2025/08/08 - 2025/08/10
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ノーーウォリーズさん
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2週間の中央アジア旅行で、中央アジア3か国と中国新疆へのシルクロード陸路横断の旅をしました。5回目の旅行記では、タジキスタンのパミールハイウェイのワハーン回廊の周辺を四駆で走破します。
ワハーン回廊はアフガニスタン北東にある猫の尻尾の様に突き出た地域です。かつて英国領とロシア領の軍事緩衝地帯としたアフガニスタン国境の高い山々が聳えています。歴史的には紀元前3世紀にアレキサンダー大王、13世紀にマルコポーロといった世界史の有名人物がこの近くを訪れました。また1世紀ごろインドからアフガン経由で中国へ仏教の伝来経路です。何もない僻地にも見えますが多くの歴史があるのです。
7日間の現地発パミールハイウェイ横断ツアーに参加して、欧州人中心の8人の参加者で楽しく旅行します。タジキスタンでアフガン人と交流できるアフガンマーケットへ向かいます。ワハーン回廊近くの標高4800mまで登山すると、アフガニスタンの絶景が見られます。ランドクルーザー4WDとパトロール4WDでオフロードレースをしていると、またもトラブル。。バックパッカーツアーで同じ旅はひとつもありません。今回も期待どおりに予想外の出来事が次々と起きます。
- 旅行の満足度
- 5.0
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前回からの続き。。ツアー2日目の険しい谷底で道は突然のブロック、四駆やバイクの列が渋滞しています。そこで突然の大きな爆発音!?驚いて叫び声をあげる私に、ガイドが冷静な一言「この区間は道路工事中で、爆発音は工事に使うダイナマイト」。その一言で安心します、タリバンのテロ攻撃ではありません。
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これが工事現場。断崖絶壁の真下で工事しています。ダイナマイトも使って安全確保されているのでしょうか。中国語の看板もありパミールハイウェイも一路一帯なのでしょう。
道路工事は半日で終わることもあれば1日かかることもあり、オープンの時間は分からない様です。 -
長い渋滞が出来ています。9日間ツアーとも再び一緒になります。レクサスGX460。他にも普通車のBMWとか高級車が混ざっています。オフロードを走るのは勿体ない?
私の国の砂漠地帯ではランクルやハイラックスが多いですが、レクサスは見かけないです。砂漠の牧場主は結構な収入ありますが、レクサスには乗りません。 -
クラシックカーでユーラシア横断、こういう車にも何台か見かけます。ヨーロッパからモンゴルへユーラシア横断、Mongol Rally 2025参戦中。シルクロード横断の中国行きではありません。その理由は中国に車両を持ち込むと非常に高価(ある人は1日US$100以上と言っていました)なので、モンゴルを目指すとか。
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ツアーメンバーの会話したりしてのんびりと過ごします。
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5時間待って工事が終了。やっと出発です。しかし工事区間は道が狭く四駆同士ならすれ違える道幅。私たちの前のセダンが右側の砂利山にタイヤを乗せられません。この隙に対向車が主導権を奪うと、こちら側の車は全く進めなくなります。
このままではこちら側は永遠と進めないので、ツアーメンバーの一人が車外に出て誘導役をしますが、対向車から大声で罵倒されます。2人目が出て対向車をブロック、ようやくこのセダンが前へ進めます。 -
アフガンの村が西側(左)に見えます。この辺りは緑もあって人が住んでいそうな村です。アフガニスタンは危険なイメージもありますが、この村は平和的に見えます。
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アフガン地元民たちが見えます。多くの人が歩いてロバを連れて生活しています。アフガンらしく真っ黒の服装で顔を隠す女性や、タジク系の服装の女性は顔を隠していません。
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この日もアフガン国境沿いを険しい山に囲まれた谷底を走ります。
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頼もしいランドクルーザー4WD。一部は舗装された道です。
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しかし柔らかい砂の路面もあります。地元の人はこんな道でも普通乗用車で走っています。
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ホログ khorogに着いて、この日は地元民宅にホームステイです。この日誕生日だったツアーメンバーがいて、ガイドがケーキを買ってサプライズでお祝いです。主役のケーキカットの瞬間。 ホログならケーキが手に入る「都会」です。メンバー全員8人でお祝いです。
写真の奥で腕を組むのが韓国人のMr K。韓国の銀行で支店長でしたが55歳で早期退職して世界を旅行しています。羨ましい老後です。彼のブロークンでダイレクトな英語がヨーロピアンには受けて、面白いネタを提供してくれます(悪い意味ではなく)。例えるなら韓国のサイ・日本のピコ太郎、海外でも有名人です。 -
ベッドルームは2人部屋。昨晩に部屋を案内された時、いびきをかかない者同士が瞬時に目が合い、その2人で組みます。この晩は静かに眠れます。
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ツアー3日目、早朝にホログの町を歩いてみます。パミールハイウェイで一番大きな町でマーケットもあります。この町までならドゥシャンベから公共バスで来れます。個人旅行でこの先を旅するなら、ホログで四駆を手配する様です。
ホログ 散歩・街歩き
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昨晩ホームステイした家。Google MapではTraditional Pamiri House Homestayと表示されています。ロシア系の夫婦が経営していて、小規模で家庭と言う感じです。家の周りには高い塀があり、この夫婦はタリバンや麻薬密輸者を警戒しているとの事です。
