2025/05/23 - 2025/05/23
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蓮花院から南へ300㍍先の武豊町上ケ8に鎮座する武雄神社。
武豊町の由来は明治11年、旧長尾村の武雄神社と旧大足村の豊石神社の両氏神の頭文字を取って成立しました。
今回はその武豊町の「武」を掲載します。
- 旅行の満足度
- 3.0
- 観光
- 3.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
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蓮花院から南へ300㍍先の武豊町上ケ8に鎮座する武雄神社。
武豊町の由来は明治11年、旧長尾村の武雄神社と旧大足村の豊石神社の両氏神の頭文字を取って成立しました。
今回はその武豊町の「武」を掲載します。
武雄(たけお)神社社頭全景。
南北に長い社地の南向きに社頭を構え、右手に「武雄神社 四級社」の社号標が立てられています
全面駐車できそうな広い間口です。
一ノ鳥居はそこから更に奥に、石造りの神明鳥居が建てられています。 -
社頭の由緒。
「武雄神社概要
一鎮座地 愛知県知多郡武豊町字上ヶ八番地
一、境内坪数 参阡四拾壱坪
左扉
大己貴命
少彦名命
東摂宮
天照皇大神社 天照大神
一、御祭神本殿
中扉
須佐之男尊
右扉
弥五郎殿命
西摂宮
居守社 曽戸茂利命
境内神社
山ノ神社 大山祇命
祠峯神 豊受姫命
若宮社 日本武命
天神社 管原道真
白山社 菊理姫命
以上 長尾七宮の内の五社
秋葉社 火結命
金毘羅社 大物主命
御嶽社 天御中主命
一、例祭 四月十五日、山車六輛奉納
一、由緒
本社の創建時期は正確には不明ですが、社の南東一帯の地名「金下(神奈備の下)」が万葉の言葉として今も残り、奈良時代またはそれ以前に建立されたことを示しています。朝廷より従三位の神階を授けられ、国司が祭礼を行う格式の高い神社でした。さらに、広大な神領を持ち、「長尾七宮」と呼ばれる多数の摂社を有する地方の名社として知られていました。
承久の乱(1221)後、岩田達江守朝弘が当地に館を築き、続いて城郭を構築する際、この神社を城の守護神として祀りました。以来、歴代の領主が深く崇敬し、永享9年(1437)には次郎兵衛尉景俊、天文9年(1540)には左京亮光秋、弘治2年(1556)には左京亮安広が、それぞれ社殿の修造を行いました。
さらに、江戸時代の明暦・万治・寛文年間(17世紀半ば)、当地の領主となった大島四郎兵衛久成は、この神社が城主にゆかりのある祭祀社であることを重んじ、神輿を奉納し祭礼を執り行いました。また、天保15年(1844)、尾張藩主斎荘は使者を派遣し、奉納品を捧げるなど、藩の武将や船手奉行の千賀志摩守信立も参拝し、加護を祈願しました。このように、本社は古くから武将・藩主・領主らの厚い崇敬を受けてきました。
明治5年(1872年)に村社に列格し、皇紀2600年(1940)に郷社へ昇格、昭和30年(1955)には四級社に昇級しました。また、境内は霊的な気に満ちた場所として知られ、「月詠の森」と称され、風光明媚な月の名所として、貴族や文人が訪れ歌を詠む場として親しまれてきました。」
武雄神社は貝塚の上に鎮座し、また鎌倉時代から永禄4年(1561)に岩田氏六万石の居城長尾城があった場所でもあります。 -
鳥居の前には狛犬が奉納されており、一ノ鳥居から先の参道には三ノ鳥居まで連なっています。
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一ノ鳥居の前を守護する狛犬。
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一ノ鳥居から境内の眺め、参道の先に社殿の姿を遮るように蕃塀があります。
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ニノ鳥居、三ノ鳥居蕃塀の眺め。
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檜皮葺の木造蕃塀と左に朱色の境内社があります。
蕃塀に隠れていますが、その先に四ノ鳥居があります。 -
朱色の社には社名札が見当たらず詳細は不明。
由緒書きの境内社と朱の外観から推測すると秋葉社だろうか。 -
常滑焼の狛犬。
戦前に奉納されたもので、丸々とした幼犬の体格ながら、顔は結構厳つい。 -
境内には三本の御神木が聳えています。
蕃塀左のこの樹は欅。
二本の幹が寄り添うように聳えている事から夫婦和合のシンボルとして崇敬されるようです。 -
境内正面の全景。
左が手水舎で、正面の拝所の先が社殿で、その後方に須佐之男命を祀る本殿と、その右に東脇宮。
本殿左側に西脇宮と長尾七宮社が横一列に鎮座します。
しかし拝所からは本殿の様子を窺う事はできません。 -
手水舎。
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境内右の柊の御神木の脇に鎮座する御井社。
名が示す様に井戸に祀られているもので、祭神は水波能売命。
右の札は役割石割処の案内で、授与所で役割石を買い求め、厄年を込めて「祓い給え清め給えと三回唱え、最後に御神水の石垣に投げつけ厄を割る」ものだそうです。
ストレス発散にいいのかも。
御神水はPET容器で販売もされています。 -
社殿の眺め。
正面が拝所で右が社務所です。 -
神明造の拝所。6本の鰹木と内削ぎの千木が施されています。
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拝所から社殿の眺め。
額は「武雄天神宮」とある。
祭神は東脇宮 天照大日霊神、本殿 須佐之男命、西脇宮 月読命。 -
社殿は入母屋妻入りで、縁と渡廊で社務所と繋がっています。
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拝所の左を進むと長尾七宮社の拝所があります。
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長尾七宮社の拝所から本殿域の眺め。
旧長尾村の七か所を合祀したもので、現在の神殿は、大正8年に武雄神社本殿を新築した際の旧本殿を移築したもの。
グーグルアースで見る限り、玉垣で囲われた武雄神社の本殿域には檜皮葺、長尾七宮社は瓦葺らしき本殿の姿が見えるが、拝所から本殿はやはり見えない。 -
長尾七宮社の左の楠木の御神木と斎館。
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四ノ鳥居から社頭の眺め。
参道右手は、祭礼のときに山車を曳きいれる山車参道なんだろう。
4月中旬、この広い境内に六輛の山車が勢揃いする姿はさぞかし壮観だろう。
武雄神社の参拝を終え時計を見ると12:00、そろそろ昼ご飯を食べよう。
ここから南に20分程歩いた先の「まちの駅 味の蔵たけとよ」に向かいました。
第五回歩いて巡拝知多四国 武雄神社
創建 / 不明
祭神 / 須佐之男命・大山祗命・豊受姫命・日本武命・菅原道真公・菊理姫命・火結乃命・大物主神
境内社 / 御井社、不明社
所在地 / 知多郡武豊町上ケ8
蓮花院から武雄神社 / 門前から南へ300㍍、移動時間5分ほど
参拝日 / 2025/05/23
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