たちに、翻訳アプリを使って、「ここでバスを乗り換えるのか」「あの建物の向こうに亜丁に行くバスが待っているのか」と聞きました。この質問はあくまで確認のためのものです。この時点では、私は当然のように、彼らといっしょに游客中心の建物に入り、いっしょにチケットを買い、いっしょにシャトルバスに乗って、いっしょに亜丁村で下りるものとばかり思っていました。
    しかし、私の質問に対し、相手はみな一様に、きょとんとした表情を浮かべ、互いに顔を合わせるばかりでした。先ほど、「亜丁村に行くのか」という質問にはっきりとそうだと答えたはずなのに、とても同じ人とは思えない態度です。そして、いつの間にか、一人また一人とどこかへと消えていってしまいました。
    しかし、游客中心の建物でチケットを買い、景区内に入場し、向こう側にシャトルバスが待っているのは、状況から考えて明らかなことです。私は狐につままれたような感覚のまま、一人、游客中心の建物に入っていきました。

    亜丁自然保護区 自然・景勝地

  • 建物に入るとエレベータがあり、3階に上ると、左に「游客中心」と書かれた別の建物が見えてきました。どうやらそこがチケット売り場のようです(最初の建物は駐車場か何か?)。

    建物に入るとエレベータがあり、3階に上ると、左に「游客中心」と書かれた別の建物が見えてきました。どうやらそこがチケット売り場のようです(最初の建物は駐車場か何か?)。

  • だだっ広い建物の奥にチケット売り場はありました。朝はここが大混雑するのでしょうが、この時間帯はガラガラでした。しかし、そのおかげで、係の女性スタッフは、翻訳アプリを使って、事細かにいろいろなことを説明してくれました。亜丁村のホテルに泊まるのなら高山病に注意すること、景区内はどういうふうに回るのがおすすめか、シャトルバスの始発時間、終発時間、などなど……。ここでもシニア割引が適用され、何と入場料だけでなく、シャトルバス料金までもが無料でした。入場料が無料になることはたまにありましたが、バス料金が無料になったのは今回の旅行でここだけでした。

    だだっ広い建物の奥にチケット売り場はありました。朝はここが大混雑するのでしょうが、この時間帯はガラガラでした。しかし、そのおかげで、係の女性スタッフは、翻訳アプリを使って、事細かにいろいろなことを説明してくれました。亜丁村のホテルに泊まるのなら高山病に注意すること、景区内はどういうふうに回るのがおすすめか、シャトルバスの始発時間、終発時間、などなど……。ここでもシニア割引が適用され、何と入場料だけでなく、シャトルバス料金までもが無料でした。入場料が無料になることはたまにありましたが、バス料金が無料になったのは今回の旅行でここだけでした。

  • チケット売り場の建物を出ると、遠くの方に「稲城亜丁」と書かれた建物が見えました。そこがシャトルバス乗り場のようですが、いくら何でも遠すぎます。いったい何のためにこれだけの距離をあけたのか、意味が分かりません。

    チケット売り場の建物を出ると、遠くの方に「稲城亜丁」と書かれた建物が見えました。そこがシャトルバス乗り場のようですが、いくら何でも遠すぎます。いったい何のためにこれだけの距離をあけたのか、意味が分かりません。

  • やっとバス乗り場が近くに見えてきました。<br />バス乗り場には従業員を一人乗せたバスが待っていました。私がバスに乗り込むと、バスはすぐに出発しました。

    やっとバス乗り場が近くに見えてきました。
    バス乗り場には従業員を一人乗せたバスが待っていました。私がバスに乗り込むと、バスはすぐに出発しました。

  • 乗客2人だけを乗せたバスは景区中心に向かって走っていき、15分後くらいには早くも3つの聖山のうちの1つ、チェンレースィ(仙乃日)峰が見えてきました。亜丁最高峰の6032mで、チベット仏教では観音菩薩の化身とされています。

