2024/12/30 - 2024/12/30
109位(同エリア244件中)
赤い彗星さん
この旅行記スケジュールを元に
熊野本宮大社に参拝後、熊野川沿いを路線バスで南下し、
新宮の熊野速玉大社に向かいました。
和歌山で暮らしていた時も新宮を訪れたことがなく、
初めて新宮に足を踏み入れます。
県内ではほぼ同規模の街ということで、田辺市と新宮市は、
和歌山第二の都市を争うライバル同士という話をチラホラ聞いて
育ったのですが、当時は新宮市に関する知識もほとんどなく、
個人的にライバルという感情もありませんでした。
和歌山の色々な街を知ってもらえると嬉しいなと思っているので、
まずは自分自身で新宮の街を巡ってみます。
- 旅行の満足度
- 5.0
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熊野本宮大社から、路線バスで約80分。
熊野速玉大社に到着しました。 -
熊野速玉大社は、熊野三山の中では唯一山間部ではなく市街に面しているお宮です。
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熊野速玉大社も「紀伊山地の霊場と参詣道」に含まれる世界遺産の神社です。
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紅い鳥居の奥に祀られた2つの境内社は、八咫烏神社と鑰宮 手力男(たぢからお)神社です。手力男は日本神話の中に出てくる、天照大神が隠れた天の岩戸をこじ開けた怪力の神様ですね。
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熊野速玉大社で行われる祭儀「扇立祭」用の舞台。
「扇立祭」では、国宝の檜扇が神殿に立てられるそうです。 -
熊野速玉大社の御神木「梛(なぎ)」。
国の天然記念物に指定されている樹齢1,000年の御神木です。
約1,000年前に平重盛が、国の平安を祈って自ら植えた梛と伝えられています。
昭和47年沖縄が返還された際に、御神木の苗木が沖縄に植えられたそうです。 -
御神木の前に建てられた熊野神宝館。
入場しようと思ったら、入口の鍵が掛かっていました。
「見学したい方は授与所まで」の注意書きが貼られていたので授与所に向かいましたが、年末とはいえ参拝客やお守りを求める人が多く、声を掛けるのが躊躇われてしまい入場を断念。またいつか再訪する機会があれば、見学しようと思います。
(リサーチ不足でしたが、修繕中だったのかもしれません。) -
狛犬の阿像。
全体的にキュッと詰まった小型狛犬というか、狛犬の子供のようなあどけなさを感じます。 -
狛犬の運像。
迫力というよりもニコニコしていて、人懐っこそうな表情に思えます。 -
大きな屋根を持つ手水舎。
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手水舎には、屋台のおやっさんのような姿勢の龍が鎮座しています。
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熊野速玉大社の社務所。
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大きなしめ縄の架かった神門を通って、拝殿に向かいます。
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権現山(神倉山)に降り立った熊野権現を勧請するために創建されたと伝わる、熊野速玉大社の拝殿。
熊野速玉大社 寺・神社・教会
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神の降り立った神倉山が元宮、新たに勧請したこの場所が新宮と呼ばれるようになったと伝わっています。現在の地名にそのような由来があったんですね。
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拝殿近くに立てられていた巨大破魔矢。
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皇室の熊野御幸回数を記した記念碑。
山道を歩いてお参りする以外の方法がない時代に、後白河法皇の三十三回とか凄すぎて想像がつかない。(鳥羽上皇や後鳥羽上皇も同レベルですが)
牛車や輿を使っていたとしても京都からの距離や時間を考えると、余程体力がないと続けることは出来ない難行だと思います。 -
熊野速玉大社は、横並びに複数の社殿が並んでおり、各社殿の前にお参りするための拝殿が設けられています。
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各社殿の拝殿には、祀られている御祭神が記されています。
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金色の八咫烏が描かれた巨大絵馬。
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熊野速玉大社から神倉神社に向かう途中、渡御前社に立ち寄りました。
短い参道と小さな社だけの境内です。 -
熊野速玉大社の末社、渡御前社。
御祭神としては、神武天皇が祀られています。
境内は、神武天皇頓宮の跡地であると云われています。 -
神倉神社の麓を流れる用水路沿いを歩いていると、途中で小さな門を見つけました。
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橋を渡った先に佇む小さなお堂は、妙心寺という小さな尼寺でした。
公家の息女が数代に渡って入寺するなど、江戸時代の初期まではかなりの寺勢を誇ったようですが、近世は熊野三山を中心とした社家の勢力に押されて、寺勢を失ったそうです。 -
赤い欄干の神橋を渡ると、神倉神社の境内です。
注意書きが貼られていますが、犬が散歩できる範囲はここまでのようです。 -
神倉神社も世界遺産です。
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和歌山県は場所にも寄りますが、結構マムシが身近にいるんですよね。
市街地では出会う可能性は低いと思いますが、農村部や山間部ではよく見かけるという話を聞いて育ちました。(私は出会ったことなし。)
地域にもよると思いますが、私の育った地域では、マムシのことを方言でハビと呼んでいました。子供の頃は、ハビが方言だと知らず、マムシ以外にハビと呼ばれる毒蛇がいるのか、でもどの図鑑にも載っていないのはなぜ?と私の中ではハビは謎に包まれた蛇でした。。 -
神橋を渡った右手には、猿田彦神社・神倉三宝荒神社が鎮座しています。
