2025/08/01 - 2025/08/01
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ノーーウォリーズさん
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2週間の中央アジア旅行で、中央アジア3か国と中国新疆へのシルクロード陸路横断の旅をしました。中央アジアの訪問は私にとって初めて、2011年に中国側のシルクロード(蘭州からパキスタン国境まで)を旅行して以来のシルクロードを巡る旅です。2011年当時は中央アジア各国のビザの取得が難しく、陸路の旅行は困難でした。しかし2018年にウズベキスタンが日本国籍者に対してビザ免除を始めるなど観光しやすくなり、2025年現在トルクメニスタン以外の4か国はビザなしで訪れることができます。しかし陸路の国境は各国の政情によって急にクローズされたりと不安定です。私は数年前に一度シルクロード横断を計画するも、タジクとキルギスの紛争で陸路国境クローズとなり延期、2025年この2か国の国境線が確定して平和が訪れ、ようやく出発することができました。
この最初の旅行記では、タシケントを観光します。旧ソビエト地域のウズベキスタンには、ソビエト時代に建てられたソビエトっぽい雰囲気の建物が今でも残っています。私は2010年代サンクトペテスブルクや極東ロシアへも訪れましたが、ソビエトっぽい雰囲気は殆ど残っていません。しかしタシケントには、地下鉄の駅自体がソビエトアートが美しく、有名なホテルウズベキスタンなどソビエトレトロをたくさん見る事ができます。駅の撮影も2018年に解禁されています。
続いてタシケントのモスクや神学校巡りです。サマルカントと比較すると無名ですが、旧市街のリノベーションが完成すればサマルカント並みに有名な観光地・巡礼地になるかも知れません。
最後にタシケントの夜です。ソビエトレトロの古い都市だと思っていると期待を裏切ってくれます。タシケントではドバイやラスベガスに匹敵する噴水ナイトショーが開催されて、巨大なショッピングモールで人々は優雅に買い物しています。ソビエトレトロとキラキラ夜景が混ざる現在のタシケントを紹介します。
関連旅行記:
漢族とイスラムが混じりあうトルファンと敦煌 シルクロード交易の跡を巡る
https://4travel.jp/travelogue/11244340
- 旅行の満足度
- 4.5
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旅の出発は中国の成都から。最近の私の旅行の一番最初が中国の空港である事が多いですが、私は中国在住ではありません。中央アジアへ行くのには中国経由が圧倒的に便利です。他に韓国やUAE経由もありますが、時間がかかり値段も高いので。よく中国系を利用していますが、遅延したりは一度もないです。
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成都まで四川航空、タシケントまで長竜航空 Loong Airに乗ります。中国人の労働者風が半分、旅行者が半分という乗客構成。アジア系では珍しいバックパッカーの若者も多いです。
Trip.comでタシケントまで通しの予約だったのですが、荷物は成都まで。成都に着くと中国入国せずトランジットエリアで再チェックインして、私の荷物は係員が載せ替えるそうです。今までにない変則的なトランジットで荷物が着くか不安です。 -
正午にタシケントに到着です。入国審査は簡単な質問のみ、心配だった荷物も無事にタシケントに着いています。中央アジア一番の都市の国際空港にしては、あまり忙しくない感じです。
これは国際空港の到着側で、出口にタクシー運転手が群がっているのが見えます。彼らのタクシーではぼったくられるので、外に出る前にYandexGoというライドアプリでタクシーを予約します。ウズべクスタンで国際ローミングもすぐに繋がります。空港から市内中心部へ300円程でとても便利、現金でも支払えます。 -
ただ初めてだったので、間違えて国際空港の出発側を指定してしまい、少し歩きます。8月のこの時期、気温は35度越えなので外を歩くことはできるだけ控えたいです。幸いYandexGoやメトロはすごく安いので外を歩く必要は殆どないです。
タシュケント国際空港 (TAS) 空港
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宿泊するホテルに到着、ホテル・ウズベキスタンです。その名の通りタシケントの一番中心部にあり、ウズベキスタンを象徴するホテルです。1982年に建築されてソビエト時代の雰囲気を残す古い建物でもあります。私は昔のソビエトレトロの雰囲気を体験するために、敢えてこのホテルに宿泊します。