    乗客2人だけを乗せたバスは景区中心に向かって走っていき、15分後くらいには早くも3つの聖山のうちの1つ、チェンレースィ(仙乃日)峰が見えてきました。亜丁最高峰の6032mで、チベット仏教では観音菩薩の化身とされています。

  • しばらく走ると、今度は、かなり遠くの方ではありますが、チャナドルジェ(夏諾多吉)峰も見えてきました。こちらは金剛手菩薩の化身で、標高は5958mです。

    しばらく走ると、今度は、かなり遠くの方ではありますが、チャナドルジェ(夏諾多吉)峰も見えてきました。こちらは金剛手菩薩の化身で、標高は5958mです。

  • バスはやがて展望台に到着し、そこで10分ほど停車してくれました。展望台からはチェンレースィ峰、チャナドルジェ峰を同時に見渡すことができました。

    バスはやがて展望台に到着し、そこで10分ほど停車してくれました。展望台からはチェンレースィ峰、チャナドルジェ峰を同時に見渡すことができました。

  • 特にここから見るチェンレースィ峰の美しさは息をのむほどです。神の山と言われるのも納得です。<br />正直、亜丁についてはダメ元なところもありました。そう簡単には聖山の姿を見ることはできないだろうし、見れればラッキーくらいに考えていました。それなのに、来てすぐに、いきなり2つの聖山の雄姿を見ることができるとは! 次の日はどうなっているか分かりませんし、ひょっとしたらこれが聖なる山の雄姿を見る最後の機会になるかもしれません。そう考えると、香格里拉鎮ではなく、亜丁村のホテルを取ったことは我ながら大正解でした。<br />しかし、そう考えれば考えるほど、他の人たちの行動は不可解に思えました。なぜ誰もこの時間帯に亜丁村に向かわないのか、亜丁村には少なくないホテルがあるはずなのに、なぜみなそれらを選択せず、香格里拉鎮のホテルを選択するのか、いっしょに游客中心行きのバスに乗った人たちは亜丁村には行かずにいったいどこに消えたというのか……。絶景を目の当たりにしながら、ついつい余計なことを考えていました。

    特にここから見るチェンレースィ峰の美しさは息をのむほどです。神の山と言われるのも納得です。
    正直、亜丁についてはダメ元なところもありました。そう簡単には聖山の姿を見ることはできないだろうし、見れればラッキーくらいに考えていました。それなのに、来てすぐに、いきなり2つの聖山の雄姿を見ることができるとは! 次の日はどうなっているか分かりませんし、ひょっとしたらこれが聖なる山の雄姿を見る最後の機会になるかもしれません。そう考えると、香格里拉鎮ではなく、亜丁村のホテルを取ったことは我ながら大正解でした。
    しかし、そう考えれば考えるほど、他の人たちの行動は不可解に思えました。なぜ誰もこの時間帯に亜丁村に向かわないのか、亜丁村には少なくないホテルがあるはずなのに、なぜみなそれらを選択せず、香格里拉鎮のホテルを選択するのか、いっしょに游客中心行きのバスに乗った人たちは亜丁村には行かずにいったいどこに消えたというのか……。絶景を目の当たりにしながら、ついつい余計なことを考えていました。

  • (3)亜丁村に到着<br />やがて程なくしてバスは亜丁村に到着しました。標高は4060mです。亜丁村は斜面に広がっており、予約したホテル(松吉山居ホテル)は亜丁村の一番上にありました。村で最も眺望がいい最高の立地です。

    (3)亜丁村に到着
    やがて程なくしてバスは亜丁村に到着しました。標高は4060mです。亜丁村は斜面に広がっており、予約したホテル(松吉山居ホテル)は亜丁村の一番上にありました。村で最も眺望がいい最高の立地です。

  • 外観はチベット風建築ですが、部屋はまさにリゾートホテルです。

    外観はチベット風建築ですが、部屋はまさにリゾートホテルです。

  • メゾネットタイプの部屋です。普通の部屋と料金がほぼ同じだったので、この部屋を選んだのですが、泊まってみて、問題のあることがわかりました。標高4000m超えのこの場所では、この階段を上り下りするだけでも疲れるということが分かったのです。

