クリスマスマーケットがやってきた！①先ずは地元から～小さな町の一日だけの大イベント

2011/11/26 - 2011/11/26

ついにクリスマスマーケットの季節がやってきました（・∀・）！
大きな街ではこれから一ヶ月に亘りマーケットが開催されるのですが、小さな町ではせいぜい２．３日。
私の地元では、たった一日だけ開かれました。
華々しいマーケットではありませんが、スイスの小さな町ではこんな風に地元の人々が楽しんでいるんだ～という様子をお伝えします。

エリア その他の都市(スイス)

この日はあいにくの曇り空ですが、それでも連日の濃霧に比べればいい天気でした。

ここ一ヶ月ほどは毎日ひどい霧が出て、川の対岸の低い山が全く見えなくなるほどなんですよ。

今日は一日、通りを封鎖しています。

なにやら焦げ臭いにおいがしてきました。

う〜ん、火が燃えてる。焚き火みたいなものでしょうか？煙が目にしみます。この後いたるところで見かけました。

小さな広場にぎっしり屋台が並んでいました。

さすがに１１月も末になるとだいぶ寒いです。

クリスマスっぽくてかわいいお店です(´∀｀)

手編みのお店も多かったです。
これはお魚型のベビーソックス。
かわいいですね〜(´∀｀)

このお店では、若い男の人がせっせと帽子を編んでいました。
６０フラン均一(日本円だと５千円くらい？）です。

ここで小さなリースを買いました。

いろんな形のリース。手作りです。

大きいリースはかなりの値段でした。

Weihnachatskranz/ヴァイナハツクランツ。
４本のローソクを常緑樹の葉で作った輪に立てたものです。
スイスでは、アドベントの期間、毎週一本ずつ火をつけます。

ここでお金を払ってロウソクを買うと、日没後に川に流してくれるそうです。灯篭流しみたいなものでしょうか。

このまま流せるようになってます。

お菓子専門の屋台。見るからに甘そうです。
(´д｀)なんか歯がうずく〜

レープクーヘン。スイス人の好物の一つです。
シナモンがきいてます。
(´д｀)私はちょっと苦手〜

このごろは何かイベントがあると、たいていアジア系のテイクアウトフードのお店が出ます。

揚げ春巻きは大人気です。

なんだか魚くさい・・・地元の釣りクラブが魚(マスかな？)のフリットを揚げてました。

うお〜羊腸に詰め込んでいますっ！
(； ･`д･´)…ｺﾞｸﾘ…本物のソーセージですね

きゃ〜〜〜コブタがグルグル回ってる〜〜〜

町役場前では入れ替わり楽器の演奏が行われています。

子供のためのふれあい動物コーナーが作られてました。

(； ･`д･´)…やっぱり子豚はいないようですね。

寒さに耐えかねて、地元ヨーデルクラブのスープ屋に入りました。これは野菜と牛肉のスープ。意外なぐらい美味しかった。

スープ担当の彼ももちろんヨーデラーです。

(　＾ω＾)立派なひげです。

こっちも試してみました。
おじさんがせっせとレトルトの封を切って鍋に入れているのが見えます。スイスの超有名スーパー・ミグロの製品でした。

(；＾ω＾)･･･まぁ、味は保障済みということで…

肉屋さんの前でサンタが手回しオルガンをひっそり演奏していました。
サンタの回しっぷりが気に入らなかったみたいで、この後、肉屋見習いの女の子にハンドルを奪われていました。

二時間後の子豚。こんがり小麦色のお肌になってきましたが、食べられるのはまだ３時間先です。

(；＾ω＾)･･･美味しそうとは、なんだか言いづらいです。

さて、本日のメインイベント。

(´∀｀)いつもは非公開の岩山の砦が、今日は一日だけ開放されるんです！

も〜朝から行きたくてうずうずしていたんですが、(仕事があるので夕方に来るという)友人と約束していたので、じっとがまんです。

いつもは眺めているだけの砦ですが、今日はいよいよあの中に行きますよ〜

あの教会の背後に砦が建っています。

さぁ〜がんばって登りますよ〜(´∇｀)

お〜( ﾟ∀ﾟ)
あの長い階段に、こんなに人がいるのを見るのは初めてです。

う〜ん・・・見れば見るほど長いわ〜

(*´Д`)ﾊｧﾊｧ〜　途中で振り向くとこの風景です。

遠くにうっすらアルプスが見えます。

（・∀・）実はアイガー、メンヒ、ユングフラウの三山が見えているんですよ！

(；´Д｀)　まだあんなにある〜〜〜

(*´Д`)は〜、やっと入り口に。

いつもは閉じている鉄門が開いています。

大きなツリーが出迎えてくれました。

(´∀｀)綺麗〜

ありゃ、まだあんなに長い階段がΣ(ﾟДﾟ)

