チェコ・スロバキア・オーストリア30日間の旅　⑤　醸造所の街プルゼニュ

2025/09/02 - 2025/09/04

プルゼニュ、ドイツ風のピルゼンという呼び方の方がなじみがあるかもしれません。ピルスナー・ウルクェル、本場のピルスナービールが有名ですので、着いた初日は、ますは工場見学に行きました。
二日目は、ビールだけでなく歴史ある街ですので、聖バルトロミェイ大聖堂や、大シナゴーグなど見学。さらにピルゼンの街の下に張り巡らされている地下道の一部を歩くガイドツアーにも参加してみました。
宿泊は、プルゼニュ駅の南側のビルの中にあるアパートメント。見晴らし良好な部屋からは、プルゼニュの街が見渡せ、夜景も素晴らしいものでした。

エリア プルゼニュ(チェコ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: エティハド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

10時33分　へプ発　IC559号。

ホームに着いたらすでに列車は入線済み。

目的地までは、この車輛で1時間半ほど。

12時10分、予定より少し遅れて、プルゼニュ本駅着。

プルゼニュ本駅 駅

天井が高くて歴史を感じる駅ですが、エスカレーターやエレベーターは整っていて、スーツケースのある身にはありがたい。

プルゼニュ本駅を旧市街とは反対側に出て、歩くこと数分、本日の宿はこの建物の中にあるSky Apartments。

事前の指示通り、エントランスから5階に上がると、管理するスタッフが待っていてくれ、無事チェックイン。

アパートメントは、ホテルと違って、このチェックインの瞬間がちょっと心配になるのです。

キッチン。
素泊まりなので、朝食の準備もこちらで。

バスルーム。バスタブがありました。

このアパートメント、眺望がすばらしい。

建物のすぐ真下を通る道路。

電車好きのお子さんなら飽きないでしょうね。

そして、先ほど降り立ったプルゼニュ本駅。

さて、軽く部屋で昼食を済ませ、街歩きへ。

線路をくぐれば駅の真横に出ます。

一番最初に向かったのは、この街の看板ともいえる、ピルスナーウルケル、Plzeňský Prazdroj、工場です。

プルゼニュスキー プラズドロイ醸造所 建造物

ビジターセンターにまずは行きます。

英語の案内ツアーは毎時20分発。うまく14時20分のツアーに間に合いました。

na zdraví＝乾杯・・です。

日本語のツアー案内をもらいました。

ビジターセンターにはこんな自販機。このBiRELLブランドのノンアルコールビール、この旅行中、ずいぶん飲みました。

このビール工場の製品がいくつもの賞をもらったようです。

いよいよ出発。広い工場内、最初はバスで移動です。

工場の模型。

工場内を見下ろすような見学路を歩きます。

前を歩いている左側の男性、「原宿」「東京」のTシャツが目立つこと。

この工場では、最初にボトリング（瓶詰）のラインを見せてもらいました。

そして、違う建物内へ移動。

ポットです。

あれは、ウイスキーだったけど、ニッカの余市工場で見たアレです。

ここから、おいしいビールが出てくるのです。

1日の生産能力288万杯。

さて、だんだん気温が低い場所になってきました。

樽が並びます。

お待ちかね、試飲コーナー。

こうして、樽からこのグラスに職人さんが注いでくれます。

おいしいのだけど、とにかく工場内寒い！

お土産コーナーも併設されていました。

昔のビール工場の写真や、レストランに飾るボードなどなど。

このグリーンの車がビール工場の車、

工場全体はこんな感じ。

夕食は、ビール工場内にあるパブNa Spilceでいただきましょう。

ナ スピルツェ 地元の料理

わたくしは、ウィンナー・シュニッツェル。
付け合わせのポテトサラダがよい味。

お連れ様は、グヤーシュ。
付け合わせはお約束のクネードリキ。

このあと、駅の近くのLidlで明日の朝ごはん用に食料を仕入れ、涼しいし、立派な冷蔵庫もあるからとアイスクリームも買って部屋に戻ります。

部屋の窓から、駅を見るとご覧の通り。

だいぶ日が短くなってきました。

ちょうど日没の時間。

おはようございます。

昨日仕入れた食糧で朝ごはん。
キッチン付きで食器がそろっていると、間に合わせの食糧でも、立派な朝ごはん。

