2025/08/06 - 2025/08/08
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ノーーウォリーズさん
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2週間の中央アジア旅行で、中央アジア3か国と中国新疆へのシルクロード陸路横断の旅をしました。4回目の旅行記では、ウズベキスタンからタジキスタンへ陸路移動します。2025年11月現在、4travelのウズベク旅行記は2500件ありますが、タジクは僅か200件。タジキスタンは観光地としてマイナーな国です。タジキスタンの見どころは歴史上の文化遺産より自然遺産です。パミールハイウェイのアフガン国境の険しい山並みを四駆で移動して、シルクロードの交易の僅かな跡を探します。パミールハイウェイ横断旅では様々なトラブルに遭遇してそれを乗り越えるのが楽しみ、というバックパッカー冒険の話です。
この旅行記は、観光地サマルカンドから国境を越えてタジキスタン首都・ドゥシャンベにシェアタクシーで移動します。タジキスタンは途上国のイメージありますが、首都は新しい町並みでシェアタクシーもEV (電気自動車)です。そしてパミールハイウェイを四駆で走りアフガニスタン国境へ向かいます。そこで待っていたのは。。
注)地図を見るにはPC版のウェブサイトで閲覧してください。
関連旅行記:
天空のカラコルムハイウェーを通りパキスタン国境へ
https://4travel.jp/travelogue/11239088
- 旅行の満足度
- 4.5
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まずはYandexGoタクシーでサマルカンド市内東部にある Kaftarxonaバスターミナルへ。タジキスタンのジャルテパ国境へのミニバスが出ています。バス代一人20000ソム(250円)。
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ミニバスは平地を進みます。ウズベキスタンはずっと平ら、タジキスタンは山ばかりです。30分ほどで国境に着きます。真つ平らの場所で何故ここに国境線が引かれたのか?中央アジアの国境線はとても複雑で、色々な歴史や紛争があったのでしょう。国の関係が悪くなると国境はすぐ閉められます。
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タジキスタンとの国境ジャルテパ Jartepa、これはウズベキスタン側。2018年発行のロンプラにはジャルテパ国境は外国人にクローズと書かれていますが、2025年時点でオープンです。出国にホテル宿泊証明レギが必要な場合もあるそうで念のため取得しましたが、使うことはなく簡単に出国できます。
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ジャルテパ国境のタジキスタン側です。ビザなしで入国審査もスムーズに完了。出口横にあった両替所でUS$50だけ両替すると、50枚近くの札束に。外に出て直ぐの場所に一台だけシェアタクシーが停まっていてドゥシャンベまで行くそう。他の車と違う場所に居て少し怪しかったのですが、写真の女性たちも同乗してすぐ出発というので乗ることにします。一人150ソムニ(2200円)。待ち時間なくすぐに出発します。
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パンジケント Panjakentの町に入ります。今は近代的なビルが並んでいます。この町も古代シルクロードの重要な中継地で、サラズム遺跡やセブンレイクスなど見どころはあるのですが、残念ながら素通りです。
パンジャケント (ペンジケント) 散歩・街歩き
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タジキスタンに入国してイスモイル・ソモニ像がお迎えです。今では珍しいレーニン像もあったのですが写真を撮れず。またエモマリ・ラフモン大統領のポスターを頻繁に見かけて国を越えてのを実感します。タジキスタン現大統領は内戦時代も含め30年以上も続けていて、権威主義的な国を感じます。
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このシェアタクシー、よく見ると「紅旗」(ホンチー)のロゴがあります。これは噂に聞いていた中国の習主席も愛用する高級自動車ブランドです。まさかタジキスタンのシェアタクシーで「紅旗」乗る事が出来るとは。まあこれは廉価版の小型車なのでそこまで高級感はないですが、EVで乗り心地はスムーズです。
ちなみに数日前(2025/11/11)に中国・四川省で崩壊した橋の名前は「紅旗橋」。中国の威信をかけた橋でしたが。。私も2019年に通過した道G317(旧道ですが)なので驚いています。
東チベットの旅1 絶景の大自然とチベットゴンパを巡る
https://4travel.jp/travelogue/11510335 -
山の中に入ってきます。自転車で旅行中の欧米人を頻繁に見かけます。今日だけで10人はいたでしょうか。タジキスタンは一般観光地としてマイナーな国ですが、その険しい地形から冒険好きの旅行者が集まります。
