2011/01/01 - 2025/09/14
13555位(同エリア14213件中)
kawakoさん
- kawakoさんTOP
- 旅行記487冊
- クチコミ39件
- Q&A回答196件
- 730,728アクセス
- フォロワー107人
アーレ川のほとりに位置し900年の歴史を誇る小さな町、アールブルク。
バーゼル~ルツェルン~ゴッタルド峠を結ぶ古くからの交易路沿いにあって、アーレ川を利用した船舶交易で何世紀にもわたって栄えてきましたが、19世紀以降は交通、鉄道網の整備が進んだことで、この地の交易路としての重要度が下がり、船舶輸送や木材の筏流しは姿を消しました。
今は静かな水面にアールブルク城塞が、かつての栄華をとどめる姿を映して佇むのみとなっています。
アールブルクにはチューリヒ、ベルンから電車とバスで約1時間ほど。
オルテン/Oltenでバスに乗り換えAarburg, Städtli下車で町の中心地に着きます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 自転車 徒歩
-
アールブルクはアーレ川に面した小さな町で、岩山の上に壮麗な教会と城塞が立つ姿がとても印象的です
チューリヒ~ベルン間の中間あたりに位置しているので、電車移動の途中でチラッと見たことがある人もいるかもしれません -
アールブルクがあるアールガウ州はスイスの北西部に位置しています
国全体が観光地のようなスイスの中でも、アールガウ州は工業が盛んでガイドブックに載るような観光地はほとんどない所です
( ̄▽ ̄)b 旗は左からアールブルクの紋章、スイス十字、アールガウ州旗です -
アールブルクは「スイスの最も美しい村」や「Swiss Historic Towns」などと提携しているので、川岸の公園にはいろいろ旗やら案内板が出ていたりするのですが…
-
(o'∀')ノ まずはコレ、赤いフォトフレームをご案内~
-
スイス・グランドツアーのフォトフレームです
( ̄▽ ̄)b スイス・グランドツアーとは、スイス政府観光局が提唱するスイス全土を網羅したドライブツアーのルートなのですが、ルート上の景勝地に設置されているのがこの赤いフォトフレームです -
こちらは「Aare Land Weg/アーレランド・トレイル」というアーレ川流域の歴史・自然・文化をテーマにしたハイキングルートの案内板です
-
あと見逃せないのが、モーツアルトのヨーロッパ公演旅行の記念碑です
-
1766年にモーツァルト一家が10歳のヴォルフガングと共に現在のスイスを旅したルートも紹介されています
-
当時の馬車旅はとても過酷だったそうですよ
-
町を眺めるベストビューポイントがこの川岸なんですが、さらにここでしか見られない自然現象もあるんですよ
-
Aare Waage/アーレワーゲ、地元ではWoogと呼ぶ自然現象です
アーレ川はここでアールブルク城塞下の岩層にぶつかって直角に向きが変わるのですが、川幅が広くなったところへさらにティヒ川の流れも合流することで、ここでいくつも渦が発生します
( ̄▽ ̄) 鳴門の渦潮的な?昔から筏下りの難所だったそうです -
アーレ川に橋が架けられたのは1837年で、それ以前は渡し舟が出ていたそうです
-
蚤の市で見た古い版画にも橋はかかっていません
-
川べりは遊歩道になっていて、天気の良い日は一年を通してここで過ごす人の姿を見かけます
-
川岸の公園は狭いんですが、夏にはここでイベントも多く開催されます
-
この時はスイスの建国記念日の前夜祭で、毎年スピーチやらなんやかや行われるんですが、まぁウチは花より団子です
-
この川べりにはよく散歩しに来たな~
町のベストビューポイントなんで同じような角度の写真を何枚も撮ってました -
水鳥も多くて、ホントは禁止されてるんですが、家からパンを持ってきて餌やりをする人も多かったですねぇ
-
こんなに近づいても逃げないなw
-
冬
-
一年で最も暗い時期です
-
川霧に煙るアーレ川
-
ではそろそろ川岸を離れて町の中心部へ向かいましょうか
この橋のたもとにある建物はレストラン・アルテンポスト/Wirtshaus zur alten Post で、町でもっとも古い建物です
夏は外のテラス席で川を眺めながら、ワインや食事を楽しんでいたのですが、長い年月の間に経営者がどんどん変わっていってしまいまして…
飲み物やアイスなどを楽しむにはいいと思いますが、最近のレビューを見る感じ、残念ながら食事にはあまりお勧めできないかな -
アルテンポストの横の道を進むとすぐにこの噴水のある広場に出ます
この広場の周辺がシュテッテリと呼ばれている町の中心部です
( ̄▽ ̄)b シュテッテリはスイス語で、標準ドイツ語だとシュテットヒェンになるのかな?
