2023/06/25 - 2023/07/07
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夏子の探検さん
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ローヌ氷河を臨むフルカ峠越えの路線は、かつて氷河急行も走った絶景ルートでしたが、1982年の新フルカトンネルの完成により廃線になってしまいました。しかし、その素晴らしい自然の光景を通る路線を復活させたいと願う7000人にも及ぶボランティアが力を合わせて活動し、廃線から18年後に『アルプスの絶景の中を走る蒸気機関車が走る路線』として復活させたルートです。
2000年夏からレアルプ~グレッチ間で蒸気機関車での特別運行が始まり、2010年についにレアルプ~オーバーワルトの全線、18kmが開通しました。
蒸気機関車の車両は、仏領インドシナに売り払われていたものを、ボランティアが買い戻し整備したものです。フルカ山岳蒸気鉄道の蒸気機関車は、石炭の黒い煙をもくもくと吹き出して走っていく、SL鉄道ファンにはたまらない本物の蒸気機関車です。
※一部上記機関車ではなくディーゼル車による運行もあります。
初夏は、万年雪の高峰を背景に緑のアルプと白い残雪のコントラストがまぶしく、放牧中の草を食む牛の姿など車窓からの景色は何とも言えずのどかで、『廃線にしてしまうにはあまりに美しすぎた・・・』と、納得するでしょう。
フルカ山岳蒸気鉄道と並行して流れるローヌ川のせせらぎ、流れ落ちる滝の音、そして、『シュッ、シュッ、シュッ、 ポッ ポッー』と蒸気機関車の音が元気よくアルプスの谷に響きわたります。
フルカ山岳蒸気鉄道のレアルプ駅への行き方
アンデルマット(Andermatt)よりマッターホルン・ゴッタルド鉄道に乗り、13分でマッターホルン・ゴッタルド鉄道のレアルプ駅へ。そこから徒歩で10分ほどのところにフルカ山岳蒸気鉄道のレアルプ駅があります。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- スイスインターナショナルエアラインズ
- 旅行の手配内容
- その他
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フルカ蒸気山岳鉄道出発駅
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フルカ蒸気山岳鉄道出発駅~~表紙に一緒に映ってるのはあの青いTシャツの石炭をくべる職人さん
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標高2436メートルの高所にあるフルカ峠 ( Furka ) は、ローヌ氷河が近くに見える景勝地である。冬には鉄橋をはずさなければならなかったほどの難所のこの場所に、昔ながらの蒸気機関車が走る。「フルカ蒸気山岳鉄道 ( DFB ) 」だ。
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カッコいいねぇ~~(^^♪
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廃線となった蒸気機関車路線が1993年、観光用として生き返り、いま、多くの鉄道ファンを喜ばせている。
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8月中旬の平日。天候に恵まれたフルカ蒸気山岳鉄道の出発駅レアルプ ( Realp )駅では乗客およそ130人が、蒸気機関車のスナップ写真を撮ろうとごった返していた。80年前にスイスで製造され、第2次世界大戦後ベトナムに売却されたが、再びスイスに買い戻された蒸気機関車「HG3/4−9号」だ。
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フルカ蒸気山岳鉄道出発駅
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フルカ蒸気山岳鉄道出発駅
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20世紀初頭、ウーリ州から標高3000メートル級のアルプスの山々を越え、ヴァレー/ヴァリス州につながる鉄道を建設したスイスの技術は、世界に誇れる最高レベルだ。118パーミルの傾斜のある急勾配をアプト式の機関車で往復させた「意地」は、「山国スイス人」だからこそできたと言っても過言ではない。フルカトンネルが開通し、この路線が廃線となったことを惜しみ、観光用の蒸気機関車路線として生き返らせたのも、鉄道マニアのなみなみならぬ努力によるものだ。
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蒸気機関車しか走れない路線なんです」と語るのは、機関士のマルティン・ホラットさん。20年前にベトナムからスイス製の蒸気機関車を買い戻したグループのメンバーだ。フルカ路線は、冬は雪崩のため電柱が折れてしまうといった設備の問題で、電車を走らせるのは不経済だからだ。
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フルカ蒸気山岳鉄車両
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当時、スイス国内には「ヴァイスホルン ( Weisshorn ) 」という蒸気機関車が博物館に展示されているだけで、フルカ鉄道再生のためには複数の機関車が必要だった。「ベトナムでは、機関車が鉄道の通っていない野外に放置されていたりして、トラックで30回も積み直ししながら港まで運びました」。こうして運んだ6台の蒸気機関車は、ホラットさんのガレージで、有志たちによりオリジナルの設計図を元に、昔ながらに技術を使って修復されていった。
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フルカ蒸気山岳鉄道出発駅
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フルカ蒸気山岳鉄道出発駅
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フルカ蒸気山岳鉄道出発駅
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蒸気機関車はホラットさんの趣味。本業もリギ山の山岳鉄道の機関士だ。蒸気機関車の修復作業のほか、フルカ蒸気山岳鉄道で運転もする。「蒸気機関車は、水と火と古いメカニズムのコンビネーション。機械の動きが外から見て分かるのも魅力」だという。
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こんなカッコ良いバイクのお客さん?乗務員さん?