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少し休憩、ここでサモサを食べます。山から湧水が溢れていて、ドリンクはその水で冷やされる天然の冷蔵庫。
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半分の100㎞くらい走ったところでEVの充電ステーションが。ガソリンスタンドに充電器を並べるスタイルは私は初めて見まます。私の国ではショッピングモールの一部の駐車場に充電器が置いてあります。タジキスタンではEVが沢山走っています。
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これが「紅旗 E-HS3」(ホンチー)。25分ほど充電して30%から60%ほどへ回復、フル充電で400㎞程走れそう。積算走行距離は40000㎞位なので100回のフル充電をした状態です。
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険しい道は続き、崖の下を走ります。
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高度が上がって来ても山頂は遥か上。この辺りにイスカンダルクルなどの観光地があります。
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標高2800mにある Istiklolトンネル。2006年に工事中のまま開通するも事故が相次ぎ、2015年に再オープンします。かつてタジキスタンの首都と第二の都市は冬の間は通行止めでしたが、このトンネルが開通してから年中移動可能となり、タジキスタンの発展に大きく貢献しています。
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遠くに見えるのは5000m級の山々。氷河の跡も見えますが、温暖化で溶けて残るのは僅かです。
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サマルカンドからタジキスタンの首都ドゥシャンベ Dushambeに約6時間で到着。この区間は10年前の2015年から大きく進歩します。ジャルテパ国境が外国人にオープン、山を貫通するトンネルが開通、道路が全面舗装されます、そしてEVが沢山走る先進国になります。
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まだ午後3時半なのでドゥシャンベを観光する時間があります。タジキスタンは中央アジアで最も貧しい国と言われますが、首都を歩く限りそれは感じません。ソビエトの雰囲気はなくすべてが新しい。こんな感じの建築がルダキ・アベニューに並んでいます。現在の首都ドゥシャンベの名前の由来は月曜マーケットで、20世紀までここは単なる村でした。
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夏の野外を歩くのはきついので、タジキスタン国立博物館へタクシーで向かいます。
タジキスタン総合博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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タジキスタンの民族衣装。スタッフはこの格好をしています。私は2011年の中国新疆のタシュクルガンで、タジキスタンの民族衣装の地元民を見ました。今は国境で分かれていても、かつて同じ国だったはず。
天空のカラコルムハイウェーを通りパキスタン国境へ
https://4travel.jp/travelogue/11239088 -
これは紀元前5-3世紀のペルシャ帝国の一部だったころ。その後紀元前3世紀にアレキサンダー大王の東方遠征によりギリシャ系のバクトリア王国が築かれ、この時代に初めて西洋(ギリシャ)と東洋(中国)の交易が始まったそうです。シルクロードの起源です。
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日本人にとって最も興味深いのは、タジキスタンが仏教伝達の経路となったことでしょう。インド・ネパール発祥の仏教は、北回りにシルクロードと中国を経由して日本へ渡ってきました。その証拠に近隣のアフガンのバーミヤンには大きな仏像がありました(2000年代にタリバンに破壊されましたが)。タジキスタンやパミールハイウェイにも小さいながら仏教遺跡が残っています。
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タジキスタン山岳地帯の野生動物。できれば野生動物をこの目で見てみたいですが。
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夕方に涼しくなってルダキ公園を歩きます。噴水や花壇が沢山あって、綺麗に整備されています。これはタジキスタンの詩人ルダキ像。
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国立図書館。ルダキ公園の1/3は大統領宮殿で、その境界は厳重に警備されています。タジキスタンンでは駅や警官など色々と撮影禁止で、宮殿も撮影禁止かもしれないので撮っていませんが。