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この日最初にホログ北部にあるアフガンマーケットへ向かいます。毎週土曜日に開催されるアフガン人とタジク人が交流するマーケットです。週に1度の土曜日に合わせてホログへ来て、一番の楽しみだったのですが。。
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この緑の扉を越えれば半分はアフガニスタン!期待を込めて向かいます。しかしタジキスタンの兵士は私たちツアーメンバーを一目見てNOと言います!その理由が分からずガイドに訊くも、今週から突如外国人が拒否されると言います。
言葉が分からず状況が分かりませんが、諦めて引き返す途中にガイドが「昔に観光客がタリバンと服装を交換して密入国を手伝った」と言うのが本当の理由らしいです。タリバンが観光客の服装を着て密入国できるの?普通なら考えられませんが、私たちはその説明に納得してしまいます。。この旅行記の写真で推測してみてください、ヒントはあります。 -
ホログを出発します。狭い道で大型トラックとのすれ違いに苦労します。この日午前の予定は世界最高峰の植物園とトルコのパムッカレの様な温泉でしたが、ツアーメンバー全員の合意で省略します。私はパムッカレに行きたかったですが酸性・アルカリ性のどちらかが強すぎで、今は人間の入浴には適さないそうです。
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イシュカシム Ishkoshimの村に到着。ここでも川に橋が架かっておりアフガニスタンと往来できます。ワハーン回廊の始まりです。
かつて紀元前3世紀にアレキサンダー大王、13世紀にマルコポーロといった世界史の有名人物がこの近くを訪れました。また1世紀に仏教が今のアフガニスタンから東の中国へ伝来した経路とも言われています。今も残る遺跡は僅かですが、ワハーン回廊は重要な歴史の通過点です。その当時を想像しながら旅するのが楽しみです。
参考資料:
https://ja.wikipedia.org/wiki/アレクサンドロス3世
https://ja.wikipedia.org/wiki/マルコ・ポーロ
https://ja.wikipedia.org/wiki/仏教のシルクロード伝播 -
川の向こうがアフガンマーケットで土曜日開催ですが、ここも外国人不可。手前は顔を隠した女性。タジキスタンでここまで顔を隠す人は珍しいです。
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この川を越えればアフガニスタンです。
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Welcome to Afghanistanのサインが。外国人にこの国境は解放されている筈ですが、2025年時点でイシュカシムからアフガンへ入国するツアーは見つかりませんでした。白い旗はタリバンの国旗です。
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イシュカシムの村でランチを済ませて、ワハーン回廊へ出発です。ヒンドゥークシュ山脈が聳えます。最高峰ティリチミール(標高 7708m)の方向ですが、手前の山も7000m級と高すぎて奥にある最高峰は見えません。
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5世紀の要塞跡カライ・カハカ遺跡 Khakha Fortressへ。Kushan時代のBC2世紀に建造されました。今でもその城壁の跡が残っています。
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遺跡に登ってみます。最近積み直したと思われる壁のありますが、修復されておらず当時の雰囲気なのでしょう。パンジ川の左側(南)はアフガニスタンで、この周辺は平地も多く農地になっています。ワハーン回廊沿いはアフガニスタンでも忘れられた地で、国内の紛争に巻き込まれることなく平和を保っています。
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タリバン登場!ではなくツアーメンバーのイタリア人です。立派な顎髭は自分のもので、タリバンの服装が似合い過ぎです。
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ワハーン回廊のタジキスタン側の道を進みます。険しい山々が多い地域ですが、ここだけは奇跡的に平たいです。
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ヒンドゥークシュ山脈は、アフガニスタンの北東にある猫の尻尾の様に伸びた地域。ヒンドゥークシュの意味はインド人殺しで、インドから中央アジアへ行くのに避けられない難関。険しい山を越えようとしたインド人が多数犠牲になった山脈です。その為、かつてのイギリス領のインド・パキスタンとロシア領の中央アジアを分断する緩衝地帯として、ヒンドゥークシュ山脈はアフガン領となります。長い猫の尻尾の理由はこういう背景があります。
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6000m級万年雪に覆われるヒンドゥークシュ山脈。写真を撮ったのはタジキスタン領、山の手前はアフガン領、山の頂上はパキスタン国境です。アフガン領の幅は僅か数十キロ。
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ヤムチュン砦へは山の側道を7㎞ほど登ります。狭い道にはすれ違いで脱輪した車が。帰りに見かけなかったので救助されたのでしょう。
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天空の城と呼ばれるヤムチュン砦 Yamchun Fortです。この辺りで一番の砦で修復工事中ですが、砦内部に入れます。
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砦から眺めたワハーン回廊。この辺りに仏教遺跡もあるのですが、日本人向けのツアーではないので立ち寄らず。
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近くのビビ・ファティマの岩風呂 Bibi Fatima Hot Springs。日本の温泉と同様に全裸で入らないといけません。天然の温泉で日本の秘湯の雰囲気にも似ています。女風呂にはトンネルがあって、そこを潜ると子宝に恵まれると信じられていてイスラム女性に人気です。
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この日はランガール Langarで宿泊。3階建てのツーリスト向けの大きな宿。新しい4人部屋で快適です。混雑していたのは1日目の宿のみで、他の日は観光客が分散されて静かに過ごせます。ただ他の4travelの旅行記を読ませてもらうと、全く同じホテルとレストランに行っていて驚いたこともあります。ワハーン回廊の旅行者が行くホテル・レストランは大体同じな様です。