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フルカ蒸気山岳鉄道出発駅汽笛が鳴り響く
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フルカ蒸気山岳鉄道出発駅
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何処から来たの?と声を掛けられ、日本からだと言うと記念写真をと行って下さった☆彡 記念の1枚!(^^)!
フルカ蒸気山岳鉄道出発駅 -
車掌さんも陽気に手が肩に・・・?
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動力部と成る石炭部分
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車内
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チケット
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フルカ蒸気山岳鉄道の歴史
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車窓は・・・私達よりスタッフの方が超夢中で・・・・
身を乗り出して~~~ -
基本指定席なのだが、上のような状況ではあたし達は写真が撮れません・・・
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車窓
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カーブも多い
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橋が・・・
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凄い渓谷です
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スタッフ・・・他人の席まで侵入。。。。。。。(>=<)
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車内
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こんなカーブも
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車窓
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渓谷ですからね
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貴重な車窓室
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もう一つの列車とこの駅で、線路を交代するようです
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彼の勇士~~~オジサンだけど素敵です☆彡
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フルカ蒸気山岳鉄道は、ホラットさんのような有志、約150人によって運営されている。蒸気機関車ファンのスイス人やドイツ人が主だが、渡辺慶昭 ( わたなべよしあき) さんもこの夏、日本から「奉仕活動」のためフルカに来た。 車内で同僚のマックス・アンネンさんが「ここで働くわれわれは、みんなボランティアです。( 渡辺さんを指して ) 彼は、何千キロの海のかなたから働きに来てくれた日本人です」と乗客に紹介すると、車内に拍手が沸き起こった。「乗客の反応はいつもこんな風さ」とアンネンさんはウインクをした。
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運転席にも強引に乗り込むスタッフ。。。。。
私達は関係ない人みたいです・・・ -
山からの小川
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渡辺さんは、日本の製薬会社を退職した69歳の小柄な男性だ。車内では飲み物やお土産のカレンダーを販売し、清掃もする。「重労働ですからねえ。来年もできるかどうか」。日本人の観光客には、日本語で蒸気機関車にまつわる話や風景の説明もする。
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列車交代の途中駅では、数件の地元のお店が迎えてくれる。
勿論有料だから、私達も自分達で支払ってフランクドックと麦酒を飲んだ。 -
渓谷の貸し機の付いたビール1本(確か¥1000ほど)
写って無いがフランクドックは1個¥1500ほどもした・・・物価は高い!! -
山からの川の流れ
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車掌室(帰りは誰も覗きに行って居ないので)
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案内役の渡辺さんは「フルカ峠の駅からのアルプスの眺め。今は溶けて氷河は奥のほうにしかありませんが、ローヌ氷河の跡など壮観な眺めを見てもらいたい」と笑顔いっぱい。8月末まで車掌に専念するという。
私は中国で蒸気機関車に乗ったが、今では常時走っている電車で無いので、貴重な体験だったようだ。
~~~ありがとうございいました~~~
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