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見にくいですが左にイスモイル・サーマーニ像とルダキ公園。10世紀の サーマーン朝の創設者。サーマーン朝の首都は現ウズベキスタンのブハラで彼のお墓はブハラにあります。ドゥシャンベは中央アジアというよりヨーロッパを感じる整然とした街並み。しかもヨーロッパと比べると建物は新しいです。
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夕暮れのドゥシャンベ鉄道駅。ここからモスクワまで鉄道が走っています。遠くから写真を撮ったら周りの人に駅は撮影禁止と軽く注意されます。警察に見つかると面倒な事になるよ、という親切だと思います。隣のウズベキスタンでは鉄道や地下鉄の撮影は解禁されましたが、タジキスタンでは未だに鉄道は機密扱いなのでしょう。街中には警察や警備員をよく見かけますが、彼らを撮ることも禁止です。ソビエト時代の影響がまだ残っています。
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タジキスタン2日目(ツアー1日目)。パミールハイウェイ横断バックパッカーツアーが始まります。Visit Alayという現地ツアーに参加します。ドゥシャンベからオシュまで東へ陸路横断の7日間の旅。2か月前にネットで事前予約して出発前日にWhatsAppのグループにゲスト全員とガイドが登録されて、全員と会話できます。
待ち合わせ場所はDushanbe Mallで、4WDが3台(トヨタ・ランドクルーザー、日産・パトロール、レクサス・GX460)並んでいます。7日間コースが2台・9日間コースが1台、1台当たりゲスト4名の少人数ツアーです。 -
このレクサス・GX460は新車価格で1000万円を超えます。GX460なら秘境パミールハイウェイでもリムジンサービスの豪華旅行だったでしょう。残念ながら?私の車はランドクルーザーで、バックパッカー旅行です。古いランドクルーザですがブルバーも付いていて頼もしそうです。GX460の車高は明らかに低く本格4WDとは呼べないです。
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9時に他のメンバーが全員時間通りに現れます。飲料水やスナックなどスーパーで買い物して10時に出発とガイドに言われますが、誰かがカフェに行こうと言いだすと全員でカフェへ。そこで初対面のメンバー自己紹介をします。
7日間コースの8名は、ヨーロピアンが6人と韓国人1人と私。これから7日間寝る時も含めてずっと一緒なので、最初がとても重要です。会話の輪に入れないとこの先のツアーは苦痛でしょう。幸い皆さんバックパッカーで話が合います。
10時になってようやくカフェを出て、スーパーで買い物すると出発は1時間遅れます。まあ海外の少人数ツアーは時計があって無いです。雰囲気の良いカフェもこれが最初で最後です。 -
タジキスタンの首都ドゥシャンベを出発すると暫くは緩やかな山が見られます。道路も綺麗に舗装されています。
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湖がとても綺麗です。
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火山湖のカルデラにも見えますが、人工のダムです。
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場所によっては全く木がない半砂漠地帯。
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平地が見えてきます。ここクリャーブはエモマリ・ラフモン大統領の出身地です。1952年にこの地の農家の末っ子として生まれた彼は、タジキスタン内戦で一気に出世して1994年から30年間も大統領を務めています。
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この日唯一訪れたフルブク要塞 Hulbuk Castle。9世紀から 12世紀のシルクロード末期に栄えました。今では綺麗に修復されています。2025年に世界遺産の候補地として審査が始まっています。
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隣接する博物館では、最盛期の様子が模型で示されています。キャラバンサライの様に交易で賑わったようです。
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これがオリジナルの装飾。ガイドのお爺さんは生涯をフルブク要塞に捧げた人で、多数の本を出版して大統領にも表彰されています。
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最初の検問を越えてアフガン国境へ。川の向こう側は幻の国アフガニスタンです。この中央アジア旅行の計画時は、アフガニスタンへ訪問できないか色々と調べましたが結局は断念。タジキスタン国境側からアフガンを眺めるだけにします。タジキスタン国内のアフガン国境の安全情報も同じく色々調べました、サマルカンドやブハラの観光情報より遥かに時間かけました。
