6/13(金)：<br />この日の目的は「絆まつり」とマリオ・ビオンディのコンサート。<br />EXPOアリーナ「Matsuri」で、青森ねぶた、秋田竿灯、盛岡さんさ踊りのステージを観覧。その後EXPOホール「シャインハット」に移動してマリオ・ビオンディのコンサートを鑑賞。<br />イベントに参加する万博の楽しみを覚えた時期。<br /><br />7/2(水)<br />訪れたパビリオン：<br />いのちの未来、国際機関館、中国館★、ブルーオーシャン、インド(バラート)館★<br />いのちの未来では、個人が選択することができるかもしれない未来の命について考えさせられた。万博の国内パビリオンの中でも特に感動したパビリオンのひとつだった。<br />

大阪・関西万博Diariy⑪＆⑫ 絆まつりとマリオ・ビオンディのステージは圧巻だった(備忘録として)

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2025/06/13 - 2025/07/02

3302位(同エリア3971件中)

ちゃんこさん

6/13(金)：
この日の目的は「絆まつり」とマリオ・ビオンディのコンサート。
EXPOアリーナ「Matsuri」で、青森ねぶた、秋田竿灯、盛岡さんさ踊りのステージを観覧。その後EXPOホール「シャインハット」に移動してマリオ・ビオンディのコンサートを鑑賞。
イベントに参加する万博の楽しみを覚えた時期。

7/2(水)
訪れたパビリオン：
いのちの未来、国際機関館、中国館★、ブルーオーシャン、インド(バラート)館★
いのちの未来では、個人が選択することができるかもしれない未来の命について考えさせられた。万博の国内パビリオンの中でも特に感動したパビリオンのひとつだった。

エリア

大阪ベイエリア(大阪)

旅行の満足度: 5.0

15:10 夢洲駅着。
東ゲートから入り、EXPOアリーナ「Matsuri」に急いで向かう。
絆まつりが関西で開催されるのは、初めてのこと。
東北各地の伝統芸能のステージがEXPOアリーナ「Matsuri」で披露された。
14時からのオープニングセレモニーには間に合わず、15:45～ねぶた祭のステージを観覧。
笛、太鼓、鉦(かね)の音が三位一体となった「ねぶた囃子」。
特に、笛の演者が奏でる音色が素晴らしく鳥肌ものの感動だった！
「ラッセラー・ラッセラー」という掛け声とともに跳ねるように踊る「跳人(はねと)」のパフォーマンスを真似て観客も跳ねていた。この一体感がねぶた祭りの醍醐味なんだな。
ステージ横には、青森から運ばれてきた「ねぶた」が。
週末の14日(土)、15日(日)には、ねぶた運行が予定されている。
17:00から「秋田竿灯まつりのお囃子と妙技」がスタート。
この日は風が強くて、竿灯が安定しない。そんな中で、見事な妙技をみせてくれた。

18時から「盛岡さんさ踊りの太鼓と演舞」のステージ。
さんさ太鼓の力強い音に合わせて、5人の”ミス・さんさ踊り”による華やかな踊りがステージで繰り広げられた。
マリオ・ヴオンディのショーを観るため、EXPOホール「シャインハット」に移動。
イタリア・シチリア州特集ウイークの一環として、レコード・プロジェクト「Crooning Undercover」が万博で開催された。
マリオの何とも言えないセクシーな歌声。完全に魅了された。
アンコールにこたえて登場してくれたマリオと彼のチームに惜しみない拍手がおくられた。素晴らしいパフォーマンスをありがとう。
こんな素晴らしいショーが観れるなんて、万博すごすぎる！
6/13(金)の万博は、マリオのコンサートを観て終了。
7/2(水) 16:50到着。約3週間ぶりの万博！
まずは、ビールで喉を潤す。
ヘルスケアパビリオン前のエリアがビアガーデン風になっていた。

当日予約で、「いのちの未来」の予約をGET。
17:50 パビリオンに到着。
イヤホンの言語をセッティング。
耳をふさがずに音を届ける「軟骨伝導イヤホン」が採用されていて、装着していて全く圧迫感がなかった。
ゾーン1：いのちの歩み
埴輪・仏像・能面・文楽人形・アンドロイド。
過去から未来へ擬人化の歩みが表現されていて、これから何が始まるんだろうとワクワクした。
ゾーン2:50年後の未来
A Life in 2075(2075年の、ある人生)
顔面がスマホ仕様の猿が関西弁で出迎えてくれた。

