2023/09/02 - 2023/09/02
122位(同エリア775件中)
Pixyさん
重慶から日帰りで閬中へ行ってきました。
地球の歩き方にも一応掲載されており、この読めない地名が以前から気になってました。
日本人だけでなく重慶人にも馴染みのないのマイナーな街ですが、川と山に囲まれた歴史を感じる素敵な場所でした。
行きの移動には重慶ーウルムチを結ぶ超長距離列車を利用しました。
【ご参考、重慶領事館ホームページより】
重慶から北へ高速鉄道で約2時間,四川省の北東部,閬中市に位置する古い街並み。2300年の歴史を有し「中国四大古城(古い街並み)」の一つと言われる。現存する主な建物は明・清時代に建造されたもの。三国志の代表的な武将・張飛(注;劉備,関羽とともに「桃園の契り」を交わしたことで有名)が統治していた場所として有名。三方を嘉陵江に,四方を山に囲まれたこの土地は,風水の上でも最良の土地と言われ,「風水之都」の呼称も有する。重慶土産としても有名な「張飛牛肉」や「保寧酢」が特産。商店の並ぶ大通りも楽しいが,昔ながらの生活を偲ばせる裏道を散策するのも風情が感じられて良い。杜甫が生涯で最も多く詩を詠んだ場所でもある。部下に暗殺された張飛を埋葬した張飛廟(注)をはじめ複数の見学場所があるが,それぞれ有料。
注:張飛の頭部は切断され長江に投棄されたが,重慶市の雲陽県まで流されたところで地元漁師により拾われた祭られたとされる。従って,張飛廟は閬中と雲陽の2カ所に存在する
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
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重慶は快晴。
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自宅最寄駅の1号線「朝天門」を8時に出発。
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途中5号線に乗り換え30分ほどで重慶西駅へ。
重慶には北駅、沙坪?(サーピンバ)とのこの西駅と3つ駅があります。
どのように使い分けているかは不明ですが。 -
駅構内に入るには外国人はこの有人カウンターでパスポートチェックを受ける必要があります。
係員はパソコンにパスポート番号を打ち込み予約データと照合します。
以前、サーピンバ駅の係員は老眼でパスポート番号が読めず私が入力したことがありました。 -
そのあと荷物チェックとボディチェックがあります。
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ホームへは前後2ケ所の入り口があります。
ホームへは乗車する人は上から、降りた人はホームから下へ降りる仕組み。
乗車時間30分前からこのように行列が出来ます。
外国人は駅構内へ入る時と同様に有人カウンターで予約アプリのQRコードをかざす必要あり。 -
今回は高鉄ではない列車です。
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重慶西9:05発、ウルムチ着翌日の18:27という寝台付列車です。
ロマンを感じざるをえない列車です。
尚、料金は寝台(柔)775元、寝台(硬)491元、座席290元(1元は20円)となってます。
重慶からは33時間かかり1日に2便(もう1便はさらに長距離で昆明発、47時間!)あります。 -
食堂車。
ちなみ飛行機だと片道500~700元くらいで行けるみたい、、、。 -
列車に乗る前にまたチェックがあります。
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列車内の様子。
2列、3列で対面式です。
車内は満員で高鉄に比べると乗客同士の距離の近さをとても感じてしまい快適ではない。中国人の方々はなんとも思わないんでしょうが。
車内アナウンスがなく、駅が近づくと係員が大声で伝達する。
まだ大丈夫で座っていると早く席を立てと促されてしまった。
更に「座席なし切符」の人たちが空いた座席に座わり、切符を持つ人が来たら離れりするのが絶えず行われ落ち着くことが出来ない3時間だった。 -
閬中駅到着。
駅から古城まではバス利用のつもりでしたが駅のバス停には人の気配なく、いつどのバスに乗れば良いか分からず、タクシー利用。 -
遊覧船乗り場で下車。
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丁度お昼ご飯の時間帯なのでそのままへレストランへ。
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川沿いテーブルで。
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茄子。
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麻婆豆腐、両方ともさほど辛くない優しい四川料理。
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古城歩き開始。
まずは華光楼。これが閬中のシンボルだと思います。華光楼 (ロウ中古城) 建造物
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王皮影博物館。
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無料で入れますが、博物館というより古い建屋を保存している感じでした。
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これを皮影というようです。
皮で作った影絵芝居に使うものみたいです。
恐らくそれを作る人か収集家の家だと思われます。 -
一旦、古城エリアの外へ出てみます。
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自家製の白酒を販売している酒屋ですね。
