2023/10/11 - 2023/10/11
45位(同エリア149件中)
ちちぼーさん
この旅行記スケジュールを元に
中山道ゆったり伏見宿のとっても優しい女性スタッフに見送られて午後の中山道歩きを再開します。
雨が降っていますが、こんな出会いはうれしいものです。
そして、ちょっと面倒だけど荷物を置いて来て身軽に歩けるのが助かりました。
江戸時代は中山道三大難所の1つといわれた太田の渡し。
現在は橋があるので、難所ではなく楽々木曽川を渡ることが出来ます。
それでも、これで三大難所をクリアしたと思うとちょっと感慨深いものがありました。
(50話)
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中山道ゆったり伏見宿は元旅籠屋「三吉屋」に併設された形でたっていました。
名鉄の明智駅はちょうどこの辺りを南下したところにあります。
さらに、南下すると明智城跡へ行けるのですが、今回は中山道を進みます。 -
犬山道道標です。
右 太田渡ヲ経テ岐阜市ニ至ル 約9里
左 多治見及犬山ニ至ル 約4里
と書かれているらしい。 -
太田ニカニカ歯科クリニック新築工事中
太田先生なんだろうか?太田宿に入るから太田なんだろうか?
ニカニカって可児市だから?歯をニカニカさせちゃう?
検索したらニカニカってワンピースにでてくるの?
っていろいろ疑問がいっぱいになる。 -
上恵土神社
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江戸日本橋から九十七里目の恵土の一里塚跡碑
実際にはここより30m東にあったそうで、通りすぎちゃったんですね。 -
中仙道踏切を渡ります。
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開運北辰妙見大菩薩碑と開墾記念碑
開運北辰妙見大菩薩は北斗七星乃至北極星を神格化した神様を祀るもの -
雨が強くなって来ました。
道の反対側にも歩いている方が。中山道を歩く同志だと思って心の中で応援。 -
今渡神社
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龍洞寺
境内には龍の枕石があります。
立ち寄りませんでしたが、中山道ウォークをする人は立ち寄っている方が多い様です。 -
富士浅間神社
神社やお寺がありますが、雨も降っているので遠くからお参りしました。 -
太田橋
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太田橋の手前には今渡の渡し場跡
太田の渡しは川の対岸、こちらは今渡の渡しでした。今渡の渡し場跡 自然・景勝地
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中山道三大難所
「木曽のかけはし 太田の渡し 碓氷峠がなくばよい」
と書かれています。
太田の渡しは橋が出来るまでは中山道三大難所といわれていたわけです。 -
太田橋を渡ります。
太田橋は昭和2年2月20日に開通しました。 -
ここで可児市から美濃加茂市に入ります。
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橋の上から舟の残骸のようなものが見えます。
渡し舟ってことですね。 -
化石林公園となっていたので、てっきり恐竜の化石があるのかと思ったら、林というだけに樹木化石だったようです。
雨だし、化石探さなかったけど。化石林公園 公園・植物園
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ちょっと寄り道して木曾川の方に行ってみます。
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太田の渡し場跡
中山道的には超有名な場所なのに「太田の渡し」で4トラに登録されているのはお蕎麦屋さんのみ。
当時の物ではないと思うけど、船をつなぐための杭 -
広重による中山道51番目の宿場 太田宿
太田の渡し場から今渡の渡し場を見ている風景。
旅人が休憩している石は樹木化石ではないかといわれています。
まあ、広重は旅をしなくて想像で描いている場合もあるので当てになりませんが。
実際の太田宿はもう少し先です。
尾張藩領(1843年)
人口:505人
家数:108軒
本陣:1軒
脇本陣:1軒
旅籠:20軒 -
巨大アメンボ??
