2026/07/11 - 2026/07/13
379位(同エリア627件中)
TKGさん
20歳のときに韓国、21歳で中国、22歳でインド、次第にはまり込んでいき、それ以降、さまざまな国を訪ね歩いた若かりし日々。しかし、若い頃はアジア・アフリカを中心に旅してきたので、ヨーロッパも北中南米もほとんど経験がありません。中央アジアや北アフリカもまだ。まだまだ行ってみたい場所は山のように残っています。60歳を迎え、若い頃の続きを始めようと思っています。これから、年に4回程度、7~8年かけて、全30回ほどで、まだ行っていない場所を少しずつ訪ね歩いていく予定です。第2回目は、中国の雲南省、四川省です。
雲南省西北部のデチェンチベット族自治州、四川省西部のカンゼチベット族自治州、アバチベット族チャン族自治州などは東チベットとも呼ばれ、インドプレートがユーラシアプレートに強く押し込まれることで形成された険しい山と谷が連続しています。それ故に手つかずの自然が残され、また、チベット族をはじめ、独自の文化を持った少数民族も数多く暮らしています。30年前にこの地を訪れた私は、この地の魅力にすっかり魅了され、今回、30年ぶりの再訪となりました。
今回の旅行では、高速鉄道をはじめ、現在の中国をより広範に見たいという目的から、
・まずは航空機で上海に入り、そこから高速鉄道(復興号)で雲南省の省都、昆明まで一気に行く
・昆明から北西方向に向かって、上記の東チベット地域を北上し、成都に向かう ※ここがメイン
・成都郊外を回る
・高速鉄道(復興号)で一気に上海に戻り、そのまま帰国
というルートを取りました。
日程は以下です。
7/1:関空→上海・浦東
7/2:上海虹橋→昆明南(復興号)
7/3: (昆明市内観光)
7/4: (石林へ日帰り)
7/5: (昆明市内観光)
7/6:昆明→麗江(城際鉄道)
7/7: (虎跳峡へ日帰り)
7/8: (玉龍雪山へ日帰り)
7/9: (麗江市内観光)
7/10: (束河古鎮へ日帰り)
★7/11:麗江→香格里拉(シャングリラ)(城際鉄道)
★7/12: (香格里拉市内観光)
★7/13: (巴拉格宗(バラグソン)香格里拉大峡谷へ日帰り)
7/14:香格里拉→亜丁(バス)
7/15: (亜丁自然保護区トレッキング)
7/16:亜丁→理塘(バス)
7/17:理塘→成都(バス)
7/18: (成都市内観光)
7/19:成都東→峨眉山(城際鉄道)、峨眉山トレッキング
7/20:峨眉山トレッキング、峨眉山→成都東(城際鉄道)
7/21: (都江堰へ日帰り)
7/22: (四姑娘山へ日帰り)
7/23: (成都市内観光)
7/24:成都東→黄龍九寨(城際鉄道)、黄龍トレッキング
7/25: (九寨溝トレッキング)
7/26:黄龍九寨→成都東(城際鉄道)
7/27: (成都市内観光)
7/28:成都東→上海虹橋(復興号)
7/29:上海・浦東→関空
麗江での滞在を終えた7/11、城際鉄道(準高速鉄道)で麗江の北にある香格里拉(シャングリラ)に向かいました。この町はかつては中甸という名前でしたが、地方政府が、小説『失われた地平線』に登場する理想郷シャングリラのモデルになったのは我が地であると主張して、香格里拉(シャングリラ)というキラキラネームに改称されました。ここも麗江と同様、古城(旧市街)が残り、また、大規模なチベット寺院、松賛林寺もあり、郊外には、雄大な巴拉格宗(バラグソン)香格里拉大峡谷もあります。この旅行記では香格里拉市内について、次の旅行記では郊外の巴拉格宗(バラグソン)香格里拉大峡谷について記します。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
麗江での滞在を終えた7/11、香格里拉(シャングリラ)に向かい、香格里拉には7/12、13の2日間滞在しました。より詳しく記すと、以下のような感じです。
・7/11午前:城際鉄道(準高速鉄道)で麗江から香格里拉へ
・7/11午後:到着後、まずは、次の目的地・亜丁に行くバスを予約するためにバスターミナルへ。無事、予約を終えた後、チベット寺院・松賛林寺へ
・7/12午前:郊外の巴拉格宗(バラグソン)香格里拉大峡谷に行く日帰りツアーの予約
・7/12午後:香格里拉旧市街である独克宗古城を散策
・7/13:巴拉格宗(バラグソン)香格里拉大峡谷日帰りツアーに参加 -
(1)7/11午前:城際鉄道(準高速鉄道)で麗江から香格里拉へ
麗江から香格里拉までは
・C985列車 麗江9:41→香格里拉11:22
で向かいました。 -
朝が早いこともあり、この列車は昆明発ではなく、大理発でした。昆明から麗江まで乗ったのと同じCR200J型で、同じく9両+9両の18両編成でした。昆明で多くの乗客が下りたので、さほど混雑はしていませんでしたが、それでも50%くらいの乗車率だったと思います。