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レトロ感満載の商店がたくさん残っておりいい感じです。
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こういった細い路地が至る所にある。
車は通れないけどバイクは通行可です。 -
お菓子を製造・販売所。
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買わなかったけど。
製造されたばかりのものを買って食べることが出来る。 -
閬中の名物、干し肉。
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自家製の黒酢。これもまたここの名物。
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古城の中は歩きだけで回ることが可能。
これは指定有料施設が110元で全て利用可能のお得チケット。 -
古城の中には昔の民家を宿泊施設にした「客桟」が多くあります。
大変興味深く駐在中に宿泊してみたと思いますが、通常のホテル予約サイトで扱いがあるのか不明です。 -
この客桟はフロントまでは見学可能でした。
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この机、椅子、床、壁と歴史を感じます。
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これは古城の基本散策ルート。
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これも「客桟」。民宿とも書いてある。
日本と同じようなんだろうと思う。ホテルではなくこじんまりした宿泊施設みたいな。 -
一部、城壁が残ってます。
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南門楼と呼ばれる場所です。
上に登ってみます。 -
閬中古城の街並み。
これを見ると同じ造り、同じ色合いであることはよくわかります・ -
火神楼。
そのままで火の神様が祭られている。 -
候家人院。
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清の時代から残る4000㎡の民家。
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中国の観光地は凄まじい人で溢れかえるがここは本当にいい。
ゆっくり街歩きが出来る。
勧誘も一切ない。ゆったりしている。 -
貢院前が広場になってます。
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古い町並みを徹底しているのにケンタッキーがあって少しがっかりする。
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ここから有料施設が続きます。
川北道署、これは地方行政機関。 -
三国志関連施設。
張飛が祀られている。張飛廟 (ロウ中古城) 建造物
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夜はライトアップされるとのこと。
そう高い楼でもないが25元だったと思う。中天楼 (ロウ中古城) 建造物
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貢院。
何かを貢ぐ施設ではない。
科挙の試験場。ロウ中貢院 (ロウ中古城) 建造物
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ここだけ入場料払って入りました。
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試験場というより科挙を管理運営するオフィスと試験場を兼ねている。
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細かく役割が分担されおり
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各々部屋がある。
この中でも試験問題を管理することが最重要だった。 -
衛文館。
試験監督官の事務所。 -
カンニングの展示物。
罰則が重いもの不正が横行していた。 -
試験偏重主義を過度に重んじたため弊害が時代が立つにつれ大きくなり1904年に廃止。
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どこが試験場だろうと?
大きな講堂みたいな所を想像した。 -
これが試験場。
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カンニングを防ぐために1つ1つが壁で仕切られて試験官が対面にいるということですね。
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これで観光終了です。
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閬中古城は期待以上に良い場所でした。
観光地がこじっまりとまとまっている。
川と山に囲まれている風景。
観光地外に街並みもレトロ感。
お店の店員はガツガツしておらず、寝ている人がたくさんいるゆったり感。
車の乗り入れが禁じられているので街歩きが楽しい。
客桟がたくさんありホテルがない。
コンビニやチェーン店はほぼない。 -
帰りは高鉄で閬中17:46発重慶北駅行。
今回の閬中訪問は有料施設1ケ所だけで街歩き重視だったのでまた再訪したいと思う。その際には有料施設をしっかり見よう。
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