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少し離れて建物を見ると、絶妙な反り具合のデザインで名建築と呼んでよいでしょう。私のタシケント滞在の目的は、ソビエトレトロを探すことです。今年3月の日本旅行の大阪でも昭和レトロを探しました。
大阪の昭和レトロ、長野の百名山オールスターズ眺望
https://4travel.jp/travelogue/11977980ホテル ウズベキスタン ホテル
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ホテルのロビーは現代風にリノベーションされています。
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エレベータで14階へ行くと、小さな部屋があります。ソビエト時代のホテルでは一般的で、各階にゲストを世話する人がいたのです。一方でゲストの見張りの役割もします。
私が初めてひとりでヨーロッパへ行った2000年頃、一番安かったアエロフロートに乗りモスクワ経由でヨーロッパへ行きました。その時モスクワで泊まったホテルが正にこんな感じ。当時ロシアビザは取得が難しく、モスクワで1泊トランジットのみ外出禁止、フロアから出ない様に見張られていました。 -
これがホテルの部屋。古いですが綺麗に保たれていて風呂場にも汚れはないです。テレビは東芝・電話はパナソニックの日本メーカーで、ソビエトがあった頃に日本製が世界を席巻していた時代を思い出します。ホテルの眺めも良好。一方2000年頃のモスクワのホテルの車窓から日本車は全く見かけず、真四角のロシア製の車ばかりで驚いた記憶があります。
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タシケントのソビエトレトロを感じるのに一番良いのがメトロ。ソビエト時代に開通したメトロは、当時の雰囲気をそのまま残しています。かつては戦争時のシェルターを兼ねて、テロにも狙わる対象だったので、メトロの写真撮影は厳禁でした。2018年ころから、写真撮影が解禁されました。
ホテルウズベキスタンすぐ近くの Amir Temur Hiyoboni駅から出発します。1970年代に開通したレッドラインです。この駅は大理石で出来ていて壮大です。Amir Temur Hiyoboni 駅
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隣の Mustakillik maydoni駅。独立記念公園の意味です。シャンデリアが特徴的。駅にエアコンはありませんが、湿度が低いので地下はヒンヤリしていて快適です。
独立広場駅 駅
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Mustakillik maydoni駅の外見。メトロの目印はなく観光客には駅の入口を見つけるのが難しい場合も。真夏の昼間に外は暑すぎるので、メトロの駅巡りにはちょうど良い時間。これは夜になって撮った写真です。下の正面に切符売り場、右側のセキュリティチェック、改札を通過の3ステップ。切符はプリペイドカード・クレジットカード・現金のいずれも使えて、近代化されています。一回の乗車が約30円と格安です。
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改札口。QRコードとタッチ式に対応しています。外にある有人窓口で現金で切符を買う場合は、QRコード付きのレシートを渡され、改札でそれを使った後にそこにあるゴミ箱に捨てます。
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Novza駅。かつてソビエトに影響を受けた詩人Hamzaの名前が付けられていたものの、ソビエトから独立してから名前が変えられた様です。今でもロシア人はHamzaの名前がお気に入りです。
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駅の階段上にも壁画が描かれています。旧ソビエト国ではお馴染みの絵画スタイルです。
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Chilonzor駅は骨董品レベルのシャンデリア。
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Pakhtakor 駅に戻ります。この駅はイスラム模様で飾られます。中央の白い部分はウズベキ特産の綿花を現わしています。
パフタコール駅 駅
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レッドライン(Cilanzar line)からブルーライン(O'zbekistan line)に乗り換えます。まるで美術館の中を歩いている様。これはオリンピック走者?