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神橋を渡って左手に進んで行くと、階段途中に建つ赤い鳥居が現れます。
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神倉神社への階段は、写真ではそれ程の凄みは感じませんが、直に見ると物凄い角度の階段です。鳥居の前に賽銭箱が置かれているのは、昇り降りが難しい方は、無理をせずにここでお参りして下さいという意味で階段下に設置されています。
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鳥居からしばらくの間は、角度が急、石の大きさや高さがまちまち、石段の並びがバラバラとかなり難度の高い階段が続きます。
(参拝時点では知りませんでしたが、実は森の中に迂回路があります。そちらは階段ではなく、ここまで急ではない山道を通ります。)石階段は男坂、山道は女坂と呼ばれているようです。
神倉神社の神事「御燈祭り」は、2月6日の夜に松明を持って階段を駆け下りる火祭りです。私は手を使いながらどうにか下りましたが、この階段を片手に火のついた松明を持って駆け下りるなんて、私には絶対に出来ないと言い切れるレベルの階段でした。 -
難所の階段を登りきると、緩やかで整然とした階段に変わります。
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神門まで来たら、本殿とゴトビキ岩はもうすぐです。
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神倉神社の手水鉢は、新宮城主・水野重良が寄進したものです。
手水鉢の水は、湧水が使用されているそうです。神倉神社 手水鉢 名所・史跡
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神門を過ぎた辺りから、地形が岩場に変わります。
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先程、急な階段を登ってきたように、神倉神社は山沿いの高台に位置しているので、新宮市街を一望できます。
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神倉神社の社殿とご神体のゴトビキ岩。
ゴトビキ岩は、熊野権現が初めて地上に降り立った場所と伝わっています。神倉神社 寺・神社・教会
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天ノ磐盾と呼ばれる崖の上に鎮座する神倉神社。
高倉下命(たかくらじのみこと)と天照大神が御祭神です。
ここまでは、500数十段の階段を登ってくる必要があります。 -
この辺りは歩くのに全く問題ないのですが、帰りの急な石段が怖い怖い。
年末、膝を強打して多少歩行に影響が出ている状況だったこともあり、バランス崩そうもんなら大怪我で済まないと必要以上に足に力が入り、降り切った時には足がガクガク。 -
新宮城跡にやってきました。
神倉神社からの下りで腿をやられて、平坦な道はともかく登りがキツイ。新宮城跡 名所・史跡
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石垣の残る城跡というレベルの知識しかありませんでしたが、実際に訪れてみると想像以上に立派な城郭です。一部の石垣が残っているレベルではなく、小高い山(丹鶴山)全体に石垣が張り巡らされている平山城でした。
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新宮城は、紀伊藩主であった浅野氏の重臣・浅野忠吉により築城されましたが、1615年に一国一城令で一度破棄されました。4年後に再度築城を開始しましたが、翌年浅野氏が安芸国に転封となったため、代わりに紀伊藩主となった徳川頼宣の家老・水野重仲が築城を継続し、再度完成に至りました。
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明治の廃城令によって民間に払い下げられた後、城内の建物は全て破却されていて何も残されてはいません。
新宮城跡(丹鶴城公園) 公園・植物園
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石垣の上に唯一存在する建物はトイレです。
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新宮城は、熊野川河口の高台に築かれていました。
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明治期の廃城令で建物が破却されるまで、三層五階の天守が建っていたそうです。写真や詳細な設計図は見つかっていないようで詳細は不明ですが、和歌山城同様の連立式天守が建っていた可能性があるようです。
戦前に国宝に指定されていた和歌山城も戦災で焼失してしまいましたが、和歌山県の南北に連立式天守が残っていたらと思うと本当に残念。 -
新宮駅から那智駅に向かう予定でしたが、次の電車までかなり待つことが分かり、バスの方が早いということで、バスで那智に向かうことにしました。
新宮駅 駅
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新宮駅のパンダのソファ。
白浜のアドベンチャーワールドでは繁殖に成功し、中国以外では世界一パンダが多く居た時期もありましたが、政治的な理由で2025年6月でパンダが全頭帰国しました。 -
勝浦行きのバスを待つ間、すぐ近くにある徐福公園に寄ってみました。
徐福公園 公園・植物園
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秦の始皇帝から命令され、蓬莱島にあると云われていた不老不死の薬を探す旅に出た徐福は、新宮に到着したという伝説が残されています。
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徐福は、温暖で風光明媚なこの土地が気に入り、秦には帰らずに農業や漁業、捕鯨などの技術を日本に伝えて永住したという伝説が残されています。
近隣の太地町は、捕鯨で有名な街ですね。 -
徐福公園に残る徐福の墓。
紀州藩主の徳川頼信が建立したという言い伝えがあることから、徐福伝説を基にした記念碑的な墓碑だと思われます。 -
熊野御坊南海バスには、八咫烏のマークが付いています。
(色合いとか頭の感じが、コンドルのようにも見えますが。。)
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