さて、今日は旧市街散策。

また、本駅の横を通って・・。

修復中のこの建物、西ボヘミア博物館です。

西ボヘミア博物館 博物館・美術館・ギャラリー

宿から歩いて20分ほど、聖バルトロミェイ大聖堂にやってきました。

聖バルトロミェイ大聖堂 寺院・教会

共和国広場に面しています。

共和国広場 広場・公園

カラフルな建物が広場を囲みます。

大聖堂の塔に登れる時間が来るまで、周囲をお散歩。

10時になりました。

大聖堂の塔に上ります。

見晴らし良好。

さっきぐるりと一回りした広場を上から眺めます。

二つの塔を持つのは大シナゴーグ。

こちらは確か昨日行った工場のあたり。

トラムが走る様子を上から・・。

上からの眺めを楽しんだので、下ります。

大聖堂の中を拝見。
説教台。

主祭壇。

ステンドグラスが美しい。

大聖堂を見た後、次はこちらへ。

大シナゴーグ。

この二つの塔が印象に残ります。塔の高さを２倍にする計画もあったのだけれど、大聖堂より高くなってしまうので、現在の高さになったそう。

１人１１０CZK.

圧倒される美しさ。

このシナゴーグは欧州で２番目に大きいシナゴーグ。

草花をモチーフとした見事な装飾。

二階席から祭壇を望む。

市庁舎の前を走るトラム。

金箔の施された噴水。このほかにも２つの噴水があり、ペスト記念柱と合わせて共和国広場の四隅に配置。

リガのユーゲントシュテイルではないけれど、目を奪われるビルの装飾。

こちらの建物も美しい。

さて、やってきたのは、ビール醸造博物館。

ビール醸造博物館 博物館・美術館・ギャラリー

このビール醸造博物館で地下道ツアーの予約をすることになっています。

今、11時50分、13時発の英語ガイド付きツアーが予約できました。

1時間ちょっと、時間をつぶさなければなりません。

ビール醸造博物館をゆっくり見学します。

これは、工場の生産ラインかな。

醸造の機械。

画面右寄りに人形が見えると思いますが、昔はこうして手作業でかき混ぜていたのでしょう。

瓶いろいろ。

注ぎ口いろいろ。

さて、ゆっくり醸造博物館をみても、まだまだ英語ツアーの始まりまでは時間があり、しばしこの中庭で休憩。

１２時５０分、お待ちかね、ツアーの集合時間になりました。

入り口で、皆さんヘルメット着用を勧められます。

地下道博物館 博物館・美術館・ギャラリー

では、出発。

地下道は１４世紀から作られ始めたそうです。

中世の地下道の様子を描いた絵と、当時、使っていた道具類が展示されています。

馬の骨。

発掘された土器。復元されています。

靴とバッグ。

この地下で革細工職人がつくっていたのでしょうか。

水車。

先ほどの水車を利用し、給水塔で川の水をくみ上げ、ビール造りに利用されていたようです。

ここで、地下道ツアー終了。

さて、ビール醸造博物館で1人1枚、さらに地下道ツアーで1人1枚、提携レストランでビール１杯無料券なるものをいただきましたので、博物館に隣接している、ここ「ナ・パルカーヌ」で遅い昼ご飯。

ナ パルカーヌ 地元の料理

私は、ローストポークのザワークラウト添え。

お連れ様は、牛肉のバゲット載せ。

この後、チェコを旅していて、飲食店で必ずと言っていいほど見たピルスナーウルケルの看板。

見るたびに、「工場みてきたよ！」とちょっと誇らしい気分になっていました。

エネルギー補給も完了。15時過ぎ、今日の観光はここまで、トラムで帰りましょう。

トラムの車内で30分券購入。１人２４CZK。１７０円くらい？

Hlavní nádražíで降りて、電停すぐそばのLidlで今日もいろいろ買いこみます。

17時少し前、宿に帰り着きました。

窓から、先ほど上ったバルトロミェイ大聖堂の塔が見えます。

窓から見たピルゼン駅

さて、夕飯は軽く・・。

ビールとサラダ・・と言うパターンがこの後、旅行中は続きます。

おはようございます。

5時30分起床、そして朝食です。
この居心地よい宿も、まもなくチェックアウト。

7時30分に宿をでて、ピルゼン駅到着。

写真のように、エレベーターが各ホームにあるのはありがたい。

プルゼニュ本駅 駅

8時4分Plzen駅発

チェスキーブディヨヴィッツへ向かいます。

この列車どうやら、途中で代行バスになるとのこと。

乗り継ぎがうまくいきますか・・・。