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この区間は短かったので、思い切って最上級のビジネスクラスに乗ってみました。一等席のさらに上のクラスです。東北新幹線のグランクラスのようなものです。
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グランクラスを上回る、1列+1列の形で、一つの列車にわずか8席しかありません。値段も一等の約2倍、二等の約3倍です。しかし、占有面積を考えれば、割安とも言えます。
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この日に泊まるホテルは「徳養廊蔵家別院」というホテルで、チベット古民家をリノベーションしたホテルです。列車に乗っている間にホテルからTrip.comを介して、駅まで迎えに行く旨のメッセージが送られてきました。香格里拉の鉄道駅は、例によって例のごとく、市街地から車で30分ほども離れていて、もし迎えがなければタクシー代に何千円も使う羽目になっていたでしょう。
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ホテルのフロント拳朝食スペース兼家族のリビングです。古民家ホテルならではのいい雰囲気です。
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ホテルの部屋です。元々別の用途で使われていた部屋なので仕方がありませんが、やや殺風景なのが残念でした。
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(2)7/11午後:次の目的地・亜丁行きのバスを予約
到着後、真っ先に向かったのはバスターミナルでした。次の目的地の亜丁自然保護区は現在、人気急上昇中で、早めの予約が望ましいのですが、列車と違ってネットでの予約ができず、バスターミナルでチケットを購入するしかなかったからです。バスターミナルに行くバスを探す時間も惜しかったので、DiDiで車を手配して行きました。
最初、亜丁に直接行くバスはなく、近くの小都市、稲城行きのバスしかないと思っていたので、自動翻訳アプリを使って、窓口で稲城行きのバスのチケットを求めました。以下、そのときのやり取りです。
「7/14の稲城行きを1枚ください」
「ない」
相手は冷たい一言で私への対応を強制終了しました。私は、やはり遅かったか、売り切れかと思い、一度窓口から離れ、しばらくしてから、気を取り直して会話を続行しました。
「売り切れですか」
「売り切れではない」
「どういうことですか」
「稲城行きのバスはない。亜丁行きのバスしかない」
「じゃあ、亜丁行きを1枚」
亜丁は、稲城県亜丁村であり、あくまで稲城の一部なのですから、最初から言ってくれればいいのに、と思いましたが、とにかく懸案のチケットをゲットしました。とりあえずはこれで一安心です。 -
(3)松賛林寺
バスターミナルは市の北部にあり、松賛林寺までは比較的近い位置にあります。バスターミナル近くで待っていると、流しのタクシーが来たので、タクシーで松賛林寺に向かいました。
松賛林寺には巨大な入場ゲートビルがありました。チケット売り場、土産物店、バス乗り場、タクシー乗り場などのある建物で、自然保護区の入り口などには必ずと言っていいほどこういう建物がありますが、寺院の入り口にあるのは聞いたことがありません。観光に特化した寺院ということなのでしょう。松賛林寺 寺院・教会
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入場チケットを買い、寺院の区域内に入ると、シャトルバスが待っていました。寺院本体は少し離れた場所にあり、このバスに乗って向かうようです。こういう寺院は世界中探してもなかなかないでしょう。
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バス下り場から見た松賛林寺の全景です。さすが、雲南のポタラ宮と呼ばれるだけのことはあります。文化大革命で破壊され、現在の建物はその後、再建されたものだそうです。
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中心部までは急階段が続きます。香格里拉は標高3200mを超えており、これだけ上るだけでもかなりきついです。
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中心にある主殿です。内部には確か、5体ほどの仏像が並んでいたと思います(階段を上った時点でヘトヘトで、詳しいことはあまり覚えていません……)。5階建てで、上部に上ることもできたようですが、階段を上る体力は残っておらず断念しました。