    メゾネットタイプの部屋です。普通の部屋と料金がほぼ同じだったので、この部屋を選んだのですが、泊まってみて、問題のあることがわかりました。標高4000m超えのこの場所では、この階段を上り下りするだけでも疲れるということが分かったのです。

  • それはともかく、ホテルの立地は最高です。ホテルからは、チベット建築で統一された亜丁村の全景と、その向こうにそびえる聖なる山、チェンレースィ峰を好きなだけ望むことができます。

    それはともかく、ホテルの立地は最高です。ホテルからは、チベット建築で統一された亜丁村の全景と、その向こうにそびえる聖なる山、チェンレースィ峰を好きなだけ望むことができます。

  • 亜丁村の街並みです。チベット風建築で統一されていますが、半数以上はホテルです。しかし、どこのホテルも盛況には見えませんでした。返す返す、なぜみなここに泊まらずに、香格里拉鎮のホテルに泊まるのか、不思議に思えてしまいました。

    亜丁村の街並みです。チベット風建築で統一されていますが、半数以上はホテルです。しかし、どこのホテルも盛況には見えませんでした。返す返す、なぜみなここに泊まらずに、香格里拉鎮のホテルに泊まるのか、不思議に思えてしまいました。

  • やがて、夜になると、聖なる山はさらなる輝きを見せてくれました。辺りが暗くなっていく中、チェンレースィ、チャナドルジェの2峰は夕陽を浴びて輝いて見え、その輝きは時間とともに増していきました。人生の中でそう何度も見ることのできないレベルの絶景です。

    やがて、夜になると、聖なる山はさらなる輝きを見せてくれました。辺りが暗くなっていく中、チェンレースィ、チャナドルジェの2峰は夕陽を浴びて輝いて見え、その輝きは時間とともに増していきました。人生の中でそう何度も見ることのできないレベルの絶景です。

  • (4)7/15:亜丁自然保護区トレッキング前半:ジャンペーヤン峰周辺<br />翌7/15はいよいよ亜丁自然保護区トレッキングの日です。香格里拉鎮の亜丁游客中心からトレッキングの出発点である総合服務站まで、シャトルバスが2~3分おきに運行しており、それらのバスの1台に途中乗車してまずは総合服務站に着きました。前日とは打って変わった悪天候です。

    (4)7/15:亜丁自然保護区トレッキング前半:ジャンペーヤン峰周辺
    翌7/15はいよいよ亜丁自然保護区トレッキングの日です。香格里拉鎮の亜丁游客中心からトレッキングの出発点である総合服務站まで、シャトルバスが2~3分おきに運行しており、それらのバスの1台に途中乗車してまずは総合服務站に着きました。前日とは打って変わった悪天候です。

  • 総合服務站近くにある冲古寺です。本来、この寺の背後にチェンレースィ峰が見えるはずなのですが、一面ガスがかかっていて何も見えません。<br />亜丁自然保護区は大きく二つのエリアに分けることができます。一つは景区北側のチェンレースィ峰近辺で、まさにこの辺りです。もう一つは景区の南側(奥部)のジャンペーヤン峰近辺です。<br />

    総合服務站近くにある冲古寺です。本来、この寺の背後にチェンレースィ峰が見えるはずなのですが、一面ガスがかかっていて何も見えません。
    亜丁自然保護区は大きく二つのエリアに分けることができます。一つは景区北側のチェンレースィ峰近辺で、まさにこの辺りです。もう一つは景区の南側(奥部)のジャンペーヤン峰近辺です。

  • 二つのエリアの間は、やや単調な渓谷や湿原が続いています。

    二つのエリアの間は、やや単調な渓谷や湿原が続いています。

  • 渓谷と並行して電動カートが走っており、ほとんどの人はこの間は電動カートで移動します。私もそれにならって電動カート乗り場に乗り、景区南側(奥部)のジャンペーヤン峰近辺まで一気に移動しました。

