2025/08/10 - 2025/08/12
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Tagucyanさん
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毎年夏の恒例の家族旅行で、道東・道北へ。
3日目は、泊まっていた美深町の山の中の宿からオホーツク海沿いに出て、海沿いを宗谷岬へ。
当初の予定では、帰りの飛行機の時間もあり、このへんまでかなあと思っていたのですが、意外とサクサクと進んでまだ時間がある。
そこで、最後に稚内市内まで行くことにしました。
個人的には過去何度も訪れている稚内市内ですが、本当に久しぶり。なんと今世紀になって初めだったりします(・o・) 前回は、稚内駅も道の駅と一緒になる前でした。
市内を見下ろす山の上にある開基百年記念塔と、その道の駅に向かいました。
他の方の旅行記でいろいろ見ていたこのあたりに、私もようやく出かけることができたのでした。
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- レンタカー ANAグループ 徒歩 AIR DO
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
【3日目その1】からのつづき
3日目は、泊まっていた美深町の山の中の宿から、オホーツク海沿いに出て、途中寄り道しながら宗谷岬まで。 -
当初の計画では、帰りの飛行機の時間的に、このへんがタイムリミットかなと考えていた。
が、この時点でまだ12時過ぎ。
「よし、稚内市内まで行けるぞ」ということで、さらに先に進む。宗谷岬 自然・景勝地
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稚内市内へ向かう道。
個人的に、運転免許を取って初めて本格的な雪道を運転したのがこの道だったことを覚えている。
真冬だったその時は観光客もいなくて、最果て感があった。
が、今日は明るくてそんな感じがないですね。 -
30分弱で稚内市内に入ってきた。
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稚内の市街地は湾に沿って細長く続いている。
結構長いこと市街地を走る。 -
稚内市内の道路標識の特徴。
ローマ字表記の他に、キリル文字の表記が併記されている。
以前は、サハリンを中心とした極東地区からの船の出入りがあり、市内でロシアの人を見かけることがあった。
現在のこのご時世ではどうなんでしょうねえ。 -
稚内市内を見下ろす山の上にやってきた。
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ここに建っているのが、稚内の町ができて100年目とされる1978年に建てられた、「開基百年記念塔」。
さっそく登ってみましょう。稚内市開基百年記念塔 名所・史跡
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入口ではヒグマさんがお出迎え。
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エレベータで展望台に登る。
壁には宗谷地方のさまざまな写真パネルが並んでいる。 -
宗谷本線の車窓から見える利尻富士。
なかなか見られない光景だけど、私も見たことはある。 -
この急坂を延々登ってきた。
ここにはかつて一度来たことがあり、すごい山の上にあった記憶はあるのだが、そのときどうやってここまで登ってきたのかが思い出せない。稚内公園 公園・植物園
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稚内の市街地は湾に沿って細長く続いているのだが、このあたりが市役所や稚内駅などがあるエリア。
湾の向こう側に、宗谷岬のあたりがうっすら見えている。 -
稚内のフェリーターミナルや防波堤ドームがあるあたり。
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そのもうちょっと右の方、市役所や稚内駅があるあたり。
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そのさらに右の方。
市街地が向こうの方まで続いている。 -
振り返れば、利尻島。
利尻富士は雲をかぶってますね。 -
そのとなりには礼文島がうっすらと。
利尻にも礼文にも行ったことがあるなあ。もう一度行きたいなあ。 -
海のずーっと先には、サハリンがあるはず。
次男「見えてるのかなあ。よくわからない」 -
記念塔の1階と2階には、稚内市北方記念館がある。
稚内市北方記念館 美術館・博物館
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サハリン(樺太)の地図を作った間宮林蔵に関する展示。
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稚内市の歴史や、この地域のアイヌに関する展示などなど。
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この地にいた武士の寝床だそうです。