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木曽川沿いを歩きます
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江戸日本橋から九十八里目の古井の一里塚跡
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岡本一平終焉の地碑
岡本一平ってどなた?と思ったら漫画家で、長男は「芸術は爆発だ」の岡本太郎さん -
太田宿という言葉が出てきました。
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法華経塚と飛騨街道追分
法華経塚はこのひゅんひゅんとした文字を髭文字と呼ぶそうです。
この場所が飛騨街道追分との追分ではなくここからちょっと離れたところにあると説明がありました。 -
新町木戸門跡
ここが太田宿の江戸口になります。 -
祐泉寺
境内にある瀧場観音は宿場の大火でも燃えなかったため火伏観音と呼ばれているそうです。祐泉寺 寺・神社・教会
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十六銀行太田支店跡
明治四十年の築造だそうですが、銀行らしくない気もします。 -
旧旅籠小松屋
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江戸時代に旅籠を営んでいた建物で、無料で見学ができます。
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坪内逍遥は美濃加茂市出身なので彼の資料も展示されていました。
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太田宿の街並み
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太田宿 渡しの広場
休憩場所のようですが、ベンチが船形をしていました。
雨で座れないけど。 -
旧太田脇本陣 林家住宅
林家は、初代市左衛門が現在地に屋敷を構えて以来、庄屋を務め、幕末には脇本陣を務めた旧家
建築は、居室部が明和6年(1769)、座敷部が安永2年(1773)で、脇本陣として当時の建物が残っているのは珍しいので国の重要文化財となっています。旧太田脇本陣林家住宅 名所・史跡
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立派なうだつと門
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建物を見学させてもらいました。
雨宿りとも言いますが・・・ -
太田宿中山道会館
広い駐車場と展示室がありましたが、夫はここは見学しないというので先へ進みます。太田宿中山道会館 美術館・博物館
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太田宿本陣の門
この門は皇女和宮の降嫁の際に新築されました。旧太田宿本陣門 名所・史跡
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石標には「右 関上有知 左 西京伊勢 道」と刻まれています。
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この付近では「承久の乱」の木曽川合戦で後鳥羽上皇参加の朝廷軍と鎌倉幕府軍が木曽川越しに対峙し、激しく戦った古戦場があります。
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木曽川沿いを歩きます。
向こうには山が見えるけど、雨で霞んでいますね。 -
取組一里塚跡
江戸から99里目の一里塚
扱いがちょっと雑ですね。 -
坂祝町に入ります。
フリガナふってあるからわかるけど「さかほぎ」って読むんですよ。
いくつになっても学ぶことはありますね。 -
そしてこの日の街道歩きは、高山本線の坂祝駅で終了です。
坂祝駅 駅
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ローカルな駅のこの風景。
雨の中歩いて疲れているからこの時はあまり感動もなかったかもしれないけど、今思うとこれ大好きな風景じゃない? -
さて列車が来ました。
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すいている列車に乗って、可児駅まで戻ります。
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可児駅についてぎふ旅コインの使えるお店から探して、夕飯はホテルの近くにあるお好み焼き屋さんへ。
こんな時、2人とも飲めないんですっていうの緊張しますね。
温かい&熱い鉄板料理は体が温まって美味しく頂きました。
入店時はすいていたけど、地元の方に愛されているお店なのか次々に人がきたので、早めに退店。 -
ベッド1つしか写っていないけどツインの部屋です。
仲は悪いけど、ホテル代を考えたら一緒の部屋です。ホテルシンセリティ 可児 宿・ホテル
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バスタブ付きでよかった。
雨で疲れた時には、お湯につかりたいですからね。 -
この日の街道歩きは20.6km。
雨の中、スタート前の列車に乗るところからケンカしながら頑張ったよね私達。
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この旅行記へのコメント (4)
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- willyさん 2025/11/10 09:53:37
- 感嘆しました
- ちちぼーさん
お疲れ様です。各所に登場する「雨だから」「雨なので」というお言葉に反応しながら拝見しました。黄昏時の雨に煙る線路の写真、とっても素敵です。
太田橋を渡る時は私でさえも感慨深かったです。
さらに街道ウォーカーのちちぼーさんならではの視点とポイントのご紹介、毎度ながらとても面白かったです。
そして、横から失礼しますが、aoitomoさんのコメント内、AIでのインタビュー(素敵なアイディア!)と広重先生のお言葉に感嘆しました。さすが広重先生。
たしかにあのあたりの流れは早くて、沿道は「日本ライン」ロマンチック街道となってましたね。あのあたりまで市街地で、その先たしかに雰囲気が違ってくると、言われてなるほどと思いました。あったかいお風呂に浸かられたようで何よりでした。
willy
- ちちぼーさん からの返信 2025/11/10 21:27:29
- RE: 感嘆しました
- willyさん、こんにちは。
雨、雨ってちょっとしつこいですが、この旅行記の前に台湾の旅行記を書いてこの台湾はずっと雨だったので、それを引きずってしまいました。
でも、後でみるとこの日の最後の駅の眺めは私が好きな風景でした。
わかっていただけて嬉しいです。
夫がAIで調べてそれを真に受けて失敗することが多いので、我が家ではAIはちょっと弱い立場。この先、上手にお付き合いしたいなあとaoitomoさんの広重先生の言葉で思ったところです。
ちちぼー
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- aoitomoさん 2025/11/09 00:36:50
- 雨に濡れた情景が『時を超えて繋がる道』を感じさせてくれます~
- ちちぼーさん こんばんは~
雨という条件がプラスにはならない状況にも思えるけど
ちちぼーさんの場合、
むしろそのお天気が旅の「色」を深めてくれたように思うのは
気のせいか?