    渓谷と並行して電動カートが走っており、ほとんどの人はこの間は電動カートで移動します。私もそれにならって電動カート乗り場に乗り、景区南側(奥部)のジャンペーヤン峰近辺まで一気に移動しました。

  • 電動カートの終点は洛絨牛場という牧場です。この頃には雨が上がり、ジャンペーヤン峰が雲の間から少し姿を現していました。ジャンペーヤン峰の麓にはいくつかの湖があり、みなそちらの方向に向かっていました。<br />標高4000mの亜丁では、ほとんどの人が酸素ボンベを携帯しています。私もさすがに酸素なしではきついと考え、電動カートの終点近辺で酸素を購入し、酸素ボンベ片手に歩き始めました。

    電動カートの終点は洛絨牛場という牧場です。この頃には雨が上がり、ジャンペーヤン峰が雲の間から少し姿を現していました。ジャンペーヤン峰の麓にはいくつかの湖があり、みなそちらの方向に向かっていました。
    標高4000mの亜丁では、ほとんどの人が酸素ボンベを携帯しています。私もさすがに酸素なしではきついと考え、電動カートの終点近辺で酸素を購入し、酸素ボンベ片手に歩き始めました。

  • ジャンペーヤン峰の方から流れてくる川に沿って遊歩道が続いています。この道を辿っていけば、やがて湖が見えてくるはずです。

    ジャンペーヤン峰の方から流れてくる川に沿って遊歩道が続いています。この道を辿っていけば、やがて湖が見えてくるはずです。

  • 30分ほど歩くと、小さな滝が見えてきました。滝の向こうに見えるのが1つめの湖、貢嗄措(ゴンガ・ツォ)です。<br />この先には、牛奶海(ミルク海、オロン・ツォ)、五色海(テンジン・ツォ)という2つの湖があります。亜丁で最も美しい場所と言われています。しかし、どちらも4500m以上の位置にあり、さらに300m以上も上らなければなりません。天候もあまり良くないし、ここで引き返そうかとも思いましたが、様子や天候をうかがいながらもう少し先に進むことにしました。

    30分ほど歩くと、小さな滝が見えてきました。滝の向こうに見えるのが1つめの湖、貢嗄措(ゴンガ・ツォ)です。
    この先には、牛奶海(ミルク海、オロン・ツォ)、五色海(テンジン・ツォ)という2つの湖があります。亜丁で最も美しい場所と言われています。しかし、どちらも4500m以上の位置にあり、さらに300m以上も上らなければなりません。天候もあまり良くないし、ここで引き返そうかとも思いましたが、様子や天候をうかがいながらもう少し先に進むことにしました。

  • 滝の流れている上の辺りに、おそらく2つの湖はあるはずです。

    滝の流れている上の辺りに、おそらく2つの湖はあるはずです。

  • 勾配が急にきつくなってきました。4000m以上の場所でこの勾配は応えます。

    勾配が急にきつくなってきました。4000m以上の場所でこの勾配は応えます。

  • 途中に展望台のような場所があり、貢嗄措(ゴンガ・ツォ)がよく見えました。ここから勾配はさらにきつくなっており、多くの人がここでギブアップしている様子でした。天候は相変わらず好転しそうになく、私もここでギブアップすることにしました。

    途中に展望台のような場所があり、貢嗄措(ゴンガ・ツォ)がよく見えました。ここから勾配はさらにきつくなっており、多くの人がここでギブアップしている様子でした。天候は相変わらず好転しそうになく、私もここでギブアップすることにしました。

  • 皮肉なことに、ギブアップして引き返し始めた頃から急に天候が回復し始めました。貢嗄措に戻ったときには、それまで雲に隠れていたジャンペーヤン峰の頂が姿を現していました。ジャンペーヤン峰は標高5958mで、文殊菩薩の化身とされています。牛奶海、五色海を見ることはできませんでしたが、ジャンペーヤン峰の雄姿を見ることができただけで、十分に良かったと思います。夏の季節に、3つの聖山の神々しい姿をすべて拝むことができたのは幸運と言うしかありません。