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ツアー4日目、この日は標高2800mのランガールから最高4800mまで一気に登ります。パンジ川を離れて峠道は崖沿いで狭くて慎重な運転が求められます。
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断崖絶壁の道、もし落ちたらアフガニスタンまで転がっていきます。
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標高4000mを越えると平坦になります。奥に見えるのがアフガン国境沿い最後のGBAOチェックポイントです。ここを越えればアフガニスタン国境から離れます。合計3日間もアフガン国境沿いを走っていました。アフガンを離れひとまず安心ですが、次はキルギスとの国境。こちらはわずか1年前まで国境紛争していました。
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標高4200mからハイキング、4800mの山頂を目指します。
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緩やかに見えますが、標高4000mのハイキングはきついです。昨晩の滞在は2800mなので高山病対策も十分ではありません。私はダイアモックスを飲んで対策します。
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片道1時間半で山頂に到着。Google Mapでは”Panoramic view point”と表示されています。レビューなしで、まだ殆ど知られていない山です。
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何故この山に登るかと言うと、山頂からアフガニスタンのヒンドゥークシュ山脈を一望できるからです。これがアフガンの尻尾のワハーン回廊の山々。6000m級の山が並び、イギリスとソビエト領の緩衝地帯となっていました。
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あちらアフガン側でもトレッキングしたいですが、行けるのはいつになるのでしょう。ワハーン回廊は比較的安全ですが、インフラが全く整っていません。中国の一路一帯プロジェクトでも中国はアフガン国境と道で繋ぐのは消極的の様です。
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”Panoramic view point”のGPSマップ。片道1時間半登り、最高高度は約4800m。
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主要道路を離れて四駆はオフロードを走ります。
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ブルンクル湖 Bulunkulです。輝く湖がまぶしい。標高4000mを越える神秘の湖です。
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逆光で撮影。とても強い日差しで湖は透き通っています。
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2台の4WDで旅行中です。ガイドは車の状態を確認しています。この湖への寄り道は4WDでないと来れません。ワハーン回廊のメインの道は未舗装道路ですがゆっくり走る普通車も見かけます。
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ヤシルクル湖 Yashilkul、深い蒼が美しい。隣同士の2つの湖でも色が全く違います。
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緑の湖と言う意味で、なるほどこの辺りは緑っぽいです。
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ガイドのドローンで空から撮影。
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道なき道のオフロードを爆走中!
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間欠泉。1m位の高さで迫力は今一歩ですが。荒涼とした僻地に間欠泉や温泉がありアイスランド四駆ツアーを思い出します。
アイスランド氷河探検2 冬のランドマンナロイガルで4WDスーパージープ
https://4travel.jp/travelogue/11918498 -
四駆で川渡り。簡単そうですが、状況判断を誤ると水没車となり廃車という大きなリスクがあります。以前バックパッカーツアー中にバスが水没した経験があります。
台風を追ってNT準州を縦断
https://4travel.jp/travelogue/11093634 -
2台の四駆でスピードを競い爆走中。トヨタ・ランドクルーザーVS日産・パトロールの4WD王者の真剣勝負。ガイド同士が競り合います、これは面白くなってきた。
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ソビエト製のラーダもレースに参戦。1980年代にWRCラリーやパリダカにも出場したラーダはソビエトの名車。3台が荒野で並んでカーチェースするのはテレビCMの様です。
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しかし調子に乗っていると、、ランドクルーザーがパンク、ラーダはオーバーヒートで2台がレースからリタイア。ラーダは10分ほど冷やすと再出発して去っていきます。私たちの四駆はどうやってトラブル脱出するか。
これが個人旅行でのトラブルなら、大慌てでしょう。2018年オーストラリア4WD旅で自己責任のトラブル経験しました。しかし4WDツアーならガイド任せなので、トラブル遭遇は楽しみのひとつです。予定通りに進む普通のパッケージツアーとは全く違い、バックパッカーツアーは何が起きるか分かりません。
初めての4WDでオーストラリアの砂漠を冒険の旅1 ウードナダッタトラック
https://4travel.jp/travelogue/11369876
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