2026/07/24 - 2026/07/24
52位(同エリア196件中)
TKGさん
20歳のときに韓国、21歳で中国、22歳でインド、次第にはまり込んでいき、それ以降、さまざまな国を訪ね歩いた若かりし日々。しかし、若い頃はアジア・アフリカを中心に旅してきたので、ヨーロッパも北中南米もほとんど経験がありません。中央アジアや北アフリカもまだ。まだまだ行ってみたい場所は山のように残っています。60歳を迎え、若い頃の続きを始めようと思っています。これから、年に4回程度、7~8年かけて、全30回ほどで、まだ行っていない場所を少しずつ訪ね歩いていく予定です。第2回目は、中国の雲南省、四川省です。
雲南省西北部のデチェンチベット族自治州、四川省西部のカンゼチベット族自治州、アバチベット族チャン族自治州などは東チベットとも呼ばれ、インドプレートがユーラシアプレートに強く押し込まれることで形成された険しい山と谷が連続しています。それ故に手つかずの自然が残され、また、チベット族をはじめ、独自の文化を持った少数民族も数多く暮らしています。30年前にこの地を訪れた私は、この地の魅力にすっかり魅了され、今回、30年ぶりの再訪となりました。
今回の旅行では、高速鉄道をはじめ、現在の中国をより広範に見たいという目的から、
・まずは航空機で上海に入り、そこから高速鉄道(復興号)で雲南省の省都、昆明まで一気に行く
・昆明から北西方向に向かって、上記の東チベット地域を北上し、成都に向かう ※ここがメイン
・成都郊外を回る
・高速鉄道(復興号)で一気に上海に戻り、そのまま帰国
というルートを取りました。
日程は以下です。
7/1:関空→上海・浦東
7/2:上海虹橋→昆明南(復興号)
7/3: (昆明市内観光)
7/4: (石林へ日帰り)
7/5: (昆明市内観光)
7/6:昆明→麗江(城際鉄道)
7/7: (虎跳峡へ日帰り)
7/8: (玉龍雪山へ日帰り)
7/9: (麗江市内観光)
7/10: (束河古鎮へ日帰り)
7/11:麗江→香格里拉(シャングリラ)(城際鉄道)
7/12: (香格里拉市内観光)
7/13: (巴拉格宗(バラグソン)香格里拉大峡谷へ日帰り)
7/14:香格里拉→亜丁(バス)
7/15: (亜丁自然保護区トレッキング)
7/16:亜丁→理塘(バス)
7/17:理塘→成都(バス)
7/18: (成都市内観光)
7/19:成都東→峨眉山(城際鉄道)、峨眉山トレッキング
7/20:峨眉山トレッキング、峨眉山→成都東(城際鉄道)
7/21: (都江堰へ日帰り)
7/22: (四姑娘山へ日帰り)
7/23: (成都市内観光)
★7/24:成都東→黄龍九寨(城際鉄道)、黄龍トレッキング
7/25: (九寨溝トレッキング)
7/26:黄龍九寨→成都東(城際鉄道)
7/27: (成都市内観光)
7/28:成都東→上海虹橋(復興号)
7/29:上海・浦東→関空
旅行の最後を締めくくるのは、やはり、四川省を代表する景勝地、黄龍・九寨溝です。成都と黄龍・九寨溝を結ぶ鉄道新線が建設され、この場所を訪れるのは少しも難しいことではなくなりました。今回の旅行では、7/24午前に、列車で成都から黄龍九寨駅まで移動し、午後に黄龍を回り、7/25は1日かけて九寨溝を回り、7/26は移動のみ、という2日半の日程でした。この旅行記ではこの小旅行の前半、7/24について記します。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
(1)成都~黄龍九寨駅~黄龍景区
黄龍・九寨溝へは簡単に行けるようになりましたが、その分、早めの予約が必要です。私は2週間くらい前に、Trip.comで以下を予約しました。
・7/24 C16列車 成都東8:46→黄龍九寨11:14
・7/24 黄龍九寨駅~黄龍景区~九寨溝景区のミニバス
・7/24~25 九寨溝景区入り口近くの九寨溝星空ホテル
・7/24 黄龍景区の入場券
・7/25 九寨溝景区の入場券
黄龍九寨駅は黄龍景区からは車で40分ほど、九寨溝景区からは2時間ほど離れています。黄龍九寨駅~黄龍景区、黄龍九寨駅~九寨溝景区、黄龍景区~九寨溝景区の間はシャトルバスが頻繁に走っているとの話でしたが、念のため、黄龍九寨駅~黄龍景区~九寨溝景区のミニバスの席を確保しておきました。指定した時間(11:20頃)に黄龍九寨駅で待ち合わせて黄龍景区まで行き、到着の約4時間後、黄龍景区を見終わった後に、九寨溝景区まで連れて行ってくれる、というものです。
黄龍景区の近くにはホテルはほとんどなく、一方、九寨溝景区の近くには無限と言っていいくらいのホテルが建ち並んでいます。九寨溝景区の入り口の外は渓谷沿いの一本道になっているのですが、その道沿いに10km以上に渡ってホテル街が延々と続いています。私の泊まった九寨溝星空ホテルは景区の入り口に近いというのが売り文句で、実際、他のホテルと比べると比較的近い場所にあったのですが、それでも歩いて15分くらいはかかりました。遠いホテルだと、車で行っても渋滞に巻き込まれて1時間くらいはかかると思います。そのうち、九寨溝景区外鉄道というものが建設されるかもしれません。
ちなみに、帰りの電車に関しては、それほど早めに予約する必要はないだろうと思い、直前まで予約しませんでした。このために、あわや、という状況に陥るのですが、その話は後ほど。 -
列車の出発は8:46だったので、8時半くらいに成都東駅に到着しました。案内板に表示されたC16というのが自分の乗る列車です。
成都東駅 駅
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自分の乗る列車です。この緑と赤のラインが入った電車は、昆明~麗江~香格里拉でも乗ったCR200J型と呼ばれるものです。最近製造された車両ですが、最高速度は160kmです。いわゆる高速鉄道向けではなく、城際鉄道(準高速鉄道)などを中心に使用されている車両です。
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昆明~麗江~香格里拉のときと同じく、時速160kmの一定速度をほぼ維持しながらの走行でした。線路がまっすぐでほぼ揺れがなく、加減速もほとんどないので、体感では100kmくらいしか出していないように感じられました。そして、定刻通り、11:14に黄龍九寨駅に到着しました。
