2025/06/21 - 2025/06/21
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阿久比神社から南に向かい、20分ほどかけて円山公園の西側を通過し、保育園の横を過ぎると正面に交差点が現れます、ここを直進し緩やかな上り坂の先を目指します。
- 旅行の満足度
- 2.5
- 観光
- 2.5
- 交通
- 2.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
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阿久比神社から南に向かい、20分ほどかけて円山公園の西側を通過し、保育園の横を過ぎると正面に交差点が現れます、ここを直進し緩やかな上り坂の先を目指します。
坂を上りきった阿久比町矢高平地の辻で見かけた拾七番札所の石標。 -
そのすぐ後ろの二丁石。
この辻から石標の通りに右に進むのが本来のルートなのでしょうが、真っすぐ進めば100メートルほどで観音寺に至ります。 -
直進すると左に観音寺の方形屋根が見えてきます。
ここで右を良く見ると、神社の姿があります。
細い参道を上ると、右に小さな鳥居を構えた二つの社が祀られています。 -
祀られているのは多賀社と本宮社です。
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上は阿久比町史の天満宮の配置で、図中の7番が多賀社と本宮社の位置になります。
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拝殿南側の眺め。
拝殿正面のこの建物は籠殿と呼ばれ、その右側に鳥居(1906)と、文化3年(1806)に寄進された常夜灯があり、そこから下に参道が伸びています。 -
境内南側に聳える楠の大木が大きな木陰を落としています。
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拝殿左側から多賀社・本宮社と樹形が美しい桜の眺め。
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天満宮社殿全景。
左に解説板と道真と深いかかわりのある神使の臥牛が安置されています。
台座には、道真が好んだ梅があしらわれています。 -
阿久比町教育委員会による天満宮解説。
『天満社
天満社の祭神は、文人・学者であった菅原道真である。
社伝の記録として保存されている弘安3年(1280)の「村社天満社御由緒調査書」によると、創建は天暦2年(948)菅原道真公の孫である英比磨は、ここ高尾山の自然と眺望を愛され、亡き祖父の道真公を英比家の守護神として、この地に神殿を造営した。
高尾村の高尾天神と呼ばれたともある。
その後、京都の北野天満天神からの分霊を迎え、天満社と称されるようになった。
北野天満天神とは、延喜3年(903)道真が配所の大宰府で没した後、京都の異変災害は道真公の祟りと恐れられた。
このため、貴族も民衆も怨霊を鎮めんとして、天暦元年(947)に建てられた神社である。
現在、天満社の境内社として、本殿右に金比羅社、左に大山祇社が祀ってある。
境内の獅子館は町指定文化財である。
入母屋造りで切破風を持ち、彫刻は金箔仕上げである。』
阿久比を歩いていると、町内の至る所でこうした解説文に出会う。
初めて訪れた人にとっては、単に創建年や祭神の名を並べただけの案内よりも、土地の風土や民俗的背景に触れる記述があることで、その場所の意味をより深く感じ取ることができる。
天満宮や観音寺が鎮座するこの高台は、高尾山というようですね、境内南側からの眺望はなかなかのものでした。 -
小高い高みに祀られた多賀社と本宮社の左手から、天満宮の本殿域が良く見通せます。
本殿は流造で、写真では分かりにくいですが、向拝柱を支える海老虹梁に施された意匠はなかなかのものです。
手前の見世棚造の社は大山祇社が祀られています。 -
こちらは本殿左の金比羅社。
-
拝殿右から観音堂境内に続く石段が設けられています。
参拝者が木陰を求め一息つく姿が見られます。 -
境内南側の鳥居から社殿の眺め。
ここから南の斜面に参道が続き、観音寺境内に続く上りの石段の前に続きます。
観音寺へは、拝殿右側の短い石段を下れば本堂の前に出れるので、下りきらない方がよいでしょう。 -
境内から南側の眺め。
英比磨も眺めたであろう三ノ山高の岡から眼下を流れる前田川と高岡集落方向の眺め。