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主殿の左には、主殿より少し小さいですが十分に大きいもう一つの建物が並んでいました。内部には、確か1体の仏像が安置されていたと思います。
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主殿の右側にも大きな建物が二つ並んでいました。こちらにも確か、仏像が1体ずつ安置されていたと思います。
寺院内では、チベット風の衣装を着た人を大勢見かけましたが、大半は衣装をレンタルした観光客です。麗江ではナシ族風の衣装をレンタルし、ここではチベット風の衣装をレンタルして着ているというわけです。しかし、仏像の前で、五体投地のような感じで熱心にお祈りしている人も少なからずいました。付近に住むチベット系の住民なのか、観光客だけどチベットにルーツを持つ人なのか、そういうわけでもないけれど熱心にお祈りしていたのか……。 -
階段を下り、バスに乗る前に最後にもう一度、寺院の全景を見てみました。チベット(チベット自治区、中国のチベット自治区以外のチベット族居住地域、ラダック、ブータンなど)には今までに何度も行ったことがあり、巨大なチベット寺院は今までに何度も見てきましたが、何度見てもチベット寺院の巨大さには圧倒されます。
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(4)7/12午前:巴拉格宗香格里拉大峡谷日帰りツアーの予約
香格里拉の旧市街の中心に月光広場と呼ばれる広場があります。旧市街の真ん中にある小高い丘で、香格里拉の象徴的存在でもある亀山公園の麓にある広場です。 -
月光広場は人々が集まる憩いの場です。
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その月光広場の一角に、「香格里拉景区直通車」のチケット売り場があります。バスが出発するのは市の中心から少し離れた場所ですが、チケット売り場だけは市の中心にあり、とても便利です。ここで、翌日7/13の、巴拉格宗(バラグソン)香格里拉大峡谷行きの日帰りバスツアーを予約しました。
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(5)7/12午後:独克宗古城散策
無事にツアーの予約を済ませたので、後はゆっくりと市内散策をするだけです。香格里拉旧市街は独克宗(ドクゾン)古城と呼ばれています。麗江のような広大なものではなく、こじんまりとした旧市街です。まずは、その中心、亀山公園を訪ねました。亀山公園には大仏寺など、いくつかの寺院があります。 -
亀山公園には世界一とも言われる巨大なマニ車があります。下部にいくつもの持ち手があり、観光客や地元の人が協力してマニ車を回しています。
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古城の北門です。
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門の中に入ると旧市街が広がっています。この辺りは昔ながらの街並みが残されています。
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街並みを進むと、やがて四方街に辿り着きます。私が訪れたとき、たまたま地元の人たちが輪になってダンスをしていました。
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チベットらしさも随所に見られます。仏塔(ストゥーパ)の周囲にはマニ車がぐるりと置かれています。
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他方、町の中心、月光広場近辺(亀山公園の東側)は車の通行が許されており、旧市街らしさはあまりありません。
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この近辺では、迷路のように入り組んだ細い石畳の道にも車が侵入してきて、至るところで渋滞が発生しています。自分の泊まったホテルはこの近辺にあり、いい雰囲気が残っている北門近辺と比べるとやや残念でした。
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香格里拉ではこのような風景があちこちで見られました。Googleで画像検索したところ、伝統的なチベット・中国様式と近代的なガラス張りの建築が融合した建物(民宿などの宿泊施設)とのことですが、美観を損なっているようにしか思えません。
総じて、香格里拉はいい所だとは思いますが、いろいろと残念な面も目立つ町でした。
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