いつもながら雨にも負けずパワー全開なのが凄い。
『太田ニカニカ歯科クリニック新築工事中』
思わず早口言葉かって思っちゃいますが、
「ニカッ」と笑えるような治療をしたい
「ニカ」はギリシャ語で勝利という意味
口のばい菌に勝つぞ!って意味合いだそうです。( ´艸`)
どうでもいいよね~(;´∀`)
「太田の渡し」をコンプリートしたということは、
中山道三大難所をコンプリートしたわけですね~
せっかくなら中山道ウォーカーのためにも渡し舟あってほしいけど
需要が少なければ無理ですね~
『広重の太田宿』
時を超えて広重先生に実際に太田宿に訪れたのか尋ねてみました。( ´艸`)
(生成AIを駆使して疑似的に可能になってます。aoitomoがインタビューしても絵にならないのでAIアシスタントの『葵ともこ』がインタビューします。)
■先生は中山道の太田宿には訪れていますか?
広重:ええ、太田宿にも立ち寄りました。中山道のなかでも木曽へ向かう手前、木曽川沿いに開けた要の宿場です。旅人が馬を休め、舟運の人々も行き交う、たいへん賑やかなところでした。
太田宿では、木曽川の流れが絵の主役になると思いました。川岸には岩が多く、水の勢いが強い。その一方で、宿場の家並みや往来には人の温もりがある。その対比が魅力的でしたね。
■実際にスケッチをされたのですか?
広重:はい、簡単な写生帳に何枚か描き留めました。もっとも、その場で完成させることはしません。旅の途中で光や風の印象を捉え、江戸に戻ってから記憶と写生を重ね合わせて仕上げました。太田宿の絵は、そうした「旅の記憶」の積み重ねのひとつです。
■なるほど。太田宿の風景には、どんな思いを込められたのでしょう。
広重:中山道を行く旅人が、これから山深い木曽路に入る手前で感じる「境目の空気」です。人の声と川音がまだ混じる明るさの中に、これからの道の厳しさをうっすら感じさせる――そんな心の揺らぎを、太田宿には表したかったのです。
・・ということです。
太田宿の街並みも十分に宿場町の雰囲気を味わえますね~
黙々と歩き終えたあとに鉄板料理であたたまるラストもナイス~
明日から馬籠・妻籠・奈良井と行ってきます。
そんなわけで、妻籠宿は『島崎藤村』にインタビューして当時の様子を聞いたり、
https://youtu.be/IrLwCTkcF88
奈良井宿に関しては『木曾義在』にインタビューして奈良井に宿駅を設置した経緯を聞いたりと そんなことができるようになりました。( ´艸`)
元を辿ればちちぼーさんの旅行記で中山道に興味をもったからです。
本当に感謝です。
aoitomo
- ちちぼーさん からの返信 2025/11/09 21:21:50
- RE: 雨に濡れた情景が『時を超えて繋がる道』を感じさせてくれます~
- aoitomoさん、こんにちは。
雨、降って欲しくないですがもう私とは深いご縁がるようで、避けられないので
それも楽しまなければ、と思ってしまいます。
歩くときはいやでしたが、雨のおかげでモノトーンな雰囲気が出て、今となると江戸の雰囲気が出ているのではと前向きに思っています。
> 『太田ニカニカ歯科クリニック新築工事中』
雨の中歩いているのでちょっとハイになっていたので、妙に面白く感じてしまいましたが、
ちゃんとした理由があるのですね。
いつも私のくだらない疑問に付き合ってくださり有難うございます。
太田の渡し、現在では全く難所ではありませんが、それでも中山道三大難所をクリアしたと思うと嬉しかったです。
検索したら2022年に95年ぶりに太田の渡しが復活したという記事を目にしました。
有料の記事なので詳しいことはわからず、一回きりのイベントだったのかもしれませんが。
広重先生にインタビューされたのですね!
太田宿、本当に行って描かれたのですね。
風景についてのコメントも広重らしいですが、「宿場の家並みや往来には人の温もりがある」という言葉が、観光案内所やレストランの方の対応を思い出すととてもぬくもりを感じるところでした。
aoitomoさんは現在木曽路ですね。
いろいろ、調べていかれるので頭が下がります。
明日はお天気が良くなるといいですね。
木曽路のきっかけの1つに私の旅行記があったと言って下さって、とても嬉しいです。
秋の木曽路をお楽しみください。
ちちぼー
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