直訳すると小さな町といった意味で、一般的には町の中心とか歴史的な街並みが残る地域を指して言うようです -
道沿いにはカラフルな建物が並んでいます
昔は生鮮食料品を扱う店や美容院など、生活に必要なものはここに揃っていたのですが、今でもあるのは残念ながらパン屋ぐらいです -
噴水の上の飾りは紋章を持ったクマです
アールブルクは1415年にベルン軍の侵攻にあって長らく支配下にあったので、そのせいでクマがいるのかも
( ̄▽ ̄)b クマはベルンの象徴なんですよ
噴水の背後に立つ立派な建物はガストホフ・ベーレン/Gasthof Bären Aarburg
ホテル・レストランです -
サマータイム中はこの噴水の周りにレストランのテーブルがいくつも並べられています
-
レストランのメニューにはコルドンブルーやパスタといったスイスでよくある料理や、お高い系ハンバーガーなどがあるのですが、私のお勧めはポルトガル料理のピリピリチキンです
-
レストランの隣にある郵便局でこんな消印を見かけました
-
広場から道を挟んで向かいに立つこれらの建物は町役場とその関連施設です
正面に階段のある建物が町役場、向かって左の建物は郷土史博物館、右手前は図書館です
↓郷土史博物館/Heimatmuseum Aarburg
https://4travel.jp/travelogue/11221429 -
かつてのアールブルクは岩山の上の城塞を囲むように町が形成され城壁もあったようなのですが、1840年の大火で多くが失われ、今は広場を挟んで古い建物が二列立ち並んでいるのがわずかに残っています
-
シュテッテリでも町のイベントが多く開催されますが…
↓例えばユーゲントフェスト
https://4travel.jp/travelogue/10677406 -
最も有名なのはやはりクリスマスマーケットでしょう
-
アールブルクのクリスマスマーケットは一日限り、アドベントの最初の土曜に開催されます
この日は町の中心を横切る道路は閉鎖され歩行者天国になります -
甘い香りを漂わせるスイーツの屋台
-
シュテッテリを埋め尽くすようにたくさんの屋台が並んでいますが、メインはクリスマスグッズのお店で、手作りのデコ用品やニット、アクセサリーなどが多いです
-
パイプオルガンを回すサンタクロース
↓クリスマスマーケットの様子
https://4travel.jp/travelogue/10624661 -
さて、アールブルクの象徴でもある要塞を見に行くか
-
手前に立つのは二本の尖塔が印象的な教会/Reformierte Kirche Aarburgです
細道を入ってすぐ手前側にある階段を上ると教会の前に出ます -
プロテスタント教会なんで中は飾りっ気がなくて正直見る価値はないんですが、この教会前のテラスからの眺めは一見の価値ありです
-
アールブルクの街並みの向こうにアルプスの山並みが見えるんですが…
-
天気次第ですがユングフラウ3山も見えます
-
次はこの階段を上ってアールブルク要塞に行きます
-
(*´Д`)ハァハァ
-
階段の途中で振り返るとこの眺めです
-
このアールブルク要塞、城とかキャッスルと表記されていることがあって、まぁ間違いではないんですが、地元の人間はここのことをフェストゥング/Festung、要塞と呼んでいます
英語ではフォートレスですね
この案内看板でもBrug‐Festung Aarbrug と表示していて、ブルク/Brugには城という意味もあるんですが、もともとは囲んで守る場所という意味で砦とか城塞を指します -
アールブルク城塞は12世紀末ごろに建てられたそうですが当時の所有者は不明で、はっきりしているのは13世紀半ばにはフローブルク伯が所有していたことです
1299年には麓の村とともにハプスブルク家(出たー)の所有になり代官が置かれ、河川通行料で莫大な利益を得たそうです
1415年にベルン軍が侵攻してきて以降は18世紀末ごろまでベルン統治時代となります