現れたのは、来場者に背を向けて座るアンドロイド。
スクリーンに映る思い出の映像を眺めているよう。
パビリオンを見終わってから思った。彼女は、アンドロイドなることを選んだ、カナのおばあちゃんだったんだろう。
パビリオンの登場人物、カナとおばあちゃんが、語り合っている場面。幸せな日常の一コマが描かれている。
カナのおばあちゃんが、自然な死か、死後の自分の記憶をアンドロイドに移すか、悩んでいる場面が障子超しのアンドロイドを通して語られていた。
「マツコロイド」がリアルアンドロイドと対話していた。
ゾーン3：1000年後のいのち「まほろば」
天井から吊られた3体の巨大アンドロイドが、空中に浮かんでいるよう。

近づいてきたアンドロイドと目線が合ったような感覚になった。
アンドロイドは、人間の記憶を継承するもの、そして、人間の記憶が物理的な身体を離れて空間に漂うという概念なのだそう。テクノロジーなのに宗教的。
この言葉にいのちの未来を考えさせられた。
感情や記憶を持つアンドロイドが、自分たちのいのちを継承する日が来るんだろうか。
18:35 国際機関館へ。
ASEAN(東南アジア諸国連合)、ITER(国際熱核融合エネルギー機構)、ISA(太陽に関する国際的な同盟)、ISTC(国際科学技術センター)、万博博物館といった5つの国際機関が共同出展するパビリオン。
ASEAN(東南アジア諸国連合)のブース。
ゴーグルを装着して世界遺産VR体験ができる。
ラオスをリクエストしたけど、映し出されたのはカンボジアのアンコールワットの映像。再度セッティングしてもらったものの、再びアンコールワットの映像・・。諦めて、アンコールワットのVRを観た。
ITER(国際熱核融合エネルギー機構)のブース。
核融合炉「トカマク装置」の断面模型の展示。
“人工の太陽”による未来のエネルギー。
ASEANのブースでは願いごとが吊り下げられた七夕仕様のツリーが。
願いごとは、「世界平和」から「広島東洋カープ優勝」までさまざま。
18:50 中国パビリオンへ。
パビリオンの外観を彩る木の柱は、竹簡(竹の札を紐で綴じた古代の書物)を模していて、漢詩や論語の一節など、古代から伝わる文言が様々な書体の漢字で刻まれていた。
15分待ちで入館。
最初に入ったエリアでは、遺跡からの出土品が展示されており、奥には巨大な円形スクリーンがあった。
スクリーンでは、春夏秋冬・季節ごとの移り変わりを表す映像が映し出されていて、その美しい映像にしばらく見入ってしまった。

1年を24の節目に分けて季節の移ろいを示す「二十四節気」。
二十四節気は、星座と関係しているのかな。
パビリオン内は広々とした空間で、映像と展示がバランスよく配置されていた。
2階にあがって下を眺めると、二十四節気の立秋を表現した水彩画がスクリーンに映し出されていた。
唐の初期の詩人・王勃の名文を記した「勝王閣序」が記された屏風と、陶芸品の展示。
移動する際のアプローチも凝っていて美しかった。
周囲を宇宙空間に見立てたエリア。
月探査機、嫦娥5号と嫦娥6号が採取した月表面のサンプル。
中国パビリオンは見どころ満載で1時間では足りなかった。次のパビリオンの予約があったため、最後は駆け足で回ることになってしまったのが残念。
20時、3日前予約でGETしたブルーオーシャンへ。
ブルーオーシャンは、循環・海洋・叡智という３つのゾーンで構成されていた。
循環ゾーンでは、ガラス製の「ししおどし」から水滴が流れ落ちていく。

海洋ゾーンは、海水温上昇やプラスチック汚染などの問題が、海の生物を通して映像化されたプチ・シアター。
叡智ゾーンは、シンポジウムやワークショップが開催される会場。SARAYAやレンゴーなどの企業が出展して自社の製品を展示していた。
ブルーオーシャンを出たのが20:40。
球体ドームと七夕飾りを施した木と大屋根リング。
20:45　インド館（別名「バーラト館」）に入場。
バラートは、ヒンディー語で「インド」を意味していると後で知った。
内部は広くて、インドテイスト満載。
「AYUSH」(伝統医療と自然療法の総称)で使われている薬草を紹介する展示。
お土産ショップで気になった人形。けっこうなお値段だった。
21時すぎ、インド館を出た。
閉館後のインドネシアパビリオンの前で踊っていたスタッフたち。陽気でパワフルな彼らが、万博を盛り上げてくれたね。今思うとすべてが愛おしい時間だったと思う。ありがとう。