    皮肉なことに、ギブアップして引き返し始めた頃から急に天候が回復し始めました。貢嗄措に戻ったときには、それまで雲に隠れていたジャンペーヤン峰の頂が姿を現していました。ジャンペーヤン峰は標高5958mで、文殊菩薩の化身とされています。牛奶海、五色海を見ることはできませんでしたが、ジャンペーヤン峰の雄姿を見ることができただけで、十分に良かったと思います。夏の季節に、3つの聖山の神々しい姿をすべて拝むことができたのは幸運と言うしかありません。

  • そこからは、行きの川沿いの道とは別の道を通って、電動カート乗り場まで戻りました。途中、チャナドルジェ峰の頂も、わずかではありますが見ることができました。

    そこからは、行きの川沿いの道とは別の道を通って、電動カート乗り場まで戻りました。途中、チャナドルジェ峰の頂も、わずかではありますが見ることができました。

  • (5)亜丁自然保護区トレッキング後半:チェンレースィ峰周辺<br />電動カートで沖古寺近辺まで戻り、後半はチェンレースィ峰近辺を巡ります。チェンレースィ峰の麓には珍珠海(チョモラ・ツォ、卓瑪拉措)という湖があり、そこまで往復するのが一般的なコースになっています。

    (5)亜丁自然保護区トレッキング後半:チェンレースィ峰周辺
    電動カートで沖古寺近辺まで戻り、後半はチェンレースィ峰近辺を巡ります。チェンレースィ峰の麓には珍珠海(チョモラ・ツォ、卓瑪拉措)という湖があり、そこまで往復するのが一般的なコースになっています。

  • 急流沿いに設けられた遊歩道を登っていきます。この急流の先に湖があるわけですが、結構ハードです。

    急流沿いに設けられた遊歩道を登っていきます。この急流の先に湖があるわけですが、結構ハードです。

  • 渓谷沿いの道を歩いている間は、チェンレースィ峰は雲に隠れていました。

    渓谷沿いの道を歩いている間は、チェンレースィ峰は雲に隠れていました。

  • しかし、湖に辿り着いた頃、聖なる山の頂が姿を見せ始めました。先日の夜といい、先ほどのジャンペーヤン峰といい、驚くほどの幸運続きです。ちなみに、この湖はチョモラ・ツォではなく、その手前に心宝湖という小さな湖です。

    しかし、湖に辿り着いた頃、聖なる山の頂が姿を見せ始めました。先日の夜といい、先ほどのジャンペーヤン峰といい、驚くほどの幸運続きです。ちなみに、この湖はチョモラ・ツォではなく、その手前に心宝湖という小さな湖です。

  • 少し歩いてチョモラ・ツォに辿り着きました。正直、湖の水はあまりきれいではありませんでしたが、ここから見ると、チェンレースィ峰がハスの花に坐した観音菩薩に例えられるのがよくわかります。

    少し歩いてチョモラ・ツォに辿り着きました。正直、湖の水はあまりきれいではありませんでしたが、ここから見ると、チェンレースィ峰がハスの花に坐した観音菩薩に例えられるのがよくわかります。

  • チェンレースィ峰の姿をじっくりと目に焼き付けた後は、来た道を引き返しました。チェンレースィ峰から流れ出てきた水ですから、水そのものが聖なるものとみなされています。

    チェンレースィ峰の姿をじっくりと目に焼き付けた後は、来た道を引き返しました。チェンレースィ峰から流れ出てきた水ですから、水そのものが聖なるものとみなされています。

  • 最後に、冲古寺越しにチェンレースィ峰を見上げると、この日最高の美しい姿を見ることができました。朝、同じ場所を通ったときは大雨だったのに、最後にこんなに晴れて、本当についていたと思います。<br />夏の季節に山に行っても、なかなか期待したような絶景には出会えないし、まして6000m峰ともなるとなおさらです。そんなわけで、あまり過度な期待はせずに亜丁を訪れたのですが、まさかこれほどまでに幸運が続くとは! 山の神に感謝です。