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ウズベキスタンの昔の服装をソビエト風に描かれています。
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イスラム模様。このエスカレータの下にはボックス席があり、今でも乗客を見張る役割の女性がいます。ホームにも係員が沢山いて乗客を見張っていますが、もう写真撮影は自由です。何の為にいるのでしょう。
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Alisher Navoi駅。ブルーラインのこの駅は恐らく一番有名な駅で、まるでモスクの中の雰囲気。
メトロの乗客はイスラム系(古代から居るウズベク人でアジアの雰囲気もします)・ロシア系(白人)・東アジア系(昔に韓国から移住したそうです)など多民族です。アリッシャーナボイ駅 駅
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Uzbekiston駅。国の名前が付いた駅なので立派なのかと期待しましたが、意外と地味です。利用する乗客も少ないです。ここで歌を歌えば、素晴らしい声になる?
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Kosmonavtlar駅。この駅も芸術的です。宇宙飛行士が描かれて、この青は宇宙を表現しています。
コスモナフトラル駅 駅
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ウスベキスタンは旧ソビエト時代の宇宙開発の拠点のひとつで、現在もウズベクコスモスで研究を続けています。
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Tashkent駅。ここから長距離鉄道駅に乗り継げます。ブルーラインは本当に美しくて芸術的な駅が並んでいます。
タシケント駅 駅
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Yunus Rajabiy駅に着いて、メトロ駅巡りで一周です。まだ訪れていない駅も沢山ありますが、この辺りで終了します。
これはソビエト時代の旧型車両です。暑く揺れて音が煩くドアの締まりが超高速、新型車両と快適さが全く違います。もう半分以上が、新型へ置き換えも進んでいます。ユーヌス・ラジャビイ駅 駅
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続いてバザールとモスクを訪れて、イスラム国らしいタシケントの雰囲気を探します。まずチョルスー バザール Chorsu Bazaarです。広大な敷地に何でも売ってます。夏の昼間のタシケントはとても暑いですが、市場なら日陰も多くてそれほど苦痛ではありません。
チョルスー バザール 市場
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スパイス売り場。ここでは観光客も声を掛けられ、高いサフランなどを売りつけられます。
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このドームは食肉売り場。馬肉の看板も見えます。かつてはモスクだったのか立派な建物ですが、違う用途に使われている事はウズベキスタンでは多いです。
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女性の服を売る店が並びます。
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天気は曇って来て暑さが弱まったので外を歩きます。バザールの隣には2つのメドレサが。 これはクカルダシュ メドレセ Kokaldash Madrasahです。今も使われている神学校。
クカルダシュ メドレセ 建造物
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隣のジュマモスクJuma Mosque。現在モスクは緑色ですが、数年前は青、その前は白と数年ごとに塗りなおされています。
ジャミー モスク 寺院・教会
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タクシーで2㎞ほど北へ行くと、旧市街です。この辺りは2025年現在一面再開発の工事中です。もう新しい イスラム文明センター Islamic Civilization Centerは改装完成していて、オープンはもうすぐでしょう。美しい青い屋根。ここには世界で最も古いと言われる7世紀のコーランがあります。
モイエ ムバレク 図書館 博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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こちらも併せて3つの大きなハズラティ・イマーム・モスク Hazrati Imam complexの改装が完成すればサマルカンド並みの観光地・巡礼地になるのでしょうか。
ハズラティ イマーム モスク 寺院・教会
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旧市街も工事中で、もうすぐサマルカンドの様に整理された街並みになりそうです。
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最後に訪問したのは、ミノールモスク Minor Mosque。2014年建設の新しいモスクで、白いモスクと呼ばれます。
マイナー モスク 寺院・教会
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礼拝している人たち。観光客向けの入口から内部を見ます。サマルカンドと比較するとあまり知られていませんが、タシケントにも沢山のモスクがあります。
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夜になると気温も下がり過ごしやすくなります。ホテルを出てティムール広場へ。ウスベク生まれのティムールは14世紀ウスベクだけでなく中東の広い地域で大王国を築き、チンギスカーンとも血の繋がりがある国のヒーローです。
ティムール広場 広場・公園
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サイールゴフ通りには屋台が並んでいます。Tashkent Loves Youとひねりを利かせています。ただ賑やかという感じでもなく、小さな夜祭という感じ。地下鉄で1駅移動してPakhtakor 駅へ。
ブロードウェイ (サイールゴフ通り) 散歩・街歩き
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駅周辺のタシケント シティ パークは巨大ショッピングモールや高級ホテルが集まっています。タシケントには古いソビエトレトロと全く違う近代的な顔もあります。
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ウズベク旗の色でライトアップされる巨大ショッピングモール。
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モールの内部は巨大な空間が、モスクの屋根より広いです。ウズベクの富裕層が沢山買い物して豊かそうです。
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隣の公園にも多くの人々で賑やかです。昼間見てきたソビエトレトロやモスクと同じ都市には思えません。
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タシケント シティ パーク。ヒルトンやホリデーインホテルなど公園の周囲は高層ビルが並び公園は一面ライトアップされています。
ヒルトン タシケント シティ ホテル
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噴水ショーが始まります。これは凄い!
