2025/03/15 - 2025/03/15
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前回の業葉(なりは)神社の西側が十九番札所 光照院。
今回は十九番札所 光照院と二十番札所 萬松山 龍台院になります。
- 旅行の満足度
- 2.5
- 観光
- 2.5
- 交通
- 2.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
-
前回の業葉(なりは)神社の西側が十九番札所 光照院。
境内はひと続きといっても過言ではありません。
写真は、一旦公道に出てから光照院観音堂参道を眺めたもの。
右側に「御本尊聖観世音菩薩」の石標、左に本尊の解説が立てられています。
半田町史には観音堂について以下のように書かれています。
「慶長(1596-1615)以前には創立されていたものとされ、本尊聖観世音菩薩は八幡宮(業葉神社)の地佛として社と同時期に建立し、当初は八幡社の社務を務めていたが、徳川時代に光照院の付属となった。
天保6年(1836)12月、光照院は観音堂と山門を除き焼失、この際に書類や什器なども悉く灰と化した。
その後、伽藍が再建されるのは弘化4年(1847)という、伽藍にあって最も古いのがこの観音堂である。」 -
秘仏聖観世音菩薩立像の解説。
「聖観世音菩薩像」について、聖徳太子作や漁師の網にかかったものなど口伝があるようですが、その部分に関して、半田市誌・半田町史にはそうした記録はなかった。
この解説には藤原期から鎌倉期の作とあるので、聖徳太子作とするには少し無理がありそうです。 -
寄棟瓦葺平入の木造建築で、正面に一間向拝が付くもの。
手前には「南無観世音菩薩」の赤い幟と南無阿弥陀仏と刻まれた石標が立てられています。 -
堂の左には宝珠を持つ赤い大師像、更に左には前鬼と後鬼を従えた役行者像が安置されています。
-
観音堂から19番札所 前明山 光照院へ。
右が本堂で、左の方形重層造りの建物が弘法堂。
「半田市誌」、「半田町史」によれば、光照院は浄土宗浄楽寺の末寺で、創建は安土桃山時代の慶長10年(1605年)、空念専慶上人により開創され、本尊は阿弥陀如来。
伽藍は弘化4年(1847)に再建、明治40年(1907)弘法堂建立、平成23年(2011)には庫裏をはじめとした伽藍整備が行われている。
広い芝生の庭にはイスやテーブルが置かれ、歩き疲れた体を癒してくれます。 -
山号額の先の本堂内の眺め。
-
弘法堂。
方形瓦葺の木造の重層建築で正面に一間向拝が付く、右手に「抱き大師」が安置されています。
光照寺のものと外観は似ていますが、この堂は明治時代に立てられたものなので、光照寺のように寺格が問われる事はなかったことだろう。 -
薬井門全景。
天保6年(1836)の火災では観音堂とこの薬井門だけが難を逃れたという。 -
今回頂いた阿弥陀如来の梵字カード。
1回・2回と連続で出たゴールドカード、さすがに今回は続かなかった。 -
だいじひの ひかりをてらす じぞうそん たすけたまへよ このよのちのよ
愛知県 知多四国巡礼 第3回:十九番札所 前明山 光照院
宗派 / 西山浄土宗
開創 / 空念専慶上人
開創年 / 慶長10年(1605)5月
本尊 / 阿弥陀如来
所在地 / 半田市東本町2-16
参拝日 / 2025/03/15
業葉神社から光照寺徒歩ルート / 南へ1.7㌔、約20分
参拝日 / 2025/03/15 -
十九番札所光照院から約1㌔西の半田市前崎東町へ。
名鉄河和線住吉駅と知多半田駅の中間に位置し、古くはこの辺りまで波打ち際があったと記されていますが、今は閑静な住宅が広がる半田市の中心にあたります。
二十番札所 萬松山 龍台院は南北に細長い境内で、南側に入口となる石柱門を構えています。
住宅街にありながら、境内の大きく育った楠など、境内は緑に溢れています。 -
本堂へ続く石畳。
龍台院は曹洞宗の寺院で、天文年間(1532-1554)に松隠巌和尚により現在地に移転、真言宗の萬松山 龍臺寺としてはじまったようです。
明暦4年(1658)、曹洞宗に改宗、常滑村天沢院末寺となり龍臺院へ改号された寺院です。 -
伽藍は参道左に弘法堂・観音堂、正面の本堂と右側に納経所のある庫裏が主な伽藍になります。