    最後に、冲古寺越しにチェンレースィ峰を見上げると、この日最高の美しい姿を見ることができました。朝、同じ場所を通ったときは大雨だったのに、最後にこんなに晴れて、本当についていたと思います。
    夏の季節に山に行っても、なかなか期待したような絶景には出会えないし、まして6000m峰ともなるとなおさらです。そんなわけで、あまり過度な期待はせずに亜丁を訪れたのですが、まさかこれほどまでに幸運が続くとは! 山の神に感謝です。

  • (6)7/16:亜丁発・理塘行きのバス<br />亜丁からは成都直通のバスも出ています。しかし、それは朝6時に出発して、夜10時に到着するようなバスで、しかもすぐに売り切れてしまうとのことでした。そこで、私は、7/16に亜丁から少し離れた理塘という町まで行き、7/17に理塘から成都に行くというルートを取ることにしました。これなら、いずれのバスも売り切れということはないだろうし、体力的にもさほどきつくないだろうと考えてのことです。<br />そんなわけで、7/16、まずは亜丁村を出発して、景区内シャトルバスとタクシーを乗り継いで、香格里拉鎮にある亜丁バスターミナルに向かいました。理塘行きのバスは16時発と遅めでしたが、席は余裕で確保できました。

    (6)7/16:亜丁発・理塘行きのバス
    亜丁からは成都直通のバスも出ています。しかし、それは朝6時に出発して、夜10時に到着するようなバスで、しかもすぐに売り切れてしまうとのことでした。そこで、私は、7/16に亜丁から少し離れた理塘という町まで行き、7/17に理塘から成都に行くというルートを取ることにしました。これなら、いずれのバスも売り切れということはないだろうし、体力的にもさほどきつくないだろうと考えてのことです。
    そんなわけで、7/16、まずは亜丁村を出発して、景区内シャトルバスとタクシーを乗り継いで、香格里拉鎮にある亜丁バスターミナルに向かいました。理塘行きのバスは16時発と遅めでしたが、席は余裕で確保できました。

  • 16時少し前、バスターミナルにやって来たのは、大型バスではなくミニバンでした。ドライバーも含めて9人乗りで、車内は非常にゆったりとした作りでした。

    16時少し前、バスターミナルにやって来たのは、大型バスではなくミニバンでした。ドライバーも含めて9人乗りで、車内は非常にゆったりとした作りでした。

  • 車は稲城県の中心・金珠鎮に寄っていきました。亜丁からは100kmほど離れた場所です。車はここで30分ほども停車するなど、ゆっくりとしたペースで進んでいきました。

    車は稲城県の中心・金珠鎮に寄っていきました。亜丁からは100kmほど離れた場所です。車はここで30分ほども停車するなど、ゆっくりとしたペースで進んでいきました。

  • 金珠鎮を出発すると、車は徐々に高度を上げていき、やがて秋吉台に似た、カルスト地形のような地形が延々と続く地帯を通過していきました。調べてみると、海子山自然保護区という場所で、標高は約4500mで、1100を超える大小の氷蝕湖(海子)が点在する場所だということです。無数の石は氷河が削ったもので、カルスト地形ではないようです。この風景は車で30分ほど、つまり40kmほどにわたって続きました。これほどのものがほぼ無名だというのですから、中国の自然、恐るべしです。

    金珠鎮を出発すると、車は徐々に高度を上げていき、やがて秋吉台に似た、カルスト地形のような地形が延々と続く地帯を通過していきました。調べてみると、海子山自然保護区という場所で、標高は約4500mで、1100を超える大小の氷蝕湖(海子)が点在する場所だということです。無数の石は氷河が削ったもので、カルスト地形ではないようです。この風景は車で30分ほど、つまり40kmほどにわたって続きました。これほどのものがほぼ無名だというのですから、中国の自然、恐るべしです。