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前日に、ドライバーからはWeChatで、集合場所や車のナンバーを記したメッセージが送られてきていました(連絡方法は、Trip.comを介してメールで送られてくる場合、Trip.comのチャット機能を使う場合、WeChatを使う場合などさまざまですが、このときはWeChatでメッセージが送られてきました)。なので、ドライバーとは無事に落ち合うことができました。ミニバスと思っていたのですが、乗客4人だけの一般乗用車でした。
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(2)黄龍景区
黄龍は標高3000m以上の場所にあり、入り口と最奥部の五彩池では標高差が400m程度あります。このため、ロープウェイで一気に五彩池近くまで上がり、そこから渓谷沿いに下っていく、というのが一般的なルートになっています。
黄龍に着いたのは12時半くらいのことで、帰りの車の出発は17時とのことでした。まずは景区入り口にあるレストランで軽く昼食を済ませ、13時頃にロープウェイ乗り場に向かいました。与えられた時間はちょうど4時間です。
※地図はクラブツーリズムのサイトから引用 -
まずはロープウェイで一気に標高を稼ぎます。
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ロープウェイは黄龍から一山超えたような場所に作られています。そのため、ロープウェイの山頂駅から黄龍まではまだ距離があり、今度は電動カートに乗り換えます。
電動カートの下り場から、黄龍の一番上部にある五彩池までは少し上らなければなりません。五彩池の標高は3500mを超えており、ここが一番の難所です。 -
(2-1)五彩池
電動カートを下りてから30分ほど登り道を歩き、ようやく五彩池が見えてきました。五彩池 (黄龍風景区) 滝・河川・湖
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黄龍を流れる水は石灰を含んでいます。その石灰成分が落ち葉など何かのきっかけである場所に沈殿すると、その箇所に石灰が蓄積されていってやがて自然の堰になり、小さなダムのようなものが形成されます。これを石灰棚と呼びます。
秋芳洞の百枚皿やトルコのパムッカレなど、類似したものは世界のあちこちにありますが、黄龍は全長4kmほどもあり、規模がまったく違います。そして、黄龍の中で最も石灰棚が集中しているのが五彩池です。五彩池では、青く美しい石灰棚が一面に広がっているのを見ることができます。 -
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ただ、五彩池は少し高いところにある展望台から見下ろす形になり、池のすぐ近くにまで近づくことはできません。そのため、展望台に着いて10分もすれば、見学終了となってしまいます。
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五彩池を出発し、渓谷沿いに下っていくと、五彩池の見事なまでの青は消え、風景は黄色一色になりました。石灰が沈殿してできた黄色い岩肌の上を水が流れていきます。黄龍の大部分はこんな感じで、これが黄金の龍に見えることから黄龍と名付けられました。
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石灰棚ができかかっている個所もあります。こういう場所がこれから長い年月をかけて五彩池のような場所に変わっていくのでしょう。
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(2-2)争艶池
五彩池から1時間近く下り、ようやくまた石灰棚の密集している場所が見えてきました。争艶池です。 -
争艶池では五彩池とは違い、遊歩道が渓谷の真ん中あたりに作られています。そのため、左右両方に美しい池が広がるのを見ることができ、池までの距離も近いです。それこそすぐ真下に清らかな水をたたえる池を見ることができます。
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また、樹々が池のところどころから生えているのも、争艶池の、五彩池とは異なる特徴です。この樹々の存在が変化を与えてくれます。少し歩いただけでも風景は違ったものになり、多彩な絶景を飽きることなく楽しむことができます。
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規模は小さいかもしれませんが、五彩池よりも、争艶池の方が、より変化に富み、より水の清らかさや美しさを体感することができます。個人的にはこちらの方が断然おすすめです。
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(2-3)盆景池、金沙舗地など
争艶池を過ぎると、またしばらくは黄色い流れが続きます。 -
次に現れるのは盆景池です。ここには、黄龍でおそらく最も大きいのではないかと思われる大きな池があります。きれいな水を豊富にたたえています。
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しばらく、黄色い流れが続きます。ここは金沙舗地と呼ばれる場所で、なぜこの場所が「黄龍」と呼ばれるのか、その理由がここに来ればよく分かります。
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金沙舗地の下には、滝がいくつか連続しています。洗身洞、蓮台飛瀑などの滝です。
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ここまで来ると、水はかなり濁ってきたように感じられ、さすがにもうないだろうと思っていたところに突如現れるのが迎賓彩池です。
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迎賓彩池を過ぎ15分ほど歩くと、景区の出口に到着しました。約束の時間、17時ちょうどです。景区から出ると、近くに車が待っていて、その車で九寨溝景区に向かいました。2時間ほど車に揺られ、九寨溝星空ホテルに着いたときには19時を回っていました。
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