参道左には稲荷社が祀られ、参道両脇に地蔵像が多数安置されています。
webサイトの多くが以下内容で記されています。
「龍台院は天正元年(1573)、当地の土豪だった吉田禎輔が堂宇を建立し、珠嵓大和尚を第一世として開創された。
当時は観音堂と呼ばれていましたが、慶応元年(1865)、甘雨為霖大和尚によって曹洞宗として法地が開かれ、 堂も整備されていきました。
昭和20年、道路拡張のため境内は大きく削られ、弘法堂も取り壊されたが、 同63年、知多四国霊場開創180年を記念し再建されています。
弘法堂の左に祀られた「萬松稲荷」は、元は横須賀町(現東海市) の玉林斎にあったもの。
その住職の夢枕に神様が立たれ「巽にあたる半田の龍台院に祀ってくれよ。
衆生の済度がしたい」と告げられたため、龍台院に譲られました。明治30年のことといいます。」 -
正面の本堂は瓦葺寄棟造の木造建築。
自分には先述したwebサイトの情報の引用先が分からず、知多四国公式サイトからも定かにできなかった。
そこで「尾張志知多郡」・「尾張名所図会」の龍台院からこれらに結びつく記述を探したが見つけられなかった。
次に「半田市誌本文偏」の龍台院の記述を見ると「宗派 曹洞宗・開創年 明暦4年(1658)・本尊 観世音菩薩」。
「半田市誌宗教篇」では張州雑志(1780)を引用し、「龍臺(たい)院、曹洞宗に属し、常滑村天沢院末寺、客殿本尊釈迦・堂本尊観音(弘法作)、開山松隠珠巌大和尚」。
また、尾張徇行記(1822)から引用し「永禄6年亥年僧松隠珠開基也」と記しています。
読み進めると、様々な文献記録をもとに以下のように龍台院を纏めていました。 -
萬松山 龍台院
・創立年月不詳。
・境内別堂安置の十一面観世音は興教大師(1095-1143)作、康治年間(1142-1144)に字長老山付近の草庵の本尊。
・天文年間(1532-1554)、松隠珠巌和尚により現在地に移転、真言宗の萬松山 龍臺寺と号した。
・山号の萬松山は周辺が松林であったことに由来。
・明暦4年(1658)、曹洞宗に改宗、常滑村天沢院末寺となり龍臺院へ改号。
・寺宝、本尊観世音、天海僧正作の聖徳太子、弘法大師作の地蔵菩薩、観世音菩薩は10年毎に開帳。
本記事では創建等の内容をこちらの情報に基づいて引用しているので、検索でヒットする情報とは異なった内容となるかもしれません。 -
向拝の額には山号の萬松…山と書かれているのだろうか?
「山」というより「閣」に見える、本殿額「吉祥林」の意味は分からなかった。 -
観音堂。
というより以前は旧弘法堂として建てられたもののように見られます。
別堂本尊の十一面観音菩薩像はこちらに安置されています。 -
観音堂入口に賓頭盧尊者像。
-
堂の内部は昼間でも薄暗く、右手に阿弥陀如来の掛軸と梵字、左に小さな地蔵や観音像が安置されています。
格子戸の先には本尊の十一面観音菩薩坐像、弘法大師作の地蔵菩薩が安置されている。 -
観音堂の左の方形屋根の建物が二十番弘法大師堂、格子戸が閉じられ堂内部は見られなかった。
外観から建立時期は比較的新しい様に見受けられ、道路拡張により取り壊され、昭和63年に再建されたものと言われると頷けます。
龍台院の弘法さまは「手足弘法」と呼ばれ、堂の前に置かれた手・足をかたどった木の棒で患部をさすり「南無大師遍照金剛」と唱え平癒を祈願するもの。 -
弘法堂の左の境内に祀られている「萬松稲荷」。
本殿の台座の上に白い子狐が置かれ、稲荷であることを物語っています。
以前は東海市横須賀町で祀られていたが縁あってこちらに遷されたようです。
道路拡張により境内が縮小されたと知ると、広いとは言えないかも知れないが、そのことを知らなければ、半田の中心に鎮座する龍台院は、立派な伽藍を持つ寺院です。 -
ちとせふる つるのはやしのだいひかく えんぶだごんのひかりかがやく
愛知県 知多四国巡礼 第3回:二十番札所 龍台院
宗派 / 真言宗⇒明暦4年曹洞宗に改宗
開基 / 松隠珠巌和尚
開創 / 明暦4年
?本尊 / 十一面観世音菩薩
所在地 / 半田市前崎東町35
参拝日 / 2025/03/15
光照院から龍台院徒歩ルート / 西へ約1㌔、約10分
参拝日 / 2025/03/15
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