シルクロードのロマンと現実　Vol.7　敦煌からトルファンへ　蘭新高速鉄道で移動編

2025/09/07 - 2025/09/08

1980年にNHK のドキュメンタリー番組「シルクロード」が初めて放送され、以降「シルクロードブーム」が起こりました。テレビ番組を見た記憶はないけど、「なら・シルクロード博」が開催されていたのは覚えているし、小学校の行事で喜多郎の音楽が使われていたような気もする。平山郁夫の描いた幻想的なシルクロードの絵も好きだった・・・てな感じで、シルクロードには長年薄らぼんやりした憧れのようなものを抱いておりました。

・・・というわけで、西安からウルムチまで、シルクロードの世界を旅するお一人様限定ツアーに参加しました('ω')ノ　この旅行記は、蘭新高速鉄道で敦煌からトルファンに移動する様子です。

＜旅程＞
9/3　関西空港～上海で乗り継いで西安へ　（西安泊）
9/4　兵馬俑坑博物館、大雁塔、青竜寺　　（西安泊）
9/5　西の城門見学後、国内線で敦煌へ
　　 鳴沙山と月牙泉　　　　　　　　　　（敦煌泊）
9/6　莫高窟、玉門関、漢長城　　　　　 （敦煌泊）
9/7　雷音寺見学後、蘭新高速鉄道でトルファンへ　（トルファン泊）
9/8　火焔山、高昌故城、カレーズ見学
　　 グランドバザール　　　　　　　　　（ウルムチ泊）
9/9　紅山公園、新疆ウイグル自治区博物館
　　 国内線で上海へ　　　　　　　　　　（上海泊）
9/10　上海～関空

エリア 吐魯番(中国)

• 交通手段: 鉄道 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

この旅行記は、『シルクロードのロマンと現実　Vol.6　夜の敦煌はキラキラだった*:.｡.:* ﾟ( n´∀`)nﾟ*:.｡.:*』からの続きです。
https://4travel.jp/travelogue/12017491

＜5日目・午後＞
敦煌市内のレストランで火鍋のランチをいただいた後、蘭新高速鉄道の柳園南駅に向かいました。こちらは途中で立ち寄った高速道路のサービスエリアです。

高速道路はすいてました。

とにかく中国はだだっ広い！

敦煌から約2時間で柳園南駅に到着。2014年12月にオープンした高鉄専用駅です。ここのセキュリティチェックはとても厳しくて、スマホのカバーまで外せと言われました。これまでに何度か中国の高鉄を利用したことがあるけど、こんなに厳しいのは初めてだったわ～（驚）新疆ウイグル地区行きだからかしら？

蘭新線 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

駅構内は大したお店もなく、椅子の数も限られているので、空いたところを見つけたらサッと座らないと、ぼんやり佇む羽目になります。17時12分発だからまだまだ時間があるわ～。

例によって、ホームには列車が出発する直前まで上がることができません。ウルムチからガイドさんが迎えに来てくれていて、仕事ができそうな彼がちゃっちゃと仕切ってくれました。

おまけにホームに上がるには、いかつい階段しかないという・・・pacorinが参加したツアーではポーターを雇ってくれていたけど、そうでない団体さんは自分で重い荷物を運ばれていました。そりゃしんどいわ～。

ホームでスタンバイ。自分のスーツケースをちゃんと乗せてもらえるか確認！

おなじみの和諧号♪

読めないけどパシャリ。

「新疆に来てね」的な？（適当）

乗り込みましょう('ω')ノ

ゴビ砂漠を走っています。玄奘三蔵は歩いてトルファンへ向かったのよね・・・。

席割りはツアーだけれども、別の車両に分かれて席もバラバラだったので、すぐ近くには現地人が座っていました。斜め前の男性は最初に見たときはお腹を出して足を上げて2席占領してすごい格好で寝てました(; ･`д･´)

おやつ食べちゃお♪

ツアーメイトからいただいた「旺旺せんべい」も一緒に。まるで「雪の宿」やん・・・( *´艸｀)