熊の毛皮をかぶり、真冬にはフタをして寝たそうですね。 -
むむ、これは(・o・)
ちなみに右側の2つは、天北線廃止時のさよなら列車の運行表だそうで。 -
大正11年に開業した当時の、初代稚内駅の模型。
現在の南稚内駅の場所にあったとのこと。 -
その後できた、稚内港駅の模型。
これが現在の稚内駅。
終戦の頃まで、そのさらに先の北防波堤ドームのあたりに稚内桟橋という駅もあった。 -
稚内のすぐ先にあるサハリンに関する展示。
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終戦後すぐ、それまで日本領だった南樺太にソ連軍が攻めてきて、真岡という町の郵便通信局にいた女性9人が集団自決したことに関する展示。
ここから町に戻る途中の道沿いに、これに関する碑もあった。 -
その稚内桟橋から、終戦まで樺太(サハリン)の大泊(現在のコルサコフ)を結んでいた稚泊航路。
ソ連崩壊後、国際航路として復活した。
(現在は例の事情により運休中)
私事ですが、私が生まれて初めて日本の外に行ったのがこの航路。 -
その、サハリン側の玄関口となっているコルサコフ港の桟橋。
見た瞬間、ピンときた。 -
1996年、稚内から船に乗ってコルサコフに着いたときの桟橋の様子。
展示されていた写真の左上の、クレーンがたくさん立っているまさにあのあたりです。
その時の旅行記
https://4travel.jp/travelogue/11623336 -
樺太の鉄道で有名だったのが、島を横断する区間にあった大規模なループ線。
とても魅力的な区間だったが、私が訪れた30年近く前の時点ですでに運休しており、現在では廃線になっている模様。 -
北方に住む民族に関する展示。
アイヌのさらに北に、ウィルタやニブフ(ニブヒ)といった民族がいるのを、その旅行のとき知りました。 -
坂を下って町の中に戻る。
途中、正面に見える海をフェリーが航行していた。
あとで調べたら、利尻島の鴛泊港から稚内港に向かっていた「サイプリア宗谷」というフェリーだった。 -
市内にある道の駅に向かう。
道なりに、途中にあった「北防波堤ドーム」。北海道遺産。稚内港北防波堤ドーム 名所・史跡
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道の駅わっかないに到着。
JR宗谷本線の終点・稚内駅と一緒になっている。
長男「道の駅じゃなくてガチの駅じゃん」 -
もともと駅があったこの場所。
現在の駅から建物の中を線路が突っ切って、ここで行き止まり。
「日本最北端の線路」の碑が立っている。日本最北端の線路のモニュメント 名所・史跡
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現在の気温、27.1℃。
そりゃまあ、酷暑の本州に比べれば低い気温だけど、湿度もそれなりにあり、日差しも強くて暑い。 -
道の駅わっかないと一体化になったJR稚内駅。
かつての旧駅は、ちょうどこの位置に写真右の方を向いて建っていたようだ。
その昔の駅しか知らないワタクシ、今の形になってから来るのは初めてだったりする。だって前回来たのはサハリンに行ったあの時だもん(・o・)道の駅 わっかない 道の駅
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駅の機能としては広い建物内のこの部分だけ。
かなりコンパクトになってしまった。稚内駅 駅
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駅としても片面ホーム1本だけになってしまった。
そうそう、かつては今のこの線路が切り欠きホームのようになっていて、その右側に駅舎があって、改札を入ると直接ホームに行けるようになっていたっけ。
手前にあるこの看板は、その時からあった記憶がある。 -
当時のホームはこのあたりまであったかな。
線路が建物の中を突っ切っている。 -
線路はさらに建物の外まで延びている。
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その行き止まりにさっきの碑があり、さらに線路のモニュメントが続いている。
このへん全体が駅構内だったことを示している。日本最北端の線路のモニュメント 名所・史跡
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私がそんな探索をしている頃、家族の皆さんは道の駅でお買い物に専念。
道の駅 わっかない 道の駅
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「今日も頑張れ 宗谷本線」クリアファイル。
ついつい衝動買い。 -
カミさんがガイドブックで見つけていて、「もし売ってたら買って食べてみたい」と言っていた、稚内スイーツ「シカパン」のお店があった。
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では、車に戻りましょう。
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車の中で、さっきカミさんが買ったシカパンを食べる。