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山の麓に緑に囲まれたアフガンの村と、川沿いでは金を採掘しています。この辺りの川の流れは緩やかで、泳いで渡れそうな感じです。ちなみにタリバンが密入国することがたまにあるそうで、そういう時はこの地域が観光客立ち入り禁止になります。
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この道路はタジキスタン側で綺麗に舗装されています。
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アフガニスタンへの道路標識、有名な記念撮影ポイントです。ここはアフガンへの国境です。外国人は渡れませんが。
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吊り橋が両国を繋いでいます。どちら側にも人の姿は全く見られません。国境の緊張感はありません。タジク民族はタジキスタンだけでなく、アフガニスタン・ウズベキスタン・中国などにも多数住んでいて、民族的な繋がりはアフガンともあります。タジク民族の人口はタジキスタンよりアフガニスタンの方が実は多いのです。英・露・中の都合で国境を分けられてしまった悲しきタジク民族です。
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険しい山の底の川沿いを通ります。この険しい地形を利用してタリバンはゲリラ活動が得意でした。アフガン側にも細い道があります。
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アフガンの村、誰もいなくて不気味な感じ。電気も無さそうです。
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ごく一部に国境のフェンスがありますが、大部分はありません。険しい山の場所は川の流れが速く、泳いで密入国は無理そうです。タジキスタン側には2ー3人の兵士が歩いているのを時々見かける程度で厳重な警備ではありません。衛星から国境をモニタリングしているのでしょうか。
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出発が遅れてその後もゆっくり進んでいたので、1泊目のカライクム Kalaikhumの町へ到着したのは夜です。治安上、夜はなるべく移動したくないですね。
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ここが1泊目カライクムのホームステイ。実際は個人宅ではなく、観光客向けの簡易宿。この町には一箇所しかないのか多くの外国人が集まっていてとても賑やか。何故かイタリア人がとても多い、私のツアーも8人中3人がイタリア人です。
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夕食です。この日はプロフとスープ。沢山のフルーツが用意されています。
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ベッドルーム。4人部屋で隙間なくマットレスが敷かれています。まるで山小屋の詰め込みです。数日前のヒルトンホテルが遠い昔に感じます。4人中2人がいびきをかく人で、夜は大合唱です。これが毎日だとさすがにつらい、今後が不安です。
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ツアー2日目の翌朝、カライクムの町を散歩します。険しい山に囲まれた小さな町で、道にはイタリア国旗?イタリア人が多い理由はこれ?タジキスタン国旗はイタリアとよく似ています。
カロン パレス ホテル ホテル
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出発準備中。パミールハイウェイに来る観光客は冒険好き。4WDやオフロードバイクが並んでいます。
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私たちのランドクルーザー4WDはスペアタイヤが4つもあります。そんなパンクする過酷な道なのでしょうか?
この人は地元出身のドライバー兼ガイドさん、アフガン国境沿いを安全に旅行するための情報収集・英語通訳・荒れた道のドライブが仕事です。すべての状況に対応できる過酷な仕事です。 -
2日目の出発。タジキスタン側でも道路は未舗装で冒険旅行の感じになってます。
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険しい山と急流の川に沿って細い道が続きます。左側がタジク側で車が走れる未舗装道路ですが、右側のアフガンにも針に糸を通す様な断崖絶壁の細い道があります。
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四駆同士ならすれ違いができる道幅ですが、大型トラックなども走っていて、追い越しは困難。冒険的なドライブです。
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しかし、、険しい谷底で道はブロックされていて車やバイクで渋滞しています。どうしたのでしょう。そして数百メートル先で大きな爆発音が!!これはもしかして!?
続く
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