コレで最後かな？

実はこの砦、今は非行少年の更生施設として使われているんです。
普段非公開なのはそのためです。

歴史ある建物だけあって、なんでもない階段にも雰囲気があります。

・・・やっぱりもう一回登らないとダメか。

手作りのデコがイイ味出しています。

やっぱり木のものっていいなぁ。

ついにたどり着いたな〜

テラスに出てみました。

徐々に日が暮れていきます。

眼下にわが町が広がります。

ふと上を見上げると・・・

雨どいがドラゴンの形でした。

皆、ただ静かに眺めていました。

夜景って見飽きないものですね。

先ほどの広場に戻ると、ずいぶんツリーの灯りが輝いてきました。

(´∀｀)綺麗です〜〜

反対から見るとこんな感じ。

ツリーの飾りは赤いボールだけ。シンプルですが美しかったです。

この砦で社会復帰の一環として、いろいろ仕事を習っているそうなのですが、木工もその一つです。
ハンドメイド製品のお高いスイスにしてはかなりお買い得なプライスです。

キャンドルスタンドは人気商品です。

砦の中のいたるところにツリーが。

何気ない石組みなんですが、いい雰囲気です。

明かりだけのツリー。

ツリーの灯が無かったら、真っ暗なんだろうなぁ・・・

岩山をくりぬいて作られたのがよくわかります。

鉄門の向こうはどんななんだろうなぁ。

さて、ぼちぼち帰るとしましょうか。

さぁ降りるぞ〜

いつもは真っ暗な道に灯りが。夜が長くなっていくだけに、より灯りが美しく感じられます。

夜の広場も、昼間とは趣が変わってまたいいですね。

いつもお世話になってる肉屋さんもクリスマスの飾りつけでおめかしです。
（＾q＾）スイスの肉加工品は美味しいんですよ。

広場のマーケットはまだまだ盛況です。

焼き栗〜（＾ｑ＾）
日本の天津甘栗のようなベターっとした甘さでなくて、ホクホクと美味しいんです。

樅の木もこの季節だけは明かりをまとっています。
いつもは見過ごしてしまうんですが・・・

この旅行記へのコメント （4）

• わんぱく大将さん 2012/01/09 07:10:42

  見慣れたヨーロッパの街並み

  kawakoさん
  
  ヨーロッパは似たような雰囲気ですよね。安心します。
  しかし、階段、お疲れさまでした。　　私は働いていた時は、８階まで（こちらの７階）まで駆け上がってました。　とにかく、リフトは満員だし。遅刻したくないので、１分で駆けあがり（それなら、もっと、はよ来い）
  あれで体力付きましたね。
  
  　大将

  kawakoさん からの返信 2012/01/09 22:33:17

  RE: 見慣れたヨーロッパの街並み

  投票ありがとうございます（・∀・）
  
  スイス人はなぜかよく歩くので、あの階段もさして苦労しないのかもしれません。
  ドイツ人もそんな感じでしたが、散歩というと２時間でもひたすら歩いてますね。私も歩くのは好きなんですが、付き合ってくれる人がいない（夫は歩きたがらない少数派）ので、なかなか遠出は出来ません(´・ω・｀)ｼｮﾎﾞｰﾝ
  

• bergkristerさん 2011/12/03 10:00:04

  この街は？

  kawakoさま
  スイス、グリンデルヴァルト？のクリスマス風景、実感が伝わってまいりましたが、この街はなんという街でしょうか。お教えくださいますようお願いします。
  川が見えますので、Ｗｅｎｇｅｎ?　或いはＭｕｅｒｒｅｎ？　
  bergkrister より

  kawakoさん からの返信 2011/12/03 23:09:57

  RE: この街は？

  > kawakoさま
  > スイス、グリンデルヴァルト？のクリスマス風景、実感が伝わってまいりましたが、この街はなんという街でしょうか。お教えくださいますようお願いします。
  
  感想ありがとうございます（＾＾）
  グリンデルワルドのような有名観光地と間違われて光栄です。
  ここはアールガウ州という日本人には全くなじみのない州にある、Aarburg/アールブルクという町です。
  普通の住宅地なのですが、町のど真ん中にある岩山に立つ砦は自慢のアイコンです。
  
  > 川が見えますので、Ｗｅｎｇｅｎ?　或いはＭｕｅｒｒｅｎ？　
  
  この川はアーレ川といいまして、スイスの西から東へ流れ、のちにはライン川に合流します。
  
  以上お役に立ちましたでしょうか？
  
  スイスは小さな国ですが、山あり谷あり平野あり、所によりさまざまな顔を持っています。
  日本のツアーでは、ユングフラウのあたりとツェルマットに、ベルンかルツェルンあたりをまわるのがほとんどだと思うのですが、それ以外にも見所はあるんですよ。
  そういうところをもっと紹介で来たらなぁと思っております。