では、拝殿横から17番札所観音寺に下りていこう。
知多四国巡拝 天満宮
創建 / 天暦2年(948)
祭神 / 菅原道真、應神天皇
境内社 / 多賀社、本宮社、大山祇社、金比羅社
氏子域 / 阿久比町矢高
祭礼 / 3月30日
所在地 / 知多郡阿久比町矢高三ノ山高16
阿久比神社から天満宮 / 阿久比神社から南へ1.2km、約20分ほど -
英比磨が建立した天満宮の拝殿から、右の石段を下りれば、そこは十七番札所 樫木山 観音寺の境内になります。
天満宮境内から観音寺境内を見下ろす。
伽藍は左の本堂と手前に手水舎、本堂右が庫裏が主な伽藍になります。 -
境内左に弘法大師を安置した祠と右に手水舎があり、後方に石仏群安置されています。
-
本堂は瓦葺の方形屋根の木造で正面に向拝が設けられ、本堂左側に大師像が安置されています。
境内はそれほど広くないので、普段は静かな境内も、本開催のようなタイミングだと参拝客で溢れます。 -
伽藍配置はこのようになります。
-
本堂前の阿久比教育委員会 樫木山 観音寺解説。
「樫木山観音寺は浄土宗に属する。本尊の「十一面観音」は、江戸時代中期の元禄2年(1689)の作で、50年に一度しか開帳されない秘仏になっている。
寺伝によれば、開基は蓮随大和尚であるが、創建は不詳である。
観音寺の前身は、この寺の西方にあった樫木田村の「観音堂」で、高岡村の現在地に移されたといわれている。
山号の由来もここによるものであり、この寺の西方1kmほどの所に、現在でも「樫木田」という小字名が残っている。
移された年代は定かではないが、安政4年(1857)の文書に「高岡の観音堂新四国十七番」とあり、新四国の霊場の開かれた文政7年(1824)以前であることがわかる。
なお、本堂軒下の元禄2年(1689)と刻まれている鰐口も、手がかりの一つである。
昭和23年(1948)「観音堂」から「観音寺」にかわった。
平成11年(1999)3月が、秘仏開帳の年に当たり、多くの参詣者は、黒ずんだ木造で、高さ35cm、左手にハスの花を持った本尊を拝することができた。
知多四国八十八か所霊場の第17番札所は昔のままである。」
とあった。
阿久比町誌の樫木山観音寺沿革は以下のように記されていました。
「観音寺は浄土宗に属し、「尾張殉行記」には「高岡村観音堂、覚書ニ地内一反一畝歩前々除、〇庄屋書上ニ境内反畝同上、此堂草創ノ年紀ハ不伝」と記されている。
草創ノ年紀は不明とありますが、慶長13年(1608)の備前検地以前に免祖地として認められた土地であることから、創建はそれ以前のことと思われます。
また寺伝によれば、当初は樫木陀田村にあったものを高岡村に遷されたと伝わる。
文亀2年(1502)の「英比谷虫供養縁起記」に念仏供養講番として周辺の村々の順番が示されており、そこに炊田村の名があり、樫木田村は炊田村といったことから、この時代には創建されていたようです。
虫供養とは、知多半島出身の僧侶良忍(1072-1132)の教えを元に、自然の恵みに感謝するとともに、そのために犠牲となった田畑の虫を供養するため、念仏を唱えるもので、平安時代の終わり頃から阿久比町でも行われ、東浦・知多・常滑と共に「知多の虫供養行事」として受け継がれてきた民俗信仰で、愛知県無形民俗文化財に指定されている。
現在、阿久比町では町内各地区の持ち回りで当番を受け持ち、当番になる地区では寒干しや土用干しをはじめ1年をかけ、虫供養当日(秋分の日)を迎えます。 -
上は阿久比町史に掲載されている本尊の十一面観世音菩薩、50年に一度御開帳されるそうです。
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写真は観音寺参道入口全景で、右手に「新四国 十七番札所 観音寺」の寺標。
左に「村社 天満宮」の社号標が立てられ、左側の参道を上れば天満宮境内に至ります。 -
みほとけの そのみちかいも たかおかに しんにょのつきは つねにてらせる
納経を終え、境内南側の石段を下りて、今回のゴールとなる十六番札所 鳳凰山 平泉寺に向かいます。
鎮座地はここから東方向にあるアピタの北側の阿久比町椋岡唐松になります。
距離は約500㍍ほど、時間にして10分ほどで着けると思います。
知多四国巡拝 十七番札所 樫木山 観音寺
宗派 / 浄土宗
開基 / 善随大和尚
創建 / 不詳
本尊 / 十一面観世音菩薩
所在地 / 知多郡阿久比町矢高三ノ山高15
天満宮から観音寺 / 天満宮の東石段を下りると境内
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