  • やがて9時頃になって、車は理塘に到着しました。理塘ではちょっとしたいざこざがありました。以下、箇条書きにして記します。 <br />・自分は理塘のバスターミナルに着くと思っていた。バスターミナルに着くと、成都行きのバスの予約をするか、予約できないまでも出発時間だけは確認するつもりだった。<br />・しかし、車はバスターミナルではなく、町の中心に到着した。<br />・私は翻訳アプリを使って、ドライバーにバスターミナルに行ってくれと言った。ドライバーは何のために行くんだと言って渋ったが、やがて渋々バスターミナルに私を連れて行った。<br />・バスターミナルは真っ暗だった。ドライバーは、それ見ろ、という顔だったが、私はそこで車を下り、車は去っていった。<br />・真っ暗なバスターミナルに入ると、自動券売機が稼働していた。機械は、中国の身分証明証があれば予約することができるタイプのものだったため、予約はできなかったが、成都行きのバスが9:20、9:30に出発すること、席はまだ十分にあることは確認できた。<br />・DiDiで車を呼ぼうとしたが、車は見つからなかった。<br />・やむなくしばらく歩き、大通りに出たので、そこでタクシーを待った。<br />・10分ほど待つと、タクシーが通りかかり乗せてもらった。予約したホテル名を示すと、ドライバーは車を走らせ始めた。<br />・しかし、ドライバーが連れていったのはまるで違うホテルだった(ドライバーは漢字があまり読めなかったのかもしれない)。しかし、その辺りは、ホテルが密集しているエリアだった。とりあえず、車をゆっくりと走らせ、ホテルを探してみることにすると、すぐに目的のホテルが見つかった。無事に部屋に入ったのは10時半ごろで、いろいろあった割には、そこまで遅い時間ではなかった。<br /><br />こういうトラブルはない方がいいかもしれませんが、たまにあると、結構いい思い出になったりします。無人の真っ暗なバスターミナルで自動券売機を動かしたこと、大通りでいつ来るともしれないタクシーを待ったこと、タクシーで当てもなくホテルを探し、やがてあっさりとみつけたこと、それらの瞬間は、チェンレースィ峰やジャンペーヤン峰の神々しい姿と同じくらいくっきりと鮮明に記憶に焼き付いています。

    やがて9時頃になって、車は理塘に到着しました。理塘ではちょっとしたいざこざがありました。以下、箇条書きにして記します。 
    ・自分は理塘のバスターミナルに着くと思っていた。バスターミナルに着くと、成都行きのバスの予約をするか、予約できないまでも出発時間だけは確認するつもりだった。
    ・しかし、車はバスターミナルではなく、町の中心に到着した。
    ・私は翻訳アプリを使って、ドライバーにバスターミナルに行ってくれと言った。ドライバーは何のために行くんだと言って渋ったが、やがて渋々バスターミナルに私を連れて行った。
    ・バスターミナルは真っ暗だった。ドライバーは、それ見ろ、という顔だったが、私はそこで車を下り、車は去っていった。
    ・真っ暗なバスターミナルに入ると、自動券売機が稼働していた。機械は、中国の身分証明証があれば予約することができるタイプのものだったため、予約はできなかったが、成都行きのバスが9:20、9:30に出発すること、席はまだ十分にあることは確認できた。
    ・DiDiで車を呼ぼうとしたが、車は見つからなかった。
    ・やむなくしばらく歩き、大通りに出たので、そこでタクシーを待った。
    ・10分ほど待つと、タクシーが通りかかり乗せてもらった。予約したホテル名を示すと、ドライバーは車を走らせ始めた。
    ・しかし、ドライバーが連れていったのはまるで違うホテルだった(ドライバーは漢字があまり読めなかったのかもしれない)。しかし、その辺りは、ホテルが密集しているエリアだった。とりあえず、車をゆっくりと走らせ、ホテルを探してみることにすると、すぐに目的のホテルが見つかった。無事に部屋に入ったのは10時半ごろで、いろいろあった割には、そこまで遅い時間ではなかった。