クムル地区です。中国語では哈密市。

この本はちょっと情報が古いのですが、中国のことをざっくり理解するには良いのではないかと思いました。とにかく人が多すぎるのよね～。

出発して１時間半でハミ駅に到着。

男性が席を立った隙に社内の様子をパシャリ。この人とにかく落着きがなくて、立ったり座ったり、本読んだり、スマホ見たり、寝たり、弁当食べたり・・・ありとあらゆる行動をしていました。

あと、すぐそこがトイレだったのですが、掃除のおばちゃんが汚いモップを通路もどこも一緒くたにこすり付けていて、掃除しているのか汚れを広げているのかわからない感じで、油断なりませんでした(;´･ω･)

北京よりだいぶ西に来ているので２０時でこの景色です。

日本海のような色ですが、礫砂漠に沈む夕日を眺めています。

ピチャン北駅に停車。そう言えば、途中で乗ってきたスーツ姿の意識高い系女子は、昨日MINISO（メイソウ）で見た座席カバーをしっかり使用していました！
指定席なのにもかかわらず、隙あらば勝手に座る人達もいて、どんどんカオス化する車内でした・・・。

20:45 トルファン北駅に到着しました。６３３ｋｍを３時間半で走り抜けました！

空の色が素敵☆

列車を見送ります。

バイバ～イ(@^^)/~~~

新疆ウイグル自治区では改良アラビア文字のウイグル語が併記されています。

仕事の早いガイドさんがポーターに指示して、サクッと移動できました。

駅の外観。

お月様がとっておキレイ☆この翌日が満月でした。

だだっ広い駅前。

駅から観光バスで宿泊するホテルに向かう途中、ウイグル系のガイドさんはするすると新疆ウイグル自治区の地図を出して、いろんなことを説明してくれました。

その内容はここでは語らないけど、この白々しいスローガンを見ると「キンペーめ！」って思っちゃうわヽ(`Д´)ﾉﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

22時前にホテル到着。（写真は翌朝撮影）

Mercure Turpan Downtown ホテル

あらっ、なんだかちょっと安心感のある雰囲気。京都のフォションホテルを思い出しちゃいました。

関連旅行記：『地元でお泊まり☆ピンクを着てくと良いことあるかも♪ フォションホテル京都』
https://4travel.jp/travelogue/11925418

遅い時間だったので、夜食としてヌードルが出されました。あっさりしたスープがしみるわぁ～。

フランス拠点のアコーのホテルだからパリなのかな。隣はトルファンですかね。

お部屋へ・・・。

どんなお部屋かな・・・|ω・)

おっ！中国っぽくなくて良い！

敦煌のホテルが独特なテイストだったので、狭いけど普通な感じが安心します。

シンプルで機能的。

冷蔵庫のソフトドリンクもサービス。お水は「浄水」じゃなくて、ミネラルウォーターだったし♪今回泊まった中で、お水がミネラルウォーターだったのはここだけかも。

経典美味？お経？？　→　クラシックな美味しさということらしい。なるほど。

おしゃれなビジネスホテルという感じ？？

バスタブはなかったけど、水回りも新し気でキレイ☆

中国は韓国と違って歯ブラシが付いてるのが良いね。しかもけっこうどこのホテルも立派なのが付いてました。日本の方がしょぼいとこあるもんね。

＜６日目＞
おはようございます。

メルキュールの朝食ブッフェはとても素敵でした。トルファンはブドウの産地なので、珍しい形のブドウが色々ありました。もっと食べたかったよう・・・。

このパイみたいなお菓子、とても美味しかったです。

ここでのんびり２泊できたら良かったのに～良いホテルほど滞在時間が短いのです(>_<)

トルファンの観光に出かけましょう。

まずは『西遊記』にも出てくる火焔山を目指します。

なんだかそれっぽい山が見えてきました。

トルファン観光の様子は次の旅行記で('ω')ノ

火焔山 山・渓谷