たい焼きみたいなイメージ? -
みんなで4等分。私はこの部分だけ^^;
カミさん「1個を分けるんじゃなくて、4つ買えばよかった」 -
先にも書いたとおり、ローマ字表記の他に、キリル文字表記もある稚内市内の標識。
余談ですが・・・
フォートラベラー内の、ごくごく狭いコミュニティーの中では、キリル文字表記をむりやりローマ字読みすることがありまして、
稚内 ⇒ Wakkanai ⇒ Вакканай ⇒ バッカハン
名寄 ⇒ Nayoro ⇒ Наёро ⇒ ハエポ とか
個人的にツボにはまってます(笑) -
さっき宗谷岬から走ってきた道を後戻りしていくと、途中で稚内空港方向の道が分岐している。
ちなみに、この交差点には信号機がないので間違えやすいです。
(私は間違えて行き過ぎました^^; ) -
空港方向へ向かう道。左端に滑走路への進入灯が見えている。
ちなみに右側のヤブは、かつての天北線の廃線跡です。 -
「またどうぞ わっかない」
はい、また来たいです。 -
空港の手前にレンタカー村があり、ここで車を返却。
旅行中、お世話になりました。
ちなみに、3日間の全走行距離は611kmだった。
さっき市内でガソリンを入れたら33.34リットル入ったので、リッターあたり18.3km。なかなか優秀。トヨタレンタカー(稚内空港店) 乗り物
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レンタカー会社の車で、空港ターミナルまで送ってもらった。
稚内空港 空港
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1階が搭乗カウンター。
2階に搭乗口とか売店とかレストランとか。 -
羽田から稚内に飛んだことはあるけど、その逆はたぶん初めて。
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今日は天候やらハサミやら(・o・)のトラブルはなく、定刻通り飛行機がやってきた。
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こいつの折返しに乗ります。
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搭乗開始。いよいよ北海道を離れます。
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世の中は夏休みど真ん中、機内は満席。
そんなフライトで、よく安売りチケットが余ってたな。 -
この日のフライト。ほとんどまっすぐ飛んでいたようで。
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機内でANAアプリを見てたので気づいていたけど、羽田へのアプローチはウワサの東京23区都心部上空を飛ぶコースだった。
このコースを飛ぶフライトは初めて。
が、通路側の席だったため、景色を見ることができず。
窓際席に座ってた次男は寝てるしzzz
「席を代われー」と内心思ってた(´д`) -
そんなこんなで羽田空港に到着。
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羽田空港は冷房が効いてたけど、外は暑そうだな~ 現実に戻される。
まあ、北海道もあんまり涼しくはなかったですが。
これで、今年の夏の家族旅行は終わりです。お疲れ様でした!
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この旅行記へのコメント (2)
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- ねもさん 2025/10/07 17:50:25
- 家族旅行お疲れさま(*^-^)ノ
- 単純ミスと思いますが、「一人旅」になっているので、途中でご家族に稚内行きを断られたのかと心配しました(笑) 最後まで家族旅行ですね✌️
元道民ですが、稚内は一度しか(-_-;) しかも1泊だけだったので、ほとんど覚えていません(>_<)
お互い楽しい家族旅行で(^^*)
- Tagucyanさん からの返信 2025/10/07 23:31:46
- 手が滑りました^^;
ねもさま
こんばんは
>単純ミスと思いますが、「一人旅」になっているので
いつも1人旅ばかりしているもので、ついつい手が滑ってしまいました(^^ゞ
旅行記の作成が終わったー、というところで、油断してしまいましたね。さらっと修正しておきました。
でも今回の家族旅行は例年になく鉄分が多くて、ついつい自分の世界に入って、おっと家族旅行だったと我に返る場面がいくつもありまして(笑)
北海道は広いですからねえ。元道民であっても、道内で行ったことがない場所っていっぱいあるのではないかと思います。
次男の「涼しいところに行きたい」のひと言から、なんとかここまで膨らませて、みんなの思い出に残るものになったのならばいいのですが。
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Tagucyan
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