    こういうトラブルはない方がいいかもしれませんが、たまにあると、結構いい思い出になったりします。無人の真っ暗なバスターミナルで自動券売機を動かしたこと、大通りでいつ来るともしれないタクシーを待ったこと、タクシーで当てもなくホテルを探し、やがてあっさりとみつけたこと、それらの瞬間は、チェンレースィ峰やジャンペーヤン峰の神々しい姿と同じくらいくっきりと鮮明に記憶に焼き付いています。

  • (7)7/17:理塘発・成都行きのバス<br />翌7/17、9:20発の成都行きバスに乗るべく、タクシーでバスターミナルに向かいました。昨日、真っ暗な中で入ったバスターミナルは、日中でも寂しげな場所でした。建物に入ると、チケット売り場で無事に成都行きのチケットを購入することができました。

    (7)7/17:理塘発・成都行きのバス
    翌7/17、9:20発の成都行きバスに乗るべく、タクシーでバスターミナルに向かいました。昨日、真っ暗な中で入ったバスターミナルは、日中でも寂しげな場所でした。建物に入ると、チケット売り場で無事に成都行きのチケットを購入することができました。

  • バスはなかなかやって来ず、10時半くらいになって到着しました。どうやら、このバスは理塘発ではなく、その西にある巴塘発で、雨のため、理塘到着が遅れたようです。通路にたくさんのごみ箱が置いてあるのが中国らしいです。ちなみに、鉄道では、1時間に1回くらいの割合でごみを集める係の人が巡回します。

    バスはなかなかやって来ず、10時半くらいになって到着しました。どうやら、このバスは理塘発ではなく、その西にある巴塘発で、雨のため、理塘到着が遅れたようです。通路にたくさんのごみ箱が置いてあるのが中国らしいです。ちなみに、鉄道では、1時間に1回くらいの割合でごみを集める係の人が巡回します。

  • 3時間ほど走って、途中の雅江で昼食休憩を取りました。地図で見ると、成都までの道のりの10分の1程度しか進んでいません。しかし、成都に近づくにつれ、道路は徐々に良くなり、スピードアップしていきました。

    3時間ほど走って、途中の雅江で昼食休憩を取りました。地図で見ると、成都までの道のりの10分の1程度しか進んでいません。しかし、成都に近づくにつれ、道路は徐々に良くなり、スピードアップしていきました。

  • 成都に着いたのは10時少し前で、およそ11時間半のバス旅でした。前半はカーブの連続する山道でそれなりにハードでしたが、雅江の少し先の康定以降はほぼ高速道路で、そこまできつくはありませんでした。その分、車窓は退屈でしたが……。<br />成都では都心からそれほど離れてはいない新南門バスターミナルに到着しました。ホテルのある通恵門駅までは地下鉄で4駅です。

    成都に着いたのは10時少し前で、およそ11時間半のバス旅でした。前半はカーブの連続する山道でそれなりにハードでしたが、雅江の少し先の康定以降はほぼ高速道路で、そこまできつくはありませんでした。その分、車窓は退屈でしたが……。
    成都では都心からそれほど離れてはいない新南門バスターミナルに到着しました。ホテルのある通恵門駅までは地下鉄で4駅です。

  • 予約していた成都寛窄巷子Mercureホテルです。<br />中国では、夜遅くまで営業している店はあまり多くありません。ホテルに入り、しばし休憩し、夕食を食べに外に出たのは10時半ころで、その時間までやっている店はホテル近くには数軒しかありませんでした。しかもどの店も終わりかけでした。そのうちの一軒に入り、担々麺などを手早く食べ、慌ただしく成都初日は終了しました。

    予約していた成都寛窄巷子Mercureホテルです。
    中国では、夜遅くまで営業している店はあまり多くありません。ホテルに入り、しばし休憩し、夕食を食べに外に出たのは10時半ころで、その時間までやっている店はホテル近くには数軒しかありませんでした。しかもどの店も終わりかけでした。そのうちの一軒に入り、担々麺などを手早く食べ、慌ただしく成都初日は終了しました。

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