タシケント シティ パーク 広場・公園
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タシケントもドバイやラスベガスを目指している様です。この2か所はオイルやカジノで稼いでいますが、タシケントはどこから富を得ているのでしょう。
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近くで見ると水を沢山浴びます。ウズベキスタンは水不足で噴水は贅沢品です。
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この日は金曜日、ホテルウズベキスタン周辺でも賑やかです。なおイスラムの国ですがロシア系の人たちも多くビールやウォッカも普通に手に入ります。イスラム系の人たちはアルコールなしでもすごく盛り上がっています。
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翌朝のサンライズ。周囲は森に見えますが、ナイトクラブが点在して週末の夜は裕福なウズベク人たちが集まります。
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朝6時の涼しい時間帯に最後にホテルウズベキスタン周辺を散歩します。7時に朝食を食べてホテルをチェックアウトします。8月の真夏は朝8時過ぎると暑くなり野外散歩はつらいです。
僅か半日のタシケント観光でしたが、ソビエトレトロ・イスラムモスク・ナイトライフと沢山見どころがあり充実した時間でした。次の旅行記では、ウズベキスタン高速鉄道とローカル鉄道に乗り、歴史的な町ブハラを観光します。
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この旅行記へのコメント (2)
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- willyさん 2025/10/29 09:20:48
- 地下鉄
- ノーーウォリーズさん
こんにちは。地下鉄各駅、素敵な写真で見せていただいてありがとうございます。懐かしく思い出しながら拝見しました。当時写真も厳禁で厳しい雰囲気に緊張しまくっている中でもあの光景は忘れられません。改めてみると本当に美しくて素晴らしいですね。おっしゃるとおり芸術。
そしてわたしは長い、下が透けて見えるようなエスカレーターに乗っているとき、映画「ターミネーター」の場面と同じだ思いました。あんな異世界にいるような感覚に旅心を刺激されたものでした。
改札もすっかり近代的ですね。今はもう警察の検問はなくなったのでしょうか。
自分の旅行記は4トラ始めたばかりでまじめに書いていなかったので、もういちど写真をほじくり返してみたくなりました。
willy
- ノーーウォリーズさん からの返信 2025/10/29 21:52:24
- RE: 地下鉄
- willyさん、こんばんは
コメントありがとうございます。
そうですね、タシケントの地下鉄駅は2018年ごろまで撮影禁止でしたね。各駅は美術館みたいに飾られていて、今ではタシケントの観光名所です。2025年でも駅に入るときはX線の荷物検査ありますが、形式的な感じです。willyさんの2014年のタシケントの旅行記読ませてもらいましたが、当時は撮影禁止の場所が多かったのでしょうか。ビザ取得も難しかったと思います。
2014年当時のサマルカンドも、今とはずいぶん違う印象です。修復工事中というのもありますけど、サマルカンドブルーの色合いは大きく違って見えます。10年でここまで変わるとは驚きです。
ウズベキスタンでは日本人観光客が多かったですが、日本語話せるウズベク人ガイドも多く見かけました。親日的な感じです。彼らの様な外国人なら、日本でも活躍できるのでは思いました。
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