この時代に農民戦争や隣接するゾロトゥルンやルツェルン州からの侵攻から守るために要塞化が進みました -
実はこの城塞、今は少年非行者の更生施設となっていて、部外者は自由に入ることはできませんが、サマータイム期間中の土曜はガイド付きの見学会が開催されています(要確認)
クリスマスマーケットの時も中に入れて、更生中の少年たちが作った木工製品やお菓子などが販売されているんですよ~ -
城塞の中の岩をくりぬいた一室ではワインやラクレットも出してました
このテーブルデコとかも収容されてる少年たちが手掛けたのかな? -
この城塞の反対側斜面に遊歩道があるんですが…
-
道沿いはベアラオホの群生地となっているので、春になると強いニラ臭が漂います
ここにベアラオホを摘みに行くのは住民の春の楽しみの一つです -
私もよく摘みに行って、サラダにしたりタルタルソースを作ったりしたものです
-
この道沿いの林では時にはリスの姿を見ることもあるんですよ
-
また川岸に戻って、次は川沿いの遊歩道を町と反対方向に歩いてみます
-
この柱は過去にあった洪水時の水位を現しています
-
昔はこのアーレ川岸は護岸工事がされていてコンクリートで覆われていたんですが、その後また大工事を経て自然に見える状態に戻されました
この辺りの川べりや中州にはビーバーの巣があるんですよ -
30分くらい?歩くとダムに出ます
-
ここで川の対岸に渡ります
-
この辺りにあるボタンを押すと、あのオブジェが動くんですよ~
-
道路沿いの道を歩いてまたアールブルクに戻ってきました
この橋の上からは教会が正面に見え、川沿いに古い建物が立ち並んでいる様子がよく分かります -
この橋を渡って町に入らず、背後にあるボルンという低い山を登ると、一軒のレストランがあるのですが、ここからの眺めも素晴らしいんですよ~
-
アールブルク城塞はここから眺めるのが一番きれいだなと思います
-
さて、そのボルン山の中腹にあるハイキング路を歩いて隣町のオルテンに向かいます
-
だいたい一時間ぐらいのハイキングです
-
オルテン/Olten は屋根付き木造橋で有名です
オルテンは交通の要衝でチューリヒ、ベルン、バーゼルからのアクセスが非常に良くて、アールブルク行きのバスもここから出ています -
旧市街で行われるイベントはいろいろありますが、特にカーニバルはよく見に行きましたっけ
↓カーニバル
https://4travel.jp/travelogue/10749544
↓ストリートフードフェス
https://4travel.jp/travelogue/11239252 -
オルテンからアールブルクへ車で移動する時に、道路上からチラッと二本の柱のようなものが見えるんですが、これ処刑台の跡なんですよw
-
さて、またアールブルクに戻って…
-
私はこの町に昨年まで暮らしていたので、歴史地区以外の部分もまぁまぁ知っています
↓スイス暮らしを振り返って…
https://4travel.jp/travelogue/12013718 -
これは隣人のトルコ系住民が結婚した時のお祝いの様子です
実はアールブルクにはモスクもあるんですよね
法律でミナレットを建てることが禁止されているので、一見すると普通の家みたいですが
( ̄A ̄)b 2025年12月の時点でアールブルクの人口の46パーセントが外国人です -
まだ夜も明けきらぬ出勤前にウチの車庫で野生のハリネズミを見かけました
通勤中に道路を横断しようとするハリネズミも時たま見かけましたが、ハリネズミの交通事故はスイスでは社会問題になっているんですよ
( ̄▽ ̄)b 通勤ルートでは農村地帯も走るので、ハリネズミ以外に狐も見たことがあります -
スイスの美しい町はいかがでしたか?
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
kawakoさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
72